おしゃれ手紙

2017.10.01
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カテゴリ: 読書
■あきない世傳金と銀(4)■

江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。
大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。
だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。
二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。
果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。
大人気シリーズ第四弾!

あきない世傳金と銀(1)
あきない世傳金と銀(2)
あきない世傳金と銀(3)
図書館で頼んでいた(4)がやっと廻って来た。
幸が大活躍する今回も、楽しく読んだのでメモしておく。
大根 天満名物、天満の大こーん
皮のうすーい、甘い、甘い大こーん

越後町の細い路地を、大根売りが天秤棒の前後に大根を山と積んで抜けていく。
今年もまた、大根を干して一年分の香々(こうこ)を作る季節が巡ってきたのだ。
***

漬物屋がありそうに思うのだが、家々で漬物を漬けていたのだろうか。



同じ大坂でありながら何かと爪弾きにされる天満組にとって、大川に架かる橋には、強い思い入れがあった。
*****


かつては、この船場の北組、南組があり、そこに天満組が加わる。
船場北、船場南、天満組を合わせて大坂三郷と言った。
それゆえ、幸(さち)の天満組は、船場から露骨に大きな顔をされる。



●大坂の橋の多くは町人によって架けられたものだが、天神橋は数少ない公儀橋のひとつだった。
四年前に野分で流されて、そのありがたみが大坂に暮らす者たちの骨身に沁み、より大事に扱われている。
荷車の乗り入れなど無論、固く禁じられていた。
・・・・・

一度、流れた橋は、なかなか架けてくれなかったようだ。
栴檀の木橋 ■が洪水で流れたのが明治18年。
再び架かったのが大正3年というから30年ほど無かったことになる。

●近江商人
近江商人が蚊帳を売る時。

天秤棒で担ぐのは、蚊帳の見本、虫刺されの薬、身の回りの品。
大量に仕入れた蚊帳は、船と馬で定宿に。


●お盆の頃に姿を見せる黒羽蜻蛉は、その羽になくなったひとの魂を乗せて運ぶ、といわれている。

●みつもの屋
みつもの屋とは、 古手の綿入れを、表、裏、綿の三つに解き分けて売るのだという。
どれほど貧しくても裸では過ごせないから、古着屋の着物も買えない人で密かに繁盛しているそうだ。
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Last updated  2017.10.01 01:00:56
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天地 はるな @ Re[1]:小早川家の秋★午前十時の映画祭(06/27) maki5417さんへ 1950年代か60年代のはじ…
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