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仏像展ならいざ知らず画を観るためだけに京都まで足を運ぶなんてなかなかなかった事ですが何せ「国宝六点ぜんぶおまっせ」との謳い文句に引き寄せられて行ってきました『京都国立博物館』やっぱり現物は違いますねえ。作品は知っていても威圧感まで感じられるのはナマに限ります。何より大きいし、何処から見てるのかも不思議だし、なぜか怪奇なもの潜んでいるような錯覚にも陥るしで正直言って「楽しかった」です。お決まりのポストカードやクリアファイルなんぞを購入し大満足で後にして次に向かうは「初めての養源院」血天井や俵屋宗達の障壁画が有名な寺院です。係の人の説明が切れ目なく続きますので自分のタイミングで参加して好きな時に退出できるのがなかなか良かったです。説明がないと分かりにくい部分も多いのでよく出来ている仕組みだと思いました。ただ血天井がねえ、怨念がこもってそうで怖いし見てはいけないものを目にしてるような罪悪感もありで正直変な気分になりました。もやもやしたまま退出したので寺院の写真も撮り忘れてしまいましたが朱印やポスカ、ファイルは拝観料を収めるときに頂きましたので無事に土産は確保しております。その後は混雑している京都をさっさと離れ大阪まで戻り昼食を摂りました。食後プラプラ歩いているとお洒落な店を発見、普段は車で観光して帰りにイオンで買い物がワンパターンでしたので見慣れぬ品ぞろえに興奮してついついお土産まで購入してしまいました。「たまには都会に出らんとあかんねえ」と女房ともども反省した土曜日の昼下がりでした。
2024.04.21
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現役の作家さんが出される本は出来れば単行本で購入したいのはやまやまなのですが金銭的や保管場所の問題も合わさって「どうしても今読みたい」以外は数年待って文庫化されてからの入手になります。この本も「今すぐ読みたい」に近いレベルだったのですがたまたまその時読んでいたのが大長編作品で読み終えるころには少し熱が冷めていて今に至った感じです。それに比べていきなり文庫本で発売される作品は変に気を遣わずに購入できるのでいいですね。どちらも出版情報を入手できなくて本屋さんで見つけて飛びついた感じです。割とこまめにチェックしているつもりなんですがアンテナがさび付いてきたのか受信不能が多いです。
2024.04.14
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愛宕山に登っている途中,なぜか「昔、二十歳の原点って本があったよなあ」と思い出し、やたらと印象深く胸に刻まれました。下山して2、3日経過する間も「どんな内容だったっけか」「確か学生運動にかかわる話で」「著者は若くして自死したはずで」とおぼろげな記憶がよみがえります。何より一番覚えているのは著書の中に出てくる京都のジャズ喫茶に友人と赴いたことです。確か高校3年生の遠足で京都自由行動の中で行ったはずです。そおなると「これは読まずにいられない」とばかりに本屋さんに行きますが見当たらない。それならと近くのブクオフに行き見つけて買いました。買ったは良いのですがそこで疑問に思ったのが「あれ?文庫本で読んだっけ?」調べてみたら文庫本の発行は昭和54年「てことは19歳?おかしいなあ」そこで今度はネットで検索して四六版の発行を見ると昭和46年に絶版とのこと「と言うことは四六版の古本を買ったってことかな」高校生の時に古本屋に通っていたかは定かではありませんがまあ大きな本を読んだのは間違いなさそうなので、とにかく扉を開いて読み出しました。一気に読んだ。鮮烈。そして死を予感させる一篇をもって唐突に終わりを告げます。巻末に記された父親による著者年表の最後の文字「鉄道自殺。」最後の句読点が父親目線でのやるせなさを表しているようで何ともせつない気持ちになりました。ところで友人と行ったジャズ喫茶『シアンクレール』ですがネットのない時代にどうやってたどり着けたのかはまったく不思議で昔の情報収集は大変だけど何とか工夫していたんだろうなあと思わずにはいられません。
2024.04.06
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