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DVD『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』を鑑賞しました。 こんなにいい映画だと知っていたら、映画館で観たのに・・・。【アニメ商品対象】ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~ ファミリー・エディション【 概要 】 ある日、高校生の”遥”が神社で、なくした母の手鏡を返してもらえるよう祈っていたところ、不思議なきつねが現れる。後をつけて奥に入っていくと、不思議な水たまりに吸い込まれ、子供のころに大切にしていた宝物の数々を集めて作られた不思議な島“ほったらけの島”に迷い込んでしまう。 ”遥”はなくなった手鏡がこの島にあるはずだと思い、島の住人テオと一緒に探し始めるが…。【 異世界が抜群 】 女子高生の”遥”が水たまりに落ちて異世界に飛び込む様は、穴にはまってしまった”アリス”へのオマージュなのかな・・・。 誰も知らない異世界『ホッタラケの島』は、日本版『アリス・イン・ワンダーランド』って感じ。 (そういえば、『トトロ』も、穴だったなぁ・・・。) で、ホッタラケの島の住民(謎のキツネ)は、自分ではモノを生産できず、人間が”ほったらかし”にした品々を利用して、文明を維持してる。 このユニークな異世界のイメージが凄い!! パステルカラーで埋め尽くされていて抜群に綺麗!! 世界中が東京ディズニーランドのトゥーンタウンみたいな感じ。 ここを”遥”たち登場人物が縦横無尽に躍動するから、ワクワクしちゃう!!【 2D映像の奥行き!! 】 『ホッタラケの島』は2D映画ではあるけど、立体的で奥行きがありました。 ”3D”技術で見せなくても、映画に”力”があれば、”2D”映像が、心の中で”3D”に変換されるんだと感じました。 『アバター』などの”3D”映画には、多少の驚きを感じるものの、”3D”映像にこだわりすぎて、無用の”あざとい場面”が組み込まれていて、邪魔な部分もあるんですよね・・・。 見所は”3D”だけ・・みたいなアニメ映画も有りますが、『ホッタラケの島』は”2D”で充分です。【 綾瀬はるかの声!! 】 ”遥”の声を、綾瀬はるかが担当。 これが、また、スッごくイイ!!! 本職の声優さん並みに上手いし、”ほわん”とした声が、とても心地いい!! この声を聞いてるだけで、心が癒されます。 で、”遥”が子供の頃大事にしていたが、その後手放してしまい”ほったらかし”にしていた縫いぐるみの”コットン”とホッタラケの島で再会。 ”遥”は「今までほったらかしにして、本当にゴメンナサイ」と”コットン”に謝罪・・・。 はるか昔の話ではあるけど、小生も、子供の頃一時熱中しながら、その後「放ったらかし」にした”おもちゃ”があるので、”遥”に感情移入できちゃう・・・。 「ゴメンナサイ」いう”遥”の憂いのこもった申し訳なさそうな声が、心に響いてきたのであります。【 日本の誇り!! 】 とにかく、絵は綺麗だし、幼いときに亡くした母の手鏡を探すストーリーも秀逸!! キツネの”テオ”とか、”遥”がほったらかしにしていた縫いぐるみ”コットン”、“ほったらけの島”を支配している”男爵”などのキャラもよくできてる。 『ワンピース』の世界観を感じさせるほどぶっ飛んでいて、米国の『ロボッツ』『モンスターズ・インク』『クローン・ウォーズ』に勝るとも劣らない出来栄え。 この映画が、ジブリ、ディズニー、ピクサー、ドリームワークスなどの”ブランド映画”だったら、もっと多くの観客が詰めかけて大ヒット作になった気がします。 こういうコンテンツを作る「想像力」「創造力」に、少し大げさだけど<日本の誇り>を感じました。
2010.05.30
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傑作大河ファンタジー第2弾『アイスマーク2~炎の刻印』アイスマーク(2)■内 容 闘う王女を主人公にした正統派ファンタジー『アイスマーク 赤き王女の剣』の続編。 氷の平原を治めるアイスマーク王国。かつて南からの帝国軍をしりぞけ、民と 領地を守った気の強い王女シリンは魔術師のオスカンと結婚し、五人の王子王女に恵まれた堂々たる女王となった。しかし戦いから二十年をへた今、復讐に 燃えるベロルム将軍が帝国軍をひきいて、ふたたび侵略を開始する。末の王子シャルルマーニュに民を託し、南の大陸に避難させることになるが、王子は運命に導かれるように、援軍を求めてさらに南へ旅立つ。一方で帝国軍の攻撃に さらされるアイスマークは必死に抵抗するが、自軍の内部にある恐ろしい魔力がうごめいていることをまだ知らなかった……。(ヴィレッジブックス)■感想など ものすごく面白い!! 第1作『アイスマーク 赤き王女の剣』で大活躍した王女シリンと魔術師のオスカンの間に生まれた兄妹の末っ子、シャルルマーニュ 彼は、病気の後遺症で、足が不自由なため、兵士としての能力に劣っていることをコンプレックスに感じているんですが、「運命にみちびかれ、南の地へおもむき、やがてアイスマーク国を救いに帰って来る」と、父・オスカンが予言・・・。 そして、シャルルマーニュは”ポリポントゥス帝国”の侵攻を前に、疎開民を率いて南の国へ向かうことに・・・。 というわけで、少年”シャルルマーニュ王子”の冒険と成長の旅がメイン。 隠れていた才能に目覚め、北の雪国から遠く離れた南の国で出会った者たちから信頼を得て行く様子などは、お約束のパターンなんだけど、これがすごく爽快なんです。-◆- 女王シリンが統べる”アイスマーク国”の同盟者・・・気むずかしいバンパイヤの王と女王や、勇敢なユキヒョウ族、勇猛無比のウェアウルフ族、神秘的なオークの森の王など、数々の登場人物(人物じゃないなぁ・・)が魅力に満ちています。 指輪物語などに出てくるエルフやドワーフよりもかなり個性的かも・・・。 こういう物質文明に頼らないアイスマークの同盟者と、欲望の固まりのようなポリポントゥス帝国を率いるスキピオ将軍とその息子の戦いが、これまた小気味のよい興奮をさそいます。-◆- シャルルマーニュの姉・メディア王女は、魔術師の父の血を濃く受け継いでおり、遠見や、天候を操るなどのパワーを持っていますが、弟シャルルマーニュを理不尽なまでに妬んでおり、彼の命を狙っています。 ネガティブな感情が、やがて彼女をダークサイドへと誘い、父と娘=光と闇の戦いへと突き進みます。 この親娘、兄妹間に起きる問題も、物語にハラハラ感を与えます。-◆- 700頁を超える分厚い本作は、図書館のジュニア向けコーナーに置かれていましたから基本的に児童書扱いのようですが、小生のような50歳のオッサンでも胸躍る出来映えになっています。 『ロード・オブ・ザ・リング』や『ドラゴンライダー』シリーズより、サクサク読み進めることの出来る傑作ファンタジーで、「大人も読まないと損」だと個人的には感じる一作であります。アイスマーク(赤き王女の剣)
2010.05.24
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《恐怖の帝王》、堂々の帰還。 ブラム・ストーカー賞受賞作、スティーヴン・キング(著)「悪霊の島」 悪霊の島(上) 悪霊の島(下)■内 容 不慮の事故で片腕を失ったエドガーは、離婚を余儀なくされ、リハビリも兼ねてフロリダの孤島”デュマ・キー”に移り住んだ。 ある日、エドガーは、絵を描く衝動にとりつかれる。 失った右腕が、何かを感じて、彼の意思と関わりなく手が描き出す。 やがて、エドガーの描いた絵を手にしたものに、悲劇が振りかかる。 そして、悲劇を招いた邪悪な存在“パーシー”に気づいたエドガーは、身を賭して戦いを開始する。■感想など 予め書き記しますが、小生は若かりし日に『呪わてた町』を読んで以来、かれこれ30年以上、キングの作品に魅入られ、出る本、出る本、読み続けてきました。 スティーヴン・キングには、並々ならぬ思いを持っていて、極めて好意的。 『ミザリー』『トミーノッカーズ』『ダーク・ハーフ』『ニードフル・シングス』くらいまで、ハズレの無いプラチナ作家。 <モダンホラーの帝王>そのものでした。 ただし、近年は、さすがのキングも引き出しの中身を出し尽くしたのか、はたまた交通事故で重傷を負ったことが影響しているのか、往年の冴えは薄まりつつあって、ハズレ作品も出現することが・・・・。-◆- そこに「《恐怖の帝王》、堂々の帰還。」って帯をまとって、『悪霊の島』が刊行されたから、もしかして、久々の大傑作かと期待・・・・。 ”訳者あとがき”にも、読み始めたら止まらないジェットコースター小説である旨が書かれてるし、いよいよワクワク・・・。-◆- しかし・・・。 読めども読めども、一向に面白くならない。 ようやく下巻の200ページあたりから物語が結末に向かって大きく動き始めるんだけど、これといって驚くほどの出来事に出会うこと無く、そのままお終い・・・。 『シャイニング』に感じた、緊迫感や怖さは、もう、見当たらない。 これは、読む側の小生の情緒・感受性が枯渇したのか、作り手側のキングの衰えなのか・・・。-◆- 「不慮の事故で片腕を失ったエドガー」が後遺症に苦しむ様は、交通事故で重傷を負ったキングの経験が色濃く反映されてます。 そこが、この作品のミソでもあるんだろうけど、これがクドさを感じるほど長くなってしまっていて、物語のスピード感を削いでしまってるようにも感じました。 上下巻合わせて約1000ページ。 700ページくらいに削いだ方が、鋭さが出ると思いました。 充分、水準を超えた作品ではあっても、キングが頂点を極めた頃の先品から滲み出ていた”凄み”を感じることができませんでした。 シャイニング(上)新装版 シャイニング(下)新装版
2010.05.12
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