PR
Freepage List
日曜日の花見を計画していた人も多かっただろうが、あいにくの雨。どうやら2、3日つづくようだ。
買い物に出て、我家のあたりは曇ってはいても降ってはいなかったが、山を下りたら小降り。新宿に着いたらざんざん降りだった。海外からの団体旅行者たちが、キャスター付きの大きなバッグを二つ三つ引いて雨の中を行く。傘を持っている人も、それを開けない。難渋していると思うのは、当方だけで、彼らはそれほど意に介さないようだ。バッグのなかは、たぶんお土産なのだろう。パンパンにふくれている。買い物をおおいに楽しんでいるらしい。7、8人で、また別の店に入っていった。まことに結構なことで、---いや、私はなにも日本経済のことを言っているのではなく、旅行者が日本を楽しんでいるのを見て嬉しく感じたのだ。
街のあちこちで英語がとびかい、中国語がとびかい、韓国語やタイ語や、イタリア語やフランス語、あらゆる言語があふれているのは、すばらしいではないか。
---エジプトのアレキサンドリアに、近年、新アレキサンドリア図書館が建設された。紀元前4世紀から約800年間、紀元4世紀末にキリスト教徒によって放火全壊するまで、古代世界最大の図書館がアレキサンドリア図書館だった。ヘレニズム文化最高の科学者だったアルキメデスが滞在していたことでも知られる。その往事を今に甦らせようとするかのように、新アレキサンドリア図書館は建設された。その外壁の装飾として、世界のあらゆる言語が刻まれている。文明、文化、そして知とは、一国や一民族で成立しているものではないのだ。
そうであろう。ためしに、自分自身を解析してみるがいい、はたして純粋な日本文化の血肉たるやを。おそらくそんな人は、たった一人さへもいないであろう。「文化的純粋」などは、まったくの幻想、ないしは妄想と言ってよい。人間は、哀れにも幻想や妄想から脱出できないのではあるが、そのために血みどろな殺戮ごっこを繰り返して何になろう。現代人はすべからく生まれながらにして国際人なのである。
そんなことを思いながら、私は例によって急いで買い物をすませ、途中で、春らしいスイーツをお土産にもとめて帰宅した。
戦争を仕掛けて飯食う男哉 May 10, 2026
連休明け子供達の登校姿 May 7, 2026
五月晴れに緑がまぶしい May 1, 2026
Comments