山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


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■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


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■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


■英語訳エッセー『柔らかい建築 Soft Architecture』


■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Jun 24, 2018
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カテゴリ: 映画・TV
 朝のうち降っていた雨が止んだので、ちょっと外出するつもりだったが億劫になった。それで仕事場に籠って午後いっぱい制作に専念。

 夕食後、DVDで小林正樹監督の『人間の条件 第5部・6部』を観た。3時間10分余の長尺だが、一気に観た。五味川純平の同名小説の映画化。脚色は松山善三、稲垣公一、小林正樹。
 1961年の映画。私は公開時に映画館で観ている。16歳、高校1年。会津若松市の七日町通りにあった松竹専門館だった。
 57年ぶりである。記憶している場面が、その通りに存在するかなと思ったが、いやー、記憶の通りだった。 
 鮮明だったのは6部の後半から。
 日本人開拓村に梶(仲代達矢)ら敗残兵たちがたどりつき、高峰秀子さんが登場するシーン。
 病気の若い寺田二等兵(川津祐介)がロシアの捕虜収容所で梶に言いつけられて、栄養を補うためにジャガイモの皮などの残飯漁りをするシーン。
 それをロシア軍の手先となって捕虜の監督をしていた桐原伍長(金子信雄)に見つかり、罰として便所汲みをやらされて死ぬシーン。
 シベリアに送られて森林鉄道敷設作業をやらされていた梶が、収容所にもどり、寺田の死を聞かされて、桐原を誘い出して鉄鎖で殴って便所壷のなかに突き落として殺すシーン。
 脱走した梶が、妻(新珠三千代)の幻の声と会話しながら凍土の荒原をさまようシーン。
 飢えて中国人露天商の売る万頭を盗むシーン、等等。

 それらの映像は、57年間、私の脳内に褪せもせずに格納されていたのだ。出演俳優たちが実人生において従軍体験をしているので、画面の厚みが全然違う。ロケセットもいい。美術は平高主計。撮影は宮島義男。音楽は木下忠司。

 日本の戦争映画は、思想的な理論対立のドラマが少ない。それゆえに、一応、反戦・厭戦ドラマなのだろうが、作者の思いとは違い情緒に流され、あるいは武勇伝のような語り口、かつての日本軍部の身勝手な唯我独尊的な愛国心鼓舞ととられてもしかたがないような作品になっている。
 そのなかで小林正樹監督作品は、たとえば『切腹』にしても、この『人間の条件』にしても、思想が明確だ。それゆえセリフが生固なと取られかねないかもしれないが、同じ松竹の小津安二郎監督作品のセリフとはまったく異なる。仲代達矢の声質とエロキューション(雄弁術、ここではセリフ術)とが、セリフの理屈っぽさを着地させている。私はすばらしい映画作家だと思っている。画面がすみずみまで厚いのがすばらしい。

 小津的な「アー」や「そうかね」や鸚鵡返しのセリフでは家庭問題や身の丈社会を語れても、政治や経済理論や世界思想の変革などは語れまい。先日6月12日の日記に追記した『秋刀魚の味』に、かつて海軍の艦長だった平山周平(笠智衆)が、偶然に、部下だった水兵(加藤大介)にバーで遭遇する場面がある。レコードで「軍艦マーチ」が流され、水兵は敬礼しながら店内を行進する。周平は微笑しながら答礼する。----この場面で小津安二郎が言いたかったことは何であろう? その答は観客それぞれの想いにゆだねられている。それは映画の本道であるのだが、小津は、戦争については肯定もしなければ否定もしない。戦争をかいくぐってきた者たちのその後の人生---少なくとも戦後社会にうまく適応できた男たちの老いてゆく姿を見せる。そこには社会変革の強烈な意志も思想もない。日常生活をいとなむ一般人の姿が、言葉ではなく、映像のみで語られる。したがってそれはまぎれもなく「映画」ではあるのだ。
 しかし、『人間の条件』において観客は、そこで描かれた戦争がたとえ再現芝居であるにしろ、戦場体験者によって演じられているまぎれもない映画としての視覚体験をする。小林正樹監督は、年表によれば、1941年に応召し、満州においてソ連国境警備に配属、1945年に宮古島で終戦を迎えて嘉手納捕虜収容所に労働要員として収容されている。



 戦争といえば、大林宣彦監督が「黒澤明監督の遺言」ということでスピーチされたとき、いま日本の施政者は戦争を知らない人が多くなり、戦争志向が政治にでてきている、という意味のことを言われた。
 そのとおりだと私も思っている。とても危険な政治家が日本を変えようとしている。





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Last updated  Jul 5, 2018 07:01:30 AM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…

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