山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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☆Tadami Yamada's Part9 初期雑誌挿画


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


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■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


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■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


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■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


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■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


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■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


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Jul 18, 2022
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カテゴリ: 日常雑感
 新作にとりかかって三日目。小品である。この作品はたぶん今週中に完成してしまうだろう。執筆に勢いをつけようと、BGMとしてカール・オルフ(1895-1982)の「カルミナ・ブラーナ」を聴きながら。

 聴きながら思い出した。
 たしか1974年だったと記憶している。舞踏家・麿赤兒氏が主宰する「大駱駝館」の公演・天賦典式『皇大睾丸』で、「カルミナ・ブラーナ」の冒頭部「FORTUNA IMPERATRIX MUNDI」が使用された。この導入部は「O Fortuna (オー、フォルトゥーナ)」とも言われ、原題はラテン語だが、日本語に訳せばたぶん「世界の女神皇后」という意味であろう。全曲最終部いわゆるコーダとしても出現する。

 『皇大睾丸』は、この曲とともに開演した。大音量で奏でられるこの曲のなかを、客席後方より白塗りのほぼ全裸の男たちが舞台へ向かった。そして私は,この「O Fortuna 」の使用に大層感心してしまったのだ。『皇大睾丸』が集団舞踏としてどのように展開するかは分らない。しかし、この曲は時代を風刺し(原詩は中世の放浪詩人たちの作)、愛を謳い、愛に苦しみ、自由を唱い、世俗的祝祭気分にあふれているのだから、この曲で始まった舞踏は、必ずや世俗の猥雑な祝祭気分に隠秘的な宗教性が加味されて表出されるであろう、と私は感じたのだ。そして、私の直感はただしかった。

 「大駱駝館」は結成して間もなかったはずだ。たしか『皇大睾丸』は、第3回あるいは第4回公演ではなかったか。私は前年1973年の『陽物神譚』を神宮外苑の日本青年館ホールで観ていた。この公演では、土方巽氏(たしかゲスト出演という名目だったように憶えている)が、スーッと滑るように舞台に出てこられたので、私はびっくりしてしまった。まるで何か見えない台車に乗っているように、音も無く、スーッと!
 私は、かつて見たことが無いこの超人的な脚さばきを見たことで、その後の公演に土方巽氏は出演することはなかったが、麿赤兒氏の「大駱駝館」を観つづけることになった。天児牛大氏が「大駱駝館」を去ることになり、麿赤兒氏が餞で出演された『金柑少年』等等も。天児牛大氏はその後、山海塾を創設され、今日に至っている。麿赤兒氏の「大駱駝館」も無論現在に活躍されている。
 ・・・48年前のそんなことを「カルミナ・ブラーナ」を聴きながら思い出したのだ。


 そうだ、ついでに思い出した。
 既製曲が舞台音楽として使われて私が感心した公演がもうひとつある。
 1978年、能楽師・観世寿夫氏が主宰する「冥の会」の公演『ディオニュソス』である。鈴木忠志氏によるエウリピデスの『バッカスの信女』の翻案。言わずと知れた古典ギリシア悲劇。主演は観世寿夫氏(ディオニュソス)と白石加代子氏(母アガウエと息子ペンテウスの二役)。他に早稲田小劇場の蔦森皓祐氏が出演。演出は鈴木忠志氏。於・神田の岩波ホール(同ホールは今年2022年7月29日をもって閉館する。54年間の歴史に幕が降りる。残念)。
 使われた音楽は、劇の最後部で、吉田拓郎氏作詞・作曲、森進一氏歌唱『襟裳岬』。
 私は驚いた。まさかギリシア悲劇が『襟裳岬』で幕を閉じることになるとは想いもしなかった。しかし、この選曲はすばらしかった。「日々のくらしはいやでも やってくるけど 静かに笑ってしまおう」・・・すぐれた吉田拓郎氏の詞は、数千年の変わらぬ人間の営みをつらぬき、この難しい曲を森進一氏のすぐれた歌唱が現代に生きる若造の私をつらぬいた。観世寿夫氏のすばらしい口跡、白石加代子氏の変幻自在のエロキューション*。・・・44年後の私の記憶に深く刻まれている。
 また、蔦森皓祐氏をはじめとする早稲田小劇場の俳優はバッカス信徒を演じた。そのバッカナリアンの踊りのような行進の所作は、私は、ニジンスキーの『牧羊神』の型の巧みな引用と見た。思い出しついでである。如何?







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Last updated  Jul 19, 2022 04:37:58 PM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…

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