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どうさい「固体顔料はいろいろの金属が混ざったものから製造されているものが多いと思われる。それに対してイオン性発色剤は発色金属の純度が高い試薬特級を使用しているので、これがかえって新鮮な色を呈するのではないかと思う。色見本を兼ねた大皿を作ってみた。中心部の色の濃い部分は二度塗りの箇所である。写真1. 写真1 大皿 24×24 H1.5(cm) クロム、コバルト、銅、ニッケル、白(地色)の順悪友「二度塗りより一度塗りの方が控えめな色だな。」葉 写真2、写真3 写真2 素焼き上にイオン液をべた塗りすると即座に素焼きに吸収される 写真3 一度、2度、三度塗りの箇所を作り発色具合を調べている どうさい「写真2は銅イオン液をべた塗りして、後から輪郭、葉脈をCo/Niイオン液でペン書きした。後600℃加熱し、その後、ワラ白釉を施し1230℃で本焼きした。写真3は二枚の葉を銅イオン液で一度塗りし570℃加熱した。次いで葉の上半分を銅で重ね塗りし同じく520度で加熱した。次いで右の葉の3/4を銅で塗り560℃加熱した。釉薬は左半分はワラ白と3号釉の等量混合物を使用した。右半分は緑釉(仮名:緑が鮮やかに出るという意味であり、これ自身は透明釉である。)600,570,520,560と数字が異なるが、400℃以上あれば同一効果である。」悪友「写真2,3の緑は塗った回数も、釉薬も違うのでそれなりに差はあるな。ワラ白は素地に含まれている微量の鉄の色を隠しているように思える。」どうさい「必要に応じて使い分けるよ。」
2016.01.21
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悪友「イオン性発色剤の特徴を出そうと漂っているようだが、無人島にたどり着いただろうか?」どうさい「よく使用されている固体顔料を使う方法と、この方法の違いは 固体顔料 水の中に微細な固体顔料が分散している 本方法 水に発色性イオンが溶解している ここをよく認識して描き方を考えるのが大事である。」悪友「構えてきたが秘策でもあるの?」どうさい「万年筆のカートリッジにイオン性発色剤溶液を入れて、ペン先を素焼き上で動かす方法にたどり着いた。この方法では随分細い線を描けることが判明したので、ナガーイ線を引いてみたのが次の写真である。写真1,2 線だけでは味気ないので線の間に色付けした。色と色の間にある線が見え難くなってしまった。写真1の左上の点からスタートして右上の点に至る一筆書きの線である。この線の長さは2m、線幅約0.8ミリある。」 写真1 ナガーイ線 線間を着色 釉薬3号釉とワラ白の等量混合物 写真2 ナガーイ線 線間を着色してあり、釉薬ワラ白悪友「微細な顔料が分散している水を筆に含ませて線を引く方法では、この長い線は描けないだろうな。」どうさい「大筆の穂先で着色する”ダミ法”の名手ならできるかもしれない。本法の万年筆法なら一筆書きできるはずなのだが数か所でペン先が詰まりペンを上げざるを得なかった、液の補給はしていない。カートリッジ一本からどのくらいの長さの線が引けるかを調べてみた。」悪友「よっぽど暇なんだな。どうやって調べたの?」どうさい「線を引く前後でペン全体の重さを測り、その減少量と描いた線の長さとカートリッジの液体量から求めた。 線描きに使用した液体量29mg、描いた線の長さ292cm、カートリッジに入る液体量940mgであった。これからカートリッジ一個で94mの線が引けることになる。以前細かい線は引けないと言ってきたが訂正したい。」悪友「なるほど線描き速度にもよるが大変な長さになるのだな。道具が違えば結果も変わる。固体顔料を万年筆法でやったらどれぐらいの線が引けるの?」どうさい「顔料が万年筆の中で、特にスリットのところで引っかかり、線が引けなくなってしまうと思う。スリットのところを水溶液が毛細管現象で絶え間なく移動してゆくことが万年筆法のポイントと思う。」余談筆ペンなど墨が自動供給されるものがあり、このカートリッジにイオン性発色剤溶液を詰めることを考えた、そうしてみると、筆の溶液保持量がどうしても多くなりがちで、筆先を素焼きに接触させるとたちまち溶液が素焼きに吸い込まれる、微量の溶液を継続的に筆先に供給する必要があり、カートリッジ式の万年筆が有るとなった。漫画ペンも使えそうだ。水性カラーペンもあり、こちらも線を引いたり絵を描いたりするには都合がいい、また軸の大きさも色々ある。この軸中にイオン性発色剤を浸み込ませたらよいのであるが、こちらはカートリッジ式のものにまだ行き当たらない。カートリッジの中の液は水溶液だと思い、イオン性の溶液とはよく混合するものと早合点して混ぜてみるとこれが混ざらない。イオン性発色剤を素焼きに塗ったとき、水分が吸収されてしまうとどこまで塗ったかわからなくなることが多々ある。多少墨の色などが着いていた方が都合がいい。たまたま使用した墨、インクが良くなかったのかもしれない。EDTA・Co、EDTA・Cuは水溶液が濃く着色しているため墨などの添加物を入れなくても素焼き上で判明できる程度は着色する。これらはそのまま使える。
2016.01.11
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どうさい「新年おめでとうございます。今年もよろしく。」悪友「こちらこそ、今年の目標は?」どうさい「初めから目標は無いんだ、銅による彩色からスタートして、筆を使用しない描画を行い、今はイオン性発色剤を使用するというように思いつくままにやっている。他の人と少しでもいいからかぶらないようにと心がけているがどうだか。写真1,2,3 イオン性発色剤の特徴を出したいのだが、どうかな。」 写真1 稲妻(雷神) Crによる線描き ワラ白釉 雲はCo/Niどうさい「今回は全てイオン性発色剤を使用している。線描きはこの方法は向かないのだが、ペンを使ってできるだけ細い線を書いてみた。手順は前回(12.21)とほぼ同じである。」悪友「歯の一本一本も書き分けられている、雲はもっと描きようがあるのでは?」 写真2 稲妻(雷神) Niによる線描き ワラ白釉 雲はCo/Niどうさい「色見本からはCrとNiは同じような色になると思われたが、予想通りであった。」 写真3 台風(風神) Feによる線描き 白マット釉 水はCo悪友「台風の中によく見ると風神がいたということになっているが、鉄の線描きは見えにくいな。こんな時はどう描いたらよいんだろう。」
2016.01.01
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