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どうさい「色見本をつくづく眺めて一応、寒色、暖色が揃っている、これらを使って椿を描いてみようと思い立った。」悪友「10年ほど前に銅彩ということで銅単一元素を使って椿の緑、赤、黒色を発色させて見たことがあったな。」どうさい「実はそうなんだ、その時に作った椿を線刻した素焼き板が見つかり、それにイオン性発色剤で着色した。葉 は銅、Cr/Coで、花弁は薄いピンクのニッケルで、葯の黄色はクロムで一部の花弁の輪郭にCo/Crで着色した。写真1写真1 イオン性発色剤で着色した椿悪友「線刻部分が輪郭になって判別できるので、Co/Cr線はもう少しうすいか無い方が良いように思う。」どうさい「線描きで画面が引き締まるなら良いが、部分が浮いてしまうならまずいと思う、微妙なところが狙い目である。酸化銅の粉に酸化還元の2度焼きをして着色したのが写真2である。、これは固体顔料である。」 写真2 酸化銅による着色 2度の本焼き悪友「イオン性着色剤は穏やかな発色となり、写真2の固体顔料はワイルドな表現となるな。」どうさい「水彩画と油絵の違いのようである。」
2016.02.21
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悪友「素焼き片を電子レンジに掛けていたが、まさか干物を加熱したつもりではないだろうな。」どうさい「もう使っていないものがあるので、水分飛ばしに使った。ペン、筆でイオン性発色剤を塗っているが、逐次に塗ると上書きしたものが残るので重ね塗りが効かないのだ。」注:ここが微妙なところで、全く効かない訳ではない、かなり薄くはなるが先に塗ったものが後に残ったりする。悪友「それで”塗っては乾かし”を繰り返すと塗った面積を広げることなく、濃く塗れるのではないかと思ったわけだ。」どうさい「そうそう水彩画を描く要領だと思う。陶芸では施釉という水に接触させる工程があるので、その直前に約500℃に加熱して発色性イオンを水不溶性にしておく。”1回塗り電子レンジで2分水を飛ばし”を繰り返して4回行い、500℃加熱したものが写真1であり、施釉して1230℃加熱したのが写真2である。 写真1 紛らわしくてごめん 上片左から1,1,2回塗り”チン”、下片左から2,3,4回塗り”チン” 写真2 写真1をワラ白施釉 1230℃焼成したものどうさい「これは銅イオンを塗っているが、今まで使ってきたイオン(Cr,Co,Cu,Ni)を信楽土に1回、2回塗ってドライヤーで加熱して、500℃でいったん加熱後、施釉、本焼きしたものである。写真3写真3 左は2回塗り、右は1回塗りである。上からCr,Co,Cu.Niを塗っているこの信楽土では全体的に色が薄いこと、銅の色が全く出ていない。銅はかなりの量が無いと発色しにくいのであるが、他にも理由があるのかな。
2016.02.11
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どうさい「昨年の11月2,3日京都を訪れ主に”琳派誕生400年記念展覧会”を見るつもりであった。3日昼前に京都国立博物館へ行ったが、その時点で3時間待ちの状態であった。体調も良くないし、こんなに人が多ければ入場したとしてもよく見ることができないであろうと引き返した。」悪友「祝日でもあるし、琳派は大人気だったんだ。それにしてもそのまま引き返すなんて、なんだかイソップの”酸っぱい葡萄”の話を聞いているようだな。見なかった風神雷神図を気に留めてこの焼き物になったのか?」どうさい「三人の風神雷神図を見る最後のチャンスだったかもしれないな。2015,12,21のブログの写真は一部固体顔料を使用しているので、今回はイオン性発色剤のみで描いた。天気予報で写される日本列島を覆うような雲と雷予報はまさに現代の風神雷神図である。稲妻や、台風の中心にいるのはよくみると雷神、風神様であるというものである。写真1,2 写真1 雷光(雷神) 写真2 台風(風神)このイオン性発色剤の特徴の一つとして”重ね塗り”によって色がはっきりすることである。ペン書きで風神雷神を薄い色(Cr)に描き雲、海水を筆で重ね書きしたが、水彩画を描く感覚である。”
2016.02.01
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