2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全4件 (4件中 1-4件目)
1

「聚楽第」とは、豊臣秀吉が京都に造営した城郭風の邸宅のことで、1587年完成。荘厳・華麗をきわめ、桃山文化の代表的建造物であったが甥の秀次の死後破却された。(インフォシーク辞典より)短く呼んで「聚楽(じゅらく)」とも言われるので、僕が昔テレビのCMでよく耳にしていた「聚楽よ~ん」という上野のキャバレーの名前は、豊臣秀吉の邸宅から来ていたんですね。今回の「聚楽第」の蔵元・佐々木酒造は、秀吉の聚楽第のちょどうど南の端に位置していて、出水という地名が残されているように、この一帯は良質の地下水に恵まれたところで、古くから酒造りが盛んだったようです。私も初めて知った蔵ですが、このたびは娘のボーイフレンドの親御さんが京都旅行の折、買ってきてくれました山田錦を38%まで精米し、日本酒度+3.5に仕上げています。純米大吟醸らしい気品のある香りとすっきりとした味わいが、懐石料理等にぴったり合いそうです。(飲んだときは懐石料理ではありませんでしたが、淡白な刺身や寿司、おひたしなどにマッチしました。)
2008/09/29
コメント(0)

この蔵の社長の妹さんはミスユニバース元日本代表らしい。それが理由ではないでしょうが、香川の「凱陣」を送ってくれた友人は、酒販店の勧められるままに、この「川鶴・さぬきよいまい純米無濾過生原酒」を同時に購入しました。同じ純米の無濾過生原酒ですが、「悦凱陣」と比べると、こちらの方がややドッシリとした重さというか、いかにも瓶詰の生酒臭さがあります。 製造年月を見ればこの4月だから、生酒にしては日がたっているので、うまく酒屋さんにつかまされたと言うべきでしょうか。無濾過生原酒は旨いのですが、このときはたまたまそればかり続いたので、ちょっとツーマッチだったのでしょう。それでも決して悪評価をするつもりはなく、酒として濃い味わいは、どんな料理にも負けない強さを感じるし、「酒を飲むぞ!」と気合の入っている人にはピッタリだと思います。実際、後日酒好き男に一杯めにこれを飲ませたら、旨そうにあっという間に飲んでいました。この蔵の酒は搾りたてをその場で飲んだら、間違いなく旨いと想像します。
2008/09/22
コメント(0)

近年、人気の凄まじい「凱陣」。四国・琴平の丸尾本店で造っていますが、販売取引先は全国で30数店という少なさらしい。ある日、学生時代の友人から「四国・高松に出張で来ているが、凱陣を宅急便で送るから、住所教えて!」と電話がかかってきた。そんな嬉しい電話はめったにない。早速教えて、到着した一升瓶がこの酒です。讃岐の酒造好適米「オオセト」を100%使用し、純米酒規格ながら55%まで精米して、800kgの小仕込みで、日本酒度+6、酸度1.8に仕上げています。使用酵母は熊本9号、モロミ日数は29日とまで記載があり、アルコール度は18~19度です。瓶詰は平成20年7月。裏ラベルを読めば、「・・・桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある由緒ある蔵で、・・・讃岐の偉人・空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い・・・。」と書かれています。さて、数日後出張帰りの彼と封を切って飲みました。思わず「う~ん」と唸る、コクとフレッシュさとスッキリさを同時に感じさせる、他にはない良い意味での個性的な味わい。無濾過独特の飲みにくさも無い。同席した一同皆感心です。普段日本酒を飲まない人にはちょっとキツイかも知れませんが、酒好きの人にはたまらないでしょう。要は嫌味なく「旨い!」と感じさせるのです。オオセトの無濾過生はすでに売り切れのようですが、他の銘柄なら以下のお店で取扱いがあるようです。
2008/09/16
コメント(0)

「焼き鳥を主食にして、全国を食べ歩いている」という人が、「間違いなく日本のベスト3に入る」と断言する店「焼き鳥・そね田」が、山形市内の駅から数分のところにあります。私も先週末山形に行った折に寄ってみました。炭火の仕込みをしている最中からお客さんはすでにカウンターに座り、準備を見守っています。私も折り良く座れましたが、隣りのお客さん(東北電力の人)の話しによれば、「金曜日は単身赴任者が帰ってしまうため、一番空いている」とのこと。炭火の準備が出来たところで、「お待たせしました、それでは○○から入ります」と店主の息子が大きな声で宣言。皆、おまかせコースでいくようです。それでも奥さんらしき人が、「コースでよろしいですか?」と確認しますから、お好みの注文もできるのでしょうが、壁際も含めてカウンター席が20席くらいある店では、お任せにした方が待つことなく、手際よく出てくるのでしょう。飲み物は、だいたいの人がビールを注文しますが、私は水腹になっていたので、最初から酒を注文。置いてあるのは「月山酒造」の製品だけです。店の定番酒「一声(ひとこえ)」を常温で頼みました。もちろん普通酒で、タイプとしては甘めですが、ベタベタしつこくなく、すっきりとした旨い味わいです。(帰ってきて調べたら、この酒は地元費消限定のようでした。)一串一串が良いタイミングで出てきて、2杯目は「一声」を燗で注文。これもグッド!そうこうするうちに左の席のご夫婦と、右の席のサラリーマン二人連れ、そしてその向こうの老夫婦と会話が進み、楽しい酒場の宴となります。その頃には店内は老いも若きもざわざわと満員。そのうち「孫が明日運動会だから、今日は飲み会の予行演習だ」と宣言していた老紳士が、「おたくは最初から日本酒を飲んでいたようだが、これをひと口飲んでみなさい」と言って勧めてくれたのが、「しぼりたて原酒 槽前酒(ふなまえざけ)」。写真を撮りそびれたので、こちらでご容赦ください。その老紳士は「これは秘蔵のワインだ!」と冗談を言っていましたが、たしかにヌーボー的なフレッシュな味わいです。したがって、私もそれを一杯注文して、こんどは左隣りのご夫婦にもお勧めしました。ところで焼き鳥の方ですが、内臓系は噛みごたえのある普通のうまさですが、もも肉等の肉系はそれこそ牛の串焼きのような柔らかくてジューシーな美味さでびっくり!これでは酒がどんどん進みます。と自分に理屈をつけて、月山酒造の定番酒「銀嶺月山」の生貯蔵酒を小瓶でもらいます。そして先ほどの老紳士に返杯。この酒は飲みやすいスッキリタイプだから、クイクイいってしまう。言われるがままにコースの延長をお願いして、気が付けば3時間以上も居座って飲み喰い続けている。そろそろ気持ち良くなってきたからとお勘定を頼めば、なんと3千数百円!!この美味さ、楽しさ、ほろ酔いかげんで、この値段だったから凄く得した気分です!また是非とも行きたい店になってしまった。(遠いけど。)焼き鳥だけでなく、山形のお客さんがとても親しみやすくて良かったのです。なお、この店には冷房はありません。煙もうもうだから。そのかわり、席に座るとウチワをくれます。記念に持って返るのを忘れてしまった!
2008/09/08
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1


![]()