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今日の夕方頃、何とはなしにテレビをつけたら、羽生さん対渡辺竜王の竜王戦の中継があったので、ついつい長々と見てしまいました。 いや、別に私が将棋ファンというわけではなく、まったく強くもないのですが、でもプロ棋士の勝負というのは、テレビ中継で見ていても、割と面白いんですよね。 特に中継の合間に、別なプロ棋士が盤面の解説をするところが面白くて、次の一手を占ったりするのですが、それが当たったり外れたりする。ま、大抵は当たるわけで、そこはさすがにプロ棋士というところ。 しかし、どちらが有利かというのを占うのは難しいようで、私が見ていた終盤では、素人目には渡辺竜王の方が有利のようにも見えたものの、解説のプロ棋士は若干羽生有利と見ているようで、さて、どちらが当たるのか、興味津々です。 それにしても、吹けば飛ぶような将棋のコマに人生を賭けているプロがいて、そのプロの中のプロが命懸けの対戦をするのを、他の棋士たちやファンが息を呑んで、その一手一手を見守っているというのは、そのこと自体、いいもんだと思いますねえ。 さて、夕刻のテレビ中継は最後まで放送できなかったのですが、確かそろそろ対戦のダイジェストを放送するころです。そいつを見てから、寝ることにしましょうかね。それでは皆さんもよい週末を!
October 31, 2008
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今日、帰宅してからテレビのニュースを見て麻生さんが打ち出した景気対策案を知り、まずはビックリ。えらい気前がいい案ですね! ま、後から消費税を上げるというのですから、気前がいいのか悪いのか分かりませんが、私はもともと間接税をアップして、直接税を下げる方がいいと思っている方ですので、3年後の消費税アップは構いません。あと税制見直しをやるというのなら、相続税と自動車関連税の引き下げをしてくれるといいですけどね! それにしても、今回の麻生案に対し、とりあえず野党や世間の反応は「バラマキに過ぎない」というもののようですが、じゃ、他にどうすりゃいいんですかね。他に明確に効き目がある妙案があるというのかしら。麻生さんも、大盤振る舞いで「お金あげる。高速代も下げる」と言っても、誰も喜んでくれないんじゃ、可哀相ですな。 さて、話は変わりますが、私、最近すごいものを買いました。「チョーク・ホルダー」というものでーす。これこれ! ↓ 要するに、白墨用のシャープペンみたいなもので、このホルダーに白墨をセットして使うものなんです。お値段は300円ちょい。しかも、キャップにマグネットがついているので、黒板にピタッとくっつくんですよ! スグレモノでしょ?黒板にくっつく! ↓ ちなみに、こういうものが存在するということは、私も大昔から知っていました。高校の時、古文の先生が使っていたので。しかし、何だか「じいさん臭いモノ」というイメージがあって、むしろチビた白墨を直につまんで板書する方が若々しいというか、カッコいいように思っていたんですな。それで今までこの「チョーク・ホルダー」なるものを使ったことがなかった。 でも、白墨を直に使うとどうしても手が汚れるものでして、その汚れた手でポケットなんか探ったりすると上着やズボンにチョークの粉がついてしまう。ま、教師たるものの宿命ですけど、あまり気持ちのいいものではありません。 ということで、ついに私も「チョーク・ホルダー」なる「じいさん臭いモノ」に手を出した、というわけですよ。で、今日初めて実際に使ってみたわけですが・・・ ひゃー! 案外いいかも! 今まで経験したことのない感触! ま、完全にチョークの粉とおさらば出来るほどではないけれど、今までと比べれば格段にいい。300円投資した甲斐があったわー。こんなことなら、もっと早く使っておけばよかった・・・。 ということで、今日はこの新しいガジェットに、ちょっと得意のワタクシなのでありました、とさ!
October 30, 2008
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後期は1限の授業が多いので、必然、朝早く家を出ることが多いのですが、そんな時、私の通勤のお供になるのはテレビ音声です。FMワイドバンドで聞くことが出来るテレビ番組を、聞くともなく聞きながらクルマを転がす。これが最近のマイブームでありまして。 ま、FMワイドバンドで聞けるテレビ局なんてせいぜい2局がいいところで、結局民放の情報バラエティーみたいなのを聞くことになるわけですが、これが案外面白いわけ。これを聞いていると、たとえば株が上った下がったという話題(経済)や凶悪犯罪の話題(社会)、はたまたスポーツの話題から芸能界のお噂に至るまで、かなり情報通になりますよ。今日あたりですと、Qちゃん引退のこととか、相当詳しくなっちゃった。 そんな中、今日は「手帳」の話題が出ていて、思わずダンボ耳になってしまったという。だって、この話題、好きなんですもーん! で、その番組によると、ブログで有名な糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」が開発した手帳(ほぼ日手帳)がものすごく使い易く、ファンも多くて、今やそれぞれのユーザーが個性的な使い方を記したマニュアル本まであるのだそうで。へーえ、そうなんだ。知らなかった~・・・って、ひょっとしてワタクシ、情報遅い? しかし、糸井重里という人は、やっぱり大したもんだなあ。面白いことを知っている人なんでしょうな。彼の周りに集まる人も面白い人ばっかりだし。 というわけで、その話題の「ほぼ日手帳」、今度ロフトに行った時にでも見てみようかなあと思っているワタクシなのであります。 とはいえ、実はここ20年ほど、ワタクシが愛用しているのは、もっと遥かに小型の手帳なんです。ダイゴーの「アポイントE1301」というベーシックな手帳なんですけどね。これこれ! ↓●数量限定●ビジネスシーンで愛され続けるベストセラー。【メール便対応可能】2009年 スケジ... シンプルこの上ないこの手帳、私の使い方では1年でちょうど使い切るほどの分量のメモ・ページがありますし、もう20年近く使い続けているので、いかに「ほぼ日手帳」が良くても、そう簡単には浮気出来ませんなあ。 ま、それはともかくとして、こういう話題も含め、色々な情報が手に入るという意味で、朝の情報番組というのは、なかなかよく出来ていますよ。 というわけで、このところ毎朝、通勤時間中の情報収集を楽しみにしているワタクシなのでありました、とさ。
October 29, 2008
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今日、同僚たちとコーヒーを飲みながらおしゃべりしていて、話題が授業で使う「飛び道具」に及びました。 大学の授業で使う「飛び道具」って、何のことか、ご存じ? ビデオ(DVD)教材のことでーす! 用例としては「90分まるまる講義すると学生の集中力が続かないので、最後の20分は飛び道具使うよ」「最近の学生はベトナム戦争というのがあったことすら知らないけど、いちいち説明するの面倒臭いので、ベトナム関連のドキュメンタリー番組を録画したのを飛び道具として使ったよ」のように使いまーす。 ま、そういう既成の視覚教材を使うのは、いわば他人のふんどしで相撲をとるようなものなので、そういう安易な手段を使う教授陣が悪いのか、それとも90分間まともに話を聞いていられない学生が悪いのか、どっちなんだ、というところもありますが、しかし、「使えば必ず学生には受けるが、やや安易(卑怯?)な授業方法」という意味で、「飛び道具」とは言い得て妙、ですなあ! それでも、この種の話にも面白いところがあって、たとえば同僚のO先生が「テレビドラマの『のだめカンタービレ』、あれは西洋音楽史をてっとり早く理解する上で最良の飛び道具だよ」なんておっしゃっていましたけど、そんな話を聞くと、私も見てみようかな、なんて思ったりもします。 一方、同じ飛び道具でも「パワーポイント」を使った授業となると、これは先生方の間でも賛否両論ありまして。反対8割・賛成2割という感じですが。 ま、パワーポイントを使って授業したり、あるいは学会発表したりするのが好きな人というのは確実にいて、でまた、好きな人はやたらに凝るわけ。もはやあれは、作ること自体が目的化しているんじゃないか、という感じです。実際、凝り出すと面白いんでしょうな。ここで映像入れて、ここで文字が飛び出して来るようにして・・・、みたいな。 でも、授業で使うとなると、結局学生は受動的に画面を見ているだけでノートも取らない(取れない)し、あとからパワーポイントの内容を紙にプリントアウトしたものを配るぐらいなら、そもそも何のためのパワーポイントだったのか、という気もする。単に「分かったような気にさせる道具」でしかないのではないか、という感じがするわけです。 ちなみに、ワタクシとしては、パワーポイントは使いませんが、講義・授業の中で効果的に飛び道具を使うことについては賛成ですし、実際に使っていますけどね。 いっそ自分が授業している映像を撮影して、毎回それを流す、なんてことが出来れば、さぞ楽なんだろうな~! ま、そんな風に自ら飛び道具になるわけにも行きませんし、仕方ない、明日も頑張って生身で教壇に立つことにしますか。
October 28, 2008
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あるアメリカ人が書いたエッセイを読んでいたら「瞑想」の話題が出てきまして。で、その著者によると、一日5分、瞑想の時間を持つべきだ、というのですな。具体的に言いますと、どこか静かな場所を選んでリラックスした状態で座り、目を閉じ、自分の呼吸だけに集中するんですって。吸って、吐いて、吸って、吐いて。その間、雑念が入り込んでも、それは無視し、とにかく今自分は息を吸っている、そして吐いている、ということだけに集中する。これを5分間。すると・・・ 一日の活力が違って来る・・・んだそうです。 なーんて話を聞くと、ふむふむ、その程度のことであれば、一日に5分間くらい瞑想に割くというのもアリかな、なんて思えてきます。もっとも、実際には一日に5分間、何もしない状態を作るってのは、難しいのでしょうけどね。しかし、著者によれば、「忙しい日々を過ごしているからこそ、瞑想をしない暇はない」のだそうですから、やっぱりものは試しで、一回二回だけでもやってみようかなあ・・・。 さて、最近、そんな精神界のことに気が行っていたせいか、今朝の新聞を読んでいて、ふと「哲学」の文字が目に飛び込んで来ました。何でも、某出版社が1926年から1973年生まれのベテラン~中堅の西洋哲学研究者153人に「最も感銘あるいは影響を受けた書」を1、2点ずつ挙げてもらったんですって。で、そうしたら、面白い集計結果が出た、と。 さて、日本の西洋哲学研究者にアンケートした結果、最も感銘・影響を受けた哲学書は何だったと思います? 答えは以下の通り!1位 ハイデッガー「存在と時間」(6票)同 デカルト「方法序説」3位 ヘーゲル「精神の現象学」(5票)4位 パスカル「パンセ」(4票)同 スピノザ「エチカ」6位 プラトン「ソクラテスの弁明」(3票)同 プラトン「パイドン」同 メルロ=ポンティ「目と精神」同 メルロ=ポンティ「知覚の現象学」同 ニーチェ「ツァラトゥストラ」同 カント「純粋理性批判」同 キルケゴール「死に至る病」同 デカルト「省察」同 トマス・アクィナス「神学大全」 ・・・なんですって! へーえ、1位はハイデッガーとデカルトなんだ・・・。ま、デカルトが1位の片割れ、というのは何となく分かるような気がしますが。 しかし、この集計結果を見てワタクシがまず最初に思ったのは、「こんなに票が割れるんだ・・・」ということでした。だって、153人もの人にアンケートして、1位がたったの6票でしょ? ワタクシはまた、「プラトンがダントツ1位で40票」とか、あるいは「マルクスがぶっち切り!」とかになるのかと思っていましたが・・・。 でも、こういう結果を見ると、哲学ってのがパーソナルなものになったんだなぁ、って気がしますね。「実存主義」とかが流行っていた頃は、哲学はもっと時代的なもの、あるいは社会的なものだったんじゃないかと思いますが。 ま、色々なことが引き出される面白い結果ですな。 それにしても、上のリストを見ると、なんとなくこう切ないような気がしてきます。それはつまり、このリストの中のいくつかの本は、ワタクシも若い頃、何度か手を伸ばして途中まで読んでは、結局挫折したものだからでーす。思うにワタクシは、抽象的な論理が性に合わないんですな。 でも、今回、こういうアンケート結果なんて見ていると、もう一回くらい、これらの哲学書にチャレンジしてもいいかな、って気になってきます。 おーし、一つ今日から「瞑想の実行」と「哲学書の読破」を自分に課してみようかな。たとえ三日坊主になるのは目に見えていても、ね!
October 27, 2008
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聞くところによると、日本シリーズ出場チームが西武と巨人に決まったそうで、ホッとしております。私は既にプロ野球にまったく興味を失っているので、どことどこが日本シリーズに出ようが、どうでもよいと言えば言えるのですけど、道義的(?)な問題として、ちょっと気になっていたもので。 だって、パ・リーグの方はともかく、セ・リーグは、1位巨人、2位阪神と比べ、中日は随分ゲーム差のある3位でしょう? これでもし、日本シリーズの組み合わせが「日ハム対中日」とかだったとしたら、年間を通したペナントレースって一体何だったの? と誰しも思いますよね・・・。プロ野球ファンってのは、それでもいいんですかね? よく分からんルールを容認するもんだなあ。 とにかく、セ・リーグの代表が中日でなく巨人で良かった~! ・・・おっと、ここ名古屋でこんなことを大きな声では言えないんだった。家内からも「ひょっとして隠れ巨人ファンなのではないか・・・?」という疑惑を半ば抱かれているワタクシだけに、しばらく静かにしていなければ。(大きな声で)いや~、中日、残念、残念! 来年はもちろん優勝ですよ! 決まっているじゃないですか! ささ、家内殿、あとでアピタの「ドラゴンズ、感動をありがとう・セール」にでも行きましょう! さて、今日の名古屋は生憎の雨。私は久し振りに「ジャニス・イアン」のCDをかけながら家に籠もって仕事です。ジャニス・イアンってのは、どうも秋にしか聞く気にならないアーチストですが、今年もそのジャニス・イアンの季節がやってきた、というわけですな。今日みたいな雨の日には、しっとりとしてよいものです。 で、今日は家内がおはぎを作ってくれるというので、このあとのお茶の時間が楽しみ。ワタクシ、同じもち米と小豆の組み合わせでも、「赤飯」は大嫌いなんですが、「おはぎ」となると目がないんです。ちなみにおはぎに使うもち米は、勤務先大学の実験農場でとれたものなんですよ。いいでしょ? ということで、今日はジャニス・イアン&おはぎで、しっとりとした休日を楽しんでいるワタクシなのでありました、とさ。今日も、いい日だ!
October 26, 2008
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近頃聞いたニュースで、個人的に非常に残念だったのは、銀座四丁目にある歌舞伎座の建て直しの報でした。と言いますのも、歌舞伎評論家だった祖父を持つ私にとって、あの建物、そして内部を彩る赤絨毯は、子供の頃の遊び場だったからです。まだ歌舞伎のお芝居の内容が分からないほど小さかった頃、大人たちが観劇している間、私はあの建物の中を駆け回り、探検し、そしてお土産売りのおばちゃん達から可愛がられていたのでありました。 しかし、私が子供だった頃でさえ古々しく、由緒ありげに見えた歌舞伎座が、実は1950年代初頭に再建された比較的新しい建物であったと知ってちょっとビックリ。わずか数十年にして老朽化したとは、どうもいけませんね。ヨーロッパ各地にある劇場には数百年の歴史を刻んでいるものが少なくないというのに・・・。 もっとも、私の美意識から言いますと、現在の歌舞伎座が必ずしも美的だとも思いませんが、それにしても今度建て替えられる歌舞伎座は、日本の伝統芸とは相いれないようなモダンなビルになる模様ですから、その意味で、美的であろうとなかろうと、いかにも「歌舞伎」っぽい建物だった歌舞伎座が無くなるというのは、何だか妙に残念な気がします。 が、そういうこととは別に、私には歌舞伎座にまつわるもう一つ懐かしい思い出がありまして。 先程、子供の頃、私が歌舞伎座によく出入りしていた、という話をしましたが、その頃の私には小さな虎の縫いぐるみの相棒が居りまして。私はこの縫いぐるみをシンプルに「トラちゃん」と命名し、どこに行くにもこの縫いぐるみを連れて歩いたのでございます。 で、その日もトラちゃんと一緒に歌舞伎座で遊んでいたのですが、やがて芝居もはね、親に連れられて帰宅する途中、ふと、自分がトラちゃんを握りしめていないないことに気がついた。 おそらく夢中になって駆け回って遊んでいるうちに、歌舞伎座のどこかで落としたのでしょう。もちろん親に頼んで色々手を尽くしてもらいましたが、結局トラちゃんは見つからず、かくして私は最良の友人の一人と別れ別れになってしまったのでした。その時は悲しくて、まあ泣いたものでございます。今頃トラちゃんは歌舞伎座のどこかで私を探し回っているに違いないと思って、可哀相で可哀相でならなかったんですな。 さて、それからしばしの時が経ちまして、幼稚園の年長さんくらいの時だったと思いますが、動物が好きだった私は、親にねだって小学館の動物図鑑を買ってもらうことになりました。上野動物園の今泉忠明氏が監修した傑作です。 で、この図鑑には後ろの方に今泉氏による解説がついていて、その解説のページの冒頭に、トラの赤ちゃんの写真が載っているのですが、それをひと目見た途端、私はそれが私の親友のトラちゃんであることを悟りました。無邪気に口を開けたそのトラの赤ちゃんの写真は、本当にトラちゃんそっくりだったのです。 「ああ、きっと歌舞伎座の売店のおばちゃん達がトラちゃんを見つけてくれて、親切にも上野動物園に届けてくれたに違いない。そして今では今泉博士がトラちゃんの面倒を見てくれているのだ」。そう思った私が、どんなに安心したことか。で、その動物図鑑を開くたびに私はトラちゃんに出会うことができることとなり、ボロボロになるまでその図鑑を愛読したのでした。そのボロボロの図鑑は今もなお実家の書架に大事にとってあります。 というわけで、歌舞伎座というと、私はこのトラちゃんのことを思い出さざるを得ないのであります。だからこそ、その懐かしい歌舞伎座が解体されるという知らせを聞いて、私は何となく残念な気がするわけでありますよ。 まだ今の建物が残っているうちに、久し振りに歌舞伎でも見てみたい気がちょっとしますが、ま、そんな悠長な時間はないかな~。トラちゃんと一緒に歌舞伎座の赤絨毯の上で遊んだ子供時代のあの悠長な時間ってのは、考えてみれば、なんと貴重な時間だったのだろうかと、今にして思いますね・・・。
October 25, 2008
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セカンドカーとして愛用しているスバルの「R2」ですが、この度、2回目のリコールが出まして、今日、家の近くのスバルのお店に持って行って無償修理をしてもらってきました。 で、修理には小一時間ほどかかるということだったので、時間潰しに展示してあった「レガシィ」と「エクシーガ」を見ていたのですが、なかなかカッコいいですね。スバル車の内装も随分センスが良くなったもんだ。本当はSUVの「フォレスター」の新型が見たかったのですが、今日は展示してなかったようで、残念無念。 ところで、この間、一つ驚いた、というか、呆れたことがありまして。 それは、私が小一時間ほども展示車両をいじくっていたにも関わらず、誰一人として「いかがですか? 御買い換えとか?」などと尋ねてくれるディーラーの人がいなかったことでありまーす。いかにリコールの客とは言え、これだけ熱心に展示車を見ているのだから、誰か一人くらい声をかけてくれてもよさそうなものなのに・・・。この放任主義、トヨタのディーラーだったらありえませんな。 で、いよいよR2の修理が終わり、さあ帰ろうという時になって、「今日はフォレスターは置いてないんですね?」と担当の方に尋ねると、「いや、ありますよ」ですって。 え、それならちょっと見たいなあ、ということになって、屋外に置いてあった新型フォレスターを見せてもらったのですが、その方、車の周りをウロウロしながらあちこち覗き込んでいるワタクシの後ろで黙って立っているばかり。で、私が「フォレスター、新型になってカッコよくなりましたね。ちょっと惹かれるなあ!」と言うと、「有難うございます」ですって! お礼言ってどうすんだよ! 客の方から「興味がある」と言っているんだから、ここぞとばかり売り込まなきゃダメじゃん! ま、トヨタの対極にあるような、このスバルの「押しつけがましくなさ」、確かに「嫌いじゃないけど、嫌いじゃないけど、嫌いじゃないけど、営業的に無理!」という感じがしますね・・・。 さてさて、話は変わりますが、今日、私は耳寄りな情報をゲットしました。「年賀状がタダで出せる」というお話です。 「tipoca」という会社が、企業広告付きの年賀状を、申込者一人に対して160枚までタダでくれるというのです。もう切手も貼ってあるらしく、ごく普通にそのまま投函できるようになっているんですって。「tipoca」自体は、企業からの広告費で稼いでいるので、それでもちゃんと利益が出るらしい。 つまり、企業も、「tipoca」も、それから我々ユーザーも、三方得というわけ。 ということで、ものは試し。私も早速、申し込んでみました。申し込み多数の場合は、抽選になるようですので、確実ではないですけどね。このブログをお読みの方で、もし興味がある方は、http://tipoca.jp をご覧ください。うまくすると、お得なことになるかも知れませんよ~!
October 24, 2008
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今日、私は専門である「アメリカ文学概説」という講義があり、その中でエドガー・アラン・ポーが書いた「The Raven」という有名な詩について話しをしたんです。この詩、それ自体として素晴らしいものであるばかりでなく、ポー自身がこの詩の創作過程を解説している文が残っていて、これがまた面白いものなんですね。ですから、その両方を紹介しながら、ポー文学の何たるか、その片鱗だけでも紹介したわけなんです。 で、講義が終わって研究室に戻ろうとしたところ、一人の男子学生が私のところにやってきて、「先生、先生はポーが貧困のうちに40歳で亡くなったとおっしゃいましたが、こんなに素晴らしい詩を書いてさえ、全然売れなかったのですかっ!」と興奮気味に質問したんです。で、ふと見ると、私が授業中に配ったその詩のコピーには、判読不可能なほど細かい字で書き込みがしてある。 ひゃー、ワタクシの講義をそんなに真剣に聞いていたのかよっ! そしてポーの詩に、そんなに感動したのかよっ! いや~、ちょっとビックリ。 まあね、一年に一回くらい、こういう質問を受けるから、大学の先生もやっていられるんですけどね。でも、ちょっと嬉しかったなあ。 ところで、今日はこの他に、もう一つ感動したことがありまして。 ちょうど上の講義をするために教室に向かっていたところ、私と同じ英語科に所属する先輩のD先生がちょうどお隣の教室に入られるところだったんですが、そのD先生のある所作が素晴らしかった。 もちろん先生は遠くから私が近づいてきていることに気づいておられなかったようですが、先生は教室に入る寸前、ドアを前にして直立不動の姿勢をとり、さらにネクタイをキュキュッと締め直し、身だしなみを整えてからおもむろにドアを開けたのです。 おお! その所作の美しかったこと! まさに「大学教授とはかくあるべし」的な、見事な所作でございました。 ワタクシなんぞ、酔っぱらいが梯子した飲み屋になだれ込むような調子で、廊下を歩いてきた勢いそのまま教室になだれ込むんですが、「それじゃイカン!」と思いましたね。 親しき仲にも礼儀あり。学生とはいえ、人様の前で一席ぶつ以上、それにふさわしい、きちんとした格好をしているかどうか。それを確認してから教室に入ったD先生のあの美しい所作は、見習いたいものですなあ。 というわけで、今日は日常生活の中に、喜びがあり、また発見があった一日だったのでした。今日も、いい日だ!
October 23, 2008
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ちょいと耳に挟んだところによると、人工呼吸の際の心臓マッサージ、あれ、ビージーズの名曲「ステイン・アライヴ」(Stayin' Alive)のリズムに合わせてやると蘇生率が上るそうですよ。ちょっと話がうま過ぎるような気もしますが、実際、そうなんですって。ま、参考まで。 さて話は変わりまして、先日、学会がらみで九州に行った時、明太子だ、カステラ、トンコツ・ラーメンだと色々お土産を買った中で、芋焼酎も買ったんです。で、せっかくなので酒屋さんに「ここでしか買えないのって、どれ?」と尋ねたところ、「むかしむかし」という銘柄を勧められまして。これ、数量限定らしく、一本一本に番号が振られているんです。で、思わず末広がりの「八百番」というの、買っちゃいました。これこれ! ↓ で、このところ、夕食が和食の時など、こいつをチビチビ飲んでいるわけですが、オンザロックばかりでは飽きるので、なにかで割ってみようと思い立った、と。 で、たまたま家にあった「午後の紅茶 ジンジャーレモン」で割ってみたわけ。だって、焼酎の烏龍茶割りとかあるじゃないですか。だったら紅茶で割ってもいいかな、と。すると・・・ うま~い! 合う~! あのね、多分、「午後の紅茶 ジャンジャーレモン」の中のショウガの風味が芋焼酎と合うのだと思うのですけど、何だかすっごくおいしいですよ。これ、カクテルとして売れるんじゃない? と思うほどうまい。とにかく、爽やかな味わいなんですよね。これこれ! ↓◎2箱まで送料500円◎ キリン 午後の紅茶 スペシャル ジンジャーレモン はちみつ仕立て 4... というわけで、焼酎ファンの皆さん! 特に女性の皆さん! 騙されたと思って「焼酎&午後の紅茶ジンジャーレモン」の組み合わせで飲んでみてご覧なさい。新しい味覚の世界が広がりますよ~! 教授のおすすめ!です。
October 22, 2008
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今日は愛知県内某所・某小学校に出張し、教育実習の研究授業を参観してきたのですが、3コマほど授業を見せていただいて思ったことが一つありまして・・・。 それは何かと言いますと、「小学校4年生の段階で、もう大凡、勝負はついたな」ということでございます。 つまりね、授業を受けている小学校4年生たちの後ろ姿を見ていると、もうそれなりに将来が見えてきてしまうわけ。 たとえば、いかにも聡明な顔をした男の子とかいるわけですよ。で、服装の整い方、髪形の整い方、授業中の態度、先生の質問への答え方などを見ていると、「お、この子は先々一流の大学に進学して、一流の企業や官庁に入って、将来有望だな」という感じがする。 また女の子なんかでも、服装の整い方はもとより、長い髪を小綺麗に、こざっぱりと結ってある、その結い方で親御さんの目の行き届いていることがよく分かる子がいる。またそういう子に限って、授業中の態度も申し分なく、「ああ、この子の将来にも、色々な可能性が開けていそうだな」という気がする。 その一方、この坊やは、中学生になって確実に不良になる。で、高校も中退し、その後、ろくでもないことになるな、とはっきり分かる子もいるんです。そりゃもう、あまりにも確実に分かる。 今日も一人、そういう男の子がいましてね。小学校4年生にして、完全な落ちこぼれ。で、当然やる気もなく、教科書も開かず、机を蹴って大きな音をたてたりしている。もちろん実習生も、また指導して下さっている現職の先生も、それぞれ机間巡視の合間に特に目をかけてフォローしようとはするのですが、もはや彼はそんな先生たちの思いも受け入れようとはせず、先生の側としてはほとんどお手上げ状態。クラスのお荷物状態であることがありありと見て取れるわけ。小学校4年生でこれですから、これから学習の内容がどんどん難しくなるにつれ、ますます落ちこぼれていくのは目に見えています。 ちなみにそういう子の髪形って、不思議とみんな「ジャンボ尾崎型」なんですよね~。スソだけ伸ばしたスポーツ刈り、みたいな。 で、あとでちらっと聞いたところによると、どうもこの子の親は「養育放棄(ネグレクト)」しているようで、朝晩のゴハンもろくに食べられないのだとか。実際、この子ばかりか、その姉に当たる女の子も、お隣の中学校で不良道まっしぐらなのだそうです。でまた直近にそんな悪い見本があるのですから、おそらくはこの坊やも、確実にますます悪い方向へ進んで行くことでございましょう。 はあ~。悲しくなるね・・・。 子供なんて、多少の能力の差こそあれ、本質的にはみんな同じところからスタートしているはずなのに、主として家庭環境の差で、10年後には「勝負あった!」になってしまうんですからね。今日、私が見かけた落ちこぼれ君だって、ごく普通の子供のように親の愛情を受けて育っていれば、決して今のようではなかったと思うのですが。 まっこと、小学校の教室というのは、社会の縮図でございましたよ。 というわけで、今日は小学校の授業参観をしながら、そんなことをずっと考えていた私だったのでありました、とさ。
October 21, 2008
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それにしても、はるな愛さんの「エア・あやや」、あれ見飽きないですねえ・・・。何度見ても見入ってしまいます。めっちゃホリデー!! ・・・それはさておき、先日我が家のポストに入っていた『群青』なる小冊子、どうせこの時期に多い教科書会社からのカタログかと思い、ゴミ箱へ直行、になりそうになったのですが、「英語教育のひろばと情報誌」という惹句に引かれてぱらぱらめくってみたわけですよ。すると・・・ これが結構面白い内容だった、と。 この雑誌、「群青インターナショナル」という会社が出版しているのですが、実はこれが創刊号らしく、他に執筆者がいなかったのか、この会社の社長さんと思しき方が一人で昔の思い出を語っているわけ。 ところが、書かれていることを真に受けるならば、この社長さん、大学向け英語テキストなどで名高い「英潮社」の創業者だったのだそうで、ここに書かれていることも、ご自身がこの会社を興した時のことが中心なんですね。つまり、今から40年ばかり前の、大学生向け英語テキスト出版の世界の話なわけ。 で、これを読んでいると、まあ、仰天するわけですよ。 だって、今から40年くらい前まで、大学向け英語テキスト出版はやたらに儲かるビジネスだった、って書いてあるんですもん。 例えば「私大では一クラス定員六〇名のところ倍の一二〇人もの学生を合格させていたが、半数は授業に出なかったのでその合格人員で丁度良かったのであろう。お蔭で教科書だけは実数の二倍が売れた。そんな私大や予備校を五校も六校もかけ持っていて、一人で一、五〇〇人以上の授業をこなす若い教師の猛者は都会ではざらに居た。さすがにそんな人は週のどこかで授業が重複してどちらかを交互に休講したものだ。出版社はそんな人に二人で共編して貰えば、著者だけで三、〇〇〇部以上、夫々の同期や友人を加えると一万部近くの採用は約束されていた」(3頁) なんて書いてある。 しかもジェームズ・カーカップ氏とかジャック・スワード氏(二人とも懐かしい~!)あたりの売れ筋のテキストとなると軽く100版を越えたそうですから、まあ、著者も出版社もさぞ儲かったことでしょう! でまた、当時英潮社は英国のペンギンブックス社と提携し、原書と注釈書を合わせた形で出版する、という試みを行っているのですが、これも大当たりで、最初の7点ほどはどれも数千部から一万部の採用があった、というのですから大したものです。で、あんまり売れたので、ペンギンブックスの方から毎年招待を受けたというのですが、さすがは社長、自分だけ招かれるのはもったいないということで、なんと大学の英語の先生100人を連れてロンドン7泊9日、旅行費用9万円(当時としても格安)のツアーを組み、これを10年くらい続けたというのですから素晴らしい。 とまあ、教科書類がまるで売れない今日から思うと夢のような話が次々と繰り出されるわけですけど、きっと、一ジェネレーション前は、大学の英語の先生なんて、すごく楽しい職業だったんだろうな、と思いましたね。 それに大体、当時の英語のテキストのレベルがすごいですもんね。今、サマセット・モームだ、オールダス・ハックスリーだ、R・リンドだ、バートランド・ラッセルだ、なんて言ったって、読める学生がいないでしょ。ところが当時では大学はもちろんのこと、そこそこの受験校であれば、高校3年生がこのレベルの英文を年間20冊程度、副読本として読んだ、というのですからね。今とは隔世の感があります。 その他、大学英語テキスト系出版社各社の栄枯盛衰史みたいなものも載っているので、私くらいまでの世代の人間にとっては読んでいてすごく面白い。この小冊子、案外馬鹿になりませんな。 というわけで、大学で英語を教える者としては、ちょっとばかり生まれて来るのが遅かったかしら、などと思いつつ、大学英語テキスト出版にまつわる業界秘話を楽しく読んでしまったワタクシなのでした。
October 20, 2008
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先程、『情熱大陸』という番組を見ていたら、幅允孝という若い人のことが取り上げられていました。で、途中から見たのでよく分からない部分もあるのですが、どうもこの人の職業は「本のソムリエ」だというのです。 つまり、面白い本を選び、それをディスプレイしたりする仕事らしいんです。 で、頼まれるのは、書店であることもあり、また結婚式場であったり、病院であったりする。ケース・バイ・ケースで、そこにふさわしい本を選び、それを納入し、かつディスプレイする、と。そういう仕事らしいんですな。 うーん。それが仕事になるのか・・・。 もちろん、自分にとって面白い本を知っているか、ということではなく、依頼者の要求に合わせた本選びをしなくてはなりませんから、よほど本のことに詳しくないとダメですし、また納入の際にはディスプレイもしますから、そういう面でのセンスもなくてはならないので、やっぱり難しい仕事だとは思いますが、本好きの立場からすれば、なかなか羨ましい仕事ではありますね。 従来、本好きの夢の仕事とは、「いつか自分の好きな本だけを集めた本屋を開店すること」と相場が決まっていましたが、それ以外にも本好きが夢見る仕事があるんだ、ということを証明してみせたことだけでも、幅允孝氏はすごいと言わざるを得ません。32歳ということですが、あっぱれなものです。 いやはや、世の中には面白いことを考え、面白いことをやる人がいるものですなあ。私も今更ながら、幅さんに弟子入りしようかしら。本好きという点から言えば、弟子入りするくらいの資格はありそうですからね。 というわけで、今日の『情熱大陸』、私にはなかなか面白い特集だったのでありました、とさ。
October 19, 2008
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「秋眠暁を覚えず」などと言うかどうかは知らず、とにかく、暑くもなく、朝晩はやや肌寒くと、まさに睡眠のためには絶好の季節となりました。 そのせいかどうか、このところ眠い、眠い。 で、その眠さが頂点に達した金曜日から土曜日にかけて、自分でも驚くほど寝てしまいました。いや~、人間、寝溜めはできないと言われますが、昨日・今日の寝方は寝溜めとしか言いようがない。もうほとんど、食事時間以外はすべて眠ってしまったと言ってもいいくらい。48時間中、36時間くらい寝たかも。 ま、後期が始まってしばし、講義の予習と緊張と、あとは各種書類書きに時間をとられたことなどから、疲れがたまっていたのでしょうか・・・。 それでも今日、土曜日は午後から少し持ち直して仕事もしましたけど、やはり基本、眠いです。 というわけで、いま一つビシッとしませんけど、生理的欲求には逆らえません。今日はもうそろそろ寝ちゃいましょうかね。それでは、お休みなさ~い!
October 18, 2008
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ジェフリー・ディーヴァーの『The Bone Collector』を読了しました。 ディーヴァーと言えば、肢体不自由探偵リンカーン・ライム、ということになるのだろうと思いますが、そのライムものの最初の作品になる『ボーン・コレクター』、デンゼル・ワシントン主演の映画版も話題になりました。 で、私も映画の方を先に見てしまったのですけど、後から原作を読んでみて、世上言われる通り、「映画版は原作の面汚し」ということがよく分かりました。確かに小説の方が断然面白いです。(以下ネタバレ注意) 小説の出だしは、映画版と同じく、NYの警官であるアメリア・サックスが、通報通り、空き地に生き埋めにされた男性の死体を発見するところから始まります。そしてその死体の指には女性ものの結婚指輪が嵌められていて、殺された男の妻もまた誘拐・監禁されており、あと数時間内には殺されるであろうことも予告されている。 で、この事件の捜査を地元警察から依頼されたのが、捜査中の事故で肢体不自由となってしまった元捜査官リンカーン・ライムだった、と。しかし、そのライムは数年に亙る苦しい療養の後、回復が見込めないことに絶望して尊厳死をすることを選択したばかり。そんな風ですから、当初彼は捜査協力を拒絶します。 ところが、やはりそこは捜査官の本能といいますか、誘拐された妻の居所を突き止める手がかりに気づいたライムは、この事件に限り、捜査に加わることにするわけ。死ぬのは、いつでもできるわけですから。 そしてそれからは犯人の「ボーン・コレクター」とライムの壮絶な一騎討ちが始まります。ボーン・コレクターが残していく手がかりを元に、ライムが智恵を絞って彼の犠牲者を辛うじて救出すると、もう既に次の犠牲者が誘拐され、といった具合。 で、ベッドから起き上がることすらできないライムの指示を受け、現場の捜査を行うことになったのが、そもそも事件の発端となった生き埋め死体を発見した女性警官アメリア・サックス。ある意味よく似た性格のライムとアメリアは、捜査方法を巡って激しく反発し合いながらも、次第に互いの能力を認めるようになっていくんですな。 となると、当然のことながら、両者の間には特別な感情が生まれるようになり・・・ かくして、ライムとアメリアは協同してボーン・コレクターの捜査に全力を尽くすのですが、その一方、この事件が終われば自殺を決行することを決意しているライムと、それを何としても阻止しようとするアメリアの精神的なぶつかり合いというのも噛んできて、小説はさらに複雑な様相を呈するようになる、と。 が、実はライムの自殺を阻止することにもっとも力を尽くしていたのは、ある意味、ボーン・コレクターだったのかも・・・。 ひゃー、もうこれ以上言えね~! というようなサスペンスなんですけど、リンカーン・ライムもののファンとしては、ライムとアメリアの最初の出会いが描かれていることからして、とにかくこれを読んでおかないとまずいという作品。教授のおすすめ!です。ちなみに、映画版と原作では、細部が大分違いますよ~。これこれ! ↓ボーン・コレクター(上)ボーン・コレクター(下) さて、すっかりジェフリー・ディーヴァーの作品の虜となったワタクシですが、実はもう次の作品を購入しちゃっているんです。ワタクシが次に読もうと思っているのは、リンカーン・ライムものではなく、ディーヴァーがブレークした最初の作品と言われている『A Maiden's Grave』という作品。耳の不自由な女の子たちが脱獄犯たちに人質にとられるという事件が勃発し、彼女らの救助を目指す捜査官と、犯人側の息詰まる攻防戦が始まる、というようなサスペンスらしいのですけど、この粗筋だけでも面白そうでしょ? 読み終わったらまたご紹介しますので、お楽しみに~!
October 17, 2008
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今朝がた新聞を読んでいたら、今、日本では「夜間救急医療」の充実が急務であるようなことが論じられていたもので、通勤の車の中であーだこーだ考えていたんですけど・・・ 別に救急医療でなくとも、「夜だけ開業する医院・病院」というのがあっても良いのでは、と。 お医者さんの世界にも色々あって、たとえばある範囲の住宅地にある一定の数の医院・病院が出来ると、そこから先は飽和してしまい、互いに患者を取り合うようなことになってしまうので、新しく開業の意思を持ってやってきた医者に対しては「どっか他所で開業してくれ」的なプレッシャーがかかるそうですが、これにしたって、みんながみんな昼間開業しているから飽和するのであって、「うちの診療時間は夜8時から翌朝5時までです」とかいう夜専門の開業医だったら、別に問題ないのではないかしら。 いいじゃないですか。夜の医者。響きからしてなんかいい。 だいたいね、夜開いている医院・病院って需要あると思いますよ。と言いますのも、以前、私の姪が大病したとき、夜中に看護の交代に行くと、大学病院の待合室に若者がいつもわんさか居て、びっくりしたことがありますもん。そのほとんどが暴走族の皆さんで、族同士の抗争で怪我をしたのか、警察に追われているうちに転倒したのか、とにかく怪我した本人と、その仲間たちでいつでもごった返していました。で、そんなのの大半は擦り傷、切り傷なんですから、何も大学病院じゃなくてもいいわけでね。もし夜開いている医院があれば、そこに行けば済む話なわけですよ。 もちろん族の皆さんだけではなく、普通のサラリーマンだって、明日から出張だというのに風邪をひいたとか、そういうのが夜中に普通の内科医院に行けたら便利じゃないですか。 あるいは、昼間開業している医院を安く借りて、別な医者(と看護師たち)が夜に別な医院を開業する、というのはどう? まだ開業の資金がない若手のお医者さんが、しばらくの間、他のお医者さんの医院を夜だけ借りて、夜間開業するわけ。昼と夜で医院の名前が変わる、なんて、結構面白いと思いますけど。 ワタクシ、自分自身もかなり夜型の人間で、夜遅くまで起きているという状況が好きなんですな。ですから、24時間営業のコンビニとか、ガソリンスタンドとか、そういうの大好き。スーパーマーケットで24時間営業なんてところがたまにありますけど、そんなのが近くにあったら可能な限り夜中に買い物に行きたいくらい。それからもし24時間営業のユニクロがあったら、絶対、贔屓にすると思うな。先日行った博多の街が気に入った理由も一つはそれで、あそこは結構夜遅くまで開いている店が多いんです。夜8時には繁華街がシャッター街になる名古屋とは大違い。 ま、そんな調子ですから、夜中に煌煌と明かりをつけている医院・病院があったら、ワタクシは頼もしくていいと思うんですけどね。 というわけで、救急医療としてではなく、ごく普通によるだけ開業する医院・病院があったらステキだな~と思っているワタクシなのですけど、さてさて、読者諸賢のご意見や如何に。
October 16, 2008
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最近キリンから発売された発泡酒で「スムース」ってのがありますが、あれ、「スムーズ」って発音して欲しいなあ、と思っているワタクシなのでした。「スムーーー・・・ス」なんて言うと、何だかお腹から力が抜けるような気がするんだよね・・・。 ま、それはともかく、今日のワタクシは何だかご機嫌。と言いますのも、大の苦手の書類を一つ、提出し終えたんですよね~。わーい。 で、その書類ってのが、「ガクシン」に出す「カケンヒ」の申請書なのでありまして。「ガクシン」ってのは「日本学術振興会」、「カケンヒ」ってのは「科学研究費補助金」のこと。要するにこいつに申請すると、研究のための資金をくれるというわけなのでありまーす。 噂によると、来年は文部科学省からもらえる研究費が大幅削減されるらしいので、それに備えて、別口からお金をもらっておこうという腹なわけですな。 とはいえ、申請したからもらえるというものでもなく、申請が通る確率は20%くらい。それでも宝くじと同じで、申請しなければ絶対にもらえないのですから、申請しておくにしくはない、と。 一つ問題なのは、ワタクシ、この種の書類書きがやたらに苦手でありまして。今回申請を決意してからも、腰が重い、重い・・・。 が、最近のカケンヒ申請は随分進化したと言いましょうか。「電子申請」といってすべてネット上で書類が作れるようになっているんですけど、これがなかなか使い易い。書類書きが苦手なワタクシですら、案外スラスラと。 で、ここ数日の苦労が実って、書類完成! というわけで、心は既に「カケンヒ、獲ったどー!」的な気分なのであります。わっはっは! まさに「とらぬタヌキの何とやら」なのですが、何となく充実した気分のワタクシなのでありました、とさ。今日も、いい日だ!
October 15, 2008
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突然ですが、米国財務次官の名前が「カシュカリ」(貸し借り?)さん、というのは、妙に面白いですね。 それはさておき、後期から「TOEICテスト(リーディング)対策」の授業が始まりました。で、その予習というか、準備をしているのですが・・・。 自分でやってて、ビミョーですな。 いや、もちろん勉強熱心なワタクシのこと、やるとなったら結構しっかり勉強するんですけど、勉強すればするほど「TOEICテスト対策」というのが可能だ、ということが分かって来るんです。 つまりですね、「相手がこう来たら、こう返す」みたいな、機械的な対処がある程度まで可能なわけ。 例えば「時制の問題で一番出るのは現在完了だけど、『since』という言葉が必ずヒントになるから間違いようがない」とかいう鉄則があって、実際、そうだったりするんです。 あるいは「文章題が出る時は、本文で出てきた単語が登場する選択肢はまずカットしてよい。逆に本文で出てきた単語を別な言葉で言い換えている選択肢があれば、それが正解」というような鉄則もあって、これもかなりの頻度で当たります。 ま、そんな鉄則がゴロゴロあって、こういうのを漏れなく知っていると、肝心な英語力が怪しくても、それなりに高得点が取れるわけ。 で、そういう規則性が純粋に面白いので、ついつい「TOEICの鉄則!」的な授業をやってしまうんですけど、授業が終わった後、ふと我に返って、「確かにTOEICの成績は上るかも知れないけど・・・これでいいのかな~」と思ったりもする。 でも、TOIEC対策の授業をやってくれ、というのは大学当局からの依頼ですからね。ワタクシとしては、その依頼を請け負っているだけでして。 というわけで、この授業、面白いのか、つまらないのか、自分でもよく分からないのでありました。専門のアメリカ文学・文化論的な授業には自信満々の私も、専門外の教養英語の授業となると、ほんと、自信喪失なのであります。 でも、ま、ここまで来たら「TOEIC対策は釈迦楽教授に任せろ」的なところまで行ってみますか。
October 14, 2008
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学会がらみで九州は福岡・博多を旅して参りました。 九州というとすごく遠いというイメージがあるのですが、新幹線に乗ってしまえば名古屋から3時間半なんですね。案外近いですな。でまた、1週間以上前に予約する「早割」なる特典を使うと、本来、名古屋・博多往復で3万7千円の新幹線代も2万5千円で済む。お得、お得。それから今回宿泊した博多駅前の「レオパレス・ホテル」、これも良かった! 部屋は広くて清潔だし、備品とアメニティはどれも素晴らしいし、サービスもいいし、値段もリーズナブルだし、ビジネスホテルとしては完璧でしたね。博多へ出張される方、ここ、おすすめですよ~! さて、で、その福岡で何を見たか、ということなんですけど、基本、学会の合間を縫っての観光なので、所詮あまり遠出はできません。となると、とりあえずの選択肢は「太宰府」ということになるので、まずはそこを見てきました。これこれ! ↓ 日本史の知識が決定的に欠ける私、太宰府天満宮の何たるかもほとんど知らなかったんですけど、今回実地に見学して、なるほど「大」宰府とはそういう位置づけの役所であり、また日本で最初に「神様」になってしまった菅原道真とはそういう人でありましたか、ということを知ることができ、それなりに感慨がありました。ま、道真が自らの出世を誇ったかどうかは知りませんけど、いずれにせよ、あんまり目立つ出世の仕方をしたりすると、各方面から恨みを買いますよ、ということなんでしょうな。それにしても、単純に学問の神様と思っていたら、結構「復讐の神」的な側面もある人だったんですね。栄華を極めた右大臣の身分から遠い異国へと左遷されたんだから、無理もないけど。 また天満宮というと何故「梅」がシンボルなのか、今回の旅でようやく知りました。道真が梅好きだったんですね。というか、梅が道真好きだったのか。道真を慕って梅の方から太宰府に飛んで行ったという「飛梅」があるくらいですから。で、その縁で太宰府では「梅が枝餅」が名物なわけですけど、これは確かに旨かった! 甘いもの好きのワタクシとしては感激! それにしても太宰府って、中国や韓国からの観光客が多いなあ! 9割方そうじゃないかしら。参詣している間、ほとんど日本語が聞かれないという状況でしたけど、どうなってるの? さて、それはともかく、太宰府天満宮を一通りお参りした私は、次に天満宮のすぐ脇にある「光明禅寺」というところもお参りしてきました。これこれ! ↓ ここは禅寺ですから枯山水があるのですけど、美しい苔と枯山水のコラボはなかなかいいもので、しばし見とれながら、落ち着いたひと時が過ごせました。ここは教授のおすすめ!です。 そしてその後、でっかい国立博物館なんかもちらっと見ましたが、ここでも天神さんの由来をさらに学ぶことができてよかった。常設展もなかなか興味深かったですし。 で、博多の街に戻ってきてからは、九州一の繁華街・天神を見て回りましたけど、地元大型デパート・岩田屋の賑わいもさることながら、縦横に伸びる路地にあるお店が面白かったですね。飲食店にしろ、服飾の店にせよ、洒落た店が狭い路地に突如ポコッと出現したりして、「こんなところに、こんないい店が・・・」的な面白さがある。表通りだけ洒落た店があって、一歩裏通りに入ると閑散としてしまう一般の街とは少し趣が異なります。また今回唯一発見した古本屋「入江屋」も、なかなかの品揃えでした。 で、そんな路地裏の小さなお店(「すいか」)で食べた夕食、おいしかったなあ! 何しろ各種刺身がおいしかったし、焼きガキとか、博多名物の「がめ煮」(要するに筑前煮?)もおいしかった。 で、名古屋に戻る直前には、東京駅の赤煉瓦駅舎を設計した辰野金吾氏の遺作の日本生命ビル(現在は福岡市文学館)も見れたし、建築物マニアの私としては大満足。福岡・博多出張を堪能してしまったのでありました。これこれ! ↓ さて、そんなこんなの福岡・学会ツアーだったのですが、私としてはこれでこの秋の学会シーズンはとりあえず終了、かな。ちょっと寂しいですけど、火曜日からはまた日常業務、頑張ります。
October 13, 2008
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ノーベル文学賞、フランスのル・クレジオ氏でしたね・・・。予想、大はずれ~! このところ「コロニアル」っぽい人ばかりだったので、今度は違うタイプかと思いきや、今回もやはり「コロニアル」っぽい人が有利だったようで。あと、主要な作品を書き上げてから20年か30年くらい、ぱっとしない「過去の人」の方が有利なのかも知れません。 さて、それはさておき、このところ株が大幅に値下がりを続けているようで、テレビなどを見ていると何だか大騒ぎですね・・・。 しかし、株のかの字も持っていないワタクシには、何のことやら。同僚に聞いても株を持っている人なんてほとんどいませんし、ワタクシの周辺は至極平和でございます。 ってか、「株」もまた「モノ」でしょ? ならば「株価」は「物価」の一つのはず。その物価がどんどん安くなっているというのですから、ある意味結構なことじゃありませんか。ワタクシなんぞ、むしろ今こそ株でも買おうかなと思っているくらいですわ。だって、そんなに安い、安いというのなら、買いたくもなるじゃないですか。 大体ね、株の値が下がるのが心配で、わざわざ証券取引所みたいなところにボードを見に行く人がよくテレビに映りますけど、それは愚の骨頂じゃないの? みっともない。見てたってどうなるもんでもなし、そもそも値が下がって困るくらいなら、最初からハイリスクな株なんかに手を出さなきゃいいのに。 こういう時こそ、安くなった株をどんどん買い足すくらいじゃなきゃ。さもなくば、黙って放っておけばいいんですよ。浮足立って「早く売らなきゃ・・・」と思う奴が沢山いるから値が下がるのであってね。 今、どんなに下がったって、いつかはまた上るんだから。株ってのは、そうやって上ったり下がったりするもんなのよ。それが株なの。最初から決まっているの。歴史的に見ても、そういうものなの。だから下がったからって、驚くほどのことはないじゃないですか。 マスコミもマスコミだ。このくらいのことでガタガタ騒ぐんじゃありません。お金のことで右往左往するなんて、見苦しいにもほどがありますよ! さて、いよいよ秋の学会シーズンが始まりまして、明日は博多です。しばらく更新が途絶えますが、帰ってから九州土産のお話しでも書きますので、乞ご期待! それでは、行って来まーす!
October 9, 2008
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昨夜は日本人3人がノーベル物理学賞を受賞するという嬉しいニュースに日本中が沸きましたね! ちなみに、今回の3人を加えると、日本人としては総勢15人がノーベル賞を受賞したということになるわけですが、これはアジアとして見ると、ものすごく多い人数です。インドが4人、中国が2人、韓国が1人(平和賞)・・・とかそんなもんですから。 逆に多いのがアメリカで302人、イギリスが106人、ドイツが80人、フランスが53人・・・といったところ。アメリカの多さが突出していますが、イギリスもかなりなもんですね。アングロ・サクソンとか、ゲルマンとか、ノルマンとか、要するにゲルマン系が強いんですな。ま、なんとなくわかるような気がするけど・・・。 ところで、私の専門であるアメリカ文学からノーベル賞を考えますと、アメリカ人作家でノーベル文学賞をとったのは、1993年のトニ・モリスンが最後で、その後14年間出ておりません。(ちなみにその前は1976年のソール・ベロー、その前が1962年のジョン・スタインベック、その前が1954年のアーネスト・ヘミングウェイ、その前が1949年のウィリアム・フォークナー、その前が1936年のユージーン・オニール、その前が1930年のシンクレア・ルイス。1978年にアイザック・バシェヴィス・シンガーが受賞していますが、彼はイディッシュ語で作品を発表する人なので、それをアメリカ作家というべきかどうか、ちょいと疑問)。 ということで、そろそろアメリカ作家が来てもいいのかな、と思ったりして。 でまた、最近の英語圏のノーベル文学賞受賞者を見ると、ドリス・レッシング(2007年受賞、ペルシャ生まれのイギリス人)にしても、ハロルド・ピンター(2005年受賞、イギリス生まれのユダヤ系ポルトガル人)にしても、V・S・ナイポール(2001年受賞、トリニダート出身インド系イギリス人)にしても、なんかこう「コロニアルっぽい人」ばっかりで、そろそろ「本国っぽい人」(?)が受賞する番なのではないかと。 で、仮に今年、アメリカ作家が受賞するとしましょう。その場合、どんな人が受賞しそうかなあ。 毎年有力視されているのは、フィリップ・ロスとジョイス・キャロル・オーツですが、この他ではトマス・ピンチョンとか、その辺でしょうか。 で、さらに仮にこの3人の中から最有力なのは誰か、と考えると、まずオーツは消えるでしょう。最後に受賞したト二・モリスンが女性でしたしね。それに、内容から言ってもオーツはないな。 となると、ロス対ピンチョンか・・・。ロスは高齢になった今も精力的に作品を出していますが、ユダヤ系ではソール・ベロー(や、アイザック・バシェヴィス・シンガー)が既に受賞しているので、その点ではピンチョンが有利か・・・。でも、ピンチョンが受賞したとして、ほとんどマスコミに顔を出したことがない彼が果たして授賞式に出席するかどうか怪しいところ。 うーん、難しいけど、いろいろ勘案して、もしアメリカ作家が受賞するとしたら、その人は・・・ 「フィリップ・ロス」に教授の一票! 文学賞の発表は、明日9日ということのようですが、果たしてアメリカ作家の受賞はあるか、あったとしてワタクシの予想は当たるのか、興味津々です。 え? 村上春樹? ない、ない!
October 8, 2008
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今朝、通勤途中、カーラジオを聞いていて俳優・緒形拳氏の訃報に接し、思わず「ウソだろ?!」と叫んでしまいました。享年71歳。ついこの間も『ゲゲゲの鬼太郎』に出演されていたようですし、どこかがお悪いという話も聞きませんでしたので、本当にびっくり。事故かと思いましたが、どうもそうではないようですね・・・。やはり、どこかお悪かったのでしょう。 そんなにお悪かったのに、最期まで素振りも見せなかったなんて、そのことだけでも凄いですなあ。 で、臨終に立ちあわれた俳優・監督の津川雅彦氏によれば、緒形さんは亡くなる直前、見舞いに来ていた津川氏の手を握り「お前身体大事にしろよ! 良い映画沢山創ってくれよな! 治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな」と、しっかりした口調で言ったそうですが、この「白焼きをな」というところが泣かせるじゃないですか・・・。そしてそのわずか4時間後には「歌舞伎役者のように、虚空を睨み付けながら、静かに、静かに、息を引き取った」というのですから、聞くだけで胸が塞がります。 こういう立派な臨終を知ると、果たして自分はこういう風に死ねるだろうか、という気持ちになりますね。私なんぞ修行が足りないから、ジタバタして、大騒ぎの内に死にそうだなあ。 日本映画をあまり見ない私としては、『砂の器』も『鬼畜』も『楢山節考』も『復讐するは我にあり』も見てないので、要するに緒方さんの代表作を何一つ知らないということになるのでしょう。が、それでも鬼畜的な、と言いますか、「開き直った悪」の化身のような、凄みのある演技の似合う俳優らしい俳優だな、という風に見ていましたし、まじめで浮ついたところのないところも好きでした。 というか、あれほどギラギラした悪党役が似合う俳優でありながら、顔つきそのものはどこか女性的で、美人だった私の祖母にちょっと面影が似ていたから、それで何となく無条件に好きだったのかも知れません。 それにしても、71歳なんて俳優としてはまだまだ先があるはずなのに、残念なことでございます。日本を代表する名俳優・緒方拳さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
October 7, 2008
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ワタクシ、自慢じゃありませんが、というかモロに自慢ですが、手の指のキレイなことでは人に負けないところがありまして。 生まれた時、看護婦さんが母に「この子の指はキレイですねえ・・・」とつくづく感心して言ったそうですが、他に褒めるところがなかったという説はともかく、実際、指が長く、すらりとした様は「手タレ」として通用しそうな感じ。 ところが、今日はその美しい指に傷をつけてしまいまして。いや、傷と言っても書棚の角にぶつけて1センチほど切ってしまっただけなんですが。 で、合計2ccほどの流血の惨事(?)となったのですが、その流れる血を見ていたら、何だか急にスーッとした気分になってきて・・・ 危ない、危ない! 貧血で倒れるところだった・・・! 2ccの流血で貧血! なんだそれ? で、ここで記憶は遠く高校時代に遡ります。ポワ、ポワ、ポワ、ポワ・・・ 高校生だった頃、下校前の掃除の時間に、どういう弾みだったか、割れたコーラの瓶を掴んでしまって、親指の腹をざっくり切ったことがありまして。アッと思う間もなくドクドクと血が湧いてきて、この時はさすがに保健室に駆け込み、手当てをしてもらったのでした。 で、一応血が止まったので、さて帰るかと思い、バス停に並んだわけ。すると・・・ あれ、何かヘン・・・。周囲の景色が水中にあるもののようにキラキラして揺らめきだしたぞ。それに急に耳が遠くなったような気がする・・・。と思ったら、今度は見えるものすべてが黄色になってきた・・・。 で、そのままバッタリ。脳貧血で倒れたのでした。ポワ、ポワ、ポワ、ポワ・・・。はい、現代に帰ってきました。 つまりですね、どうやらワタクシは指に怪我をすると、たとえどんなに小さな怪我でも、基本、貧血を起こすと。ま、そういうことらしい。 というわけで、実はまだちょっとフラフラしておりまして、時折ふっと気が遠くなりそうなんですけど、長さ1センチの切り傷でこれでは、ちょいと情けないねえ。 ま、教授の弱点は白魚の指にあり、ということですね。今後、指だけは怪我しないように気をつけようっと!
October 6, 2008
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最近気になるニュースに「ファミレスの危機」というのがあります。ガソリンの高騰に伴い、郊外型レストランであるファミレスを支えてきた客層が激減。で、どの系列のファミレスも経営が相当苦しくなっているのだとか。業界一位の「すかいらーく」は、より低い価格帯のメニューを擁するガスト店を増やしたり、苦戦しているバーミヤン店を閉鎖したりしているようですし、「デニーズ」はデニーズでメニューを刷新し、ものによって大幅な値下げをしているのだとか。「京樽」に至っては、ファミレス業界からの撤退を表明しましたしね。 ま、ファミレスは店舗数が多いですからね。いい時はいいけど、悪くなると途端に負担が重くなるんでしょうな。かつてのダイエーみたいなもんです。どんどん店舗を多くして、どんどん売り上げを伸ばして・・・ということをやっていると、いつかこういう目に逢うと。 それにしても、ファミレスを襲っているこの不景気の波は、果たしてガソリンの高騰だけが原因なのかしら? もちろん大局的に見るとそれがきっかけの一つなのかも知れませんが、それだけではないような気がする。 だって、私自身のことを考えても、最近、ファミレスに行ったことないですもんね。ファミレスを通り越して、もっと遠いレストランまでクルマで行ったりしている。だから、少なくとも私に関しては、ガソリンが高いからファミレスに行かなくなった、というセオリーは当てはまりません。 じゃ、なんでファミレスに行かないのか。やっぱり料理が画一的で、さほど旨くないからでしょう。それでいて、ファミレスでの食事が必ずしも安上がりというわけでもない。ドリンクバー付けたりすると、普通に一人1200~1500円くらいしちゃうでしょ? それだったら、もっとおいしく、かつ洒落た店でランチが十分できます。何もファミレスに行かなくてもいいでしょ、という話になります。 今から30年くらい前、まだそれほど外食というものが一般的ではなかった頃に登場しはじめたファミレスは、結構魅力がありました。そこそこの値段でサラダやスープまでついた洋食が食べられるレストランなんて当時はあまりなかったですし、メニューのバラエティーの豊富さも、家族で行くにはよかった。我が家だって、随分行きましたもん。 しかし、それから30年も経てば時代も変わります。小さな子供がいるとか、そういう場合は別でしょうけど、今、何も好き好んでファミレスに行きたいとは思いませんなあ。一言で言って「飽きた」といいますか、「もうファミレスは卒業した」という感覚が、何となくあるような気がする。 結局、ファミレスの危機は、そういう心理にあるんじゃないかしら。だから、多少値段を下げようが、あまり効果はないんじゃないかと。だから、ファミレス業界の偉いさんたちは、もっと別の観点から再建策を考えた方がいいと思いますけどねえ・・・。 が、逆にプラス志向で考えれば、全国に点在するファミレスというのは、それだけで大きなインフラだと思うんですよね。仮に業種転換するにしても。このインフラを、何かに活用できないものかしら・・・。 ま、すぐにはいいアイディアが思い浮かばないですけど、ファミレスが経営不振に喘いでいるというニュースを耳にする度に、なーんかいい方法はないかしらと、頼まれもしないのに思ってしまうお節介なワタクシなのでした。
October 5, 2008
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今日は割と仕事が進んだので、夕方、家内を連れて散歩に出ました。 行きつけのギャラリーに立ち寄ってオーナーとしばし話をし、ケーキ屋さんによってケーキを買い、それで帰るつもりだったのですけど、夕食の素材が一つ足りないことが分かったので、それを買うためにスーパーに寄ることに。すると・・・ おお! 青果コーナーに山と積まれた美しい黄金が! そう、ミカンです。ついにミカンが山積みになったのでございます! もちろん馬鹿高い温室ミカンは前からありましたけど、そうではなくて、我ら庶民に手の届く奴が売り場に並んだというわけ。ひゃー、嬉しい! 私の愛する温州ミカンちゃんがついに今年もやってきてくれたのねん! でまた、まだ完全なオレンジ色ではなく、半ば緑色なところがまた「走り」の感じがして好ましいじゃありませんか! ということで、早速、自分で選んで買いましたよ。ちなみに、私は自称「ミカンの精」であるだけあって、ミカンの山から甘い奴を選び出すのがすごく上手なのでありまーす。で、家に帰ってから早速一個食べましたけど、この時期としてはまずまず甘かった。ま、私の場合、あまりにもミカンが好き過ぎて、甘かろうが酸っぱかろうが、喜んで食べてしまうのですが。 しかし、それにしてもあの皮を剥いた瞬間に迸り出るミカンの香りというのは、素晴らしいね。ああ、秋が来たんだなあ、という実感があります。 そういえば、散歩の途中、どこからともなくキンモクセイの香りが漂ってきましたけど、ミカンといい、キンモクセイといい、世は間違いなく秋へと向かっておりますなあ。 今日は大好物のミカンも食べられたし、秋の気配も感じることができたし、なかなか良い一日となったのでありました。今日も、いい日だ!
October 4, 2008
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山口県光市の母子殺人事件に関連し、橋下弁護士(当時)が某テレビ番組に出演中、被告弁護団に対して懲戒請求を呼びかけた件で、橋下氏に対し800万円の支払いを命ずる原告勝訴の判決が出ましたね。で、橋下弁護士は「私の考えが間違っていたものと重く受け止めている」とコメントしつつ、「三審制であることを考慮し、高裁の判断を聞きたい」として控訴したのだとか。 ま、この件、特に私の関心を惹くものではなかったのですけど、今日、あるブログを見ていたところ、この判決に疑問を呈する意見が書かれていて、それを読んでからちょっと見方が変わりました。 その方曰く、当時、日本の国民の大半は「懲戒請求」という制度が存在することを知らなかったのであり、橋下氏は(専門家として)「こういう制度があるよ」と知らせただけだ、というのです。それのどこが違法なのだ、と。 ははあ・・・。なるほど。確かに、そう言われてみればそうだよなあ・・・。 で、俄然興味が出てきて考えたのですけど、上のような観点から考えると「懲戒制度があるのだから、被告弁護団のやり方に疑問がある人は、この制度を利用したらどうですか?」という趣旨で発言した橋下氏が、それほど「表現の自由の範囲を逸脱していた」とも思えないような気がします(しませんか?)。 ま、百歩譲ってちょっと逸脱していたとしても、実際に「懲戒請求」という制度があって、しかも国民であれば自由に懲戒請求していいというシステムになっている状況下で、橋下氏の呼びかけで沢山の懲戒請求が出され、それが被告および被告弁護団にとって不利益になったとしたら、いけないのは橋下氏ではなく、「懲戒請求の制度」そのものじゃありません? 橋下氏の存在とは関係なく、国民の多くが特定の弁護士に対してこの制度を利用する可能性はいつでもあるのですから、それが不都合だというのなら、そもそもこの制度自体が悪いとは言えないでしょうか? 懲戒請求制度はある。しかし、それが実際に使われると弁護士たちが困るから、使うよう呼びかけた奴は罰する。・・・これはちょっと通らない話なのではないかと。 色々考え方がありますから、難しいところですけど、何だかそんな気がしてきました。読者諸賢のお考えや如何に? でも、それを言ったら、橋下氏自身がこういう議論なり、コメントなり出さないといかんですよね。「自分が間違っていたと思うが、三審制という制度があるから、一応控訴してみる」なんてコメントじゃ、説得力ないじゃん! それにしても、「表現の自由」「言論の自由」というのは、難しいコンセプトではありますね。それを奪ってしまったらまずいものの、かといって何を言ってもいい、ということにすると、それはそれでまずいところがある。 難しいですなあ。 ま、果たして高裁はこの件についてどういう判断を示すか、興味をもって見守るとしましょうか。
October 3, 2008
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国立大学法人の運営交付金がガンガン減らされておりまして、来年あたりから年間削減率が3%になるのではないかと言われております。今年までは1%でしたから、削減率を3倍にしようというわけ。まだ実際にそこまで行くかどうかは未定ですけどね・・・。 するってーと、非常勤講師を雇うお金が無くなるので、専任の教員の負担が増える、と。ただでさえ負担の重さに耐えかねているってのに、これ以上の負担が来たら、駱駝の背骨も折れますぞ。 で、我が英語科では、一般教養英語の授業に「e-ラーニング」を採り入れる話が再燃しております。 「e-ラーニング」ってのは、要するに、人間の代わりにコンピュータに英語の授業をやらせようということなんですな。最初にいいプログラムを作っておけば、あとは学生が各自、インターネットを通じてアクセスし、そのプログラムを使って英語を勉強すればいい。いちいち教室に出向く必要すら無くなるし、特定の時間以外でも、自分の都合のいい時にやればいい。 10年位前に、「e-ラーニング」なるものが登場してきた時は、ネット環境も弱かったし、パソコンの能力も低かったし、さらに業者との契約にあまりにもお金がかかり過ぎたため、話だけで終わってしまいましたけど、今は色々改善されてきて、この話も少し現実味を帯びてきました。 で、私個人の意見では、「e-ラーニング」実施大賛成。だって、語学の学習なんて、結局、個人個人がしこしこ勉強するしかないのであって、1週間に一度、大学の教室に集まって一時間授業を聞いたくらいで上達するはずないですもん。そういう意味で、意欲のある奴が好きな時間にいくらでも勉強できる「e-ラーニング」の方が絶対いいと思う。 が、聞くところによると、実際に運用しようとすると、なかなかうまく行かないもんなんですってね。 ちゃんとプログラム作って、易しいところから難しいところへ徐々に進んでいくソフトを作っても、どうすれば一足飛びに単位が認定されるところまで課題をこなすか、その裏ワザみたいな情報が学生の間に出回って、まるで効果が無くなってしまうんですって。 だから、結局、学生に教室まで来させ、教員の見ている前でアクセスさせ、教員が巡回して、彼らがズルをしていないかどうか見張ってなければならないらしい・・・。 意味ねぇ~! 全然教員の負担減になってねぇ~! というわけで、まだまだ問題山積みなんですけど、いつの日か、一般教養英語の授業をやらなくて済むような時代が来るのでしょうか。 来るなら、ワタクシが停年になる前に来て~!
October 2, 2008
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ジェフリー・ディーヴァーの『The Sleeping Doll』を読了しました。 この作品の主人公はリンカーン・ライムではなく、カリフォルニア在住の女性捜査官キャサリン・ダンス。リンカーン・ライムが物的証拠を基に捜査を進めるのに対し、キャサリン・ダンスは尋問のプロ。尋問相手の答えの内容、答え方、身振り手振り、視線などから、的確に相手のウソを見抜き、真相に迫っていく、敵に回したらこわ~い女性。 で、その内容はといいますと(以下、ネタバレ注意)、殺人犯として服役していたダニエル・ペルなる人物に新たな殺人罪の疑いが生じ、彼は脱獄不可と言われた刑務所から一旦出され、キャサリン・ダンスの尋問を受けることになるんです。ところが、事前に外部に配置しておいた仲間の手助けにより、ペルは、尋問の途中でまんまと脱走してしまう。 で、脱走したからにはスタコラ遠くに逃げ出すかと思いきや、再逮捕の危険も顧みず、ペルは警察の裏をかきながら西海岸モントレーの周辺に留まる。それは何故か・・・。 実は彼も本当はある目当ての場所に逃走するつもりはあるのですが、その前に何人かの人間を殺す必要があったんですな。というわけで、巧妙に逃げ回りながら標的を狙うダニエル・ペルと、彼をつかまえようとするキャサリン・ダンス捜査官との対決が始まる・・・、ま、そんな話です。 が、リンカーン・ライムものと少し異なって、この『スリーピング・ドール』は、話の展開が思いの他スローペース。といって、退屈するというわけではなく、ただ犯罪捜査以外の脇の話が色々あって、例えば現在は未亡人として二人の子供を育てているキャサリンの新しい恋の話とか、あるいはダニエル・ペルに唆されて彼の「ファミリー」のメンバーとなっていた4人の女たちそれぞれの人生とか、そういうのがのんびり語られていくところが、それはまたそれで面白いわけ。 それに、この作品はカリフォルニアが舞台。NYよりもカリフォルニアの方に土地鑑のあるワタクシとしては、そういう意味での面白みもありますしね。 というわけで、なんとなくのほほんとした作風のサスペンス(オクシモロン?)を面白く読了した、という感じかなあ。ま、のほほんとはしていても、もちろん、最後にお約束のどんでん返しが控えてますから、最後まで気は抜けませんぞ。教授のおすすめ!です。これこれ ↓【予約】 スリーピング・ドール それにしても、この夏は随分沢山ジェフリー・ディーヴァーを読みましたが、ここでついに彼の代表作、『The Bone Collector』に取りかかろうかと思っています。お楽しみは最後に取っておこうと、これを後回しにしてきたのですが、そろそろ読んでもいい頃かと思いましてね。 さて、それでは、久し振りにリンカーン・ライムのお手並み拝見と参りますか!
October 1, 2008
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