2007/09/10
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カテゴリ: 物語
 ポツ・・・ポツ・・・


  本格的に冬季ともなれば風花が舞い、辺りを白銀に染め上げるのだろう。
  神の峰に面する高地に在るアレシャイム。この土地で天候の急速な変化は、通例の出来事でもある。
  吹き抜ける冷風に、思わず身体が引き締まった。

  空中庭園は、大噴水を抱く聖霊苑を中心に、複数の同心円からなる円通路と、中央から放射状に伸びる8本の直通路が、交差するように形成されている。其々の直通路は庭園内の主要機関へと繋がっていた。

  大図書館へと向かう道すがら、数々の花々と緑で彩られた庭園通路を歩いていると、

 ガサ…ゴソッ

  通路脇に植栽された緑が不意に揺れる。
  ここは小型の鳥獣を飼育する苑囿をも兼ねた場所である。我は全く邪気を発しないその気配に、大した注意も払っていなかった。
  しかし、我らの前に転びでた何かは、明らかに常軌を逸していた。

  「…えっ?」


  核言う我も、思わず目をしばたたいていた。
  我らの行く手を塞ぐように、通路のど真ん中に木箱が出現していた。
  よく観察すると、石畳と木箱の隙間から2本の触覚、もとい金色の髪が垣間見える。
  僅かに木箱の淵が上がり、辺りの様子を窺うように木箱が左右に揺れる。
  どうやら中に人がいるらしい。
  最初、雨避けに木箱を逆さ向きに被っているのかとも考えたが、木箱の大きさは子供が蹲って漸く隠れられる程の大きさしかない。そんな状態で濡れた石畳に接していれば本末転倒だろう。

  「まぁ…季節の変わり目じゃしな…」

  正直な感想を述べてはみたが、これ以上、どう反応して良いのか正直判らなかった。

  「あっ、あのー、何をやっているのですか?」

  律儀にもレムが謎の生命体に話かけていた。言葉が通じる事を祈って…
  漸く此方に気付いたらしい。木箱がビクッと上ずるように反応した。

「・・・」




  どうやら強引に無視していくつもりらしい。

「…」

  なんとなく、腹が立って、我は木箱からはみ出ている触覚(長い髪)を踏みつけた。

 「ふみぃーーーっ!!」

  妙な悲鳴を上げてその場で急回転を始める木箱。
  そのままの勢いで、植え込み中に突入する。

 バキッ…ビキッ…ゴキィ

 「うにゃっ!?」



  「・・・さっ先を急ぐとするかの」

  これ以上の接触を図る事に、ある種の危険を感じ、急ぎその場を離れる事にした。
  ある程度歩を進め、木箱が見えない位置に達したところで、

  「木箱さん大丈夫でしょうか?」

  良心の呵責を禁じえなかったのだろうか、レムが不安気に背後を顧みていた。

  「だ、大丈夫じゃろう…」

  ぎこちない笑みを作るが、我にとって、とても不幸な腐れ縁を予感し身震いをする。
  しかし、思わぬ、木箱(?)の登場により、気勢を殺がれてしまっていた。

  目前に迫った大図書館に気持ちを戻し、気を引き締めなおす。
  聖宮セラフィムガードの空中庭園の一角に、大図書館はあった。
  周辺に人影は殆ど見当たらない、雨が降っていることもあるが、ここに招かれた大部分の人間は、聖宮内部で執り行われている聖霊音祭に出席しているのであろう。

  「ほう、これは…」

  周囲の街灯が闇の中に浮かび上がらせる大図書館は、重厚な佇まいを見せていた。
  中央にアアル=セナートルの巨大な神像を抱く、巨大な建築物。建物全体が、何ともいえない物々しい雰囲気を醸し出している。
  しかし、それと同時に、何処か懐かしい雰囲気も感じられた。
  それは恐らく、この建物が我ら屍族に通じるほどの、長い時の流れの中にあったからであろう。話に聞けば、大聖堂が移転する遥か昔から、この建物は存在していたと云われている。

  警備の衛兵は正面の扉にひとり。
  我は双子を下がらせると、ひとり衛兵へと近づいていく。一言二言、言葉を交わし、懐から取り出した宝石の粒をそっと握らせる。
  浅ましく頬を緩めた衛兵は手際よく、鉄の掛け金を外すと、正門の閂を抜き扉を開ける。
  我は双子を招くと、そのまま大図書館の中へと意とも簡単に侵入を果たしていた。

  「ミューク様…賄賂をお使いになりましたね?」

  見張りの衛兵が離れると、開口一番にレムが不満を訴える。
  清廉潔白を絵に描いたようなレムには、少々許せない行いだったらしい。

  「人聞きが悪いの、我は仕事熱心な一兵にそれ相応の対価を与え、少しの間だけ休養をじゃな」

  「…」

  レムの視線が痛い。

  「致し方なかろう…忍び込むよりも、この方が穏便に事が済むのじゃ」

「ふぅ…そうですね。・・・ですが…(ぶつぶつ)」

  レムの小言を苦笑と共に切り上げながら、衣服についた雨粒を払い落とし、大図書館の内部を改めて見渡していると、

  「これ、ルム。ひとりで先に行くではない」

  暗闇の中、我とレムの馴れ合いを無視して、書物の物色を始めたルムを呼び止める。
  雨に濡れ、光り輝く水滴が零れ落ちるルムの様子に、暫し見とれるが、溜息をひとつ吐き手招きをする。
  無言で側に戻ってきたルムの髪を、綺麗な刺繍の施された絹製の手巾で丁寧に拭く。

  (しっかりしているようで、自分のこととなると存外、無頓着じゃな)

  客室から拝借しておいた香油ランプに、レムが明かりを燈す。
  頼りなげな光に照らし出された大図書館内部は、その名の通りとてつもなく広かった。
  蔵書の数だけなら大陸でも屈指のものだろう。その本の大半は、諸外国から寄贈されたものらしい。祝日に限り一般公開もされていると聞き及んでいる。
  中央は大きな吹き抜けになっており、螺旋階段が3層に別れた上階とを繋いでいた。その上方には天井には巨大なシャンデリアが氷柱の束を、模すようにぶら下がっている。

  ここは数多の蔵書を集積していく器。
  しかし、幾度の増築と改築を重ねて、器そのものは既に原型を留めてはいないのかもしれない。
  我もこの大図書館と似ているのやも知れぬ。

  (我の欠片は今もまだ残っているのだろうか?)

  (長く生きればそれだけに、得るものも多い、しかし同じだけの何かを失っていくのだろう)

  屍族は、短命種である人間とは比べ物にならない程の寿命を誇る。
  しかし、我ら屍族も『時』を支配したわけではない。我らの一生もまた、時間という概念の中では一時の夢のようなものであるのだろう。

  (・・・)

  下手な感慨のせいであろうか、先ほどから何か違和感を感じる。
  しかし、その原因が何であるのかが、はっきりとしない。

  綺麗に磨かれた、映りこみすら見える床を2、3度靴の裏で叩く。
  硬質の響きに、地下に空間が存在する含みは感じられなかった。
  我の行動を何も言わずに理解してくれているのだろう。レムとルムは黙って我の様子を見守っている。
  そのまま、双子を伴うと、迷うことなく螺旋階段の終点でもある3階部分に辿り着く。
  もし、一般閲覧を禁止された書物があるのなら、容易に進入できる場所にあるとは思えない。
  この大図書館内で、最も判りづらい場所に在るはずだった。

  「ミューク様…」

  レムは不安気な眼差しのまま、慎重に言葉を選び、続けた。

  「ミューク様が衛兵と交渉している間、外からこの建物を観察していたのですが、3階の窓の上に大きなステンドグラスが嵌め込まれていました。その特性を考えれば、内部に空間が在るはずです。おそらくこの大図書館には4階があるのではないでしょうか?」

 ギィィィ……ガゴン…

  「!?」

  その時、暗闇に包まれた3階フロアの奥底から、何かが引き摺られるような奇怪な音が響いた。
  左右に並んだ本棚が、押しつぶしてくるような圧迫感を感じさせる狭い通路を奥に進むと、

  「見つけた」

  ルムが本棚の奥に隠された、仕掛けをさらりと見つけ出し、少しだけ得意げに瞳を輝かせる。
  我が見たのは、奥の壁と共にスライドした本棚が、背後の空間に飲み込まれて行くところだった。
  次の瞬間には、ぽっかり空いた暗闇の中に、上階へと続く階段が姿をみせていた。

  「お手柄じゃな、2人共」

  我自身も薄々感づいていたことではあったが、素直に2人の功を褒め称えた。

  「うぅぅ…僕は何もしていません」

  「構わぬさ。ルムに迷いがないのは、自らの思考を信じているからではない。お主達は二人で一人でもあるのだからの」

  我の言葉の意味を理解してくれたのか、レムはいささか照れくさそうに頬を掻いていた。
  我を信頼し、自らの思考の是非を何よりも先に、求めてくるレム。
  ルムはレムと同じ考えである事を理解した上で、その答えではなくレム自身を信じているのだろう。

  そして、我は心の中でこう言葉を続けた。

  (どう足掻いても、この双子の間での1番にはなれそうにないの…)

  階下とは明らかに違う、乾燥した…いや朽ちた匂いの充満する空間に脚を踏み入れる。

  (いや、時間だけはたっぷりとある。これも時が見る夢のひとつであるのなら、偶にはそんな夢も一興じゃろう)

  我は負け戦を楽しむような気持ちで、無意識に破顔していた。



毎度の事ですが誤字・脱字、細かな言いまわしなどは
フリーページの方で改訂致します。

半角1万文字オーバーしたのでタグを削りました。
今回は特に訂正多そうです





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Last updated  2007/09/10 08:08:05 AM


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その他

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13/05/05(日)new02
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13/05/04(土)
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11/08/22(月)
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11/08/11(木)
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11/08/11(木)
>>光ノ章 3-08【魂牢】下
11/07/27(水)
>>光ノ章 3-07【魂牢】中
11/07/20(水)
>>光ノ章 3-06【魂牢】上
11/06/28(火)
>>光ノ章 3-05【真実】
11/06/21(火)
>>光ノ章 3-04【船旅】下
11/06/09(木)
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11/05/31(火)
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11/05/21(土)
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10/06/02(水)
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10/05/26(水)
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09/02/19(木)
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>>光ノ章 0-00【聖女】上
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


光ノ章【シャルロット編】
0-00【聖女】
0-01【妹姫】
0-02【夜冠】
0-03【聖船】
1-00【世界】
1-01【神都】
1-02【古怪】
1-03【呪夜】
1-04【蠱毒】
1-05【残光】
1-06【脱出】
2-00【老卿】
2-01【籠姫】
2-02【我意】
2-03【涜聖】
2-04【慫慂】
2-05【追跡】
2-06【聖堂】
2-07【神韻】
2-08【首人】
3-00【過去】
3-01【鷹眼】
3-02【決断】
3-03【船旅】上
3-04【船旅】下
3-05【真実】
3-06【魂牢】上
3-07【魂牢】中
3-08【魂牢】下
3-09【神娘】
3-10【聖座】
3-11【終焉】完




16/01/13(水)new02
>>月ノ章 4-11【祟神】
16/01/09(火)
>>月ノ章 4-10【祟神】
15/12/22(火)
>>月ノ章 4-09【奈落】
13/08/05(月)
>>月ノ章 4-08【奈落】
13/07/22(月)
>>月ノ章 4-07【霊廟】
13/07/15(月)
>>月ノ章 4-06【真因】
13/07/01(月)
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>>月ノ章 4-04【出立】
13/06/17(月)
>>月ノ章 4-03【技師】
13/06/10(月)
>>月ノ章 4-02【再会】
13/06/04(火)
>>月ノ章 4-01【因縁】
13/05/15(水)
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11/02/20(日)
>>月ノ章 3-08【取引】中
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11/01/18(火)
>>月ノ章 3-04【天敵】
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10/02/07(日)
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10/01/27(水)
>>月ノ章 2-05【女難】
10/01/21(木)
>>月ノ章 2-04【国境】
09/11/16(日)
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09/11/10(火)
>>月ノ章 2-03【灯台】下c
09/11/09(月)
>>月ノ章 2-03【灯台】下b
09/11/03(月)
>>月ノ章 2-03【灯台】下a
09/10/22(木)
>>月ノ章 2-02【灯台】中ab
09/10/01(木)
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09/09/27(日)
>>月ノ章 2-00【呪地】
09/09/15(火)
>>月ノ章 1-06【余談】
09/08/31(月)
>>月ノ章 1-05【脱出】ab
09/08/24(月)
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09/08/07(金)
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09/08/04(火)
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09/08/02(日)
>>月ノ章 1-02【聖船】a
09/07/14(火)
>>月ノ章 1-01【慧眼】
09/07/09(木)
>>月ノ章 1-00【日常】
09/06/21(日)
>>月ノ章 0-03【双子】
09/05/12(火)
>>月ノ章 0-02【双子】ab
09/05/01(金)
>>月ノ章 0-01【双子】ab
09/04/26(日)
>>月ノ章 0-00【屍族】b
09/04/26(日)
>>月ノ章 0-00【屍族】a
08/10/01(水)
>>月ノ章 1-00【兎姫】
08/09/26 (金)
>>月ノ章 0-09【潜入】
08/09/20(土)
>>月ノ章 0-08【死海】
08/09/12(金)
>>月ノ章 0-07【灯台】
08/09/07(日)
>>月ノ章 0-06【凶兆】
08/08/27(水)
>>月ノ章 0-05【翼竜】
08/08/10 (日)
>>月ノ章 0-04【双子】下b
08/08/07 (木)
>>月ノ章 0-04【双子】下a
08/08/04 (月)
>>月ノ章 0-03【双子】上
08/06/13(金)
>>月ノ章 0-00【屍族】
08/06/07(土)
>>月ノ章 0-02【闇商】下
08/06/05(木)
>>月ノ章 0-01【闇商】上
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


月ノ章【ミューク編】
0-00【屍族】
0-01【双子】上
0-02【双子】中
0-03【双子】下
1-00【日常】
1-01【慧眼】
1-02【聖船】上
1-03【聖船】下
1-04【妹姫】
1-05【脱出】
1-06【余談】
2-00【呪地】
2-01【灯台】上
2-02【灯台】中
2-03【灯台】下
2-04【国境】
2-05【女難】
2-06【幻影】
2-07【血渇】
2-08【転換】
3-00【金策】
3-01【月兎】
3-02【思惑】
3-03【水都】
3-04【天敵】
3-05【語部】
3-06【捕竜】
3-07【取引】上
3-08【取引】中
3-09【取引】下
3-10【凶刃】上
3-11【凶刃】中
3-12【凶刃】下
4-00【迷途】
4-01【因縁】
4-02【再会】
4-03【技師】
4-04【出立】
4-05【奇縁】
4-06【真因】
4-07【霊廟】
4-08【奈落】上
4-09【奈落】下
4-10【祟神】上
4-11【祟神】下




16/03/08(火)new02
>>血ノ章 4-08【姫妹】
16/02/21(日)
>>血ノ章 4-07【姫妹】
16/02/06(土)
>>血ノ章 4-06【屍妹】
15/10/25(日)
>>血ノ章 4-05【屍妹】
13/04/30(火)
>>血ノ章 4-04【接触】
13/04/16(火)
>>血ノ章 4-03【煙街】
13/04/06(土)
>>血ノ章 4-02【目的】
13/03/29(金)
>>血ノ章 4-01【恋敵】
11/04/11(月)
>>血ノ章 0-01【血契】
11/04/03(日)
>>血ノ章 4-00【囚姫】
11/04/02(土)
>>血ノ章 0-00【夜娘】
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


血ノ章【ラグナウェル編】
0-00【夜娘】
0-01【血契】
4-00【囚姫】
4-01【変節】
4-02【目的】
4-03【煙街】
4-04【接触】
4-05【屍妹】
4-06【呪獄】
4-07【姫妹】
4-08【姫妹】




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アダマストル公国


聖アルジャベータ騎士団


ウィズイッド家


メナディエル正教


その他


★Princesse du sang★


【†短編集†】


0-00【炎神】


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Ж―†【光ノ章】†―Ж


0-00【聖女】


-0-01【妹姫】-


-0-02【夜冠】-


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1-00【世界】


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1-02【古怪】


1-03【呪夜】


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3-01【鷹眼】


3-02【決断】


3-03【船旅】上


3-04【船旅】下


3-05【真実】


3-06【魂牢】上


3-07【魂牢】中


3-08【魂牢】下


3-09【神娘】


3-10【聖座】


3-11【終焉】完


【†ミューク篇†】推敲中


Ж―†【月ノ章】†―Ж


0-00【屍族】


-0-01【双子】上-


-0-02【双子】中-


-0-03【双子】下-


1-00【日常】


1-01【慧眼】


1-02【聖船】上


1-03【聖船】下


1-04【妹姫】


1-05【脱出】


-1-06【余談】-


2-00【呪地】


2-01【灯台】上


2-02【灯台】中


2-03【灯台】下


2-04【国境】


-2-05【女難】-


2-06【幻影】


2-07【血渇】


2-08【転換】


3-00【金策】


3-01【月兎】


3-02【思惑】


3-03【水都】


3-04【天敵】


3-05【語部】


3-06【捕竜】


3-07【取引】


3-08【取引】


3-09【取引】


3-10【凶刃】


3-11【凶刃】


3-12【凶刃】


4-00【迷途】


4-01【因縁】


4-02【再会】


4-03【技師】


4-04【出立】


4-05【奇縁】


4-06【真因】


4-07【霊廟】


4-08【奈落】


4-09【奈落】


4-10【祟神】


4-11【祟神】


【†ラグナ篇†】


Ж―†【血ノ章】†―Ж


0-00【夜娘】


0-01【血契】


4-00【囚姫】


4-01【変節】


4-02【目的】


4-03【煙街】


4-04【接触】


4-05【屍妹】


4-06【呪獄】


4-07【姫妹】


4-08【姫妹】


なぜなに吸血鬼


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