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文化の日だからというわけでもないのですが、奈良県立万葉文化館に行ってきました。うちの夫は典型的な理系人間のくせに、こういう古代のロマン云々が大好きで、結婚前のデートも秋の正倉院展とか(!)○○寺とか(!!)という人。バブル期、デートと言えば「夜景の素敵な高級レストラン」が定番だった時代に、臆面もなくこんなお出かけをセッティングできてしまうその感性とずうずうしさ(!)に感心し、一緒になったらおもしろい生活になるだろうな~と思って結婚したっていうのもあるんですけど・・・・・まあそんな話は置いといて、館内は発掘物(レプリカ含む)などの展示物の他に、タッチパネルを使った歴史クイズのコーナーがいくつもあったり、万葉人の衣装の画面でプリクラ体験ができたり(有料でシールにもしてくれる)と、歴史をまだ習っていない小学校低学年の子供でも、親と一緒なら十分楽しめると思います。うちの5歳の娘でも結構遊べたので。日本画の展示もあり、私達が行った時にはちょうど「清水達三・由朗 日本画二人展」「秋の万葉日本画展」をやっていて、絵心のまーーーったくない私でも、しっかり「げーじつの秋」を堪能できました。人間が得る情報の8割が視覚からと言われていますから、いつもと違った形で視覚を刺激するのって大事だなと思ったりもします。あと、個人的にものすごく気に入ったのがさやけしルームといって、夕暮れのような薄暗い室内に、どっしりと腰を落ち着けて座れる椅子が1台ずつ間仕切りして並べてあって、虫の声や風の音など自然の音と光を再現した室内で何も考えずにぼーっと座っていると、ものすごく癒されます。(リンク先の写真はちょっと中途半端でわかりづらいのですが、室内の照明も音声に合わせて明暗が変化します)いや、もうね、しばらく座っているとウトウトしてきて、この部屋のためだけに入館料払って月2回ぐらいは来てもいいかしらと思うぐらい気持ちよかったのですよ。夫は「この部屋の装置作ってる会社に問い合わせて、椅子ごと売ってもらって家に置けば?(笑)」と呆れていましたが今は、こういう「ハコモノ」を作るというと、すぐに採算がどうのとか税金の無駄遣いがどうのとか言いますけど、採算が取れない公的事業はすべて無駄、というのならば義務教育を含む教育・文化や福祉関連の公的事業は全部無駄ということになっちゃいますよね。消費するとか潤うことばかりに目が行って、はぐくむとか熟成させるとか、人の基盤を作る方にはちっとも労力を割かないのよね、今の日本の風潮って。まあ、一朝一夕にどうなるもんでもないですけど・・・・・その後、すぐそばの飛鳥資料館へ行きました。ここは国の機関で、保存など学術的な面に重きを置いているということもあるのか、展示はやや大人向き。今、「関西文化の日」といって、関西2府7県内の美術館・博物館等文化施設の入場料(原則として常設展)が無料になるというイベントをやっています。いつが無料になるのかは各施設によって多少違いますが、この日は飛鳥資料館が無料で入れました。さあ、みなさんもこのチャンスに、格調高く文化の秋を満喫してみてはいかがでしょうか
2006/11/03
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長男の中学校の、文化祭がありました。通常の木曜は、業務の流れの都合で仕事を休めないのですが、午後からは出勤するということにして午前だけ半日休暇にして、私も(夫も午後から出勤すればいい日だったので、一緒に)見に行ってきました。1年生は劇をすることになっていて、うちの息子はナレーターの役を仰せつかりました。って、低い声でボソボソしゃべる子なのに、大丈夫?それでも、この3週間ほどは「今日は8時間授業やな(笑)」と言うぐらい、6時間目の授業が終わってもその練習や準備のために夕方遅くまで学校に残り、帰宅して慌てて塾に行く・・・・・という生活をしていました。当日は、校区内にある市立幼稚園の年長さんと小学校6年生が招待されていて、舞台発表はオープニングが吹奏楽部、会場の講堂は超満員の観客で、開演に少し遅れて行った私達は、講堂の一番後ろでこっそりと見ることになりました。劇のあらすじは、だいたいこんな感じです。少年タクヤは、何が悪いというわけではないけれど、おどおどして自信がなくて、なんとなくクラスのみんなから仲間はずれにされて、いじめられっ子の生活を送っていました。それが、自宅に生息していた人間の言葉を理解するゴキブリの「8匹組」とコミュニケーションが取れるようになり、仲良くなってしまいます。ゴキブリ達は、楽しみも何もないし生きていてもつまらないと嘆くタクヤに、外の世界を見せようと世界旅行に連れ出します。(MSパワーポイントのスライドショーを使って世界各国の画像が映し出されたり、アメリカのチアリーディングを紹介するシーンでは、実際に女子がダンスチームを組んで舞台上でチアダンスを披露します)そして、8匹の自分達もそれぞれ個性があって助け合いながら生きていること、目を外に向ければいろんな世界があることや、ゴキブリも時代によっては「お金持ちの家にしか住み着かない虫(食べ物が豊富にある恵まれた家庭ということ)」として富のバロメーターのように扱われていたこともあるんだと、価値観は場所や時代によっても変わっていくということを悟らせようとします。そんなこんなで、学校でいじめられても家に帰ればゴキブリ達との楽しみがあるタクヤは、すっかり元気になり自信を取り戻しますが、それを知ったタクヤのお母さんは、不潔なゴキブリを駆除しようとし、「僕の友達を殺そうとするなんて!」と言うタクヤと大喧嘩になってしまいます。それを見ていたゴキブリ達は、タクヤも自己主張がしっかりできるほど強くなったし、ゴキブリである自分達がこれ以上人間と馴れ合っていくということは、生き物の掟としてはマズイのではないかと思い立ち、タクヤが学校に行っている間に「僕らは旅に出ます。お互いに成長するための、お別れです」と手紙を残して旅立っていきます。タクヤは一瞬悲しい思いをしますが、ゴキブリと関わりを持ったことをキッカケに生物学の勉強に目覚め、成長して世界的な昆虫学者として大成功をおさめました。メデタシメデタシエンドロールもちゃんとスライドショーを使って、出演者全部(うちの子もナレーターですが入れてもらいました)と照明・大道具などの裏方さんを写真入りで紹介。BGMはSMAPの「世界にひとつだけの花」。10月22日の日記に、クラスでいじめの芽みたいなのがあって、保護者懇談会で話題になったという話を書きましたが、たぶん、このいじめ問題を考える一助にと企画されたものだと思うんですけど、よくできていたと思いますよ。堅苦しくもないし、今の流行も適当に取り入れていて。「ゴキブリ8匹組」が残してくれた教訓を、みんなが少しでも理解してくれればいいなあと思います。・外に目を向ければ、逃げ道はいくらでもある。・価値観はひとつではない。・自分の考えをしっかり持つ。・誰でもひとつは長所がある。「世界にひとつだけの花」は、聞くたびに♪ナンバーワンにならなくてもいい♪っていう部分には「おいおい、最初っから勝負捨てたらアカンやろー」と突っ込みを入れまくっていましたが、♪もともと特別なオンリー・ワン♪には大賛成。お前ら、死ぬとか殺すとか、簡単に言うなよ。たったひとつの命は、大切に。
2006/11/02
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