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2006年08月31日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

■君は、菓子パンを口に押し込みながら淡々と話される☆君の“デート報告”にもはや怒る気力も沸きませんでした。

あれから、2人は殆ど無言で最寄り駅まで歩きました。
切符売り場まで来ると、振り向いた★ちゃんは彼にこう言いました。

★「私、特急券を買って帰ります。40分位は、早く戻れると思うから」
☆「判りました」

★「お父さんとお逢いになっても◎山さんが傷付いちゃうだけだから、一人で帰ります」

※通常なら、公私をきちんと使い分ける思慮深い★ちゃんが「お父さん」と「◎山さん」に告げています。

ここに実は、彼女からの重要なメッセージが隠されています。

“お父さん”との親和的な表現で暗に“私は、娘だから叱られても大丈夫よ”と伝え、☆君を“◎山さん”と呼ぶ事で安全圏に置いているのです。

でも、☆君は気付きませんでした。

もし、ゆとりがあるあなたならこんな対処をしましょう。

良い例「あはは。君のお父さんだ、俺だって一緒に叱られてみるよ」

☆「判りました」

※さっきから、☆君は何も返答していません。
女の子の中には、彼のこんな態度に「誠意が無い!!」と怒り呆れてしまう方々が多いでしょう。

でも、男性は脳内で情報の流通が難しい為“パニクる”とこうなります。

無表情。
生返事。

男性は、脳内で複雑な問題を同時に処理する事が出来ません。
その為、こんな風に思考が停止して“面倒な事態を避けたい”と流されてしまいます。

■「それで、お前一人帰って来てそーやって夜食を食ってんのか」

☆「うん。だって、仕方が無いんだもん」
※こーゆー、幼児みたいな言い方は文字通り彼が“赤ちゃん帰り”を起こした事を現わしています。


■「・・・」

☆「・・・」

■「俺、○美んとこ帰るわ」

※女性なら、「その態度は、何よ!!」「どう思っているか、説明してよ!!」等と男性を追及して詰問してしまうでしょう。

でも、それは徒労に終ります。

こーなると、男性は虚ろな眼でTVを付けて馬鹿笑いをしたりお酒を飲んだり“問題の解決とは全く無関係な行動”に逃避します。

そんな姿を見て、あなたはますます失望するでしょう。

放っておきましょう。

■君は、無言で自分の当座の荷物を纏めると部屋から出て行きました。

取り残された☆君は、涙も流さず★ちゃんに“後フォロー”のメールも電話もせず菓子パン2個を食べ続けたのでした。

※☆君は、空腹なのではありません。
強烈な不安感を忘れる為に、“代償行動”をしています。

■君は、その日フィアンセの○美さんに親友☆君の話をしていました。

■「俺と同級生だった高校の時、お兄さんが亡くなった。その処理の人間不信が元で、あいつのお母さんは人が変わったみたいに情緒不安定になったんだ」

○美「そりゃ、お子さんが若死になさったんだもんねぇ」

■「そのお母さんから逃げる様に住み込みのエンジニアになって、“こいつは、一生家族を持たんのか”って心配していたら★ちゃんが出来て」

○美「☆君、恐かったんじゃないかな」

※彼女も、“似非フェミニズム”に染まらなかった女性です。
なので、“議論に勝つ”事より“■君の話の内容を把握する”事に重点を置いています。

じっくり聞いた上で、“感じたまま”を伝えます。

■「何が」

○美「私も、離婚家庭の子供だから判るの。あなたからプロポーズされた時、私断ったでしょ」

■「あー、3回もな(笑)お陰で俺は意地になって、付き合っていた他の女どもを全員振っちゃったんじゃん。あれって、お前の策略じゃなかったのかよ」

○美「酷い言い草ねぇ(笑)とにかく、恐かったのよ。家族が」

■君は、腕の中の○美さんを甘く抱きしめながら☆君に付いて考え直してみようと思いました。





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最終更新日  2006年08月31日 19時48分48秒
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