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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
azareaは、お祖母ちゃん子です。

私の母は、(06・4・29日記参照)母子家庭で形振り構わず働いていました。

私の寝物語は、亡き祖母の人生そのものでした。
勉強もままならなかった子守りばかりの子供時代・弟の病死・バイオリン弾きへの初恋・問答無用の見合い結婚・夫の浮気の連続・強烈な夫の愛人達との事件簿・戦争・祖母の才覚で陸軍軍人とさえ渡り合った商売・闇市で死に掛けた話・戦争の悲惨と使用人達の戦死・戦争の飢えから来る義妹の冤罪と発狂・伊勢湾台風・・・。

それらから掴み取った“真実”を、飾らない言葉で残しました。

☆婆ちゃんには、その光景をそのまんま投影しながら描かせて頂きます。

島田洋七さんの「がばいばあちゃん」には、適わないけれど(爆)

(06・5・10から連載中)

寝床も、ちゃんと敷いてありました。

※オトコを回復させるのは、“静かな時間”です。

寝息を立てる☆君をそっと眺めてお婆ちゃんは思い返してみました。

☆婆「考えてみると、不憫な子じゃ」

今から33年位前、お婆ちゃんの前に突然妊娠した娘が帰って来ました。
彼女は、驚く母親を横目に長男(☆君のお兄さん)を産みまた家を出て1年後には再び☆君を身ごもって戻ったのです。

さすがに、お婆ちゃんは泣いて怒りました。

☆君のお母さんは、心を入れ替えたのかそれから暫くは平穏な毎日が続きました。

☆婆「☆和(←☆君のお兄さん)は、まるで☆子(←☆君のお母さん)の生き甲斐になる為に産まれた子みたいな子だったわな。今思えば、母親が自分を嫌って出て行ったら弟も寂しいで必死だったんかな。手は掛からんわ手伝いはするわ成績は良いわ運動も出来る・・・その子が、20前で死んでまうとはなぁ」

☆子さんは、相手側から慰謝料が入ると、それで遊び暮らしました。

見かねた☆婆ちゃんが、「あんたは、これから☆哉を育てて行かないかん!!」と詰った時です。

☆子「何で、☆和の方が死んだのよ!!こんな子(☆君)が、このお金よりも当てになるって言うの!!」

その言葉を、多感な高校生だった☆君も聞いていました。

☆婆「そりゃ、良う出来る☆和に比べたら☆哉は目立たん子だわ。ふんでも、我慢もする優しい子だと何で考えたれん」

☆子さんは、これ見よがしに慰謝料を全部持って次男を置き去りに都市部へ出て行きました。

☆婆ちゃんが風の便りで聞いた噂では、男を取り替えたり事業をやりかけてお金を騙し取られたりの様子です。

☆君は、大学にも進めないまま寮がある会社に入りました。

☆子さんは、時々思い出した様にヒステリックな電話をかけていましたがそれも☆君から切られてしまいました。

☆婆「まぁ、元を辿れば年食ってからの一人娘を甘やかしたわしが悪かったんだわ。たった2人の母息子なんだで、このままではいかん」

☆婆ちゃんは、死ぬまでにまだ“やるべき事”が残っていた事を痛感しました。





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最終更新日  2006年09月21日 07時54分25秒
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