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2006年11月21日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

重い沈黙が拡がった○田家の内部に、カフェオレの甘えた声が響きました。

カフェオレ「くぅ~~ん」

★ちゃんのお母さんは、咄嗟に☆君の返答が“聞こえていなかった”様子で玄関に向かいました。
★ちゃんも、鉢にあった大きな里芋にわざと丸ごと齧りつくと☆君を覗き込みにっこりしました。

★「これ、凄く美味しい!!」
☆「お、俺も美味しいと思います」

※男性は、多くの語彙を駆使して自身の心の襞を語る事が出来ません。
何であれ、“自分周りの結論だけ”断定した口調で話してしまいます。

そんな時、女性のあなたが“こんな結論では、納得出来ない・彼の側に立って考えてみても宜しくない”と判断された場合は 訊かないでおきましょう!!

もし、あなたがご自分の“納得出来ない気持ち”を追求しようとすると男性は巧く語れない分自分の殻に閉じ篭ってしまうのです。

★父「おう、◎山さん。半日、★の為に煩わせましたな」

明るいお父さんの声や表情は、何かこれまでより親近感があります。

☆君は、お箸を置くと立ち上がって一礼しました。

☆「お昼を、ご馳走になっております。お預かりした車のキーは、お嬢様にお返ししました」

彼なりに、誠意を尽くした言葉でした。
ところが、頭上から小馬鹿にした様な言葉が振って来たのです。

★父「お嬢様だって!!大口で芋を詰め込んでる、こんな娘が!!わっはっは」

お父さんは、部屋中に響き渡る大笑いを残して、着替えに向かいました。

★ちゃんが見上げると、☆君は暗い表情です。

☆「・・・」

※母子家庭・お祖母ちゃん子の☆君にとって、お父さんの様な「ボレー会話」は苦手でとても不愉快な印象でした。

「ボレー会話」とは、相手の言葉を受ける代わりにいちいいち言い返す状態です。

★「・・・まさか、☆君はあの父を嫌っているのかしら・・・」

彼女は、胸の奥で生じた不安をそっと抑えました。

★「職人気質で、ごめんなさい。いつもあんな言い方しか、出来ないみたいなの」

★ちゃんは、基本的に誰のワルクチも言いません。

でも、☆君の“怒り”を身内である彼女自身が軽く“代弁”する事で昇華して貰おうとしました。
そして、さりげなく話題を変えました。

★「あの犬小屋、父が作りかけているの」

☆「へ、へぇ!!」

☆君は、さっと椅子から立つと窓ガラスに顔を擦り付ける様にして熱心に眺め始めました。

☆「あー、あれは桧じゃないですか!!カフェオレには、贅沢ですね!!床も、あんなに高くて」

※男性は、ごちゃごちゃした言葉を分解するより“見て判る”方を好みます。

この場合、★ちゃんのお父さんの態度には嫌悪感があっても彼が制作する“作品”は全く別な判断材料として☆君のストレスを癒しているのです。

その頃、★ちゃんのお父さんとお母さんの“密談”はさらに進んでいました。

★父「で、◎山さんにもう話したか」

★母「幾らなんでも、早過ぎますよ。★の本心だって、確かめておりませんし」

★父「さっき、○取外科医院に行って院長先生に仲人を頼んどいたぞ」

★母「え、ええ!!」

★父「めでたい事は、ぐずぐずせんでええんじゃ!!」

大暴走の予感です・・。





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最終更新日  2006年11月21日 21時49分38秒
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