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2006年12月22日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

☆君は、地元では中規模の木工及びプラスチック工場に勤務しています。

主に、加工用のデザインを決定する設計課に所属しています。

彼が中途採用された頃は、地方都市の小さな会社ではパソコンを使ったデザイン自体が珍しがられました。

彼は、アルバイトを転々としてようやくこの仕事に落ち着きました。

ある日、☆君は社長に呼ばれました。

社長「◎山君、今度ウチが大幅な縮小を行う噂は聞いているかな」

☆「い、いいえ」

社長「◎山君は、僕が早くに親父を亡くしてこの工場を引き継いだ頃に入って貰ったんだったな」

☆「そうです」

社長「あれから、生活用品全般は勿論おもちゃまで貪欲にやって来た。君とも“ワンだ振る”とか“にゃん転りん”とか“数字でポン”とかヒット商品に関わって面白かったよ!!」

☆「木工やプラスティックの手作りおもちゃは、もう駄目なんでしょうか」

社長「少子化が、なぁ。それに、下請けで細々とやり繰りしようにもこの国はすっかりおかしくなってしまった。日本でありながら、外資系の利益ばっかり優先されてやっとれんよ」

☆「・・・」

社長「僕の代は、歯を喰いしばって踏ん張るつもりだが君はまだ30代だ。新しい職場が見つかる様なら、そちらを優先させて欲しい」

工場には、老齢の社員も多く働いています。社長は、彼等をリストラするより若手社員を放出する策に出たのでした。

☆君は、絶望的な気持ちで帰途に着くと寮でへたり込みました。

☆「もし、無職になったら到底結婚なんか出来ない」

※占い師さんをしながら、頭を抱える問題の一つが“格差社会”です。

かつては、男性は社会的に“一家の大黒柱”として尊ばれました。
当然、地位や給与等様々な保障が備えられていたのです。

日本の“高度成長”を支えたのは「若い時に働いた分が、年老いて弱った頃には豊かな地位や名誉や潤沢な退職金に膨らんで人生を彩ってくれる」雇用者と労働者の“信頼関係”であり疲労した夫をゆっくり休養させた妻達の愛情です。

それを崩壊させたのが“似非フェミニズム”と手を組んだ、小泉前総理と政府でした。

安定していた標準的なサラリーマン家庭に重税をかけ押し潰してからは、それを新たな口実に国民の危機感と嫉妬心を煽りより不安定な層を奈落に突き落としました。

彼が就任して以来、爆発的に無職者が増加しています。

男性が生涯妻子・老親を養うだけのお金が無くして、何が恋愛ですか。結婚ですか。

女性は、月経があり妊娠があり出産があり子育てがあります。

“似非フェミニズム”が、どんなにお尻を叩いて追い遣ったところでもの言わぬ企業ロボットにはなれないのです。

そんな“現実”から目を逸らさせる為に、マスコミを総動員して(妊娠も結婚も否定した)「大量恋愛」を推奨し続けているのです。

「非情は、カッコイイ」「“負け組”は、努力が足りなかったからだ」

・・・よく、そんな事が言えますね。

欠損家庭や貧しい家に育った人間は、結婚も出来なくなった失政を「本人の自己責任」にまで巧みに摩り替えただけです。

azareaのお客様の中には、失職→借金地獄をもはや何世代にも渡って蔓延させた家庭もあります。

項垂れて声も出ない☆君の携帯電話が、鳴りました。

☆「もしもし」
■「あ、俺。明日だったよな、★ちゃんの開店。○美が、見たいって言うから連れて行くよ」

☆「うん。あのぅ・・・」
■「あ、ごめん。明日、現地集合な」

会話は、途切れました。





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最終更新日  2006年12月23日 18時13分02秒
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