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この特集を読むまで、azareaは“イジメ被害者”達のその後を考える事はあっても“イジメ加害者”達に付いて思い巡らせる機会はありませんでした。

それは、私自身が過酷な“イジメ被害者”として過去を思い出したくなかったからです。

初めて“イジメ加害者”側の心理に触れてみましたが、その実態は私の空想とは全く違っておりました。

事例1の女性は、ご自身が紛れも無く“イジメ加害の当事者”でありながらお子様が生まれた途端「我が子が、“イジメ被害者”になったらどうしよう」と焦りました。

これは、私にはとても不可思議な心理でした。

通常なら、むしろ「我が子も、“イジメ加害者”になったらとうしよう」と発想されるはずではないでしょうか。

彼女は、かつて自分がイジメた女性を新聞社に探させました。

その結果、「結婚している」との情報を得て「(ご自分自身が、悲惨なイジメ被害に陥れた)元同級生が、普通の人生を歩いていた」と知り安心されています。

それは、「結婚=自分と同じ状況=自らが、彼女に及ぼした“イジメ加害”は消え去っている=(そう、思い込める材料が得られた)=ほっとした」のだと思います。

事例2の女性は、さらにこの“発展形”と言えるでしょう。

彼女は、ご自分がイジメ続けた男性が別れに際してクラス全員に向けて発した高潔な挨拶を「私を、許した」と考えました。

この男性は、彼女からお国訛りを嘲笑されました。
私には、その耐え難い屈辱を無理に堪えての気品ある態度だったかと推察されます。

ところが、その言葉を「(自分だけに向けられたメッセージ)=彼は、イジメた自分に対して“お礼”を述べた(妄想)=自分のイジメは、許されている」とお考えになっています。

そして、その場面を自ら演出した語りと周囲からの慰めで飾って補強し「良い思い出」に転化されております。

でも、今回(07’5・1付け分)の記事の女性は、その様な“自己欺瞞”には逃避されませんでした。

きちんと、ご自分の過去の“過ち”と過酷に向き合い続けておられます。

何故なら、彼女自身も“イジメ被害者”だからでしょう。

azareaの2日間の文章にお目を通して下さった皆様は、これ等の考え方や生き方をどの様にお感じになられるのでしょうか。

「差別意識や優越感を満足させるまま、成長期に友人をイジメ都合が悪くなれば甘い言い訳に酔って自己を正当化させる」そんな人生も、あるみたいです。

その一方では、武田鉄矢さんがおっしゃっていた様に「人は、傷付いた分大人になる」模様です。

その深い意味を、改めて噛み締めました。





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最終更新日  2007年05月02日 20時38分09秒
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