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2007年08月24日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(05・5・10から連載中)

★子さんは、典型的な”風呂・飯・寝る”の職人気質の男性を夫にしました。

「あら。今時、よく横暴な夫なんかの奴隷でいるわね」
「あなたって、特別な取り得も無いし外で働けないから言いなりになっているんでしょう」

”似非フェミニズム”に染まった友人達は、少しばかり働く様になるとそう指差して★子さんを嘲笑しました。

でも、★子さんは彼女達が不倫・W不倫の自慢話をしたり離婚や再婚を繰り返しては愚痴を言う姿を眺めながらあまり「幸福だな」と羨む気持ちにはなれませんでした。

★子「私は、不器用だから家事・子育て・仕事・浮気なんか両立出来そうに無いわ。それなら、夫や娘の為にこつこつやれる事だけやろうっと。職場にだって嫌な上司や同僚はいるし一緒だもん」

彼女は、急にお見合いで結婚した所為もあって夫婦だけで出かけた経験自体ありませんでした。

深刻な悩み事の話し合いとは言え、とにかくお洒落をして一緒に夕食を食べるのは嬉しいものです。
※人間は、内面的な状況より外面的な状況に左右され易い性質を持っています。

鬱病の治療も、医薬品にのみ頼って汚れた暗い室内に閉じ籠もるより「朝・昼・晩」をきちんと区分けして食事を摂りお洒落をした方が効果的なのです。

★雄さんが、妻に「おめかししろ」と命じたのはその為です。

また、常日頃は新聞さえ”顎を使って取らせる”夫が先程からお醤油を注いでくれたりお箸を持ってくれていました。

★母「あなたって、優しいのね。多分、一生に3回位は」

★雄さんは、小声で怒鳴りました。

★父「馬鹿野郎。人間を値踏みする様な言い方をするんじゃない!!」

※あなたが男性の場合、女性に対して”抽象論”を述べるばかりでは説得力がありません。

この場合、★雄さんは妻を叱り飛ばしています。
でも、その背中には彼女を”納得させる”具体性もあります。

彼が、これまで一貫して☆君や●竹さんに対して取っている姿勢が”活きた返答”なのです。

★子「そうですね。ごめんなさい」

★子さんが、苦笑いしながら再び食べ始めると★雄さんは静かに言い始めました。

★父「子育てって、一生掛けてするもんだな。大人になったらなったで、まだ色々ある。だがな。☆哉のお兄さんみたいに、死んじまう事だってあるんだ」

★母「はい」

★父「俺は、☆哉が自殺を図った時に★や親友の□村■広さんの決断を見て考えさせられる部分があった」

★母「やっぱり。あなたは、私に内緒で★とお見舞いを欠かさなかったんですね」

★雄さんは、肩を竦めて悪戯っぽく妻を見返しました。

★父「ああ。そうさ。地獄を見たのも確かだったが、あれは自分独りじゃ出来ない素晴らしい”勉強”だったぞ」

※女性に対して、男性のあなたがご自分なりのご意見を堂々と述べられるのは価値が高いのです。

★子さんは、無言でしたが胸に響くものがありました。





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最終更新日  2007年11月17日 22時28分29秒
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