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本年は、「ゾウの花子」「はだしのゲン」「私は貝になりたい」「NHKスペシャル鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争」とそれぞれ真摯な視点から“戦争”を省みたドラマが揃いました。

折しも、インター・ネットの世界では一部のヒトビトが“人種差別・偏見”を掲示板等に書き捲くりその数を以て“情報社会”を支配し“正論”にしようと計っている模様です。
※azareaのフリーページ参照

彼等は、“戦争を知らない子供達”に特定の国家への憎悪を吹き込んでそのお小遣いで“人種差別・偏見”を広める漫画や書籍を買うように誘導しています。

それが、何を“目的”とした“思想”かは知りません。

ただ、彼等側はインター・ネットの掲示板や書籍や漫画での“匿名”性を最大限に利用し“覆面”を被り子供達を“兵隊”に駆り立てそれで“支持”があると見せ掛けて子供達からお金まで取っています。

哀れなのは、彼等の目論見通りに彼等を信じ“支持”する子供達です。

身近であるはずのインターネットで、ちょっとしたドラマの感想を書くだけなのにそれさえ“自分自身”の言葉で書く事が出来なくなっている様子です。

「はだしのゲンは、“反日漫画ですか”“反米漫画”ですか“ウヨク”ですか“サヨク”ですか」
そうやって、彼等に向けて“お伺い”を立てて問い掛けているのです。

インターネットと言う自由なはずの世界で、偏見に凝り固まり密告し叩いて回るヒトビトが日本人の魂を縛っているのです。

あなたの身近なお子様達が、TVを見ながらご質問をなさったらせめてあなたはあなたの心から発した血肉のあるお言葉で答えてあげて下さい。

そんな中、やはりこのドラマに付いても放映される前から「反日ドラマだ!!」等と叩いて回ったヒトビトがいました。

彼等の考えでは、人間は他国に移住したら何世代にも渡って権利を持たず虐げられ続け出て行かなければならないそうです。

このドラマでは、謂わば彼等の望みが全て叶った世界が描かれていました。

かつての戦争とその後、アメリカだけが“勝利を独占”したアジア圏での荒廃が描かれています。

同じ黄色人種同士でありながら、戦争の責任の後処理を押し付けられ全財産を奪われお互いに差別し合うヒトビトの姿が克明に炙り出されています。

“朝鮮人”と嫌悪する日本人や、逆に日本人を嫌うヒトビトも大勢犇いていました。

アジア諸国のヒトビトが争い憎み合う事を数々のデータ所見や書籍や漫画で広め願い続けている彼等にとって、これこそまさに“願ったり叶ったり”の“理想社会”です。

前宣伝で聞き齧った「韓国人男性と日本人女性の悲恋物語」との情報だけで非難する文章は、やはり感受性や想像力を失っていました。

他者を“イジメ”る人間達は、成長が止まり次第に同じ言葉の羅列になってしまうのでしょう。

先日、TVワイドショーでアジア諸国の方々の日本語が稚拙だと嘲笑していました。

日本の顔とも言える大手マスコミとしての誇りや歴史を失い、インター・ネットを吹き荒れている“アジア諸国”バッシングに易々と便乗する姿勢は幼稚そのものです。

この放送局では、ある“イジメ”事件の時校長を糾弾して土下座までさせていました。
自分達は、良いのでしょうか。

最近、我が国の放送局では日本人のアナウンサーが漢字もろくに読み書きしません。
ゲストの氏名を間違えたある若い女性アナウンサーが「苗字が、難しいから悪いんだ」と開き直った場面も見ました。

現在の我が国は、他国を指差して笑える状況ではありません。

自分達の本当の力を目覚めさせる努力を怠り、他人を見下す事でしか“自己確認”が出来ないのではそれこそ卑屈です。

日本人の自尊心が、傷付きます。

TVワイドショー・報道番組・スポーツ番組は、安直な“アジア諸国を見下して、お茶を濁す”風潮に冒されています。

この様なヒトビトは、「アジア諸国の人間は、日本から出て行け」「アジア諸国の人間は、日本に来るな」と繰り返していれば“社会を憂慮している”気分になれるのでしょう。

でも、 幾ら他所の国を貶したところでそれで日本が素晴らしくなる訳ではありません。

じっくりと企画されるドラマが、まだ活きていてくれて嬉しく思います。
プロデューサーやシナリオライター等“TVマン”達の意地と底力を見せられた気がします。

“反アジア諸国”の観点に縛られ“反戦ドラマ”が放映される度に一律「“反日”ドラマだ!!」等と貶している皆さんには、味わえない感動もあります。

長谷川京子さんの美しさは、かねてから存じ上げておりました。
でも、今回は衣装や装飾品以上に光り輝く魅力に圧倒されました。

特に、戦後の混乱期着の身着のままで流浪する険しい状況の中でふとしたしぐさに現れる気品。
さらには、年老いてからのヒロインのプラチナの様に朽ちない表情。

彼女を取り巻く様々な人々も、ジェ-ムズ・三木さんの緻密な脚本で三晩も放映された効果で深みのある人物群像でした。

azareaが感じたのは、結局は国民を戦争に駆り立てて利益が欲しい連中が居りその後付けとして人間同士が家族や恋人や友人の絆を操作され分断させられる全体像でした。

夫の配慮で身分を隠して後妻に入ったヒロインの素性を知り「朝鮮人!!」と罵倒した義母が、家出し戻った嫁に対して小声で「ごめんな」と呟く場面にもそれが現れていました。

嫁への愛と信頼と人種差別に寄り掛かって優位に立ちたい心情の揺れまで、表現されていました。

実際に体験され辛酸を舐めた方々の想いを省みると、恵まれた現代で字面だけで人種差別を煽るのがいかに愚かで軽薄で中身が無い事か改めて身に染みます。

私は、恋愛ものには馴染めないのですが久しぶりにそれぞれの恋愛の煌きに酔い痴れました。
やはり、国境も人種差別も偏見も愛の敵です。

私には、新聞や雑誌や彼方此方のHPやブログで叫んでいる“一つ覚え”の主張の何倍も“自由”を訴える物語は味わい深く広がりがあると実感しました。






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最終更新日  2007年11月27日 22時42分38秒
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