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ある一つの出来事が起こった時、それを取り巻いている他の問題が炙り出されます。

一定の都市のみを襲った、サリン中毒事件。
ある地域の夏祭りを壊滅させた、カレー中毒事件。

azareaは、もし特定の企業が起こした”公害”であり残留の農薬が原因だと言うならほぼ同時多発的にもっと広範囲でしかも緩やかな形で被害事例が報告されるはずだと考えます。

重傷者や死者を発生させる程の過激な症例が、集中するのはごく常識的・一般的に考えるとあまりにも不自然過ぎます。

ところが、大手マスコミの多くは一斉に「○国製品だからだ!!」「○国、農薬汚染の実態!!」と騒ぎ立てました。

その結果、「引っ込みが付かない」事態となっています。

これは、先の事件で言えば「○市だからだ!!」とか「○社製のカレーだからだ!!」と騒ぐのと同じです。

勿論、この当時では誰一人としてそんな愚かな言葉は口走りませんでした。

それでも、後に映画のテーマとしても取り上げられ社会問題として私達が永久に十字架として心に残す様な”二次・三次報道被害”を生み出したのです。

何故、今回はこうなってしまったのでしょう。

近年は、”インターネット世論”と呼ばれるものが形成されつつあります。
しかし、此処には陥り易い”落とし穴”が必ずぱっくりと口を開けています。

「インターネット=匿名性」を最大限悪用してあたかもそれが平均的な大衆の意見であるかの様に装う手口です。

落ち着いて、物事を真相まで貫徹して見通す観点に立っていれば踊らされる危険性は殆どありません。

でも、 「インターネットより、早く強烈な見出しを付けたい!!何でも良いから、センセーショナルに注目されたい!!」等と焦った時点でその土台が失われるのです。

ある殺人事件では、「身内の○氏が、犯人だ!!」と誘導する意見に乗せられ何人ものメディア関係者達が”お詫び”する失態を演じました。

彼等は、「インターネットで、こう書かれているんだ!!」とそれが安心であるかの様に錯覚し無条件に寄り掛かったのだと推察されます。

ところが、インター・ネットで複数の同意見が書き込まれていたとしてもそれは無責任な名前が無い仮面を被った意見である危険性も付き纏うのです。

人間は、脆い存在です。
お互いに、石をぶつけ合うのではなく足元を確認しながら進むべきです。

それ等を考慮しなかった結果、誇り高い功績や手痛い歴史を有していたはずの大手マスコミが不透明で不確実な”インターネット世論”よりもさらに危うい下段に落ちてしまうのです。

「学校給食にも、使われている!!」
それは、確かに取材に裏打ちされた事実なのでしょう。

でも、”言われた側”の立場や気持ちは無視で良いのでしょうか。

これでは、 子供達に「お前達が食っていたのは、毒入り餃子だったかも知れないんだぞー!!」と突き付けるのと同じです。

azareaは、事件が深刻で被害が甚大であればあるだけ慎重な報道を希望いたします。

環境問題は、人類が一人一人深く考え行動に移す問題です。
食品加工に従事される方々の保護と管理の在り方に付いても、再考の余地がありそうです。

捜査が行われるのを待ち一定の方向性が見えてから、世界や我が国も含めての様々な問題点を反省するべきだと考えます。





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最終更新日  2008年02月05日 12時45分34秒
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