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昨日からいきなり夏になった。最高気温が20度に満たない日々がずーっとつづいていて、ラテン民族ちゃんたちは結構元気がなかった。一昨日までジャケットにスカーフが欠かせず、最低気温は10度以下で夜ストーブつけてるひともいた。ランチによく日本食レストランに行く。フランスのレストランは昼は12時~14時までなので、12時から13時半ぐらいまでやたら混んでいる。今日も半分あきらめモードで13時過ぎにいった。いつもだとちょっと待たされるし、”日替わり定食”はぜったいおわってるのに、はいったら”もう、どこでも好きなとこすわってちょうだーい!”といわれた。そう、がらがらなのである。これは、ヨーロッパ中の現象だとおもうが、夏になると外にテーブルのないレストランは閑古鳥となる。そう、太陽をさんさんと浴びながらお昼を食べるのだ。そして、特に今年の春は長いこと寒くて天気が悪かったせいか、みなかたきでもとるかのように、外で食べる。だから公園はサンドイッチを食べる人でいっぱいになる。夏になると憎き太陽をなるべく避け、美白に精を出す日本の女性には考えられないことだ。私が食べてる間に、日本人の中年女性が二人はいってきていった。”あー、ひんやりしてきもちいいわー”
2005.05.26
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フランス人はラテン民族だから時間にルーズそうにおもわれる。が、もちろん人による。それでも、結構みんなアバウトであんまりガミガミ言わない。うちのバンドのメンバーはなぜか早めにくるタイプ。特に遠くにすんでる人は車で来るため早めに出ないと渋滞に巻き込まれる。ダミアンなんて遅れるのがきらい。ダニエルもいつも先に来ている。そして、わたしは彼らに「遅刻魔」のレッテルを貼られてしまった。フランス人のパーティーは大抵夜8時か9時ぐらいから始まる。そして、約束の時間ぴったりにいったら、大抵誰も来てないか、せいぜいパーティのてつだいしてる友人が来てるぐらい。パーティーは何時にいこうがまったくかまわず、夜中にあらわれるひとなど結構みんなすごい時間にくる。ちなみに、食事に招待されているとき、日本だと時間ぴったりかちょっと前に行こうとおもうかもしれない。しかし、フランス人は時間ぴったりにはこない。そして、ぴったりにいくと、相手も準備できていないときがある。聞いたところによると、時間ぴったりにいかないで、ちょっと遅れていくのが普通らしい。おお、私とフィーリングがぴったり。ただ、空腹のまま着いて「さあ、ごちそうが食べられる」とおもったらがっくりくることも。人をよんだら大抵は最初に「アペリティフ」をやる。テーブルについて食前酒をぐいっと飲んで、「さあ食事」ではなく、居間でみんなとぺちゃくちゃやりながらゆっくりのむのである。これが、二時間以上続くことも。こうやって遅れてくる人を待つことにもなるのだが、空腹の極限状態でいくと酔いはまわるは、よけい腹がへるわで結構やばい。食事が出る頃にはおつまみのオリーブやらピーナッツの食べ過ぎでおなかがすいてるかどうかがわからなくなってしまっていたり。こうなるとフレンチタイムも考えものである。これが、お隣のドイツだとどうかというと...日本でよく五分前集合なんていうが、そんなものは甘い。ドイツでは「五分前に来たらあなたが最後」というのである。もちろん、若者のパーティーなんかはそうでもないが、集合率はおとなりの国より高い。そんな彼らに私は「日本人はもっと時間に厳しいとおもってたんだけど...」といわれたこともある。とほほ。日本に帰省すると昔の仲間がわざわざ宴会を開いてくれる。時間よりちょっと遅れてきたらめずらしくまだ二、三人しかきていない。友人いわくー「いつも遅れてくるから三十分早めの時間言ってあったんだよーん」
2005.05.22
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日記を1日書かなかっただけで、なんだか休暇を取ったような爽快な気分になった。うわーっ。さぼり癖、なんていうが一回さぼるとずるずるといく。確かに癖になりそう。だが、休暇を取ったあとはすごくリフレッシュした気分になる。短いバカンスのあとは、またやる気に満ちてきた。Black AdderというMRビーンズの役の俳優が主役のイギリスの古いコメディーがあるけど、彼が演じるBLACK ADDERという騎士が召使にごほうびにみじかい"休暇”を与えるシーンがある。”では褒美にこれより休暇をつかわそう!”といって、一分後に”DID YOU ENJOY IT?”と...。
2005.05.19
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「私は月曜がきらいだ」-といったら、世のサラリーマン全員に、「そんなのだれだっておなじだ」と言われるに決まっている。でも、会社に行くのが嫌だと言う以上の理由が私にはある。そう、「月曜の男」のせいなのだ。彼は会社付近のメトロの駅の出口から10メートルもいかないところに、小さな造花とお賽銭箱ならぬ小銭を入れてもらうための小さな瓶をもって立っている。浮浪者にしてはこぎれいな、たぶん本当は見かけよりずっと若いけど初老にみえるこの男に、ずいぶん前に一度小銭をあげた。時間があったのでちょっとしゃべったら、「ここの通りは毎週月曜日にいるから、よろしく」といわれた。毎週月曜の、しかも朝の通勤時間にかならず私の通勤路にいるため、以前は立ち止まると遅刻しそうなのにたまにお金をあげたりしていた。そして、ある日から小銭をあげるのをぱったりやめてしまった。たぶん、去年の夏まえぐらい。「月曜の男」は私から小銭をもらおうとこういった。「来週からバカンスで二ヶ月ぐらいいないから、今日くれないと」...と...。「浮浪者がバカンスうっ...!!」...と、もしかしたらこんなことを言うのはいけないことなのかもしれないが、毎日あくせく働いて鬼のように税金とられているサラリーマンとしては、こう思いたくもなる。よくよく聞くと、南仏にしりあいがレストランをもっていて、夏の間仕事をくれるらしい。どんな仕事かしらんが、この国は夏に一ヶ月ぐらいバカンスをとるひとがおおいうえ、南仏にはバカンスにきたお客がいっぱいいる。日本では考えられないが、一番の繁忙期に従業員に休まれたカフェや飲食店は季節労働者を雇うのである。しかも、結構なお金になるらしい。そりゃあ、定職がなく道で物乞いをしてる人の方が自分より不幸せなのかもしれない。だけど、私は仏様ではない。キリスト教的慈愛と奉仕の精神がこの国の人にほんの少しでも残っているのかしらんが、だれだってこれをきいたらやっぱりゲンナリしてしまう。てなわけで、「月曜の男」は秋になり「バカンス」から日焼けして帰ってきたが、理由もわからず「東洋人」の「顧客」から小銭をもらえなくなったのである。そして、そのときから私は毎週月曜の朝、罪悪感とわずかな嫌悪感のまじったなんともいえないイヤーな気分になって会社に行くのである。「早くバカンスいかないかなーあのおっさん...」
2005.05.17
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アンネはいつも突然あらわれる。そして今回はうちに泊まるはずだった。パリに着いているはずなのに連絡がこないからついにドイツのお父さんにまで電話したりした。そして、やっと連絡がついてモンマルトルの彼女のホテルにあいにいった。うちに泊まらない理由がわかった。「セーヌ川沿いを散歩してたらどうしても欲しくなって...」といって彼女は今回の「お土産??!!」をみせてくれた。なんと真っ白い「ハト」を買ったのである。あのねー、まさかニューヨークにもって帰る気じゃあ?とおもっていると、「今週末帰る日の朝にモンマルトルの丘から自由にしてあげるのよ」と...。三十?歳の彼女ははじめてあったときからこういう純粋で無邪気なひと。ドイツにいた頃はアートギャラリーで働いていた。お父さんもアートのコレクションをしているちょっと裕福なお家の出身。ニューヨークにいってビザなしで働いているときに、ギャラリー時代の知り合いのフランス人ギャラリストと再会。当時五十?歳、二十歳ぐらい年上のジャックと三年前に結婚。そして、旦那のおかげでグリーンカードがやっととれたものの、短い結婚生活はジャックの心臓マヒによる急死でで幕をとじた。二年間喪に服して、去年やっとふっきれた。もう七十歳をこえる両親の経済援助にいまだにたよって、最近いやでしかたがなかったインターネット関係の会社を退職。こんどは、ヨガの勉強をしてヨガの先生になるそうだ。木曜のランチを一緒に食べて、金曜日には次の目的地フィレンツェに丸一日列車にのっていったはず。一人旅がさびしいから「ハト」を連れて行こうかまよっていた。白い「ハト」君は、いまごろモンマルトルの丘をはばたいているのか、フィレンツェのヴェッキオ橋のに止まって観光客をひやかしているやら???
2005.05.16
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ギターのダミアンの本業は劇場の舞台装置係である。35歳で高校のときの同級生の黒人の彼女との間に既に2人の子持ち。ずいぶん前から彼女とはうまくいってなかったらしく、バンドのほかのメンバーには「別れる」とずっといってたらしい。彼女は舞台女優。といってもご存知の通りピンからキリまでの職業。本人の仕事もそうだけど、こども2人いて生活が楽だとか安定しているというにはほど遠い。二十歳そこそこで子持ちになったこともあり、お金がない生活をずーっとつづけていて、しかも彼女が「もう仕事しないで家にいる」といいだしたため、事態は悪化の一途。ついに、なにもかもいやになったらしい。パリの劇場は競争も激しく、この業界は予算もたっぷりあるとはいいがたく、お金と労働条件のいい地方の劇場で仕事をさがすことになった。そして、先日たくさんの応募者のなかから採用がきまり、パリを離れることに。ダミアンの精神状態と生活状態を考えると、本人のためにはその方がいいのかもしれない。フィリップは「あんなど田舎には黒人女性はいないぞー」という。ダミアンは黒人の女性が好き。彼のおにいちゃんも黒人女性と結婚している。うちのバンドは、ボーカルが見つからない上にギタリストも一人失うという大ピンチ。あー、これも「セ ラ ビ!」(C'est la vie!)ってこと?ダミアンは今日、ブルゴーニュ地方へいってしまう。
2005.05.14
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本社からきた2人の女性をつれて、パリ最後の夜の思い出にとホテル「RITZ」の有名なバー、「HEMINGWAY」に連れて行く。普通の高級ホテルとちがって、パリの最高級ホテルはいわゆる「間口」が狭い。ベルボーイがいて、彼と目線をあわせないで入るのはむずかしい。そして、ドレスアップしたお金持ち風のひとがでてくる。泊まり客じゃなければ、「ちょっと入りにくい」感じ。この「パラス」と呼ばれるホテルたちは、いわゆる高級ホテルからさらにワンランク上に位置づけされており、その昔は本当にお金のある人しか入れなかった敷居の高いところ。今では料金を払えば誰でもとまれる。では、その「料金」を払うお金のない人はどうするか?ここが、駐在員の腕のみせどころ?その雰囲気だけ味わってもらうために、バーにつれていく。そとからふらっときて若い女性がはいるにはちょっと勇気がいる雰囲気なので、日本から来た人に「最後の思い出にリッツのバーにいきますか?」というと、ほとんどのひとに「えっ、まさか、そんな、入れるんですかー!」といった具合によろこんでいただける。このホテルの名物バー「ヘミングウェイ」はホテルの入り口から狭くてきらびやかなギャラリーをとおって、ずーっと奥にいったところにある。せいぜい30人ぐらいしかはいれない、狭ーいシガーバー(葉巻吸えるバー)。ちょっと住んでる世界が違うような人たちから、ちょっとお金のある観光客までさまざまなお客さんがはいっている。そして、古くさい白いジャケットの制服をきた、ちょっとハンサムなお兄さんたちが、迅速かつつぼをえたすばらしいサービスをする。周りと比べるとどう考えてもお金なさそうな私たちにも、常連にもお金持ちにも同じような態度で接している。このバーはオリジナルカクテルの本を出したことで日本でも有名なバーテンがいる。そう若くない人のはずだが、店に立ってるところはみたことない。まあ、あえるまで通ったら破産するわ...。我々はせっかくだからと三種類のちがったカクテルをオーダーし、回しのみをした。そして、いまウォッカとカルバドスとシャンパンとジンとがまざって、世界がくるくるまわっている....。
2005.05.13
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ボーカルのオーディションにきたアンドリュー、ルックスからいくと「おおっ、これだよ、これっ!」とおもったのは私だけではない。曲を演奏する前に、ジャムセッションになり、メロディーを適当につくってかっこよくうたっている。歌詞も書くらしく、結構いけている。うちのバンドのメンバーも、かなりいけているとおもったにちがいない。そして、我々のつくった曲を歌ってもらった。「んーーー??なんかメロディーが違う...」プロでなくてもメロディーをアレンジして歌う人はカラオケシンガーでもいるからまあいいか...とおもっていた。でも、そのアレンジしたメロディーがちょっといけてないと言うか、はっきりいうと、ちょっとはずれ気味。自分もそうだが、はじめてあった連中と演奏するのは緊張するので、きっとちょっとあがってるに違いないとおもっていた。曲がおわるとダニエルが「ここのメロディーは実はこういう風に歌ってるからこうして歌ってみて」という。アカペラでうたってみせてるんだから、わからないはずはない。ボーカルなんだから。ところが、アンドリュー君は何度やっても同じように歌わない。ーそう、最初は、「歌わない」んだとおもっていた。そして、五回目ぐらいから、みんな「メロディーの通りに歌えない」のではないかという疑問が確信にかわっていったようだ。何回もやってるうちに彼もあせって来たのか、いよいよメロディーがあさっての方向にむかっている。ギターのダミアンと顔をみあわせながら、笑いをこらえるのに必死になる。あたしだってオーディションにいって笑われたくないから、笑っちゃいけないと必死にこらえる。この鬼のような状況がわかっていただけるかどうかわかりませんが、音無しでみると、日本でいうところの「イケメン」君がえらくかっこよくうたってるんですよ。そこに、OUT OF TUNEな音声がはいったところを想像していただけると、ご理解いただけるかもしれません。そう、キムタクが音痴でうたってるのをみてる感じ。トロント出身のすごく「いいやつ」だったけど、音痴でも許されるほどあたしら美形でもなければ、ぴちぴちに若くもないので、アンドリュー君とは「Nice to have jammed with you guys!」という本人の言葉でー FIN -。(終劇)そして、またわれわれだけになってしまった。もーいやっ!
2005.05.11
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私はよくタクシーにのる。ほとんど空港から。日本でもタクシードライバーにはいろんな人がいるが、パリではそれに加えていろんな人種がいる。私が好きなのはアジア人ドライバー。行き先をいったら一言も口をきかないタイプ。そして人種的にも威圧感がないので、狭い車内に二人っきりで警戒してるときでも、ちょっと安心。一度、ものすごいスピード狂のドライバーがいた。ちょっとラリッてるようなかんじ。しかも、音楽が冗談抜きで「HIGHWAY STAR」。アラブ系の空手マニアもいた、東洋人の私をみて自分の空手やってる姿の写真をしきりにみせる。おいおい、前向いてくれよーっ。とにかく、タクシーに乗るときはけっこう「警戒」している。かならずしもドライバーというわけではなく、メーターを。そして、この警戒心が仇になることも。先日も日本からきた友人と空港からタクシーに乗った。真っ昼間だったけど、平日の昼間は料金も安い時間帯なのでのることにした。空港はパリ郊外にあるので、郊外料金 「B」タリフのはず。ところが、どうも郊外、夜間、祝日料金の「C」タリフになっている。まあでも強面の運ちゃんだから言えないやとおもい、高速からパリ市内に入るときに、メーターを再確認。運転手がマニュアルで変更するはずなのだがどうみても「B」になっている。ほんとは「A」(一番安い)になるはずなのに。運転手はアラブ人風のおっかなそうなおやじ。でも気になりだしたら友人のゴキゲンな話も上の空、「やっぱ外国人の女二人だとおもってなめられた」とおもうとくやしいのできいてみた。「あのー、ちょとだけ疑問におもったんですが、パリ市内にはいりましたよねー...そろそろ、「A」料金なんじゃないでしょうか?」。するとおやじはくるっとふりむいて、「今日は祭日料金だよ」と。えええええっ??!!!きっ、きっ、きーてないーー???!!納得できないので、おそるおそる「でも、な、な、なんでまた今日はさ、さ、祭日なんでしょうか???」「だって今日は五月五日だよ」。いったいいつからフランスにも「こどもの日」ができたのかと不思議に思っていると、「キリスト教のアサンシオンだよ」とおしえてくれた。しかし、私の時計の日付は「五月四日になっているんですけど...」というと、なんだか宇宙人でもみるような顔して、車の時計をさし、「五月五日だよ」とおしえられた。ど、ど、どうりでいつものパリと違ってなんだか街中が「弛緩」しきっている。しかも問題は、翌日日本に帰る友人に、「帰る前の日にパリで買い物すればいいよ」といってしまい、彼女はそのつもりでおみやげを何一つ買ってない。なんていってるのかわからないためきょとんとしてる友人の隣で、私は一人でパニックして運転手に「ど、ど、ど、どうしよう!!、み、店があいてないってことですよねー!!」ここで「あたりまえや、ボケ!」と言われてもおかしくない発言をしたのだが、運転手はあわれにおもったのか、「マレ地区にいけば、ほら、日曜日もお店開いてるとこあるし」とか、「どうしても退屈したらほら、そこにテントが立ってるでしょう?これは「アンティークの蚤の市やってるんだよ、いってみれば?」とか、最後には「でもあんたたちは本当に運がいいよ。昨日まで雨降ってたんだよ。今日は晴天じゃないか」とか、親切にアドバイスして慰めてくれた。しかも、おりたときに普通だったらトランクに入れたスーツケースに1ユーロかそこらの料金がかかるのに、彼はそれを請求しなかったのだ。な、な、なんていい人。なのに、私は「ぼったくりドライバー」と勝手にきめつけていた。すんません。ほんとに。アラビア語で「すいません」ってなんていうんでしょうか?
2005.05.10
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先日、ドラムをはじめてから三年目にしてようやくきちんと習うことにした。以前にも何回かレッスンを受けたことがあるが、最初の先生は家が遠くやめてしまったし、二人目の先生はカリブ系のひとでーというと差別にきこえるかもしれんがーとにかく時間にルーズだったので、(冬のヨーロッパで建物の前で一時間もまたされたらいやになりますよね?しかも一回や二回じゃない)やっぱりやめた。何回か習ってるうちにこつがわかったので、しばらく一人で猛練習した。バンドもいそがしくなり、曲をたたいてるうちに、今度は基本がなってないようなきがして壁にぶつかる。また、猛練習して克服して次の壁。今回はもう5回目ぐらいの壁。ロックばかりやってると、ブンチャク、ブンチャクというまあお決まりのリズムもおおい。エレキギターはロックでは花形的存在。しかし、ドラムの最高峰はやっぱりジャズ。ロックバンドやってるんだけど、ジャズドラムをならいたいと先生にいうと、満足そうに「あんたはただしい」といわれた。ドラムの基礎はジャズにあり。ってなかんじ。先生の最初の一言は、「毎日たたくこと」。これにつきる。ふむふむ。この日記もそうだけど、「継続は力なり」がわたしの座右の銘なので、納得。だが、実行するのはむずかしい。ドラムを叩くことが三度の飯より好きなのだが、もう一つすきなことがある。そう、「お酒を飲むこと」。ドラムをはじめると、このお酒がネックになる。欧米人はしらんが、うちら東洋人は一部の例外の人をのぞき、アルコールをのむと酔っぱらうのがはやい。そして、アルコールは「足にくる」のである。足にくるとバスドラムのペダルが踏みにくくなり、リズムがみだれる。パリに来てから飲みともだちもいなくなり、ドラムをはじめてから毎日さっさと家に帰りせっせと太鼓の練習をしていた。あまりお酒を飲みたいともおもわなくなったこともあるが、最近酒好きの同僚がいて、夕方その人の顔をみると、無性にお酒がのみたくなる。そして、お酒をのむ習慣が再発すると、これが結構やっかいなのだ。お酒の好きな人には理解してもらえるとおもいますが、飲む習慣がつくと、この習慣とおさらばするのは結構きびしい。しかし、スティーブガット(この人は神様です)の百分の一ぐらいかっこよくたたけるようになるには、お酒の一滴や二滴ぃーっ。がんばるわー。ということで、この日記がなんだか「禁酒日記」みたいになりそう。
2005.05.09
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GWで日本からきた友人とパリのカフェにはいる。「ボンジュール、マダム」といって、席に案内される。そう、大人の女は「マダム」とよばれるのが普通。私たちの隣の席にはかわいらしい日本人の若い女性がひとりでカプチーノをのんでいる。もしかしたら、ショッピングのためのガイドブックをもってるけど、パリに住んでいるのかもしれない。カフェを飲みながらしゃべっていると若いギャルソンがあらわれて、隣の人のところにいき、「マドモワゼール、もうすぐ閉店なのでお勘定だけさきにしてもよろしいですか?」彼は満面に笑みをたたえて、「マドモワゼル」の顔を覗き込んで話しかけた。おとなりの美人はギャルソンのフランス語に反応してお財布をだして支払いをしようとしている。彼はそのあいだに、隣にいる我々のほうをくるっとむいて「そちらさんも、よろしく」と素っ気なくいって、また「マドモワゼル」のほうを向いている。「ふん、なによーーーーーーっ!ちょっと美人だからって、この差別ぅーーー!」(たしかにきれいな人だったけど)このギャルソンの「マドモワゼル」のなかには「下心」がかくされている。大人の女は「マダム」とよんだっていいわけ。あえて「マドモワゼルと」呼ぶのは日本の男が「お嬢さん」というのと同じ理由。そしてここはラテンの国。男どもの変貌ぶりは「まあ、よくはずかしげもなく」と言いたくなるぐらい、もう露骨。勘定を終えると、この「マドモワゼル」は席をたち出口へむかった。すると、なんと、カフェの責任者風の兄ちゃんまで出口へむかって見送っている。なんていってるかよく聞こえないが、「マドモワゼル」はくるっと振り向きさわやかな笑顔をうかべ、飢えたギャルソンを残して去っていった。もちろん我々は「お見送り」もなくひっそりとでていった。店をでた我々、パリの人と同じように信号無視して横断歩道をわたろうとしたら大型バスがとまってくれた。満面の笑みを浮かべて「どうぞお通りくださーい、マドモワゼール」と言わんばかりのジェスチャーをしてるのは、白髪のドライバーだった。とほほ。
2005.05.07
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