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2005年07月28日
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カテゴリ: 沖縄関係
沖縄の昔話 「島動物の演芸会」

むかしむかし、島で大変仲良い小獣達が集まって、 演芸会 を催しました。

島猫 は三味線を担当です。
山鳥 は笛を担当です。
島豚 は太鼓を任されました。
カラス ネズミ姉妹 は踊子担当です。
見物と踊りの審査係には、目と耳の利く 鷲(わし)

それでは 演芸会 の始まりです。

最初に踊るは、 ネズミ姉妹 です。
得意芸の 八重山民謡「古見の浦節」 を披露することにしました。

三味線弾き担当の 島猫 は、「ミャウ、ミャウ、ミャウ」
笛担当の 山鳥 は、「ピョウ、ピョウ、ピョウ」
太鼓担当の 島豚
と、「 古見の浦節 」の演奏が始まりました。

踊子の ネズミ姉妹 は、四つ竹を持ちながら「ザッ、ザッ、ザッ」
と、曲に合わせて、見事「 古見の浦節

2番手に踊るは、 カラス です。
カラスの自慢芸である、沖縄民謡の扇子舞 「上り口説」 を踊る事にしました。

「上り口説」の曲が始まると、 カラス は元気よく掛け声(ヘーシ)も勇ましく、
幕内より「ハァ、ハァ、ハァ」と掛け声を出して踊りました。

見物係の 鷲(わし) は、 カラス の元気な声を聞いていましたが、あまりにも可笑しかったので大声を張り上げて「ハハハ」と笑いだしてしまいました。

すると、 カラス は大変憤慨して
「私が一生懸命踊るのが、そんなに可笑しいか、許してはおかない」
と、 島猫・島豚・ネズミ・山鳥 と一緒になって、 鷲(わし) の首を力いっぱい引きのばしました。

それから 鷲(わし) は首が長く足が細く、 カラス とは大敵になったそうです。






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最終更新日  2005年07月28日 07時25分08秒
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