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2005年08月01日
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カテゴリ: 沖縄関係
沖縄八重山の昔話 「老カラスの知恵」

竹富島の老カラスが、森の木のこずえにとまっていました。
すると、一羽の若カラスが飛んで来ました。
「南方にある波照間島に、大きな牛が死んでいるそうです。一緒に行って美味しい牛を食べましょう。」
と、老カラスに言いました。

老カラスは、遠い南の果ての波照間島まで飛んで行く事は、歳をとった者として、大変な事だと思いました。
若カラスと一緒に飛んでも、早く着くのは若カラスだから。
そこで老カラスはこう若カラスに言いました。
「いいかな若カラス、牛の一番美味しい処は角です。だから、右の角はあなたの分、左の角は私に残しておいて下さい」
と言って、波照間島へ出発しました。

若カラスは元気がありますから、老カラスより早く島にたどり着きました。


老カラスは程なく辿り着き、牛の一番美味しい・柔らかい2つの目玉を一気についばみ一口で食べてしまいました。

それを見ていた若カラスは、
「そうか!こう言う事か。」
と、老カラスの知恵の深さを知りました。
それ以来、老カラスを尊敬し、老カラスの後をついて物事をすべて習い受けたそうです。

この伝えにより、
竹富島では
「老カラスには何事もかなわない」
と、言う言葉が残されており、
「老人より物事を聞けば、ためになる事が多い」
と伝えられています。






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最終更新日  2005年08月01日 08時47分35秒
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