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2005年12月09日
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カテゴリ: 四方山話
「鞴(ふいご)祭り」

宮崎アニメに登場する「たたら場の足踏みふいご」がありましたね。

鍛治師・鋳物師・錺(かざり)師・時辰(とけい)師・箔打師・石職人は、
普段から鞴(ふいご)を扱う家業である為、火防又は家業の徳を得ん為に稲荷神(お稲荷さん)を祭ります。
これを鞴祭(ふいごさい)と言いますが、実際には稲荷祭ですね。
その日は、家業を休み、鞴を浄めて祝います。
畳を敷き替えて家内を整え客を招く仕来たりがありました。
稲荷神の宝前に供物を積み、灯明を着け、近隣に蜜柑・膳部の配り物をします。
また、この日の早朝、蜜柑をまいて近隣の子供に拾わせる蜜柑まきの催しがありました。

ですから、悪少年等の狼藉・喧嘩の端となり始め、寛延の頃(1748~1751年)に制禁されるようになりました。

全国のお稲荷さんの総本社である伏見稲荷大社では、この日にお火焚の神事が行われます。

鶴岡八幡宮の末社、丸山稲荷社でも火焚祭が執り行われるそうですね。
祭典終了後には当宮神楽男方職掌が伝えてきた神楽が奉納されます。
この神楽は、鎌倉及びその周辺の神社で伝承されてきましたので、今日、一般に「鎌倉神楽」と称されているようです。

神楽の庭には、5色の切り紙で飾られた山飾りが設けられ、湯立てを中心にして、初能・御祓・御幣招き・湯上・かき湯・笹舞・弓祓・剣舞・毛止幾などの神楽が素朴な舞と笛、太鼓の音色を伴って奉仕されます。

調べていて面白い事がわかりました。
鉄の産地として有名な地域に多く伝わる民話には、同じ発音で「踏鞴法師」と呼ばれる片眼片腕の大男が出てくる妖怪(?)物語が、出雲を中心に日本全国に伝わっています。
どうやら、鞴(ふいご)仕事が原因の職業病ではないかと思われます。
高温の炉の温度を見る際、片眼で炎の色を見て極めます。
その時、利き目の網膜が炉の強い光に曝され、片眼となってしまうそうです。

片腕で操る鞴か、片足で踏み込む鞴かによります。
この為、鉄の産地には多くの片眼、片腕若しくは片脚の人が職業病として存在し、後に伝説となってしまったようです。




勿論、沖縄でもこのお祭りが今日行われます。





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最終更新日  2005年12月09日 08時01分43秒
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