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2006年04月02日
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カテゴリ: 沖縄関係
昨日はエイプリル・フールでしたね。
民話の中にも、おかしな可笑しな嘘があります。

沖縄の民話「三国猿の寿命くらべ」〔物食み歳上(むぬかみしーじゃ)〕
昔々、
ある処に、
唐国の猿と大和国の猿と琉球国の猿がいました。
三匹の猿は、いつも一緒に仲良く遊んでいました。
ある時、
三匹が散歩をしていると、大きなおにぎりが転がってきました。

「みんなで分けて食べようじゃないか」
と言いました。
でも、
唐猿が
「昔から『物食み歳上』と言って、歳上を敬い、先に食べて頂く風習があるよな」
「ここはこうだ。コレは一番歳上が食べるモノだ」
と、言ったので皆で歳を比べる事になりました。
まず、最初に唐猿がこう言いました。
「私が生まれた時には、天と地はまだ別れていなかったな」
こう言いました。
負けず嫌いの大和猿はこう言いました。

と、言いました。
このやりとりを今まで黙って聞いていた琉球猿が、突然しくしく泣き出してこう言いました。
「あなた方のやりとりを見ていると、孫(んまが)を思い出して辛くなってきたよ」
「私の孫が生きていたら、丁度あなた方と同じ年頃なのにと思うと、悲しくて悲しくてたまらなくなってきたよ」
と言いながら、ワーワーと泣き出してしまいました。

「琉球猿は、もしかして私達よりずっと歳上に違いない」
「『物食み歳上』だから、琉球猿がコレを食べるのが当然だな」
と相談し合い、拾った大きなおにぎりは琉球猿に渡しました。
そこで琉球猿はこう言いました。
「私が最初に言った様にしましょうね」
そう言うと、うまく三つに分けて、みんなで仲良く食べました。





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最終更新日  2006年04月02日 07時41分42秒
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