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2006年04月23日
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カテゴリ: 沖縄関係
沖縄の民話「猫師匠と虎弟子」

昔々、
猫は空手教室を拓くほどの達人でした。
一方、
親戚筋に当たる虎は、大きな体に似合わず弱虫だったので、皆の笑いものでした。
そこで虎は、強くなりたいと思い、猫師匠の弟子になりました。
虎は、空手の技を次々にマスターしました。
本来、虎は体が大きく力も強く、技を習得する内に、だんだん威張るようになりました。

ある時、

「もう俺は、先生より強いはずだ。師匠、一度俺と勝負してくれ」
と、豪語しました。
猫師匠は、弟子虎が何時か勝負を申し込んでくる事はわかっていたので、
「ならば明日、断崖で勝負しよう」
と言って承知しました。

翌日虎は、
「猫師匠に勝てば、〔この世で一番強い〕と自慢できる」
そう思いながら、勝負地の断崖にやってきました。
虎が
「いざ、勝負」
と言うと、猫は断崖から海の方に突き出た松の木に登って、

と、虎に言いました。

実は、
猫師匠は弟子虎に木登りの術だけは、わざと教えませんでした。
虎は、木に登れず、木の根元で待つしかありませんでした。

しばらく待っていた虎が言いました。

「木から降りてきたら、どこにいようとお前の糞の臭いで、お前を見つけて食ってやる。」
そう言って、虎は立ち去って行きました。

それ以来、
猫は、虎を怖がって糞をした時には、必ず土で隠すようになりました。
虎は、木登りの術を教えてもらえなったので、今でも木に登れないということです。






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最終更新日  2006年04月23日 09時05分03秒
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