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2007年05月04日
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カテゴリ: 沖縄関係
竜舟競漕(ハーリー船競争)は、この連休に行われていますが、
本来、旧暦九月九日の「重陽の宴」の余興として、首里城下にある竜潭池(人工池)で、競争されていたようですね。


「重陽の宴」とは、
首里城の北殿にある舞台での歌舞と組踊が中心に行われていた。
この舞台の「幕開け」として最初に老人と老女が登場します。
老人が冊封使達を寿ぐ為の「祝詞」をあげました。


祝詞『老人申上候意趣』
ああ 尊うとぅ〔ウ-ト-ト-〕 御御御宣けやべらに
(あなとうと 申しあげます)

(国王の御願いされたとおり)
唐〔ト-〕ぬ按司加那志〔アジカナシ〕御両所 渡〔ワトゥ〕り召しようちゃれば
(中国の冊封正副使が御来訪されたので)
首里天加那志ぬ 御祝事〔ウシュクゥグゥトゥ〕ぱかり 
(国王の御祝事をば)
戴願〔テイグヮン〕ひしち 居やいりてあらば
(御願しておりましたので)
何うがな勤〔チトゥメ〕かんで 願〔グヮン〕てをやべる 
(何かで仕えるものと考えております)
くぬ大翁と大媼や 果報〔カフウ)なものだやべる
(この老爺と老婆は幸せなものでございます)

(年は六十一をくりかえしかえすこと)
二帰り見やべこと 百二十〔ヒャクハタチ〕になやべむ 
(二回にもなりますので百二十歳にもなりましょう)
子孫 また孫 やち孫 ひき孫揃て〔スルティ〕 
(子孫、曾孫、玄孫、玄々孫そろって)

(三百三十人になりましょう)
唐ぬ按司加那志ぬ 御目さまち勤めかち
(中国からの冊封使のお目さましつかまつり)
御御目かけらんで (お目にかけようと)
手揃〔ティスルィ〕足揃〔アスィスルィ〕 よしろてをやべもの
(手揃い足揃って参上しておりますので)
くぬ大翁大媼 御祝始めて(この老爺老婆がまずお祝始めて)
子孫に能羽しめて 御目かけやべら(子や孫たちに芸をさせてお目にかけましょう)
尊うと〔ウ-ト-ト-〕 (あなかしこ)





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最終更新日  2007年05月04日 10時53分25秒
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