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Day 44:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:次の先生と生徒の会話の中で不自然な箇所があれば訂正しなさい。Teacher: What is your hobby?Student: My hobby is to run every morning.Teacher: Okay, then, what is your dream?Student: My dream is running in the Boston marathon someday.サミト君はこの会話文を読んだとき、次のようにまず日本語に訳してみました。先生:君の趣味はなに?生徒:私の趣味は毎朝走ることです。先生:そうですか。では君の夢はなに?生徒:私の夢はいつかボストンマラソンで走ることです。訳をみる限り、不自然な箇所は見当たりませんでした。どこが不自然なの?皆さんは会話文の不自然さがわかりましたか?動名詞 と to不定詞 はどちらも「…すること」という名詞の働きをして同じように訳されることから、日本の英語教育では書き換え・置き換え問題のテストで出題されるため、学習者は動名詞・不定詞が100%同意で、どんな場面においても、どちらを用いてもいいと錯覚させられることがあります。 しかし、表現形式が違う以上完全な同意にはならないことを学習者は肝に銘じておきましょう。今回の問題を不自然に感じなかった人はもう一度、動名詞とto不定詞の本質的な違いについてここで整理しましょう。基本ルールがわかれば、どちらを使うべきか、もう迷うことはありませんよ。不定詞・動名詞の意味to不定詞:toは起源的には「方向」を示す前置詞であり、もともと述語動詞に対して未来性を持っていました。したがって不定詞が表す行為・動作が起きるのは、述語動詞より後(未来)になります。つまり、不定詞は時間的に未来を指向する行為・状態を示します。[時間的に先のこと] 動名詞:その形(…ing)[進行形]からもわかるように、述語動詞と同時に行われている行為・動作、または既に行われたか継続的に行われてきた行為・動作を意味します。つまり、動名詞は時間的に中立または過去を指向する行為・状態を示します。[時間的に同時もしくは過去]My hobby is playing the piano. (私の趣味はピアノを弾くことです) 趣味であるピアノを弾く行為は、当然過去にしたことがあるか現在している行為になるので playing 動名詞になるのです。反対に、次の文が動名詞を取れない理由も明白ですね。My dream is becoming a musician. [×] (私の夢は音楽家になることです) 音楽家になることは述語動詞よりも未来に起きるので to become a musician to不定詞になるのです。上記の説明が理解できたのなら、問題の会話文がどうして不自然なのかもうおわかりですね。My hobby is to run every morning. ⇒ running My dream is running in Boston marathon some day. ⇒ to runMy hobby(趣味) は to run (「未来で」走ること)ではありませんよね。趣味ならはもう既におこなっていますよね。既におこなっている行為であれば、動名詞 running ですね。My dream(夢) は running (「過去で」走ること)ではありませんよね。夢はまだ実現していない行為なのだから、当然、未来の行為ですよね。ならば、未来指向の to不定詞 to run になりますね。このように不定詞・動名詞の本質的な違いがわかると、どうして enjoy の後には「動名詞」が続き、decide の後に「to不定詞」が続くのかという理由もより良く理解できるのではないでしょうか。I enjoy learning English. (英語学習が好きです) [好きと言えるということは、当然過去に経験しているか、または現在行っていますよね]I decided to learn English. (英語を習うことに決めた) [決めてから習うのだから、習うことは decided より後で起きますよね]学校英語では「to不定詞」を取る動詞のグループ、「動名詞」を取る動詞のグループ、「to不定詞・動名詞」どちらも取る動詞のグループと丸暗記させることが多いようですが、丸暗記は受験等には一時的には効果があるでしょう。しかし、両者の意味が異なる以上、やはり、意味を理解して使えるようにしたいものですよね。やはり、動名詞・to不定詞も日本語訳(どちらも「…すること」)で考えると、違いがわかりにくいと思いますが、このように両者の本質的な違いを理解すると両者の使い勝手がよくなりますよね。後は「習うより慣れよ」、つまり、この本質的な相違を意識しながら、より多くの英文に触れることです。次回もこの「動名詞・不定詞」に関する問題を紹介しますね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月26日
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Day 43:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に a または theを入れなさい。1. (___) earth goes around (___) sun.2. She was injured in (___) left foot in (___) bicycle accident.Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[4]の「常識から判断できる場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. ( The ) earth goes around ( the ) sun.[訳]地球は太陽の周りを公転している「地球」「太陽」と言えば、常識から聞き手は特定できますね。したがって、話し手は聞き手が「地球」「太陽」を特定できると判断して定冠詞 the を用いるのです。2. She was injured in ( the ) left foot in ( a ) bicycle accident.[訳]彼女は自転車事故で左足をけがした皆さんも自分の「左足」を考えてみて下さい。左足は1つしかありませんよね。だから話し手は「左足」と言えば、常識的に聞き手が「左足」を特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。「自転車事故」は初めて話に出てきたので聞き手には特定できませんよね。どこで、どのように起こった事故か知りませんよね。だから話し手は聞き手が自転車事故を特定できないと判断し不定冠詞 a を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a/an を用いると不自然になります。1. An earth goes around a sun.[訳]ある1つの地球はある1つの太陽の周りを公転している???2. She was injured in a left foot in a bicycle accident.[訳]彼女は自転車事故で(いくつかあるうちの1つの)左足をけがした???不自然に聞こえますか。これらが不自然と聞こえてこれば、だんだん英語脳が出来上がってきている証拠です。冠詞という概念は日本語に存在しないので、なるべく日本語を介さずに考えるように心がけましょう。例えば1の場合、「An earth」「a sun」とすると聞き手には特定できない「地球」「太陽」になるから、聞き手は「地球」「太陽」がいくつも存在すると想像してしまいますよね。もちろん、常識から考えればそんなことを想像する人はいないと思いますが。2の場合、a left foot とすると、やはり聞き手には特定できない「左足」になります。ちょっと無理やりの例ですが、左側4本足と右側4本足があるようなタコ人間のような人を想像して、4本の左足のうちの1本を想像してしまいそうですよね。でも常識から考えれば、そんなことはあり得ませんよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。今回で冠詞は終了しますが、後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。次回からは名詞の仲間「動名詞・不定詞」に関する問題を順次紹介しますね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月23日
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Day 42:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に不要なら無冠詞、必要であれば a または the を入れなさい。1. Where is Ellen? She is in (___) kitchen. 2. Please pass me (___) salt.Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[3]の「その場の状況から判断できるものを指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. Where is Ellen? She is in ( the ) kitchen. [訳]エレンはどこにいますか?エレンなら台所にいます。エレンがいる台所がこの会話がなされている場所の台所であることは明白ですよね。ならば、聞き手はどの台所か特定できますね。したがって、話し手は聞き手が台所を特定できると判断して定冠詞 the を用いるのです。私は中学生の頃に「家の中の場所には定冠詞 the を用いる」と習った記憶があります。これは今から約30年近く前のことですから、今の中学校ではこのような教え方はしていないと思いますが、当時の私はこの強引な解釈を勘違いして覚えたため、I saw a beautiful kitchen in a magazine. という文がどうして a kitchen になるのか混乱したことを覚えています。もし解釈が「会話のなされている家の中の場所には定冠詞 the を用いる」だったなら勘違いをしなかったかもしれませんね (+_+)しかし、こんな紛らわしい解釈ではなく、定冠詞 the を用いるかどうかは、シンプルに聞き手(読み手)に名詞が特定できるという話し手の判断です。She is in the kitchen. と答えた話し手は、聞き手が台所を特定できると判断しているだけなのです。同じ家の中にいるのだから当然聞き手はその家の台所だと判断できますよね。I saw a beautiful kitchen in a magazine. と言った話し手は、聞き手がその台所を特定できないと判断し、 a を用いたのです。当然、聞き手はどの雑誌のどの台所のことかもちろん知りませんよね。2. Please pass me ( the ) salt.[訳]塩を回してください。レストランのテーブルに座って家族で食事をしていると考えてみてください。皆さんも「塩とって」とか「お醤油とって」などとそのテーブルに同席する家族に頼んだことがありますよね。もちろん状況からその場のテーブルにある「塩」「醤油」だと特定できますよね。だから話し手は聞き手がsaltを特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a を用いたり、無冠詞にしたりすると不自然になります。ちなみに1の文で不定冠詞 a を、2の文を無冠詞にして考えてみましょう。1. Where is Ellen? She is in a kitchen. [訳]エレンはどこにいますか?エレンならある(家の)台所にいます???2. Please pass me salt.[訳]塩を回してください。←日本語に訳しても違いはでません。不自然に聞こえますか。これらが不自然と聞こえれば、だんだん英語脳が出来上がってきている証拠です。解説するために私はあえて日本語訳をつけていますが、冠詞という概念は日本語に存在しないので、なるべく日本語を介さずに考えるように心がけましょうね。例えば1の場合、in a kitchen は聞き手には特定できない「台所」になるから、エレンはどこの家の台所にいるのか特定できません。少なくとも会話がなされているその場所の台所にはいないことになります。これでは、「エレンはどこ?」と尋ねた聞き手はチンプンカンプンですよね。2の場合、無冠詞のsalt もやはり聞き手に特定できない「塩」になるから、その場にある「塩」ではなく、他のテーブルにある「塩」を指し、聞き手はやはりチンプンカンプンですよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月18日
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Day 41:今日はサミト君の英語の宿題はお休みして英語に対する意識改革のお話をしましょう。最近、何度か日本人の英語に対する意識について考える機会がありました。「同じクラスの他のアジア圏の留学生は私より英語がずっと上手なんです。私は日本で何年も英語を勉強したのに・・・、日本人は他のアジアの人たちより英語が出来ませんよね。」というコメントを最近ある日本人留学生から聞きました。私は聞きながら、この子も英語コンプレックスの呪縛に落ちた一人だなと思いました。英語は苦手。何年も学校で英語を勉強したのに英語が話せない。皆さんは英語コンプレックスを抱いたことはありませんか?私は随分昔に英語コンプレックスを抱いた時期がありました。でもよくよく考えてみれば、これは社会が作り出した呪縛なのです。留学や英語学習に取組む前に、まずこの呪縛を解きましょう。もう英語コンプレックスを抱く必要はありません中学、高校で6年、大学まで行けば8年近くも英語を勉強するのに日本人は英語が出来ない。TOEFLのテストでは日本がアジアでビリ。こんなフレーズを聞かされ続け、私たちはコンプレックスを植えつけられてきたのです。確かに表面的には事実ですが、皆さんはその理由をじっくり考えたことがありますか?6年、8年勉強するのに英語が話せない?(この事はいずれまた機会があれば詳しくお話しますね) どうしてTOEFLのテストは日本がアジアでビリなのか?TOEFLのテストで日本がアジアでビリなのは日本人がアジアで一番英語が出来ない国民だからでしょうか? 答えは「ノー」です。TOEFLテストで日本がアジアでビリの理由は、日本が経済大国からなのです。どういうことかと言うと、TOEFLテスト上位の国々は不幸にも欧米の植民地支配を受けた国々なので、母国語だけではなく日常生活で英語を必要とするので必然的に英語が身に付くのです。日本に住む私たち日本人はどうでしょう? 皆さんは日常生活で英語が必要ですか?英語を話さないと仕事ができませんか?英語が出来ないとお給料がもらえませんか?そんなことありませんよね。私たち平均的日本人は日常生活で英語を何ら必要としないのです(英語は趣味範囲なのです)。私たちは母国語だけで生活できる国にいるのです。「国家の品格」を書いた藤原先生も仰っていますが、母国語だけで済むというのは植民地にならなかったことの証でもあり、これはむしろ名誉なことなのです。つまりTOEFLテストで日本がアジアでビリというのは、この国を世界第2位の経済大国に導いた先人たちの努力に感謝し、誇るべきことなのです。だから、アジアでビリをコンプレックスとせず、プライドにして下さい 日本人だって日常生活で必要に迫られれば、英語は身に付きますよ!今日から皆さんも、英語コンプレックスと「さようなら」をし、プライドを持って英語学習に取組みましょうね。意識をかえるだけでも随分と英語学習が変わると思いますよ。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他のブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月15日
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Day 40:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に冠詞 a または the をいずれかを入れなさい。1. We’ve bought (___) house, but found that (___) roof leaks when it rains.2. We are going to have a regular meeting on Monday. (___) idea was suggested by our manager. Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[2]の「話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. We’ve bought ( a ) house, but found that ( the ) roof leaks when it rains.[訳]家を買ったのだけど、雨が降ると屋根が雨漏りするのですよ。最初の house は初めて登場した家だから、聞き手(読み手)はどの家か特定できませんよね。したがって、話し手は聞き手が家を特定できないと判断して不定冠詞 a を用いるのです。もし定冠詞 the を使うと聞き手(読み手)が特定できる家になるので不自然ですよね。聞き手は突然「その家を購入しました」と言われても、目が点ですよね (@o@) もちろんこの文の前に「この家」が既に出た名詞ならば話は別です。でも、その場合はふつう代名詞 it で受けるでしょう。後半の roof は初めて出てきた名詞ですが、話の中に既に出てきた購入した家の屋根だと聞き手(読み手)は特定できますね。だから話し手は聞き手が屋根を特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。2. We are going to have a regular meeting on Monday. ( The ) idea was suggested by our manager. [訳]月曜定例会議を開催する予定です。その案は部長が出しました。一見すると、当然出てきた名詞のようにも見えますが、前半の文を読めば、この idea が「月曜定例会議を開く」という idea、と特定できますよね。だから話し手は聞き手が idea を「月曜定例会議を開く案」だと特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a/an を用いると意味が通じませんよ。問題文のような簡単な文なら間違えてもおそらくネイティブは理解してくれるでしょう。しかし、ビジネスなどで使われる重要な文章では大きな誤解につながる可能性もありますよ。ちなみに1と2の文で不定冠詞 a/an を使って考えてみましょう。1. We’ve bought a house, but found that a roof leaks when it rains.[訳]家を買ったのだけど、雨が降るとある屋根が雨漏りするのですよ???2. We are going to have a regular meeting on Monday. An idea was suggested by our manager. [訳]月曜定例会議を開催する予定です。ある1つの案は部長が出しました???とても不自然でしょ。例えば1の場合、a roof は聞き手には特定できない屋根なのだから、どこか別の家の屋根を想像させてしまい、聞き手はチンプンカンプンです。2の場合は、「ある1つの案」と言われても聞き手はやはりチンプンカンプンですよね。さらに、Day36の「文末焦点の原則」を覚えている人は An idea が文頭に置かれることが不自然であることもわかりますよね。覚えていますか、旧情報から新情報へ流れるという英語の基本構造「文末焦点の原則」。Day36で、不定冠詞 a/an は新情報を提供し、定冠詞 the は旧情報を提供すると説明しましたね。この原則を考えれば、旧情報 The idea が文頭に置かれ、旧情報から新情報 (by our manager) へ流れるという英語の基本構造「文末焦点の原則」に一致していますね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月13日
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Day 39:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に冠詞 a または the のいずれかを入れなさい。1. Once upon a time there lived (___) old man in a village. (___) old man went up a hill to gather firewood.2. I went to London last summer, but I didn’t like (___) city.前回のDay 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[1]の「話の中に既に出た名詞を指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. Once upon a time there lived (an) old man in a village. (The) old man went up a hill to gather firewood.[訳]昔々ある村におじいさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに行きました 前半の文で初めて登場したおじいさんを聞き手(読み手)は特定できませんよね。だから話し手は聞き手がおじいさんを特定できないと判断して不定冠詞 an を用いるのです。それに対して、後半の文のおじいさんは村に住んでいるおじいさんと聞き手(読み手)は特定できますね。だから話し手は聞き手がおじいさんを特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。2. I went to London last summer, but I didn’t like (the) city.[訳]去年の夏にロンドンに行ったけど、あの町好きになれなかった。「あの町」はもちろん前半の文に登場したロンドンと特定できますよね。だから話し手は聞き手が city をロンドンと特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a を用いると意味が通じませんよ。問題文のような簡単な文なら間違えてもおそらくネイティブは理解してくれるでしょう。しかし、ビジネスなどで使われる重要な文章では大きな誤解につながる可能性もありますよ。ちなみに1と2の文で不定冠詞 a/an を使って考えてみましょう。1. Once upon a time there lived an old man in a village. An old man went up a hill to gather firewood.[訳]昔々ある村におじいさんが住んでいました。あるおじいさんは山へ柴刈りに行きました???2. I went to London last summer, but I didn’t like a city.[訳]去年の夏にロンドンに行ったけど、ある町を好きになれなかった???とても不自然でしょ。例えば1の場合、聞き手には、最初のおじいさんとは別の第2のおじいさんが登場して、山へ芝刈りに行くとなります。2の場合は、ロンドンという町とは全く関係のない町を好きになれなかったと言われても聞き手はチンプンカンプンですよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。ときどき私が教える留学生の中には、「英語なんて冠詞なんか気にしなくとも通じますよね。実際に話しているときは、冠詞のことなんか考えません。いちいち考えていたら、英語が口から出てきませんから」と言われる方もいます。この指摘は一面の真理と共に、大きな誤解があると思います。失礼な言い方かもしれませんが、それはその方の英語力がそのレベルまで到達していないので、相手も理解するように努力するから通じているのです。先に述べましたが、簡単な日常会話ならたとえ間違えてもネイティブはある程度理解してくれます。話の前後からある程度理解できますからね。ましてや語学学校のネイティブなら外国人(日本人)の英語に慣れてもいます。しかし、もっと違うレベルで英語を使いこなす目標がある学習者の方には是非、冠詞の基本用法も気にかけて学習してもらいたいと常々思うのです。上級レベルを目指すなら、冠詞を適当に使ってはダメですよ。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月09日
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 <(_ _)>Day 38:2008年第1回目のもサミト君の英語の宿題を覗いてみましょう。問題:次の文に不自然な箇所があれば訂正しなさい。This is a map that I borrowed from Matt. サミト君はこの問題を見たとき、学校で習った「修飾語(関係詞節など)で限定された名詞には the がつく」といった規則を思い出し a map の不定冠詞 a が不自然だと考えました。皆さんも a map が不自然だと思いましたか?実は、今回の問題文にはどこも不自然な箇所はありません。ごく自然な文章です。日本語には冠詞に相当するものがないので、冠詞の使い方は日本語を母語とする英語学習者を最も悩ませる文法規則の1つでしょう。しかし、いくら冠詞が難しくても、適当に a や the を付けていては、英語は上達しません。なぜならば、不定冠詞(a/an)と定冠詞(the)が伝える情報には重要な相違点があるからです。確かに日本の学校では「一度出てきた名詞には the がつく」とか「修飾語(関係詞節など)で限定された名詞には the がつく」といった教え方をします。これは決して間違いではありませんが、どちらかと言えば、後付けのような解釈です。実際には次のような2文も可能です。[1] This is the map that I borrowed from Matt. (マットから借りた地図)[2] This is a map that I borrowed from Matt. (マットから借りた地図)[1] は修飾節が伴ってその名詞 the map が特定されたもので、[2] はその名詞 a map が特定されていない例です。どちらも正しい英文です。先に言及したように、日本語には冠詞に相当するものがないので、訳文はどうしても同じような訳になってしまいますが、ここで重要なことは伝えようとしている情報が the と a では違うということです。ではまず冠詞の基本用法を整理しましょう。*不定冠詞 a/an と定冠詞 the の基本用法a/an は初めて話題にのぼる人または物を聞き手(読み手)が、その表わしている人または物を特定できないと話し手(書き手)が判断したときに用いられます。それに対して、the を使う時は、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。重要なことは「相手が名詞を特定できる」という話し手(書き手)側の意識です。例えば私が I had an apple this morning. と言ったとしましょう。聞き手のあなたは、私が今朝食べたリンゴを特定できますか? どの店で買った、何産のリンゴか分かりますか? 分かりませんね。だから、話し手の私は、聞き手の皆さんがリンゴを特定できないと判断し、an apple を用いるのです。では次にあなたが昨日りんご狩りで収穫してきたリンゴを1個私にくれたと仮定します。翌日、私はあなたに会い、次のように言いました。I ate the apple this morning. It was very delicious. Thank you.聞き手のあなたはこのリンゴがどのリンゴか特定できますか? できますね。そうです、昨日あなたが私にくれたリンゴです。このように聞き手が話題になっている人や物を特定できると話し手が判断したときに定冠詞 the を用いるのです。では、もう一度関係詞節によって限定された前述の例文を同じ角度から考えてみましょう。[1] This is the map that I borrowed from Matt. [2] This is a map that I borrowed from Matt. [1] the mapは「聞き手にその名詞が特定できる」という話し手の判断に基づいて使われるのだから、聞き手には「(話し手が他にも地図を持っているにせよ、持っていないにせよ)話し手がマットから借りたのはこの地図だけだ」と特定することができるのです。つまり、マットから借りた地図はこれ一枚。一方 [2] の a map は「聞き手にその名詞が特定できない」という話し手の判断に基づいて使われているのだから、聞き手は「話し手がマットからこれ以外にも地図を借りたのだな」つまり、マットから借りた地図が他にも存在することを前提と考えるのです。名詞が関係詞節などによって修飾されていようが、最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です。やはり冠詞も英語脳を構築する必要があります。そしてこの英語脳を作るにはたくさんの練習量が必要です。冠詞a/theのポイントが理解できたら、あとは「習うより慣れよ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月06日
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