三角猫の巣窟

三角猫の巣窟

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

コメント新着

三角猫@ Re[1]:戦争反対について考える(04/02) 四角いハムスターさんへ 四角いハムスタ…
四角いハムスター@ Re:戦争反対について考える(04/02) お久しぶりです。 コメントはしておりま…
三角猫 @ Re[1]:善本位制について考える(08/02) 四角いハムスターさんへ 善本位制がうま…
四角いハムスター@ Re:善本位制について考える(08/02) 三角猫さんへ 中国は国家安全ために自国…
三角猫 @ Re[1]:善本位制について考える(08/02) 四角いハムスターさんへ 私は宗教国家の…
2011.01.11
XML
カテゴリ: 小説
妻子ある酒飲みの小説家が愛人をとっかえひっかえしながら国内や海外を旅した話。
一人称の私小説で、実名と仮名とまぜつつ作者の実体験を下地にして書いたらしい。愛人と旅行した話が抑揚もなくだらだらと続き、プロットも落ちもなく、一人称なのに主人公の心情描写でさえ不十分でつまらない。俺は愛人を作って借金をしてこんな無茶な生活をしてるけどこれが俺の生き方なんだ、というやり方は小説としては芸のない陳腐な手法で、小説というよりは不倫旅行エッセイといった感じ。派手に飲み歩いたことを書けば小説として扱われた戦後の古臭い小説の類で、小説技法や心理描写の見所が少なく、ブログで素人の詳細な海外旅行記やら生々しい不倫体験談があふれている現代にこの小説を読んでもつまらない。中途半端に私生活を書かずに当時の文化そのものに向き合って詳細に記していれば時代を知る資料にはなったろうに、描写が表面的で資料としてもあまり役に立たない。
20年をかけて書いた遺作だけれども、長く時間をかけたからといっていい作品になるというわけでもない。こういう小説は同時代に読まれてこそ価値があるものだけれど、もう旬が過ぎている。

★★☆☆☆

火宅の人(上巻)改版

火宅の人(上巻)改版

価格:660円(税込、送料別)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.01.11 05:39:37
コメント(0) | コメントを書く
[小説] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: