ITmediaの「スラムダンク大ヒット “海賊版天国”だった中国が「本物」を買うようになったワケ」という記事によると中国人が映画の『THE FIRST SLAM DUNK』に対しては海賊版でなくて正規版を視聴しているそうで、中国人もそこそこ豊かになって推しにはちゃんと対価を払う価値観になりつつあるようである。YouTubeのスパチャとかもそうで、動画自体は無料で見れてもクリエイターをサポートするためにお金を払う人がいるおかげでサービスが成り立っていて、お金を払わないで無料で動画を見ているだけでは自分が推しを支えているという満足感は得られない。よくサッカーでファンとサポーターは違うと言われるけれど、無料でワールドカップを見るファンが多くなったところでJリーグの試合のチケットを買うサポーターがいないとクラブは運営できないので、本当にサッカーが好きなら推しチームのチケットや推し選手のグッズに金を払うべきである。
日本人は不安を感じやすいせいか貯蓄する傾向が高いけれど、お金は他のものと交換する手段に過ぎないのに、手段を貯め込むことを目的にするのは本末転倒である。健康とか幸福とかの何かの目的があるのに、目的達成の手段であるお金を使わないまま結局目的を達成できないで人生を終えるのではお金を貯めた意味がない。最近はお金は経験に使うべきだということを書いた『DIE WITH ZERO』という本が売れているそうな。日本だとタンス預金を数千万円貯め込んだまま死ぬ老人がいるけれど、子供を信頼していなくて生前贈与もせず、消費にも投資にも回されなかった死に金を抱えて死ぬのはいくら金を持っていようが金の使い道を知らない貧しい生き方である。