ねこまんまねこの日記

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2015年07月31日
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25年も前だろうか、エジプトのカイロとルクソールに1週間滞在した。ギザのピラミッドは圧倒的大きさだった。嬉しくなり、クフ王のピラミッドに20段ぐらい登り始めたら、下から軍人だか警備員みたいな服装の男性が笛を吹いて下りろ~!みたいな感じで私を制止した。今考えると10ドル位チップを渡せば登るのを目逃してくれた気がする。
ギザの3大ミラミッド~サッカラ~メンフィスのピラミッド群を回るのにタクシーをチャーターしないか!と、カイロ市内を歩いているだけで沢山のタクシー運転手が声を掛けて来る。50ドルぐらいでホテルまで来て、1日観光し、ホテルに返してくれた記憶がある。
私の記憶では、エジプトの女性に誰一人として美人は居なかった(失礼)気がする。おそらく、日本人にとって、ハム系セム・ハム族人種はほとんど実物を見たこともないし、美人かそうでないかを識別する能力も無いと思われる。それにアラブの国の女性はそもそも顔を隠している人もいる。そんなわけでエジプトに美人は居ないのだが、クレオパトラはシーザーやアントニウスを狂わせた程の美人だったという。{クレオパトラはシーザーとの間に息子(シーザリオン)を授かり、さらにアントニウスと結婚している。}これは何故だろうと不思議に思ったものだが、プトレマイオス王朝はマケドニア(ギリシャ)のアレクサンダー大王が大帝国を築き、アレクサンダーの部下でプトレマイオス将軍という人が「お前がエジプトを治めろ」と言われて始まった王朝だったのですね。。つまりギリシア人の王朝だったわけで、王位を継承しているのは皆整ったお顔立ちの「ギリシア人」っつう訳だったのさ。
クレオパトラとは、有名なのはクレオパトラ7世であるが、1世から結局、クレオパトラが7人も実在したんだね。
ハトシェプスト女王は、トトメス2世の妻で、トトメス3世の義理の母。トトメス3世は妾の子で、ハトシェプストには娘しか生まれなかった。トトメス3世は幼少だったため、トトメス2世の死後22年間女王として君臨した。しかし治世よりも何よりルクソールにある葬祭殿が有名だ。
25年前にエジプトに滞在した際、ハトシェプスト葬祭殿にも立ち寄った。当時はインターネットも無く、地球の歩き方しか情報源は無かった。カイロからルクソールまで、カイロ市内の安チケット屋で、エジプト航空のチケットを買った。往復2万円ぐらいだったかな。。機内食が出たんだが、これが信じられない程硬い、噛み付くと歯が折れそうなパンにマーガリンのみだった。ルクソールで高級Hotelノボテルの近くに1泊1000円ぐらいの安宿を発見しそこに泊まったら、夜中に大量の蚊が飛来し、30箇所刺された。ナイル川産の蚊に激怒した私は地球の歩き方で壁に停まった大量の蚊を潰しまくった。多分500匹は殺っってやったほどの「深夜の大乱闘」であった。土レンガ造りの黄色い壁が蚊の死体と体液や血液でモザイク画のように紋様が広がった。体力を著しく消耗した私は、蚊が少なくなったので寝袋から鼻と口だけを出してようやく寝たが、朝口の周りは刺されまくり膨らんでいた。よくデング熱とかに罹患しなかったものだ。
ハトシェプスト葬祭殿に行くには、朝ルクソール市街からナイル川を渡し船で渡り、そこらでタクシーを雇え、と 地球の歩き方に書かれていた。渡し船を下りると、怪しげな個人ガイド達が多数手持ちぶさたに待っていた。その中の一人にハトシェプスト葬祭殿と王家の谷を車で回って幾らか尋ねた。彼は確か30ドルぐらいのかなり高い金額を答えたと思う。話しにならんっ!と他のガイドに幾らだ?と尋ねると、誰に訊いても「30ドル」と答えて笑っていたのを覚えている。仕方なく最初の男に頼んで男のライトバンに乗り込んだ。彼はホットチキンスープと早口に言えばハトシェプストと聞こえると言って笑った。英語だとホットチェップスーッみたいな感じなのだ。

とにかく壮大な、黄色というか明るい土色の、ナイルの砂漠色の美しい葬祭殿だった。ここで、1997年にルクソール事件と呼ばれるテロ事件が起こり日本人多数を含む観光客58人が死亡した。あそこは全くの観光地だったのに、大変驚いた。「王家の谷」では、ガイド料が30ドルと高かったからガイドを長いこと待たせて岩山の頂上まで登った。足元に多数の王墓が存在する山の頂上に立って眺めるナイル川やサハラ砂漠は全く荘厳な景色だった。
さて、相当脱線したが、こんな訳でツタンカーメンの黄金のマスクも観たエジプト通の私にはとても興味深い展覧会。今回、展示されている物品は全てアメリカかヨーロッパの美術館から借りている様だった。本来ならカイロやアレクサンドリアやエジプト内の博物館からもっと素晴らしいモノが借りられたらもっと良かったのだろうが、この辺りにもエジプト国内の治安事情が反映されているのかなと考えさせられた。





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Last updated  2015年08月07日 07時56分16秒
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