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2019.04.11
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日生劇場は20回近く来ただろうか。雰囲気、大きさ、素晴らしい劇場だ。
『笑う男』は「レ・ミゼラブル」「ノートルダム・ド・パリ」の原作者として知られるヴィクトル・ユーゴーが「これより優れた小説を書いたことがない」と語ったほどの名作だという。1928年にデンマークで初の映画化、2012年にフランス・チェコ合作で映画化された。
脚本・演出のロバート・ヨハンソンが偶然、飛行機内で見たフランス版映画の『笑う男』に感動し、飛行機を降りてすぐに作曲家のフランク・ワイルドホーンに「この映画をすぐ見て欲しい」と電話をかけ、フランクもすぐ作曲に取り掛かったそうだ。
こうして2018年に韓国 ソウルで初舞台化に成功、そしてすぐ日本で舞台化されたのだから、余程に韓国のミュージカルが素晴らしい出来だったのだと思われ、浦井健治の主演もあって公演開始翌日にすぐに観てみた。
どうでもいいが、フランク・ワイルドホーンは3度目の結婚で和央ようかと結婚したそうだ。
日本版キャストは浦井健治のほか朝夏まなと、衛藤美彩、石川禅、山口祐一郎らが出演している。この日は衛藤美彩の初日でもある。宝塚と関係ある阪急東宝グループだから宝塚女優を起用するのは仕方ないし実力もあるので許せるが、乃木坂46卒業生とか使う必要あんのかな。と観る前は思った。
2014年にミス・サイゴンでクリス役を演じた上野哲也がアンサンブル級に落ちて出ている。2014年上野さんを観たときは井上芳雄を超えた歌だと感じたが、俳優さんは総合力だから全体の華とか、声の質、声の華、とか、なかなか難しいものだ。
うーむ、まだ本題に入っていない。どうしても舞台鑑賞だと長文になってしまう。

さて、感想を。美術、衣装はかなり頑張っていた。演出はレミゼラブルに似せてというか、寄せて、というか、例えばデアが死にそうになった時、山口祐一郎が、神よ代わりに俺を死なせてデアを助けて〜みたいな一節があった。ジャンバルジャンがマリウスに言う台詞と同じだ。また亡くなった人に強い白スポットが照射されるのもレミゼラブルと一緒だった。

衛藤美彩さん。やっぱり実力不足を確認しました。高校の学園祭を観に来た親じゃないんだ、我々はプロの歌とダンスに金を払ってる客なんだよ。ミュージカルは観客も一緒になって俳優を育てていく、そういう所があるのは理解している。初日だからもっと慣れてくれば良くなる余地はある。でもね。東宝さん!色々考えもあんだろうけどそこんとこよろしく。確かにアイドルファンみたいな客は居たよ。集客には貢献してる、けどそこじゃないんだ!東宝さん!!
朝夏まなと さん。立ち姿、姿勢、押し出し、歌、ご尊顔、全て申し分なし!!完璧。もと男役なのに娘役っぽい可愛らしさも感じる。ややうざ目なコメント失礼。
山口祐一郎、トートだっ!トートだ!これはトート閣下じゃないか?何役やってもトートに見えてしまう。俺が山口祐一郎を時間的にもっとも長く観ているのはエリザベートのトート、次が 利家とまつ の佐々木成政役。あと「ダンス・ウィズ・ヴァンパイア」のクロロック伯爵役も帝劇で2回観た。過去のブログを読み返すと、私は「パイレート・クイーン」のティアナン役の評価で「それと山口祐一郎の調子っぱずれた声の高さ、何とかならないんですかね。この人のファンは非常に多いみたいだけどこの役者の良さが何度見ても全く分からない。大事な場面で調子の外れた高い声で台詞を言ってコメディみたいに見えてしまう。」と書いている。今回も、ロボットのような手足のぎこちない動き、やや内股な足の運び。素っ頓狂な高音と音が外れたかのようなシャウト。いつもと変わらぬ山口さんが居た。しかし私の山口祐一郎評価は完全に変わった。愛おしい!! 年月が過ぎても、下手なのか大御所なのか上手いのか分からない変わらぬ山口祐一郎が舞台に立っている。それだけで大満足だ。観客も皆トートとおなじだと思ってるけど、本人は見世物小屋の座長を一生懸命楽しそうに演じていた。ここまで来るともはや「大根役者鑑賞マゾ」であろう。抱きしめたいほどに愛おしくこの時間を共有していることが素晴らしい!
石川禅さん。円熟です。脱帽です。乃木坂と一緒の舞台踏ませてごめんなさい。東宝の代わりに謝ります。
宮原浩暢 という人は初めて観たが 東京芸術大学音楽学部声楽科卒、 ヴォーカルグループ LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ) で、バリトンを担当しているという筋金入、吉野圭吾さんみたいになってくんだろうか。悪くない。
ま、色々書いたけど最後デアが死んでしまう辺りからエンディングにかけて、滅茶苦茶泣けたな。最近涙腺が弱過ぎるのもあるが、感動したよ。一回じゃよくわからなかったな。もう一回観たい。





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最終更新日  2019.04.16 09:01:37
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