ねこまんまねこの日記

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2024年11月10日
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日本橋にある三井本館7階、三井記念美術館で開催している「バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 ガンダーラから日本へ」、会期は11/12火曜日までのもう僅かで、駆け込み鑑賞。
バーミヤンと聞くとすかいらーくグループのレストランを思い浮かべてしまうが、アフガニスタンの中央部、標高2500mの高地にある地名である。紀元600年には崖に彫られた800もの仏教石窟があって、1キロ離れて東西に二つの巨大磨崖大仏があったという事を知る。
玄奘三蔵も往路で訪れた事が大唐西域記に書かれている。
標高2500メートルの高地は交通の要衝で、仏教石窟である東の釈迦仏の頭上には、ゾロアスター教のイランの太陽神・ミスラが描かれていたそう。この地には城や砦があり、国家と呼べるような街だったようだ。
ゾロアスター教など異なる宗教でも混在、共存した。

タリバンによる2001年の大仏爆破があり、この衝撃的事件により、日本ではタリバンって極悪非道みたいなイメージとなった。たしかに文化遺産が無くなることは残念であるが、それは文化財保護という視点からのものであり、イスラム教至上主義のタリバンには爆破する方の論理もあるだろう。タリバンは大仏が無い方が良いと思ってる訳で、仏教大仏なんか要らないわけで、我々だっていらなくなった寺や建物は壊す。それを関係ない国の人間が非難するのは越権行為だろう。しかもタリバンは今やアフガニスタンの実権を持つ政府だから、彼等の善悪が彼の地の論理だろう。外野が何か言えるとか、こうなると最早良いも悪いもないのだよ。

さておきバーミヤン、その西の55mの大仏はそれは弥勒菩薩大仏であり、東の38m大仏が釈迦の大仏だったという。西も東もも爆破されたんだけど、爆破される前から顔もないしかなり崩壊は進んでいた。

今回の展覧会は弥勒菩薩信仰を辿る展示となっている。弥勒菩薩とは56億年後に降臨して世界を救済する神様だという。

意味はよくわからないが、この展覧会の一番の見どころは、バーミヤンではなくて、敦煌で発見された経典、の中で三井が所蔵している

長安宮廷写経の、麻の紙に書かれている妙法蓮華経であろう。コレが凄い!

676年に書写された第7巻は馬元礼という人物が書いたと記され 675年の第2巻は 成公敬という人が書いたと記されている。と思う。。

いずれも 太原寺寺主彗立が概説みたいな事書かれている。彗立は三蔵の弟子としてインドの経典を翻訳した人物だから、この写経の価値は計り知れない!

この長安宮廷写経の文字はいずれも上手すぎてとても1400年前の人が書いたとは信じられない。











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Last updated  2024年11月12日 12時21分31秒
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