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今日から少しずつ私のもう一つの仕事、Downtown Clinic Pharmacyでの仕事のことを紹介したい。4月24日の日記でも少し話したように、私はバンクーバーのドラッグ中毒者のメッカDowntown EastsideにあるクリニックでPharmacy Techとして週に一回だけ働いている。このクリニックは政府が管理しているFree Clinicで、患者さんは診療費も薬代も一切払わなくて良い。私達が取り扱う薬の中で、ダントツに一番多く処方される薬といえば「Methadone」だ。「Methadone」とは、ヘロイン中毒者たちがその中毒から抜け出すときに、ヘロインの代用として飲む薬で、「処方箋があれば合法な麻薬」である。合法といってもヘロインの代用になるくらいの麻薬なので、私達のようなドラッグに免疫のない人間が飲むと死に至ることもある。ヘロイン中毒者たちのヘロインをMethadoneに切り替え、徐々に量を減らしていき、最終的にはドラッグから抜け出させるのが狙いだ。でも実際に8ヶ月近くそこで働いてて、量が減っていった人は1人しか知らない。現実には、患者さんたちはヘロイン中毒からMethadone中毒に変わっただけで、ドラッグ中毒からは抜け出せないのだ。それでもヘロインのように注射しなくてもいいし、いったんMethadoneを飲むと効き目が24~36時間と長いため、その間ドラッグの禁断症状を避けられ、ヘロインに対する欲求も減るということで、医者たちはヘロイン中毒者にどんどんMethadoneを処方する。患者さんたちはそのMethadoneを求め、このクリニックに毎日来る。1年365日毎日だ。(一日でも飲まないと、禁断症状に陥るため)Methadoneも処方箋が無いと手に入らないので、他の麻薬と同様にストリートでは結構な値で売れるらしい。なので、私達は患者さんがMethadoneを飲んだ後、ちゃんと飲み込むのまで確認する義務がある。でないと、口に含んだままその場を離れ、後で何かの容器に吐き出し、ストリートで売ったりされるのだ。汚いこと極まりないのだが、彼らは何でもやる(本当に)。ちなみにMethadoneの薬自体は粉なのだが、処方する時はオレンジジュースに混ぜて処方される。でもオレンジジュースは高くつくので、実際にはオレンジ味の粉を水に溶かしたものにMethadoneを溶かしてある。ある日、私はある患者さんがMethadoneを飲むのを見届けていた。するとその患者さんが飲んでる途中で「私は喘息だから、今日その薬も貰わないといけない。あなたの後ろの引き出しに入ってるはずだから」と私の後ろを指差した。「あっち向いてホイ」じゃないけど、人間は指を指されるとそっちを向いてしまう習性があるんだと思う。本当は患者さんがMethadoneを飲み終えるまで目を離してはならないのに、私はつい後ろを向いてしまった。そしてまた前を向いた時には彼女の姿はなかった。やられた!一瞬、彼女の姿が見えないのが信じられなくて、3秒くらい止まってしまった。でもすぐに逃げられたことに気づき、セキュリティーに言って追いかけてもらったが、ああいう人達は足が速いのだ。彼女の姿はもうとっくに見えなくなってた。きっとその後そのMethadoneはストリートで売られていたに違いない。私は一瞬後ろを向いてしまったが為に、不覚にもカナダでの犯罪に手を貸してしまったのだった。
2005.04.30
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今日は給料日♪といっても、カナダでは月に2回給料日があるので「待ちに待った」という感じでもない。特に私なんか3つも仕事をもっているので、給料日なんて正直忘れてる事が多い。でも今日は一番大きなお金の入るCancer Agencyの給料日だった。給料明細を見ていつも思うが、カナダは税金が高い。収入によって税率は違うのだが、高収入の人達なんか収入の40%以上を税金でもっていかれる。高収入でない私でさえも、給料明細を見てガクッとするくらい引かれている。いつも疑問に思うのだが、一生懸命働いて得たお金から税金をがっぽり取られ、その残ったお金で生活しているというのに、その金を使う時になぜまた税金(消費税14%)を取られるのか?いずれにしてもカナダで働き、生活をしているとかなりの税金を払う事になるのだ。カナダに来た頃から常に思っていたが、カナダは日本やアメリカに比べるとかなり「平等主義」だ。ここで私が考える「平等主義」というのは「持っている者は持っていない者に分け与えるべきである」的考え方。収入のある人たちからは税金をたくさん取り、収入の無い人たちには政府の手厚い保護が行き渡る。もちろん日本やアメリカでもそういうシステムはあるが、カナダはそれがもっと顕著なのだ。特に私はDowntown Eastsideでも働いている為、その「与えられる側」の人たちと接する事が多い。だから余計にそう思うのかもしれない。この話は書くと長くなりそうなので、私のDowntown Eastsideでの仕事の事を書く時に(近々書こうと思ってる)もっとお話しします。最後にカナダの消費税に関して一つだけ。カナダでは基本的に自炊する為の食料品には税金はかからない。パンや牛乳や野菜などは消費税無しだ。でもチョコレートなどの嗜好品には税金を取られるし、日常雑貨やトイレ用品、洋服なんかももちろんしっかり税金を取られる。税率は物によって異なるが、大体7%か14%だ。2年くらい前に女性の政治家が「なぜ女性は生理用品に消費税を払わなければならないのか!」と言い出した。女性にとって生理用品を買うか買わないかという選択の余地はない。生活必需品だ。しかも毎月。そしてそれは何十年も続く。なので彼女は生理用品に消費税がかかるのはおかしいと主張したのだ。「たまには政治家も良いことを言うものだ」なんてその頃ちょっと賛成してみた。そしてふと先日、生理用品を買いに行った時にそのことを思い出してレシートを見てみた。消費税はしっかりと取られていた。彼女の言い分は聞いてもらえなかったらしい、ということに2年くらい経って気づいた私だった。
2005.04.29
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今日自分のページを開いてみるとコメントがたくさん!みなさん、どうもありがとう!人からのコメントを読むとやる気が出ます。とは言ったものの、今日はちょっと面倒臭いので日記はお休み。また明日書きます。私のページの左下のあたりに「よく行くページ」としていくつかリンクをつけてます。友達が書いてる日記なので、よかったら皆さんも読んでみてください。ちなみにみんなバンクーバーに住んでる人たちです。「香港イラスト写真日誌」だけは、たまたま見つけたサイトで、面白いのでかなり気に入ってます。これはお勧めです。前に書いた日記にコメントを書いてくれた方、掲示板(BBS)の方に返事を書いてます。そっちの方が読み易いと思ったので。これからもコメント&掲示板書き込みお待ちしております。
2005.04.29
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Cancer Agencyの仕事でTechnicianたちから最も嫌われている仕事の一つに「ナイトロジン・マスタード軟膏」というのを作る仕事がある。最初に「ナイトロジン・マスタード」と聞いたときは何の事か分からなかったのだが、なんでも猛毒らしい。一緒に働いている人が「聞いた事ない?戦争中に大量の人を殺すのに使われたガスと同じケミカルよ」と言うのを聞いて分かった。「マスタードガスだ・・・。」そう、マスタードガスのケミカル「Nitrogen mustard」を軟膏のベースに混ぜて、「ナイトロジン・マスタード軟膏」を作るという、なんとも楽しそうなお仕事なのだ。なぜそんな物ががんの治療に必要なのか?と疑問に思ったので調べてみた。なんでも、第一次世界大戦の時にマスタードガスにさらされてしまった兵士たちの記録をリサーチしていたら、みんな白血球が減っていたことが判明したらしい。そこで後に「白血球が増える病気=血のがん=白血病」の患者の治療にに使えないかと研究が進められ、今日白血病の薬として役に立っているのだそうだ。というわけで、私はその大量に人間を殺すのに使われた薬品で、せっせと軟膏を作ったのでありました。普通抗がん剤を調合するときは、手術の時に使われるのと同じピチピチのグラブを2枚はめるのだが、この薬品を取り扱うときだけは3枚はめるように指示された。それだけ猛毒なのだそうだ。こんなものを体につけなければならない(軟膏だから体につけるんだよね?)患者さんたちは本当に気の毒だ。でも歴史が変わるにつれて「大量に人を殺したもの」が「人の命を助けるもの」に変わることもできるのだな、とちょっと感心した。
2005.04.28
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先日、一緒に働いているPharmacistに「中国の反日行動についてどう思う?」と聞かれた。彼女は最近香港への旅行から帰ってきたばかりという事もあり、私が彼女の知ってる唯一の日本人ということで、ちょっと聞いてみたかったらしい。日本人同士の間や旦那の前ではやたら「愛国心」をむき出しにしてしまう私だが、彼女の前ではあたりさわりのない意見を言っておいた。職場には中国系の人達も何人かいるので、余計な事を言って仕事に支障が出たりしたら大変だ。中国での反日デモは沈静化されてきたようだが、先日、中国本土だけでなくイギリスのロンドンでも中国人たちが日本大使館の前でデモを行ったという記事を読んだ。「もしバンクーバーの中国人たちが日本領事館の前でデモなんか始めたら・・・」と考えてみた。それは大変だ。バンクーバーの中国人の数は半端じゃない。バンクーバー市のお隣のリッチモンド市なんて、人口の50%以上が中国系なのだ。そんな事が起こったら、バンクーバーの日本人経営居酒屋なんかは標的になって、店を閉めなければならなくなるかもしれない。それは大変だ!週末の楽しみが無くなってしまう。そんな事を考えていた矢先、Pharmacy Techの学校に通ってた時の元クラスメートたちとご飯を食べに行く事になった。メンバーは中国系カナダ人のジェニー、中国のマカオ出身のグラディス、日系カナダ人のリーナ、そして日本人の私という、「日中友好を深める会」的なメンバーになってしまった。私たちの間で「何人(なにじん)」というのは関係ない。ジェニーは私にとっては「中国系カナダ人」である前に「友達のジェニー」だし、グラディスにしても同じだ。みんな同じPharmacy Techの仕事をしているので、仕事の愚痴なんかも分かってもらえる。一緒に話をしているととても楽しい。前回ジェニーと話したときは、「4月の終わり~5月の初めにかけて、東京と香港に旅行に行くことになった」と言ってはりきっていた。でも一緒に行くはずの友達にドタキャンされたらしい。なんでもその友達の母親が占いで「あなたの娘さんは日本に行ったら二度と帰って来れません」という予言され、その母親に「行かないでくれ」と懇願されたのだとか。なんだ、そりゃ?その旅行のために無理して2週間の休みを取ったジェニーはかなりご立腹。怒るのも無理は無い。ちなみに娘さんが帰って来れなくなる理由は、「日本で大きな地震があるから」なんだとか。最近日本で地震が頻繁にあってるので、正直シャレにならない。もちろんそんな予言当たらない事を心から祈るが、もし万が一当たったりしたら・・・どこで占ってもらったのか教えてもらおう。
2005.04.27
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前日の日記にも書いたように、Pharmacy TechたちはUnion(労働組合)に属している。日本人は「北米」といえば「実力主義」というイメージを持っているかもしれないが、私達の属しているUnion(他のUnionの事は知らない)では時代に反するような「完全年功序列制」がとられている。長く働いていれば働いているほど良い待遇を受けるのだ。私達の職場で「どれだけ良いシフトがもらえるか」というのはすべてその人の「シニョリティー」による。「シニョリティー」とは、簡単に言えば「どれだけ長く働いているか」だ。長く働いている人ほど「シニョリティー」がある事になる。もし何かの役職が空いたとしよう。その次にその役職を得られるのは、その役職に一番適した人ではなく、その役職に就きたい人の中で一番シニョリティーがある人になる。日頃のシフトにしてもそうだ。一番いいシフトはシニョリティーがある人達がもらう。シニョリティーの底辺にいるような私なんかは、余ったシフトを頂くことになる事が多い。一緒に働いている子で、私の1ヶ月前に採用された子がいる。その子は私よりもシニョリティーが1ヶ月分高いことになる。たったの1ヶ月だが、その1ヶ月がそこで働いている限りずっと響くのだ。その子がしばらく仕事を離れたりしない限り、私がその子のシニョリティーを追い抜くことはない。逆に言えば、この先採用される人たちは、私のシニョリティーを追い抜くこともできない。私よりも後に採用されるのだから。つまり、頑張って良い仕事をしようが適当に仕事をしようが、あまり関係ないのだ。頑張ったってシニョリティーがあがるわけではない。給料が上がるわけでもない。(給料は長く働けば自動的に上がっていく。)よっぽど大きなヘマを何度も繰り返さない限り、何も変わらない。まさに労働者を怠け者にさせるシステムなのだ。そんな中で勤勉な日本人の血が流れている私は、「良い仕事」をするべく毎日必死に働いている。役職や給料が上がらなくとも、やっぱり「仕事が出来る人間」「仕事が早い人間」と思われたいのだ。とはいえ、あと3年もすれば一生懸命働いている新人さんを横目に「必死に働くだけ損なのに」などと考えるようになっているかもしれない。
2005.04.26
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今日は私の仕事にも深く関わっている「Union」の話をしたい。とりあえず「Union」の基本的なことから。カナダで医療関係の仕事に携わっている人たちは、ほとんどがUnion(労働組合)に属している。Unionと言っても色々あり、仕事場や職種などによって属するUnionも違う。例えばCancer Agencyの場合、Pharmacist(薬剤師)とPharmacy Techは同じ仕事場で一緒に仕事をしているが、違うUnionに属している。一般的にUnionを持つ仕事(職場)はカナダでは人気が高い。Unionが雇用者側と労働環境や給料に関して交渉するため、強いUnionを持つ職場は労働条件が良いことが多いのだ。私も医療関係の仕事をしているので、このUnionというものに属している。Union加入に関しては選択の余地はなく、この職場で働く限り必ずメンバーにならなければならない。あまり大きな声では言えないが、私はこのUnionというものが正直あまり好きではない。自分もUnionのメンバーでありながらこう言うのもナンだが、Unionは自分達の権利ばかりを主張して、経営者側の事情は全く無視していると思える事が多いのだ。経営者側とUnionとの交渉が決裂すると、Unionのメンバー(労働者)が仕事をボイコットする「ストライキ」が起こるのだが、この「ストライキ」、日本人の感覚からするとちょっと信じられない事がある。例えば去年、医療関係者の「ストライキ」があった。医者や看護婦をはじめ、我らPharmacy Techもストライキに参加した。(ちなみに私はまだその頃学生だったので、関係なかったけど。)もちろん医者がいないので手術などは全部キャンセルされた。そもそも、カナダで手術をするには何ヶ月も順番待ちをしないといけないのに、やっと自分の番が来たと思ったら「ストライキ」で手術をキャンセルされた患者の身にもなって欲しい。確かに社会で重要な仕事をしている医療関係者たちは、それなりの労働条件や給料を要求する権利があると思う。でもその条件に満足がいかないからといって、自分たちの仕事をボイコットするという考え方が、私にはどうも納得できないのだ。かなり迷惑な「ストライキ」のもう一つの例として、数年前のバンクーバーでのTranslink(公共交通機関)の例がある。私達はこのストライキが終わった直後にバンクーバーに引っ越してきたので、実際に経験してないのだが、バンクーバーから全てのバスが消えたらしい。しかもそのストライキは何ヶ月か(はっきり覚えてないけど)続いたため、自転車がものすごく売れたのだとか。そして個人的に迷惑極まりない「経営者とUnionの決裂」といえば今シーズンのNHL(北米のプロ・ホッケーリーグ)だ。これは「ストライキ」とは少し違うのだが、リーグ(経営者)側と選手側の交渉が決裂し、結局今シーズンの全てのホッケーがキャンセルされた。信じられない。一般的にカナダ人の「ストライキ」への考え方は柔軟だ。「労働者の権利」を尊重する人が多い。医療関係者のストライキがあった時も、仕事をボイコットしている医者や看護婦などに対する批判というのはあまり聞かなかった。一般市民がどれだけの迷惑を被ろうとも、「ストライキ」は「仕方が無い」事なのだ。将来、医療関係者のストライキがまたあったら、病院の前でプラカードを掲げて「給料上げろ~」と叫んでいる人達の中に私の姿もあるかもしれない。その時はぜひ見物に来てください。
2005.04.25
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私は仕事を3つしている。なんで3つも仕事をしてるのかという説明は今度するとして、今日は私がどんな仕事をしているのかを書くことにした。【仕事その1】~ Pharmacy Technician at BC Cancer Agency~これは今私がメインにしている仕事。Cancer Agencyとは日本でいう「がんセンター」のような所で、がん患者専用の大きな病院だ。普通患者さんはこの病院に通い、抗がん剤の投入や放射線治療を受ける。もちろん手術を受けたり、入院をしている患者さんも多くはないがいる。私はここのPharmacy Department(薬剤部)で抗がん剤を調剤している。抗がん剤はがん細胞だけでなく、健康な細胞までも殺してしまうので、調剤するのにも細心の注意が払われ、それなりのテクニックが要求される。でないと自分の細胞を殺しかねない。(抗がん剤治療を受けている患者さんたちが髪の毛を失うのは、この抗がん剤が髪の毛の細胞をも殺してしまうから。)結構大変な仕事だが、でも「とても重要な仕事をしている」という満足感に浸れる。特に病院内で抗がん剤をいくつも引っさげて(点滴のようなものに抗がん剤が注入されてある)歩いている患者さんを見ると、「あれは私が調剤したかも・・・」なんて思って嬉しくなる。今のところ、月~金、ここで働いている。【仕事その2】~Pharmacy Technician at Downtown Clinic Pharmacy~これもPharmacyTechの仕事なのだが、Cancer Agencyのとはとても異なる仕事内容だ。このDowntown Clinic、実は悪名高きバンクーバーのDowntown Eastsideに位置している。バンクーバーにお住まいの方、又は一度でも来た事のある方ならお分かりであろうが、このVancouver Downtown Eastsideはドラッグ中毒者やドラッグディーラーたちのメッカとして、カナダ全国でも有名である。っていうか、普通の人たちは足を踏み入れない地域である。なので患者さんたちもヘロイン中毒者がほとんど。ヘロインの回し打ちが原因なのか、売春なんかが原因なのか、このクリニックにはエイズ患者も沢山いる。このクリニックは政府の管理下で運営されているFree Clinic(診察料も薬代もすべてタダ)なので、基本的に患者さんは貧しい人たちばかり。薬代を買うお金がある人達は来るべき所ではない。場所が場所だけに不思議な人達が多く、退屈することはないが、言葉の暴力などに耐えないといけない事も多く、とてもストレスの溜まる仕事である。なんでこんな所で働いているかや、ここの仕事にまつわる色々な話はまた今度。がんセンターでの仕事を始めるまではこの仕事がメインだったんだけど、今は日曜日だけここで働いている。【仕事その3】~某日本食レストランでのウェイトレス~この仕事は私がバンクーバーに来てすぐに始めた仕事で、私が学校に行っていた間も続けていた仕事だ。なぜPharmacy Techの仕事を始めてからも続けているかというと、一言でいうととても居心地がいいからだ。もうここで働いて4年目になるから常連客もよく知っているし、スタッフはみんな日本語OKなので、たまの日本語での雑談なんかも楽しい。それにこっちのレストランはチップがもらえるので、忙しい日なんかはPharmacyTechの仕事よりも稼いだりする事もある。でも他の仕事が忙しいため、とりあえず今は日曜日の夜だけ働かせてもらっている。以上が私の3つの仕事。日曜日は朝の7時半から3時までクリニックで働き、夕方の5時から11時すぎまでレストランで働くというなかなか大変な日だ。しかも次の日は「がんセンター」で朝の7時半から仕事。私はカナダでなかなかハードな生活を送っているのだ。
2005.04.24
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昨日のThe KillersのコンサートはVogue Theatreという所であった。初めて入ってみてその狭さにびっくり!会場の狭さと並んだ甲斐もあってかなり近くで見ることが出来た。っていうか、The Killersのシンガーカッコよすぎ。テレビで見るのよりも何倍もカッコよかった。あまりにもカッコ良かったので、私のプロフィールの所に「私の好み」として付け加える事にした。ちなみにこのVogue Theatreでは明日Puffyのコンサートがある。あんなに近くでPuffyを見れるなんて、Puffyファンで無くても行ってみたくなる(行かないけどね)。それと、水曜日のThe Tea Partyのコンサートもすごく良かった。これもCommodoreというすごく小さい会場であったので、すごく近くで見ることができた。うちの旦那は帰り道に「The show was amazing! They are so talented!」を連呼していた。アンコールを2回もやってくれ、終わったのは夜中の12時半近く。次の日の仕事が朝早かったので、結局4時間ほどしか寝れず仕事へ。仕事から帰ってきてあまりのきつさに日記が書けませんでした。なので3日目にしてサボる羽目になってしまった。やっぱり7~8年前に比べると確実に体力に衰えを感じる。今日は一週間で唯一休みの土曜日。旦那と一緒にゴルフの練習に行ってきた。打ちっぱなしを1時間ほどやった後にピッチとパターの練習。ゴルフの練習は最近始めたんだけど、やっぱり難しい。本当のゴルフコースに出れるようになるまでにはまだまだ練習が必要です。その後ちょっと有名なアイスクリーム屋へ。このアイスクリーム屋、なんと208種類ものフレーバーを常備していることでちょっと有名。でも208種もあれば、ぜったい妙なものがでてくる。今日見たもので妙だったのは「バルサミコ酢アイス」、「わさびアイス」、「チョコレート・チリアイス」(チョコなのにピリ辛)など。昔「キムチアイス」もあると聞いていたのだが、それは残念ながら見当たりませんでした。結局私達は小心者なので無難なやつを買ったんだけど、勇気のある方は色んなやつに挑戦してみて感想を聞かせて下さい。ちなみに試食もできます。
2005.04.23
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今日は水曜日に引き続きコンサートに出かける。今日はThe Killersのコンサート。今結構人気があるグループだし、全席自由席という辛いシステムをとってある為、コンサートまであと2時間ほどあるけど、今から行って列に並ぶ事にした(会場までは徒歩20分くらい)。なので時間がないのでまた続きは明日書きます。
2005.04.22
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昨日、日記第一号を書いた後に日本の友達たち数人に「日記始めたから読んでね」とメールを送った。その直後にインターネットで日本のニュースをチェックしてみると、「福岡で大きな余震」の文字が。朝の6時過ぎとのことだったので、きっとみんな飛び起きたんだろうね。(きっと私はその頃呑気に日記を書いてました。)3月の大きな地震がある前の多くの福岡人と同じように、私は人生で大きな地震というものを経験した事が無い。高校生くらいの時に一度だけ体に感じる揺れを体験したけど、棚から物が落ちてくるほどのものではなかった。でもつい一ヶ月前、福岡に住んでる人たちはみんな一斉に大きな地震を経験した。福岡の友達からのメールも地震のことが書いてあるものが多い。不謹慎かもしれないが、友達がみんな経験したことを自分は経験していないと思うと、なんだか仲間はずれになったような気になる。まあ、地震の怖さが分かってないからそう思うだけなんだろうけど。でも仲間はずれになった気になるのは初めてではない。昔もこんなことがあった。そうだ、今は無き福岡ダイエーホークスが初優勝したときもそうだった。私が日本にいた頃はダイエーなんて最下位あたりをうろちょろしてたのに、私がカナダに来た途端優勝した。奇跡!なんて思っていると、なんとその翌年も優勝した。きっと福岡は興奮の嵐に包まれていたのだろうけど、私はそれを知らない。仲間はずれだ。そういえば福岡に洪水があったときも同じような事を思った。地下街に水があふれ、岩田屋Zサイドの地下が水浸しになってバージンレコードが大損害を受けたあの時も、友達からのメールでどれだけすごかったかを聞かされた。でも実際その洪水を経験する事はできなかった。地震と洪水に関しては「福岡に居なくてラッキー」ということになるんだろうけど、この私のちょっとした疎外感、なんとなく分かってもらえるかしら?なんてくだらない事を考えている水曜日の夕方だけど、実は今晩は旦那と一緒にライブに出かける。The Tea Partyという、日本人には「誰?」カナダ人には「お、いいね」と言われる感じのカナダ人グループだ。音楽大好きのさち姉からは「何でTea Partyなんか行くの?」なんて冷たい言葉を頂いたのだが、彼らはカナダではよく知られた、息の長いバンドだ。うちの旦那も結構好きみたいなので、チケットも結構安かったし、すごく狭いところであるので行く事にした。私がカナダに来たばかりの頃にすごくヒットした曲があって、今でもその曲を聞くと当時の事を思い出す。今日その曲もやってくれるといいな。本当は仕事から帰ってきて、夜のライブに備えて昼寝をしようと思っていたのに、結局この日記を書くのに時間を費やしてしまった。明日も朝の7時半から仕事。明日は寝不足のきつい一日になりそうだ。
2005.04.20
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日記を書いている友達たちに影響されて、私も日記を始めてみることにした。つい2週間ほど前にカナダに来て丸6年経った。この6年は本当にあっという間だった。いろいろな事があったと思うんだけど、正直言って最初の1~2年はどんな出来事があったかとか、どんなことを考えて生活してたのかとかあまりはっきり覚えていない。多分慣れない環境で言葉もよくわからず、必死に生活してたんだと思うけど、でも今思うとその頃の出来事や思ったことなどを書き留めておけばよかった。今では慣れてしまって当たり前にしか思えないことでも、その頃はきっと新鮮で、色々とカルチャーショックも受けていたのだろう。今ではどんな事がカルチャーショックだったのかもよく思い出せない。これから先何年カナダに住み続けるのか分からないけど、何年か経ってこの日記を読み返して「20代終わりの頃はこんな事考えてたのね~」と思い出せればと思う。それと日頃会うことのできない日本の友達たちに私がカナダでどんな生活をしているのか、少しでも知ってもらえればと思う。長続きするといいんだけど。
2005.04.19
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