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こん○○わ! 白たぬです。
米国の景気後退は一体につになるのでしょうか。日本経済への影響が気になります。
さて...【Step1】で毎月の平均的な収入を家計簿で把握し、
【Step2】で必要経費を削減した後は、毎月の収支で何円くらい残るか分かってくると思います。
今回は、働き盛りのAさん(35歳)を例に、将来必要な資産を計算していきます。
■Aさんの今の資産状況はこんな感じ

毎月の支出が現在と変更が無く、60歳で定年を迎え、64歳までは無収入、65歳から年金14万円受け取りながら95歳まで生きる前提で、将来必要な資産を計算します。
・Aさんの年間支出は...
25万円 * 12ヶ月 = 300万円
300万円の年間支出を59歳までは、給与収入で支払います。
・収入と支出の差額は毎月10万円残るので、59歳までの25年間で...
10万円 * 12ヶ月 *25年間 = 3,000万円
貯金が増える計算です。
この時点で元々の預金と合わせて、3,500万円になります。
(実際には家族が増えたり、家屋や自家用車を購入したりと臨時の出費があるので多少のブレはあると思います。)
・60歳から64歳までの5年間、同じ年間支出だと仮定して5年間で必要な金額は...
300万円 * 5年間 = 1,500万円
必要です。
・預金を切り崩して生活する場合、65歳の時点で預金額は...
3,500万円 - 1,500万円 = 2,000万円
になっています。
・65歳から年金を月あたり14万円受け取れるので、
25万円 - 14万円 = 11万円
を預金から切り崩します。
・年間の切り崩し額は...
11万円 * 12ヶ月 = 132万円
になります。
・年間132万円の切り崩しが30年間継続したとして...
132万円 * 30年 = 3,960万円
です。
・65歳の時の預金から95歳までの生活費を引くと
2,000万円 - 3,960万円 = -1,960万円( 約2,000万円)足りません
。
これがいわゆる2,000万円問題です。
なので、65歳時点で1,500万円 + 約4,000万円 = 約5,500万円 の資産があれば、将来安泰です。
5,500万円 ...途方もない金額です。
さて、Aさんは資産を築けるのでしょうか。。。
今回は年間支出が変更無いこと、収入も増減無い事、ボーナスは退職時の退職金は加味していないこと、定年後は再雇用などによる収入がないことなど、条件を厳し目にしているので、実際はこれほど必要ではないかもしれませんが、計算の仕方としては理解いただけたかな、と思います。

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