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石原貴洋「大阪少女」元町映画館
映画徘徊復活の初日に 「予告編」
を見て飛びつきました。なつかしのマンガ 「じゃりン子チエ」
を彷彿とさせる少女の登場だと期待したのです。
主人公 「ちほ」ちゃん
は、まだ小学生のようですが、何年生かは判りません。 オカーチャン
は病気で入院中。 オトーチャン
は、どこで何をしているのやら、飲む打つ買うの大好きな 「くず男」
ということらしいですね。 オバーチャン
が経営している文化住宅やアパートの家賃が収入という、 「祖母ひとり、孫ひとり」
の生活です。
ある日、脚が痛いと オバーチャン
が弱音を吐きます。この日から、小学生の ちほちゃん
が、恐怖の 「取り立て屋」
に変貌するというわけです。
家賃不払いの店子たちは、ヤクザ、ホスト、ドロボウ、アル中、エロ本作家、横着老婆と、揃いもそろって、 「人間のクズ」
が勢ぞろいしています。
それぞれの 「人間のクズ」
たちの生活と、彼らとの じゃりン子「ちほ」
とのやり取りが、この映画の見どころでした。
そこまでは、かなり面白いのですが、後半のストリーを引っ張るお話しはいただけません。 「ナニワ金融道」
的な、今となってはありきたりな展開は余計でした。話を作ってしまっているところが気に入りませんね。
あくまでも、 「貧しく」、「明るく」、「たくましく」
、まあ、今さら男物の下駄をはかせるわけにはいかないでしょうが、 「なにやってんねんボケ!このクズ!サッサと金払えや‼」
というナニワのじゃりン子の活躍を、最後まで期待していたぼくは、少々肩透かしを食らってしまったというわけでした。
ちょっと残念な作品でしたが、主演の 坪内花菜ちゃん
はよく頑張っていましたね。ああ、それから おばーちゃんの喋っていた言葉
は、標準語?ですかね?あれは何だったのでしょうか?そのあたりも不思議な映画でしたね。
監督 石原貴洋
プロデューサー 林海象
キャスト
坪内花菜、田中しげこ、仁科貴、坂口拓 、林海象、前野朋哉、銀次郎、海道力也
2018
97
分・石原映画工場 配給
2020
・ 06
・ 08
元町映画館no45
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