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KOBAYASIさん
が 『あしたのジョー』
を採りあげてから、ずいぶん日にちが経ってしまいました。遅くなってすみません。 『あしたのジョー』
は、TVアニメで見ていました。原作者 高森朝雄
こと 梶原一騎
の原作アニメをあのころいっぱいみていたことを今回初めて気が付きました。格闘技はあんまり好みでなかったのですが、これはその中では哀愁とか影があって一番気になっていました。最終回があっけなくて、録画機なんてなかったあの頃、(えっ、これで終わり?)と思ってよく理解できずに不完全燃焼感がその後も残っていました。それで、近くの古本屋で偶然見つけた漫画文庫12巻を今回揃えてしまいました。けれど、もう歳ですね。字が小さくて読めません。みなさんはまだ大丈夫ですか
1 収容所内に地下組織を作ること。 ピレツキ が最初にしたのは組織作りです。まず、5人で1ユニットの最小単位を作り(通称ファイブ)、それをアメーバのように広げます。一つのファイブが摘発されても他のファイブに危険が及ばないようにするために、各ファイブは他のファイブの存在を全く知らないというのが原則だそうです。すでに親しい二人の同志がアウシュヴィッツに収容されていたので、最初のファイブはすぐにできました。収容所内のそれぞれの労働場所にファイブを作りました。この地下組織を通じ入手した情報は、早くも10月下旬に釈放者を通じて11月初旬にはZWZ(武装闘争同盟)司令部に届けられました。(家族からの送金をSSに掴ませて釈放されたり、赤十字を通じて釈放されることはあったようです。)地下組織は、ばらばらなままふえていきます。
2 収容所内の情報をワルシャワのZWZ(武装闘争同盟)司令部に確実に届けるルートを確保すること。
3 収容所内の不足物資を外から調達すること。そのために、できる限り的確な情報を外部に伝え、必要な物資を内に運び入れるようなネットワークを構築すること。
4 ロンドンのポーランド亡命政府を通じて、イギリス政府を動かし、アウシュヴィッツを解放すること。
47年5月8日 ポーランド公安省により逮捕。 この文章を書いてきて、最後にいっそう混乱してきました。祖国や同胞のために果敢に戦った男が、体制が変化した祖国にとっては排除すべき異物とみなされてしまったということ。彼は新しい体制のためには生け贄にされなければならなかったのか?実質ソ連の支配下にあるから仕方なかったのか?
47年5月9日 尋問。(拷問)
48年3月3日 裁判。(見せしめ)
48年3月15日 「死刑」判決。上告却下、恩赦も執行猶予も行使されず。
48年5月25日 死刑執行。(一切発表されず。家族にも知らされず。)(埋葬された場所は不明。ポヴォンスキ軍人墓地か?処刑された人骨の発掘とDNA鑑定で徐々に身元確認の作業が行われている)
90年10月1日 司法の発表
「ポーランド最高裁判所軍事部決定
ヴィトルト・ピレツキに下された1948年の死刑判決および判決の基礎となった訴因は 遡って無効とする。また同人に対する名誉は回復される。
『ポーランド国軍 騎兵大尉ヴィトルト・ピレツキは、あらゆる軍人が敬すべきわが国英雄の一人である。我々は、ドイツ人、ロシア人と同罪である。我々の手で、我々自身の英雄を抹殺してしまったのだから』」(決定の一部抜粋)





追記
写真のキャプチャです。3人で写っている写真は、アウシュヴィッツから脱獄逃走した仲間です。キャプチャをあとから入れる方法が分からなくて困ってて(-_-メ) E・DEGUTI2021・03・27 追記
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