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2022.07.02
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​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ビータ・マリア・ドルィガス「PIANO ウクライナの尊厳nを守る闘い」元町映画館
 最近、 街角ピアノ というのでしょうか、公共の建物の広場とか駅のコンコースのはずれとかに ピアノ が置いてあって、誰かが弾いているという光景に出くわすことがあって、ちょっと嬉しいのですが、この映画では革命が進行しているど真ん中で、 ショパン 「革命」 が響いていました。
​​ 見たのは ビータ・マリア・ドルィガス監督 「PIANO ウクライナの尊厳を守る闘い」 でした。 40分 の短いフィルムでしたが、内容は納得です。​​
 敷石を掘り返し、たたき割ったコンクリート・ブロックの破片を投石用の小石に「生産」しているシーンで映画は始まりました。
 覆面姿で工事現場用のヘルメットをかぶり、投石用の石ころで武装(?)した市民と盾と警棒を構え、整然と隊列を組んだ風防付きヘルメット姿の警官隊が広場で対峙しています。
 そんな中、バリケード用に持ち出された ピアノ に気づいた一人の 女性 が、周囲の男たちを説得し、その ピアノ を救い出し、バリケードの上に担ぎ上げ、その場で演奏を始めます。 女性 は音楽学校でピアノを学ぶ学生のようですが、 彼女 がバリケードの上で弾いた曲は ショパン でした。
​2014年2月​ ​ウクライナ​ で起こった ​「ユーロ・マイダン革命」​ 、当時の ​親ロシア派ヤヌコービッチ政権​ に反対した市民たちが軍や警察と衝突し、多くの死傷者を出しながら政権を倒した事件をそう呼ぶのだそうですが、その騒乱の最中、この映画に登場する ピアノ ショパン 「革命 」を、 ベートーベン ​「歓びの歌」​ を、そして、 ​ウクライナ​ 「国歌」 を奏でます。
 1台の ピアノ が救い出され、何人もの演奏者によって演奏され、その演奏に市民たちが声を合わせて歌うシーンが映し出されます。一方で、演奏を妨害するためでしょうか、ロシア製らしいポップミュージックが広場の拡声器から大音量で流れ始めます。
 次のシーンでは武装した警官がバリケードに襲いかかり、容赦なく振るわれる暴力と地べたを転げまわる市民の姿が映し出されていきます。
​ やがて、軍によって制圧され、静けさを取り戻した広場には、あの ピアノ が雨ざらしにされて残されていました。で、そこにやって来たのはあの 女子学生 でした。 彼女 は、今度はピアノ職人らしき オジサン を連れてきて修繕し始めます。ピアノは息を吹き返しますが、試し弾きした 彼女 の演奏は、駐屯している軍人から「うるさい」と𠮟られてしまいます。​
 やがて、居る場所を失った ピアノ がトラックに乗せられて田舎道を去っていくシーンで映画は終わりました。広場を制圧したのが、 親ロシア派 なのか、 反ロシア派 なのか、ぼくにはわかりませんでした。
​ 昨年だったでしょうか ​スペイン市民戦争​ ​「ワルシャワ労働歌」​ が歌われる​ 「ジョゼップ 戦場の画家」 というアニメーション映画を見て、こころ騒ぎましたが、この映画では、 ​2014年​ ​ウクライナ​ で市民に対して武装した ​エセ「民主主義」権力​ との戦いで
ショパン ベートーベン 革命歌 として広場に響き渡った様子
​  がドキュメントされていて衝撃的でした。​
​ この現場を撮った 監督 ビータ・マリア・ドルィガス ​拍手!​ です。それから、広場の ピアノ を二度にわたって生き返らせた 女子学生 アントネッタ・ミッシェンコさん 拍手! でした。​
 国旗の色に青く塗られた ​オンボロ・ピアノ​ がどうなっていくのか、ワクワクして見入りながら、フト、市民的な自由の希求の可能性が、 ニッポン のショボイ 街角ピアノ にだってあるんじゃないかと思いました。
 ​​ 「ウクライナの尊厳を守る闘い」 と副題にある通り、ソ連解体とともに独立した ​ウクライナ​ という国家のここ 10年の歩み 、現在のロシアの侵攻の 背景的な政治情勢や社会情勢 を伝える 歴史的ドキュメンタリー として見るべき映画だと思いますが、一方で、まあ、牽強付会かもしれませんが、自由を求める表現としての芸術、とりわけ ​音楽の力​ にあらためて驚きました。
監督 ビータ・マリア・ドルィガス
撮影 ユラ・デュネイ  アレクサンダー・チューコ
編集 トーマス・チェセールスキー
2015年・41分・ポーランド
原題「Piano」
2022・06・29-no87・元町映画館no136
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最終更新日  2024.11.28 20:32:29
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