PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
なんか、すごい映画を見ました。 シャンタル・アケルマン
という監督の 「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」
という長い題名の作品です。 シャンタル・アケルマン映画祭
という特集を神戸では 新開地
の名画座、 シネマ神戸
という映画館がやっていました。 1975年
に公開された映画で、監督の シャンタル・アケルマン
という女性は 1950年生まれ
だそうですから、 25歳
の時の作品です。
まあ、題を読めばおわかりでしょうが、 ブリュッセル
といえば、 ベルギーの首都
ですが、その町に住む ジャンヌ・ディエルマン
という中年の女性の三日間の生活を密着撮影で撮った、あたかもドキュメンタリーであるかの映像が延々と 200分
続く作品でした。
いつもは焦げ付かない ジャガイモ
が、仕事の成り行きのせいか、焦げ付いて食べられなくなったあたりから、何かが変わります。日常生活のルーティーンがズレたということなのでしょうか?なにが、どう変わったのか何もわかりませんが、ひたすら寝ボケた気分で見ている眼にも彼女の雰囲気の変化はわかります。何も言わず、ただ、機嫌が悪いことは確かな同居人を見ているような気分です。
「何よあれ!わたし、ああいう映画イヤ!音はやたらうるさいし、家の中でもハイヒールだし、お風呂洗うけど、ちっとも洗濯しないし、お皿は翌朝だし、ジャガイモ無くなっているのが袋覗かないとわからないし、あれで、赤ちゃん手にかけてたらサイテーだったわよ。」 参りましたね、帰って来るや、えらい剣幕で、酷評でした。反論するなんて、もちろん無理です。映画って、やっぱり、見る人それぞれなのでした(笑)
ルーカス・ドン「CLOSE」シネ・リーブル神… 2023.07.24
フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン シ… 2023.05.17
ダルデンヌ兄弟「トリとロキタ」シネ・リ… 2023.04.17