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ウォン・カーウァイ監督
特集の 2本目
です。懲りませんね。 1本目
の 「天使の涙」
で、ほとんどギブ・アップだったのですが今日もやってきました。見たのは ウォン・カーウァイ「花様年華」
です。上のチラシの右側の写真の映画です。
主人公 チャウ
を演じているのは トニー・レオン
です。この人は知っていました。同じアパートに同じ日に越してきた、隣の旦那さんの チャウ(トニー・レオン)
と、隣の奥さんの チャン夫人(マギー・チャン)
の恋物語でした。
題名が 「花様年華」
です。洋楽のクリスマスソングなのか、中国の曲なのかよくわかりませんでしたが、音楽の曲名のようでしたが、この題では話の筋とのかかわりはよくわかりません。 英題
を見ると 「In the Mood for Love」
で、直訳すれば 「愛の気分」
とでもなるのでしょうか。すると、映画のムードと直結する気がします。
上にも書きましたが、隣の奥さんと旦那さんの恋愛めいたものがあって、実は、それぞれ旦那さんと奥さんも、互いに浮気しているという、映画でしかありそうもない(そうでもないか?)話なのですが、映画に撮られているお二人は、結局、自覚を拒否しているかのように 「In the Mood for Love」
の中で互いのせいで揺れながら、永遠に交差しない二本の綱を渡っていく、まあ、綱はありませんが、映画でした。その、それで、どうなるのが、手前数センチのところで揺れていて、なかなか、スリリングというか、いらいらする展開を トニー・レオン
も マギー・チャン
も見事に演じていました。 演出というか、撮り方で面白かったのは、二人の住む 二つの部屋
の関係が、建物の構造として全くわからなかったことと、 チャン夫人
が 狭い階段
を降りて出かけてゆく 屋台
(多分、屋台の食堂街)とやらがどこにあるのか、二人が出会う、片一方が壁の街角のどこなのか、べつにどうでもいいことかもしれませんが、やっぱりわからなかったのが、作品全編を通して感じた、昔のハヤリ言葉でいえば 「の、ようなもの」
の印象を支えていたことは間違いないわけで、そのつかみどころのなさがとてもいいなと感じました。
トニー・レオン
と チャン夫人
役の マギー・チャン
に 拍手!
なのですが、特に、まあ、今さら何を言っているのか、なのでしょうが、 トニー・レオン
という役者さんは良いなと思いました。
ウォン・カーウァイ監督
特集、
3本目
にチャレンジすることは、間違いなさそうです(笑)。
監督 ウォン・カーウァイ
製作 ウォン・カーウァイ
脚本 ウォン・カーウァイ
撮影 クリストファー・ドイル リー・ピンビン
美術 ウィリアム・チャン
衣装 ウィリアム・チャン
編集 ウィリアム・チャン
キャスト
トニー・レオン(チャウ)
マギー・チャン(チャン夫人)
スー・ピンラン(ピンさん チヤウ氏の友人)
レベッカ・パン(スエン夫人アパートのマダム)
ライ・チン(ホウ社長 チャン夫人の上司)
2000年・98分・G・香港
原題「花様年華 (かようねんか)」「In the Mood for Love」
日本初公開 2001年3月31日
シネ・リーブル神戸no164
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