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「まあ、そうはいっても、アニエス・バルダ、見直しても悪くあるまい。好きやし。」 で、見始めて、畑の溝のような所で死んでいる女性の姿を見て、
「ああ、見たことある!」 と、ようやく確信(笑)しました。
「ああ、よかった!」 を求めて見ているわけにはいきません。疲れました。 アニエス・バルダさん 曰く
「これが、現実世界!なんです。」 なんです。
「自由に生きたい一人の人間」 を支えたり、手を差し伸べたり、きちんと前に立って話しかける人さえ登場しません。 40年前 の フランスの映画 です。
「そういう時代の、そういう社会やったんや!」 と割り切りたいところですが、帰ってきて、ネットに氾濫している、最近、御覧になった方たちのレビューとかを見て啞然です。
「そんなふうにしていると、そうなるのは仕方がない」
ほんとに、 仕方がない んでしょうか? まあ、一言、そうつぶやくほかありませんね。
「ハマスがああだから、イスラエルがああするのも仕方がない。」 今、 ガザ で起こっている ジェノサイド をそんなふうに言う人がいることをフト思い出しました。
訴えんとした 「なにか」 を考えるリテラシーというか、辛抱というかすら失っていきつつあるようです。実は、今の社会って、本当にヤバいんじゃないでしょうかね。 自己責任 とか、聴こえはいいですけど、
勝手に死ね! ってことだって、みんな気づいているんでしょうかね。この映画って、40年早く、そういう世界について 、 バルダさんは
「これでいいのか!」 って問いかけていると思うんですけど(笑)。なにはともあれ、 アニエス・バルダ に 拍手! でした。
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