2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全3件 (3件中 1-3件目)
1
私には、恋が必要だ。 心に空白が出来た時、想像するのは恋のこと。 まだしたことのない恋のこと。「恋がしたいなあ」と思う。 恋をすれば、見なくてもすむものがたくさんあらわれる。 麻薬みたい。 恋に惑わされ、心を乱され、現実が希薄になり、どんどん先に渡っていける。 色々乗り越えられる。 恋さえあれば私は生きていける。 どんな悲しみからも立ち直れる。 恋には賞味期限があるから永遠には続かないけれど。 ということは、常に終わりがあるけれど、新しい恋が見つかれば、古い恋の終わりも大したことないということだ。 どんな恋も、結局は「恋」でしかないのかも。 すべてが一つの恋で、どれが一番大切とか、そういうのはないのかも。 恋が終わった後の、相手との関係によって、恋自体に対する印象が違うだけ。 切なく、想いを残せば、甘くはかない恋として残り、終わりきっていないように感じてしまう。そう思い込む。 友情に変われば、平和で安心できる、全うした恋だったと思い込む。 情に変わり、夫婦にでもなれば、「若かった頃」として箱の中。 別の形に変わった時に、恋の形も決まる。 ただそれだけのもの。 要するに、思い込みや主観のみで成り立っているのが恋であって、どれだけ相手と通じ合えたかなんて、エゴのあらわれなのだろう。 特別な恋なんてありはしない。 全部違うだけ。 まったく違うだけ。 ぐりとぐらもきっと何も特別なんかじゃない。 普通にぐりというねずみとぐらというねずみが出会い、惹かれ合い、くっついた。 好き合っている。 それだけのこと。 だから他の何とも比べられやしない。 勝ったも負けたもない。 特別もつまらないもない。 狭い世界で、とち狂って、翻弄されて、見えなくなるものがたくさんできて、走ったり、立ち止まったり。それだけ。 だからこの恋の行方を作れるのは、ぐりとぐらだけ。 なーんてぐらが言ったらはたいてやる。 ぐりとぐらは特別なの。 ずっとずっと永遠に続く恋なの。 他の恋に勝ってるの。 何もすかしたりなんかしないの。 首ったけなの。 恋の真っ只中にいるぐりとぐら。 きっとぐらは仕事から帰ってきたらこう言うわ。「ぐり、君は僕が今まで出会ったねずみの中で、一番のねずみだ。 それはこれからも変わることはないだろう。 僕が今までしてきた恋なんて、恋なんかじゃなかった。 君だけを愛し続けるよ」
2004年09月20日
コメント(10)
私は二つの名前を持っているのね。 で、大抵の人にはそのどっちかの名前で接しているわけ。 私の名前を二つとも知っている人は、限られた友人と家族ぐらい。 どっちも私なんだけどさ、どっちも私じゃないわけよ。 でも、本当の私なんてどっちでもいいわけ。 この頃自分にまったく自信がなくてさ、自分の好きなところなんて一つも挙げられやしない。 ここがいいところかなあなんて思っても、それにGOサインが出せない。 色々な人にとって、私は常に加害者なんじゃないかなって思うんだ。 周りの人を傷つけてばかりいるんだ、私。 それも傷つけようと思ってしてるんじゃないから質が悪い。 愛している人間ほど傷つけちゃうわけ。 今日も昼間っから冷酒飲んで、親にメール。 「お父さんとお母さんは私の存在をどう思う? 私が生まれてきてよかったと思う? 私は愛する人を傷つけてばかりなんだ」って。 かっこ悪いよね。 しかもシャイな父親にメール。 さっき返事がきてね、「ぐりが僕の娘で大事なこと 当たり前 母さんもそうです 今のぐりが懸命に励んでいるということがまさに生きているということ 何かが必ずみつかると思う ぐりは僕の大事なぐりです」 こういう親の答が聞きたくてメールしたんだろうなって思った。 聞けなくても別によかったけど。わかってるから。 父親のメールで自信が取り戻せるっていう簡単な問題じゃない。 でも何故か私は号泣。 いい娘じゃなくて、大事な娘って言われる方がよっぽど嬉しい。 「いい人」なんていないもんね、この世の中。 こないだ、部屋の中に紛れ込んだコオロギを、ゴキブリと間違えて殺しちゃったんだ。 そのことをふと思い出して、すごく悪いことしたなあと思った。 心の中でコオロギに謝った。 私ってつくづく加害者。 そしたら、恋人に何でもいいからプレゼントを贈りたくなった。 だから今から買いに行こうと思う。
2004年09月05日
コメント(11)
ぐりは今日、ぐらにお土産を持って帰ってきました。 ぐりの働いている整骨院の患者さんが、「まい泉」のおいしいヒレかつサンドを差し入れしたくれたからです。 「箸で切れる」といううたい文句のそのヒレかつはとてもおいしいので、ぐりはぐらのために家まで持って帰ってきたのです。 誰かと誰かが一緒に暮らすというのは大変ハードなことで、日常でのぐりとぐらの諍いはしょっちゅうありました。 諍いの積み重ねに色々な出来事が重なって、ぐりとぐらはお互いの存在の間に距離を感じることもしばしばでした。 ぐりはぐらを死ぬほど愛しています。 ぐらはぐりを死ぬほど愛しています。 形はどうあれ、ぐりとぐらは、二人の間にある絆を死守しようと決めました。 ぐらは、仕事から早く帰れるチャンスがあると、ぐりのためにすかさず早く帰ってくるようになりました。 ぐりは、ぐらといる時、幸せだけを感じていればいいと思うようにしました。 ぐりは、最近仕事で疲れてほとんどしていなかった料理をしようと努力しました。 今日のメニューは、ホワイトアスパラとクラゲとレタスのサラダに、具だくさんの汁ビーフンでした。 仕事から帰って来て、ぐりはがんばって用意しました。 しかしぐらはなかなか帰ってきません。 ぐりのお腹がぺこぺこになり、日付も変わる頃、ぐらが酔っ払って帰ってきました。 ぐらはお酒に弱いのです。 ぐらは今日、労働後に職場で飲むはめになり、フラフラになって帰ってきたのです。 当然ぐりがお土産に持って帰ってきた「まい泉」のヒレかつサンドも、ぐらは食べられませんでした。 ぐりは一瞬涙を流しました。 とても残念で、寂しかったのです。 でも、ぐらは、「酔っている時にだけ言える本心」をぐりに話しました。 「一生あなたと恋人でいたい」と。 ぐりはその言葉を信用しました。 ぐりは、作ったサラダを半分一人で食べ、もう半分は、明日のぐらの朝食用に取っておくことにしました。 そして、ぐらに胃薬を飲ませ、寝かしつけました。 明日になったら、ぐらは今夜の会話は何も覚えていないかもしれません。 仕事に遅刻しそうになって、サラダも食べてくれないかもしれません。 でも、ぐりは今夜のぐらの言葉をちゃんと覚えています。 サラダも冷蔵庫の中で冷えています。 それでいいのです。 ぐりは今、一人で冷酒を飲んでいます。 「まい泉」のヒレかつサンドも賞味期限を気にして一人で食べてしまいました。 ぐらのいびきを聴きながら。 出勤時間が早いぐらに置き手紙を残して、ぐりもこれから眠るのです。
2004年09月02日
コメント(6)
全3件 (3件中 1-3件目)
1

