《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

2022年02月05日
XML
カテゴリ: 幸せ読書日記
​​「北京冬季オリンピック」が始まった。

羽生結弦や高梨沙羅など、おなじみの選手の活躍も期待するが、まだ知られていないニュースターの登場も楽しみだ。

とはいえ、ここは中国である。

オリンピックと言う最大のイベントで中国アピール。

一方、「ウイグル人権問題」を踏み絵に、中国に従うかどうか世界が問われている。

現代の合従連衡策。

ロシアのウクライナ危機も加わり、今回のオリンピックは、ターニングポイントとして歴史を刻むかもしれない。


昨年夏の「東京オリンピック」を、コロナ禍の中で何とか終えて、北京はどうなるのだろうと先行きは不透明だった。

ひとつは「コロナ問題」だが、もう一つが「人権問題」である。



一昨年までのトランプ政権では中国に対し、アメリカは対決姿勢をとっていた。

ポンペオ前国務長官は、ウイグル弾圧は国際法上犯罪されている「ジェノサイド(民族虐殺)」であると認定した。

それが歴史的に親中である民主党のバイデンになったことで、やや不安を抱いていたが、新政権も継続して対決するという表明した。

バイデンは大統領選の時、反トランプで否定しまくっていたのが、政権を取ったら「アフガン撤退問題」にしても「コロナ対策」、「移民政策」、「公共投資」にしてもトランプの政策を継承している。

単なる人気投票(不人気投票?)だったのかもしれない大統領選。



それに続き、欧州連合(EU)は外相理事会で、中国での少数民族ウイグル族の不当な扱いが人権侵害に当たるとして、「天安門事件」以来30年ぶりの中国制裁を採択した。

欧米は人権侵害については厳しい姿勢をとる。

ナチスドイツのユダヤ人迫害という負の歴史から、人権思想が重きを持つようになった。

ホロコーストを人類史上最悪と断罪したのなら、現代のホロコーストであるウイグルを放置したらダブルスタンダードになるからだ。

ただし、それは最近の話で、歴史を見れば、アングロサクソンが多民族に対し、いかにひどい殺戮を繰り返してきたか、枚挙にいとまない。

お前に言われたくない、と習近平は思っている。





一方わが日本は、欧米の中国批判に対して微妙な反応を示した。

中国を巨大経済圏だと、信じている勢力がいるからだ。


昨年6月に「対中非難決議」を国会で決議する予定が、公明党の横やりによって骨抜きになったしまった。

公明党は、知られている通り宗教団体の政党である。

それが宗教禁止の中国になびくのがよくわからない。




「対中非難決議」がどう骨抜きになったかと言えば、そもそも「中国」の文言がない。

当初案の「人権侵害」が「人権状況」に書き換えられた。

「非難決議」から「非難」の2文字が削除された。

こんなものを出しても意味がないという声もあったが、とにかく国会で決議することが大事だあるということで、何とか賛成多数で採択した。


僕が一番”?”を抱いたのが、人権”侵害”が人権”状況”に変わったというところだった。

人権”状況”って何?

こんな日本語にもなってない言葉を、誰がどこからひっぱりだしたんだ。

”侵害”を”状況”に変えればいいと、どの頭が考えたんだ。

と思っていたら、この『AI監獄ウイグル』に、この日本語がそのまま使われていた。

意味としては、どう読んでも人権侵害のことである。

ここを変えたのが、自民党なのか公明党なのか知る由もないが、この本を読めば、人権侵害の意味が継続しているのがわかる。

原文に当たってないので、この訳が正しいのかわからないが、この日本語の本の中では”侵害”が”状況”となっている。

だから、対中非難決議の文言が、”状況”に変わったとしても、意味は同じなのだ。

ただし、読んでない人にはわからない。



本書を紹介するにあたり、どこを引用すれば骨格が理解してもらえるかと考えた場合、「まえがき」に著者の訴えたいことが凝縮されていると思った。

本文は次から次へと、中国人の残虐な所業が告発されている。

まずはまえがきから、ウイグル人権状況の内容に触れてほしい。

例によって〔 〕内は僕の独り言。



IMG_2273.JPG



プロローグ その暗黒郷を”状況”と呼ぶ​ ​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​ 中国​西部の新疆ウイグル地区では、人々は自分たちの暗黒郷(ディストピア)を”状況“[ウイグル語のweziyet]と呼ぶ。
 2017年以降、推定180万人のウイグル人、カザフ人、そのほかの主としてイスラム系少数民族の人々が、「思想ウイルス」や「テロリスト思考」を持っていると中国政府から糾弾され、地域全体にある何百もの強制収容所に連行された。収容所の多くは高校などの建物が再利用されたもので、そのような一般的な建物が拷問、洗脳、教化のための拘留施設に変わった。それは第2次世界大戦中のホロコースト以来、史上最大規模の少数民族の強制収容所だった。

〔犯罪者が刑務所に送られるのは、その犯罪に対する罰としてである。犯罪を犯すかもしれないという理由で、刑務所に入れられることはない。ウイグルでは、AIのデータが可能性を判定し、弁明の機会もなく刑務所(収容所)いきとなる。〕

たとえ収容所送りを免れたとしても、新疆での日々の生活は地獄だ。あなたがウイグル人の女性なら、政府から派遣されてきた見知らぬ人物の隣で毎朝目覚めることになるかもしれない。その男性は、収容所に連行されたあなたのパートナーの代わりを務める人物だ。毎朝の出勤前にこの監視員は、忠誠心、イデオロギーの純粋さ、共産党との友好関係という国家の美徳をあなたの家族に教え込む。監視員は様々な質問を投げかけてあなたの”成長”をチェックし、政府が呼ぶところの「心のウイルス」や「3つの悪」(テロリズム、分離主義、過激主義)に”感染”していないかを確かめる。

〔一家に1人、中国当局から監視員が送りこまれる。その見知らぬ男を家族として遇しなければならない。逆らったら収容所送りだ。娘や若い妻がいる場合、どういう辱めをうけるかは想像できるだろう。〕


収容所送りを免れても

 朝の強化活動が終わると、こんどはドアをノックする音が聞こえてくる。近隣の10軒の家に目を光らせるよう国から任命された地域自警団の役員が、「不規則なこと」がないかあなたの家をチェックする。3人以上の子どもはいないか? 宗教関連の本を所有していないか? 自警団の女性役員は、昨日あなたが仕事に遅刻した理由を尋ねるかもしれない。
 彼女はきっとこう言う。「近所の人からあなたについて通報があったんですよ」
 目覚まし時計をかけ忘れたという犯罪のために、あなたは地元の警察署に出頭して取り調べを受け、「不規則なこと」について説明する羽目になる。
 日課の検査を終えた地域自警団の役員は、あなたの自宅のドアに取り付けられた機器にカードをスキャンする。それは、彼女が検査を終えたことを意味する。

〔戦時中の日本でも「隣組制度」で、隣人を監視し合っていた。朝ドラでもこの仕組みに苦しめられる様がよく描かれる。『まんぷく』の万平さんは、官憲の悪い奴にぬれぎぬを着せられて収監され、拷問を受けた。あんなひどいこと二度と起こしてはならないと、ドラマを見て心底思う。なのにあれと同じことが、ウイグルで今現在行われていることを、NHKは報じない。〕

出勤前に車でガソリンスタンドに寄っても、夕食の食材を買いに食料品店に行っても、どの場所でもあなたは、人口に立つ武装警備院のまえでIDカードをスキャンすることになる。カードをかざすと、スキャナー横の画面に「信用できる」という文字が表示される。それは政府によって善良な市民だと判断されたという意味であり、そのまま入店することが許される。「信用できない」と表示された場合、その人物は入店を拒否される。すぐに統計データ記録の簡易チェックが行われ、場合によってはさらなる問題に直面することになる。たとえば顔認証カメラが、その男性がモスクで祈りを捧げている姿をとらえているかもしれない。あるいは、ビール6缶パックを買う姿がカメラに記録されており、アルコールに関する問題がある人物だと人工知能(AI)が疑っているかもしれない。なぜ「信用できない」と表示されたのか、はっきりとした理由はわからない。しかし、当たり障りのないささいな問題によって国が信用ランクを下げることもある、と誰もが知っている。

〔『科捜研の女』では、顔認証システム(指名手配犯検知システム)や自動車ナンバー自動読取システムなどを駆使して犯人を検挙する。そんなうまくいくのかなあと見てて思うが、中国では一般市民向けの監視に科学装置が使われ、絶大な効果を得ている。〕

次に警察官がやってきて、「信用できない」男性を尋問する。警官たちは「一体化統合作戦プラットフォーム(IJOP)と呼ばれるプログラムを使い、スマートフォンで男性の身元を確認する。IJOPのデータベースには、何百万台ものカメラ、裁判記録、市民の内通者などから政府が集めたマスデータが構築されており、それらすべてのデータがAIによって処理される。
「予測的取り締まりプログラム」にもとづいてAIは、その男性が将来的に何らかの罪を犯すと判定し、強制収容所に送るべきだと勧告する。警察官たちは同意し、男性をパトカーで連行する。男性は「再教育」の期間を終えてどこかの時点で戻ってくるかもしれないし、あるいは二度と戻ってこないかもしれない。

〔後ろめたい人間でなければ、監視されてても問題ない、と楽観してはいけない。あなたの何気ない癖が、AIのビッグデータの中で犯罪予備行為に分類されていたら、あなたは理由もわからず収容所に送られてしまうのだ。〕

 小数民族専用のレジの列に並んだあと、あなたは食料品の代金を支払う。政府の監視カメラとメッセージング・アプリ「微信(WeChat)」によって、あなたの購入履歴はつねに監視されている。食料品店を出てくるまで職場に向かう道中、あなたは10か所以上の「コンビニ交番(便民警務站)」と呼ばれる検問所を通過することになる。誰にとって便利なのかは謎だ。うち2か所の検問所で警察官があなたを制止し、身分証明書の提示を求め、どこに向かっているのか尋ねてくる。答えに満足すると、警察官はあなたを開放する。しかしそれも、あなたが「信用できる」場合だけだ。

〔アマゾンで買い物をすると、購入履歴から、自分の好きそうなものの広告が現れる。便利な機能だ。しかし、こっそり買ったものの類似商品がディスプレイに現れると、まずいシチュエーションに至ることもある。人には秘密が必要だ。〕

職場では、同僚たちがあなたの一挙手一投足を見つめている。始業前に全員が立ち上がって国歌を斉唱し、テロリストを見つけ出す方法を説明する短いプロパガンダ映像を見る。「テロリストはタバコと酒をやめる傾向があり、突如としてそのような行動に出ます」というナレーションが聞こえてきても、決して笑ってはいけない。なぜなら同僚の誰かが政府からの報酬や高い信用度を狙い、そのような無礼な行為を通報するかもしれないからだ。映像が終わるまで黙っているのが身のためだ。

〔一瞬の表情筋の動きで、人の心理は読み取れる。AI監獄で生きるなら、いかに無表情で暮らすかを練習しなくてはならない。本音を持ってはいけない。100%建前で生きる、ロボットにならなくてはいけない。〕

あなたが女性の場合、毎日正午、政府が提供する経口避妊薬を飲むことを求められる。それでも、あなたはまだ幸せな方だ。政府は女性の同僚たちをたびたび地元の診療所に呼び出し、強制的に不妊手術を受けさせている。少子化が発展につながると政府は主張し、少数民族の出生率を下げようと試みているのだ。

〔日本でもかつて「優生保護法」という法の下に、障害者の強制不妊手術が行われていた。ナチスの「優生思想」と根を一にする思想だ。2019年に強制不妊手術を受けた被害者に、一時金を支払う救済法が成立し、政府は謝罪した。2016年に障碍者施設で大量殺人事件が起きた。「優生思想」を語る犯人は死刑が決まったが、中国ではこの思想は認められているのだろうか。〕

仕事が終わって車に乗ると、道中また10か所以上の検問所を通過し、自宅のある地区の入り口ゲートでIDカードをスキャンする。そこは、IDカードをスキャンせずに出入りすることが許されていない、フェンスやコンクリート塀に囲まれた隔離地区(ゲットー)だ。自宅では子どもたちが、学校でその日に学んだ愛国心と協調という党の美徳について話をする。子どもたちが学んだことを否定してはいけない。反対意見を言う親がいる場合は報告しろ、と教師が生徒に教え込んでいるからだ。

〔親は子に正しいことを教えることができない。常にカメラで監視されていているからだ。党の教えに背く言動があれば、たちどころに拘束される。子どもは学校で教わったことのみ、純粋に行動する。時には親を売ることも。〕

夕食のあと夜のニュースを見おわると、居間の隅に設置された政府の監視カメラのまえで、政府の監視員とともにベッドに横になる。何とか眠りにつけますように、とあなたは願う。彼にはベッドの中であらゆることをする権限がある、とあなたはふと思いだす。なんといっても、その監視員は政府から派遣されているのだ。誘いを断れば、嘘の主張をでっちあげられて通報され、あなたは強制収容所送りになるかもしれない。
 運のいいことに、今夜は何も起きなかった。しかし、その幸運がいつまで続くかなどわからない。あなたは眠りにつき、翌朝また同じことを繰り返す。これが、新疆ウイグル地区で生活するウイグル族、カザフ族、そのほかの少数民族の住民の一日だ。

〔第二次世界大戦で、日本はナチスドイツと手を結んだ。底の浅い新聞報道ではドイツを持ち上げていたかもしれないが、日本の上層部は本当の姿を知っていたはずだ。同盟を結んだ知らせを受け、天皇陛下は不快感を示した。日本は第一次世界大戦後の「パリ講和会議」で「国際連盟規約」に人種差別撤廃を明記すべきと主張した。この信条が日本人の精神である。〕


同時多発テロが「好機」に

 本書の中で私は、新疆ウイグル自治区が世界で最も高度な監視ディストピア社会に変貌を遂げた物語について説明する。”状況”はどのように生まれたのか? AI、顔認証、監視などの技術における前例のない進歩を受け容れたとき、それは私たちの未来にとって何を意味するのか?

〔僕の若いころ(70年代)、ジョージ・オーウェルの『1984』という小説(村上春樹の『1Q84』ではない)が、いろいろな意味でバイブルとして読まれていた。1949年刊行なので、昭和の読書家はみんな読んでいただろう。共産主義・全体主義者により支配されたディストピアの話だ。もしかしたら習近平も読んでいて、逆の感銘を受け、この世界を理想として追っているのかもしれない。〕

2001年9月、ニューヨーク世界貿易センターのツインタワーが崩壊した。世界がそれまでに経験したなかでも、もっとも目立つテロ行為だった。1万キロ以上離れた北京の中央政府は、それを独裁支配を強めるための好機とみなした。1か月後、中国は独自の対テロ戦争をはじめた。主なターゲットとなったのが、新疆に住むイスラム系ウイグル人で構成される過激派集団だった。

〔中国はウイグル弾圧を「テロとの戦い」と言い張るかもしれない。しかし、アメリカの「テロとの戦い」は2001年同時多発テロから本格化するが、中国がウイグル(東トルキスタン)に侵攻を始めたのは1948年毛沢東時代である。〕

ところが石油による富と建築ブームのおかげで、2001年から2009年にかけて新疆ウイグル自治区はある程度の平和と繁栄を謳歌した。しかし中国は、繁栄の成果を公平に分配しようとはしなかった。歴史的にこの土地に住み続けた新疆の小数民族よりも、富と機会を求めて東部からやってきた漢族の大集団の方が優遇された。

〔中国皇帝は、歴史的に領土の拡大を是とした。領土を中国に捧げ屈服すれば、民族の生存は許していた。ところがウイグル地区には石油があった。途端に資源欲しさに中国人を送り込み、反乱を阻止するための弾圧を強めた。日本の尖閣諸島に石油があることが分かったとたん、1970年代になって自国の領土を主張し始めた経緯と符合する。〕

10年近くにわたって不満が鬱積したあと、2009年7月、ウイグル人の暴徒たちは新疆ウイグル自治区の首府ウルムチで街頭デモを行った。政府は対抗措置としてインターネットと通信回路を遮断し、無数のウイグル族の若い男性たちを拘束した。その一部は、分離主義にもとづく暴力的な陰謀を先導したとして処刑された。
 2009年から2014年にかけて、迫害を受けた何千人ものイスラム系ウイグル人男性たちがアフガニスタンとシリアに渡り、イスラム国(ISIS)の関連集団による訓練・戦闘に参加した。いつか中国に戻って政府にたいして聖戦(ジハード)をしかける、それが彼らの望みだった。これらの新しいテロリストたちがやがて中国国内で一連の活動をはじめ、銃撃戦、暗殺、刃傷沙汰、飛行機ハイジャック未遂などを起こした。
 2014年から2016年のあいだに中国は、テロ対策の戦術をかつてない水準の残酷なものへと上昇させていった。解決策として利用されたのは、昔ながらの高圧的な取り締まりと「コミュニティー型警察活動」の取り組みだった。後者は簡単に言えば、家庭、学校、職場で密告者を募るという作戦だ。しかしテロの脅威を完全に潰すためには、それでも充分ではないと政府は感じていた。

〔中国のテクノロジーの進化はすさまじいものである。彼らには倫理観などないから、できることは何でもしてしまう。そこに住む人間は、自分がテクノロジーで管理される家畜になったことを認識しなければならない。〕

​​ 2016年8月、陳全国という実力者が新疆ウイグル自治区の共産党委員会書記に就任し、地域の最高指導者になった。彼は新しいテクノロジーを活用し、住民への監視と支配を強めていった。たとえば、マスデータ(大規模データ)を使った「予測的取り締まりプログラム」の導入によって、罪を犯しそうだとAIが予測した容疑者を拘束できるようになった。陳の指示時によって何百もの強制収容所が開設された。これらの収容所は正式には「拘留センター」「職業訓練センター」などと名づけられた。この地域に住む1100万人のウイグル人のうち、それらの施設に収容された人数は2017年までに150万人に膨れ上がった。 ​​

〔イスラム教を捨て、共産主義に洗脳されたとしても、漢族支配の中国では、少数民族に未来はない。聖火ランナーにウイグル人がいたとしても、茶番である。〕

中国が目指したのは、ひとつの民族のアイデンティー、文化、歴史を消し去り、何百万人もの人々を完全に同化させることだった。
「畑の作物のあいだに隠れて生える雑草を一本ずつ抜き、根こそぎにすることはできません。すべてを駆除するためには、農薬を撒く必要があります」と2018年1月にある当局者は言った。「これらの人々を再教育するのは、畑に農薬を撒くようなものです」
 こうして、中国は完璧な警察国家を作り上げた。

〔ウイグルで行使されたAIによる監視システムは、いずれ中国全土で行われるようになるかもしれない。それは、反乱を抑えるための目的である。中国では「黄巾の乱」や「太平天国の乱」など、反乱の拡大で王朝が滅びた例が多くある。現在の共産党王朝が、それを憂慮していても不思議はない。そうなった時、中国内での自由は完全に失われ、共産主義の理想が誕生する。習近平は本心で共産主義国を目指している。世界の資本主義国家は、中国を甘く見過ぎた。国が発展するには、全体主義よりも資本主義であると思っているから。中国も経済発展すれば、いずれ資本主義に変わるだろうと、勝手に予想していた。あるいは形は共産主義だが、中身は資本主義になっていると、勝手に思い込んでいた。その予測が違っていたことに、やっと気が付いてきたのであるが、この先どうなるのかは予想できていない。〕


プロローグだけでこれだけ盛沢山に、新疆ウイグル自治区で行われている、人権侵害が描かれている。

この後20章に渡り、中国漢族の悪行が語られる。

後半の主人公になるメイセムのエピソードは、そのまま映画にしてほしい。

ブラッド・ピットがプロデュースしてくれないだろうか。

とにかくみんなに知ってもらいたい。


前々回1月11日に書いた『人類の敵』の著者・掛谷英紀筑波大准教授は、「北京オリンピック」視聴ボイコットをしているそうだ。

ナチスの「ベルリンオリンピック」と将来同じ評価になるだろうから、そういうものに関わりたくないということだ。

僕も新疆ウイグルの実際を知った今、どうも楽しめそうにない。

家族は楽しみにしているので、TVに映っているものを拒否することはないし、選手には頑張ってもらいたい。

しかし、どうしてもこれから世界がどうなっていくのかの不安の方が先に立つ。










​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​ ​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年02月23日 19時46分53秒
コメント(0) | コメントを書く
[幸せ読書日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

WoodyPapa

WoodyPapa

サイド自由欄

設定されていません。

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: