《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2022年01月11日
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テーマ: 幸せ読書日記(9)
カテゴリ: 幸せ読書日記
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昨年(2021年)は、10月末に「第49回衆議院総選挙」が行われ、その直前には「第100代自民党総裁選」が行われるという、政治の節目に当たる年となった。

特に失政もなかったどころか、1年でこなした仕事量は抜群であった菅首相が、新型コロナデルタ株の感染増加で支持率を下げ、総裁選不出馬を決めた。

この夏に第5波として蔓延した「デルタ株」はそれ以前の「アルファ・ベータ株」に比べ、感染力は高く感染者数も最高を記録したが、死亡者数は逆に減っている。

ざっと、感染者数は3倍になっても死亡者数は3分の1になり、合わせてみるとほぼ10分の1に死亡率は下がっていた。

これがウイルス自体の変化なのか、ワクチンの効用なのかは時期が重なっていたため判断が難しいが、少なくとも緊急事態宣言は必要なかった。

まさにマスメディアの誘導による内閣支持下落であった。


『新型コロナウイルス』の違和感 23)デルタ株インド株


この時に事情を複雑にしたのが「2020東京オリンピック」で、オリンピック中止を叫ぶ活動家に乗せられた世論が、菅首相を責めた。

オリンピックは都市開催だから、小池都知事の決定事項であるのに。



その時の与野党入り乱れたの政治情勢の推移を書き残せばよかったのだが、なんとなく逃してしまった。



まず総裁選は、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子による戦いとなり、久々に面白い展開だった。

当初の予想は、国民(一般の自民党員)に人気が高かった河野が逃げ切るかと思われていたが、自民党内の反河野陣営が結束し、岸田の巻き返しを可能にし逆転した。

勝負の綾は、高市・野田両女性候補の存在で、党員票、議員票とも大きく左右されたことで、もともと河野に流れると思われた票が分散し、結果的に党内バランスを選択した日和見的な岸田勝利だった。


ちなみに僕は、4氏の公約を見る限り、高市を推していた。

自民党員ではないので全く関係ないので、ただ傍観するのみになった。

その高市の公約をかなりパクった岸田が、議員投票で安倍グループの支持を借り、総裁になり総理になった。

しかしその後の運営を見ると、総裁選での公約はまるで反故にされている。

まだ半年もたっていないが、これから安倍グループ(清和会)と宏池会の戦いが勃発するのは明らかであろう。

そのことが夏の参議院選をにらんでどうなるのかは現在のところ不明。


そして、その盛り上がった総裁選を受けての衆院選だったが、結果は不可思議なものになった。



総裁選を盛り上がらせて衆院選になだれ込む自民党の作戦だったが、期待した「キッシーブーム」が訪れることもなく、それどころかマスメディアは”自民党大敗”を予測した。


結果は、自民党-15議席、公明+3議席、立憲民主-13議席、共産-2議席、維新+30議席、国民民主+3議席ということになった。

大勝ちするはずだった立憲・共産党は計-15議席で、立憲代表枝野幸男は辞任した。

予測では最大50負けると言われていた自民は、15で済んだので勝った勝ったと喜んでいる。

しかし冷静に見れば15負けているのだ。



維新にしても最盛期は50ぐらい議席を持っていたので、勝ったとも言いにくい。

不思議なことにみんな負けた選挙だったと言える。

とはいえ衆院選の分析は本稿と離れるので次回に譲りたいと思う。


前段が長くなったが、今回何故この著作を載せようと思ったかは、「共産主義」の侵略に警鐘を鳴らしたいと思っているからだ。

昨年の総選挙で注目されたのは、立憲民主党と日本共産党が選挙協力で議席をとる作戦に出たことだった。

単純計算で、これにより立憲・共産が議席を伸ばすだろうというのが、マスメディアの試算だった。

ここで確認しておきたいのは、何故こんな低レベルな計算をマスメディアがしてしまったのかと言うことだ。

日本のマスメディアは、既に共産主義に侵食されている。

彼らの教義・偏見でものを見るから、バイアスがかかった予想をしてしまったということだ。

朝日・毎日・東京の左翼新聞とその関連のテレビ局、テレビ朝日・TBSそしてNHKが完全に毒されているのがはっきりした。

これは本当によくない。


思えば、これらの媒体が『新型コロナ騒動』を煽っていた。

それによって安倍・菅政権が倒れたと言ってもいい。

新しいウイルスに対し、安倍・菅政権はできることは手を打ったと思う。

学校閉鎖やアベノマスクなど、首をかしげたくなるものもあったが。

しかし、それ以上に新型コロナが蔓延し、海外と日本の差を専門家が分析できないまま、騒ぎは大きくなり、マスメディアは村道の責任は政府にあるとした。


「マルクス=レーニン主義者(共産主義者)」は、政府を転覆させることを目的として活動している。

政治が混迷し、無政府状態になったときに武力革命を起こすというのが最終目的だ。

逆から見ると、共産党が勧めることは国にとって悪いことになるので、彼らの反対を選べば日本のためになる。

とても分かりやすい目印だが、メディアを使って洗脳を続ければ、こんな簡単なこともわからない国民も出てくる。

『新型コロナ騒動』に危機感を持ったのは、そういうところだ。




本論を急ごう。


今回は筑波大学システム情報系准教授・掛谷英紀氏の『人類の敵』を紹介する。

本著のテーマは副題にあるように「共産主義勢力から自由を守る方法」である。

選挙前に記して、警鐘を鳴らしたかったが、機を逸してしまった。

次の参院選に備えてという意味に変える。


僕が掛谷英紀氏を知ったのは、文化放送「おはよう寺ちゃん」で水曜コメンテーターを担当するようになったときからである。

優しい語り口であるが、幅広い知識で支えられている内容は理路整然と正しく、僕の感性にはピタッと合意する。

掛谷英紀 (筑波大学准教授)【公式】おはよう寺ちゃん 11月24日(水) - YouTube

いつものように〔 〕内は僕のひとりごと。



『人類の敵』
「共産主義勢力から自由を守る方法」


はじめに

 この本のテーマは二つある。一つは左翼、もう一つは中国である。もちろんこの両者は密接にリンクしている。
 誰もが知っている通り、中国は共産党による一党独裁国家である。左翼と共産党は必ずしもイコールでないとの反論はあるだろうが、左翼の定義については本論に譲ろう。

 私が中国について最初に書いたのは、大学院生の時の懸賞論文であるから、今から二十数年前のことである。天安門事件で人民解放軍が学生や市民を銃撃し、戦車でひき殺してから10年経っていなかった。
 チベット問題もまだ世界的な関心事であり、中国共産党の恐ろしさを認識していたのは私だけではなかったはずだ。

〔チベット問題はブラット・ピットの『セブン・イヤーズ・イン・チベット』を見れば具体的に知ることができる。
この映画で描かれた中国軍の残酷性は継続し、ウイグルで再現された。しかしこれは過去形で書いてはならない。人権弾圧の魔手は香港に延び、強権による共産党支配は実行に移された。習近平は、次の目標は台湾だと公然と宣言している。〕


なぜ人は共産主義に騙され続けるのか

 私が共産主義の失敗を予見したのは小学2年のときである。担任の先生が産休に入り、自習の時間が多くあった。私は与えられた課題に黙々と取り組んでいたが、普通の小学2年生が自習を課せられて、黙って勉強するはずがない。
 周りの生徒はみんな大騒ぎだったので、隣のクラスの先生が注意に来た。結局、私も含めクラスの全員が罰を受けることになった。

 私はその時、共産主義は絶対うまくいかないと確信した。
 私が小学2年生だった1978年当時、ソ連はまだ大国として健在で、共産主義は素晴らしいと考える人が多くいた。でも、私は彼らを信じなくなった。真面目にやってもやらなくても、みんな同じように怒られるなら、誰も真面目にやらない。結果の平等は絶対うまくいかない。そんな単純なことをなぜ大人はわからないのだろう。とても不思議だった。
​「正直で頭のいい人は左派にはなれない」​ というレイモン・アロンの言葉をのはその後のことである。

〔共産主義は全体主義である。日本もかつて共産主義であった時代があった。朝ドラでもよく描かれる「大東亜戦争」中のことである。あんな嫌な時代があったと、ドラマを見ながら思うのだが、人間には無意識的に全体主義的なものを容認する遺伝子があるのかもしれない。「自粛警察」のような似非正義が、日本でも現れたが、世界中で跋扈した。〕


日本の場合、左翼の人権運動は北朝鮮による拉致被害者の人権を無視する。

 平和運動も、中国や北朝鮮の核開発や軍拡に抗議をしない。反原発運動も、中国や韓国の原発には反対しない。​
 これらに共通するのは、周辺諸国が日本を侵略やすい状態を作り出す方向に運動が向いていることである。それゆえ、日本では「左翼=反日」と理解されることが多い。

〔「コミンテルン」という名を、今の若者はどれほど知っているだろうか。“死語”になっているかもしれない名だが、どっこい実態は生きている。そしてその目標とする「世界革命」を企み続けている。〕


私は左翼運動の構成員を次の3つに分類している。

​①中核層​

 自らが属する社会を恨み、それを破壊することを目指す人たち。見せかけの理想を掲げて活動を興し、その活動が社会の破壊に結びつくよう巧みに制御する。良心はないが知的レベルは高い。

​②利権層​

 中核層に従うことで、活動資金や仕事(テレビ出演など)を得ることが目的の人たち。

​③浮動層​

 中核層が掲げた理想に共感する人たち。正義感に基づいて行動するが、いい人と思われたいという虚栄心があることも多い。知識を身に着けると、騙されたと気づいて活動から去る。

〔共産主義は、市民運動の形で忍び込んでいる。あたかも”正論”に見える論理で、社会の不満を拾っている。その手段は巧妙で、善意で運動に参加する良民を徐々に洗脳していく。彼らの否定する”宗教”の技法で、信仰させていく。〕


 初代FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァー氏は、左翼(コミンテルン)を、「公然の(共産)党員」「非公然の党員(共産党の極秘活動に従事する人)」「フェロー・トラベラーズ(共産党の同伴者)」、「オポチュニスツ(機会主義者)」、「デュープス(騙されやすい人)」の5種類に分類している。
 このうち最初の3つが中核層、利権層がオポチュニスツ、浮動層がデュープスに対応する。
 「正直で頭のいい人は左派にはなれない」というレイモン・アロンの言葉にさせると、中核層と利権層は不正直で頭のいい人であり、浮動層は正直で頭の悪い人である。
 その複合体が左翼というわけである。

〔1995年の「地下鉄サリン事件」により、世間を震撼させた「オウム真理教」を覚えているだろうか。あれは日本の歴史上きわめてまれな事件だと認識している人も多いだろう。しかし、彼らと同じ行動理念に支配されているのが「共産主義者」なのである。〕


保守派は左翼と違って単純な人が多い。
 悪い言い方をすれば、主に正直で頭の悪い人たちからなる。そのため、右で述べた左翼の全貌が見えていない。左翼はみな浮動層であると勘違いして甘く見る。しかし、その認識自体が完全に左翼の術中に嵌まっているのである。
 左翼運動が巧みなところは、その運動において浮動層を前面に押し出すところである。中核層は基本的に表に出てこない。
 浮動層は善良な庶民であるから、左翼運動を叩く人は庶民の敵だとレッテルを貼れる。浮動層には悪意がないから、左翼運動の真の目的が破壊であるとの批判はぬれぎぬに見える。彼らには知性も感じられないから、取るに足らない相手だと保守派も油断する。

〔選挙において、宗教団体の結束力を利用したいと思うのは無理からぬ。公明党と選挙協力する自民党も、本質的には同じ危険をはらんでしまっている。しかし創価学会は、革命を起こして日本を滅ぼそうとは考えていないだろう。彼らが政治に手を出しているのは、せいぜい自分たちの有利になる法案を通したいぐらいのものと考える(そうではないかもしれないが)。しかし、共産党は革命を目指しているのだ。他の宗教団体とは明らかに一線を画している。〕


​頭脳を駆使する左翼運動​

 左翼運動の知性の高さは、その攻撃先の選定に見て取ることができる。
 例えば、日本の自然保護運動を考えよう。
 彼らは、ダム、堤防、防潮堤、基地建設、リニア新幹線、地熱発電のように、日本の安全や経済にプラスになる開発行為の自然破壊は非難するが、太陽光発電、風力発電、中国の珊瑚乱獲のように、日本にとって経済的社会的マイナスが大きい自然破壊は問題視しない。中でも、発電に関する態度の違いは、それなりに高度な知識がないとこのような見極めはできない。

〔反対運動を繰り広げる左翼(共産主義者)と、何かしらの瑕疵を見つけ脅迫するヤクザ右翼と、手法においては同等である。彼らの理屈をさも正論であるかの如くがなり立て、暴力で脅し金を巻き上げる。ヤクザは自分のやっていることが悪いことという認識が多少あるが、左翼のはいいことをしていると錯覚している。〕


左翼運動は、今後もその頭脳を駆使して庶民の味方を詐称し続けるであろう。
 現実には、彼らは庶民に選択の自由を与えない。自分の言いなりにならないものは、弱者であっても容赦なく叩きのめす。
 であるから、左翼はリベラリスト(自由主義者)とは最も遠い存在である。
 にもかかわらず、彼らはリベラルを自称し、その称号を社会的に広く認めさせることに成功している。

〔彼らの”似非正義”のために、伝統的に守られてきたモラルが次々と破壊されていく。手足となって活動する者たちは、自己満足を得るだけのことだが、活動を支持する連中の企みはもっと深遠で破壊的だ。騙されたと気づいた時にはもう遅い。〕


​左翼のプロパガンダ戦略とは​​

 もともと、米国は共産主義を忌み嫌う国である。
 そのルーツは、初期の入植者の歴史にまで遡る。
 1607年ジェームズタウン、1620年プリマスに最初に入植者が到着したとき、彼らはある試みを行った。
 穀物の共有倉庫を作り、そこから必要なものを取り、収穫したものを戻すことにしたのである。土地も共有し共同で働いた。理想の社会主義共同体と同じである(当時はその名前で呼ばれていなかったが)。

 それで何が起きたかは想像に難くないだろう。働いた人間も働かない人間も取り分が同じなら、誰も働かない。入植地の食料は尽き、多くの入植者は餓死した。
 彼らはコミューンを放棄して私的所有を認めた。すると、すぐに豊作に恵まれ、それが感謝祭の起源になっている。この失敗の教訓を通じて、人間は自らの経済的成果に責任を持つべきだという考えが米国で定着した

〔ロシア革命以降、世界中にばらまかれた”共産主義ウイルス”は、20世紀を混乱させた。彼らの企みはそれ以前の全ての政治形態を破壊して、共産主義世界を創生するというものだった。彼らの行く手には常に破壊があった。その破壊願望が、世の中の底辺の者や未成熟な若者の不満のはけ口となり、似非正義を振り回し破壊に励むのであった。〕


今、米国で20歳前後から30代半ばまでの若者は、2000年頃に生まれたか少年期を過ごしていることから、ミレニアム世代と呼ばれている。彼らは、冷戦後の学校やメディアの左傾化による影響を強く受けて育っている。
 そのため、ミレニアム世代には、バーニー・サンダースやアレクサンドリア・オカシオ・コルテスのような、民主党の中でも社会主義者と呼ばれる極端に左寄りの政治家を熱狂的に支持する人が多い。

〔似非正義は一見正しく見える。しかし実態とはかけ離れている。少し角度を変えて考えればわかることなのに、視野を狭められて洗脳されると、冷静に考えることができなくなってしまう。知識の問題以前に人間力の足りなさから誤った運動に巻き込まれてしまうのだ。〕 ​



 日本では、今アメリカで起きていることを半世紀先取りしていたといえる。
 GHQの内部に共産主義者の工作員がに入り込んでいたことは知られているが、彼らが左翼イデオロギーで染めた学校やメディアが、団塊の世代の左傾化を実現した。

〔”団塊の世代”は戦後日本の発展に貢献した。しかし人数が多かったことで競争を強いられ、多くの敗者も生むこととなった。不満の渦が社会の底辺に広がっていた。そこにあらわれた平等思想が、天の声のように聞こえたであろう。今では信じられないであろうが、北朝鮮が天国であるかのように伝えられていたのだ。〕


​社会的信用を悪用する​

 左翼活動家は過大な要求と自己評価を持つがゆえに、それを認めない社会を憎むという構図がある。
 そういう人には、協調性を要求される一般の仕事は務まらない。結果として、協調性があまり必要とされず、社会的地位も高く自己承認欲求が満たされるマスコミ、大学、法曹界などに集まると考えられる。これらの職業は社会的影響力も強いので、左翼イデオロギーを広めるのにも好都合である。

 左翼活動家はその信用を積極的に悪用してきた。左翼中核層の最大の武器は、良心の呵責がないことである。
 その性質はサイコパスに通じるものがある(サイコパスについて、詳しくはマーサ・スタウトやロバート・ヘアなどの著作を参照されたい)。
 彼らには正義はあっても良心はない(なお、左翼自身は正義と良心の区別がつかないため、自分に良心がないという自覚がないことが多い)。
 そのため、あらゆる行為は、独善的正義の実現という目的の手段と化す。ウソをつくことも信用を裏切ることも全く厭わない。他人を傷つけることにまったく躊躇がないのである。
 良心的な一般人は、人が平気でウソをつけるとは想像しない。左翼中核層は一般人の想定外のことができるのを武器とする。討論番組でも、左翼は議論に勝つためなら平気で口から出まかせを言う。
 それで討論相手を怯ませて議論に勝ったという印象を与える。

〔1972年、連合赤軍による「浅間山荘事件」がおこった。共産主義を目指す過激な若者が仲間割れを起こして内ゲバ殺人を繰り返した凄惨な事件だ。これを見てまともな大人は目を覚ましたが、共産主義ウイルス自体は密かに潜伏していた。〕


​不安を煽るマッチポンプ​

 左翼プロパガンダのもう一つの大きな武器はマッチポンプ戦略である。
 左翼中核層の目的は社会の破壊であるが、それを実現するためには今の社会に対して多くの人が不満を持つ必要がある。

 社会に不満の種がないときは、自分で火をつけることも厭わないのが、左翼運動の怖さである。そして、その容疑を平然と他社に振り向け、自分は不満解消のために働く正義の人であるかのように演出する。
 そんなに簡単に人は騙されないと思うなら、2009年の民主党政権誕生前のことを思い起こしてほしい。
 消えた年金問題も、現場で実際に問題を起こしていたのは自治労の組合員たち(民主党の支持母体)である。民主党はそれを使って政府を攻撃し、政権交代を実現させた。

〔民主党による政権交代(2009年)は、今振り返れば不思議な事件である。バブル崩壊(1991年)からの長期不況に、国民は大きな閉塞感と政治に対する不信感を造成させていた。具体的に何が最大の不満だったのかと言うと、不況による税収の悪化を解消するため、政府が増税を企んでいると噂されたことだ。さらに国民年金が破綻するという説がまことしやかに伝播し、年金記録が消えていた事件が起きて怒りが爆発した。このタイミングで民主党が省庁の「埋蔵金」を吐き出させると公約し、その金につい群がってしまったということだ。ところがこの「埋蔵金」は、民主党政権になったとたんまったく話題にならなくなったことを忘れてはならない。〕


左翼に良心はない

 米国の民主党も、その戦略は酷似している。
 現在、米国の左翼は不法移民も積極的に国内に受け入れよと主張している。
 それを実行に移せば、安い労働力の流入により国内失業率が高くなるのは目に見えているが、それで社会的不安が高まるのが彼らにとっては好都合なのである。
 彼らの思い通りに事が運べば、高くなった失業率の責任は他に転嫁して、自分たちは失業者の保護政策をする正義の味方であるように振舞うだろう。

〔2016年のアメリカ大統領選挙の際、僕は各候補者の公約を比較してみた。その結果、自分が貧しいアメリカ人だったと仮定したらバーニー・サンダースを支持するだろうと思った。サンダースは民主党だが社会主義者で、貧しいものにとっては社会主義は苦しい生活を救ってくれる期待が持てる。しかしサンダースは予備選で敗退。次に期待が持てる政策を公言していたのは、なんと共和党のドナルド・トランプだった。トランプの政策も貧しいものに優しかった。しかも現実に貧しいアメリカ人を苦しめる中国に対し、厳しい政策を持っていた。一方の民主党ヒラリー・クリントンは、エスタブリッシュ臭ぷんぷんで、苦しい生活から抜け出せる気がしない。同じ思いのアメリカ人が多かったのだろう、トランプは予想を覆して大統領に当選した。そして、公約を次々実現した。自由主義者にも弱者の見方はいたのだ。〕


​​左翼から人間性を守るために​​

左翼が宗教も科学も尊重しない理由

 最近、米国の左翼が公的な場所で「メリー・クリスマスと言うな」と主張しているのは、聴いたことがある人も多いだろう。キリスト教の押し付けで、信教の自由に反するというのが彼らの理屈だ。代わりに「ハッピー・ホリデイズ」という言葉を使うよう圧力をかけている。
 欧米の左翼はキリスト教を基盤とした西洋文明を敵視し、それを破壊することを目指している。もともと、共産主義が宗教を忌み嫌っていることは既によく知られた事実だ。「宗教は民衆のアヘンである」というカール・マルクスの言葉は有名である。
 宗教は迷信であり、自分たちは合理的、科学的思想の持ち主であることを左翼は自負している。「科学的社会主義」という言葉の存在が、その事実を裏付けている。しかし、科学を生業とする私から見ると、左翼の考え方は科学のそれとは程遠い。

〔「科学的社会主義」は一見正しく見えるが、実態は伝統を破壊する目的を持つ理論。LGBT運動やBLM運動にも通じる。地球温暖化も同類だ。まったくの嘘ではないが、作為的だ。少数者の利益に偏り過ぎる。解決の方法はいくらでもあるのに、最も破壊的な手段を選択させられている。〕


​神がいると仮定すれば​

 米国人の労働者階級二人組による「ブルー・カラー・ロジック(Blue Collar Logic)」というユーチューブ・チャンネルがある。そのうちの一人のデーブ・モリソン(Dade Morrison)の話が面白い。彼の父は不可知論者(神がいるかどうかは人間には知り得ないという考えの持ち主)だった。にもかかわらず、彼の父は毎週教会へ通っていた。そこで、モリソンは不可知論者なのになぜ教会へ行くのか父に聞いたそうだ。すると、父の答えは次のようなものだったという。「私は人間としてよい生き方をしたいと思っている。週に一度、そのことを思い出すため、そして地域の人にその自分の思いを知ってもらうために教会へ行くのだ。」
 続けてモリソンは自らの考えを語る。「神がいると仮定した方が人生は豊かになる。神がいないとすると、人生が終わったら何も残らないので、人々の記憶に残ることをしようとする。一方、神がいると仮定すれば、純粋に良い人生を送ることに集中できる。」ゆとり教育や入試改革のように余計な政策ばかり打ち出して社会を混乱させる日本の官僚を思い起こすと、無神論者は良いことよりも記憶に残ることを企てうというモリソンの意見は説得力があっる。

〔神様がいると思うと、執着がなくなる。誰かのためにすることが、神さまの心に沿うからだ。欲や煩悩に振り回され、利己に走ることは神様の望むことではない。 「感謝・献身・思いやり」 の生き方は、共産主義者にはできない。〕


​非科学的な左翼​

 左翼は、自分の気に入らない宗教的協議に対して、しばしば科学を持ち出して批判する。それを見て、左翼は科学的であるとだまされる人も少なくない。しかし、その一方で自分の気に入らない科学的知見に対しては、かれらは自分の思い込みで平然と否定する。福島で風評被害をもたらしているデマはその典型である。たとえば、トリチウムの性質はどこで排出されても同じで、その化学的性質には普遍性がある。だから、福島のトリチウムは危険なトリチウム、韓国の原発から排出されるトリチウムはきれいなトリチウムという主張は、われわれ科学者にとっては全く受け入れられるものではない。ところが、その種のデマを発する左翼は後を絶たない。
 現代における左翼思想の本質は、宗教の否定ではない。科学の尊重でもない。ひとことで言うと、自分は無謬で万能の神であるという信仰なのである。

〔科学的であるためには、冷静客観中立であることが重要である。それが何故か感情的になり不安を煽り攻撃的になっている場合、共産主義者の仕組んだ仕掛けであることが多い。まさにそんな状況を見たときは、共産主義者を疑うのが正しい見方である。〕


中国共産党とどう戦うか


左翼の敵は「自然」である

 中国武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界的なパンデミックをもたらした。過去30年間の間、中国は経済的にも軍事的にも順調に成長を続けてきた。しかし、今回の疫病による混乱は、中国にとって大きな転換点になる可能性が高い。
 改革開放路線を始めて以降、中国は東西冷戦終結と経済のグローバル化を追い風にして、人、モノ、金、情報の自由な移動が可能となった国際社会の新たな枠組みを最大限に利用してきた。冷戦時代には東西の間に壁があったため、東側諸国は自由主義国の発展を自国内に取り入れることができなかった。その結果、共産主義国は冷戦に敗れた。今、中国は自由主義国から何でも自由に取り入れる一方、自国から出ていくものは独裁体制によって完全に管理することができる。外国の技術は盗み放題だが、自国の自国の情報は徹底的に管理できる。

〔1997年、香港がイギリスから中国に返還されたとき、「香港が中国になるのではない。中国が香港になるのだ」と予言した人がいた。その後中国経済は、巨大な香港となり世界を席巻した。その人の予言はある意味当たっていた。しかし、習近平支配がはじまって、その路線には変化が生まれた。そしてあろうことか、経済の先導者である香港を弾圧してしまったのである。香港から得るものをすべて吸い取ったら、今度は独裁権力で弾圧を加え、共産主義で塗りつぶしてしまった。〕


​高まる中国共産党批判​

 民主主義国では選挙でリーダーが変わる。選挙にはお金が必要である。その弱点を突いて、中国が民主主義国の政治家にお金をばら撒いてその影響力を行使していることは公然の事実である。たとえば、クリントン財団が中国政府と緊密な中国系企業から多額の寄付金を受けていたことは有名である。日本でも2019年末、秋元司議員が中国系企業から賄賂を受けたとして逮捕されたが、この種の話で表になってなっていないものが他に多数あっても全く不思議はない。

〔前回の大統領選挙で、ヒラリー・クリントンが勝っていたら、米中関係は親密となり、2国で世界を支配する話が進んでいたであろう。日本にとってはトランプ政権はありがたかったし、トランプの判断は正しかったと歴史は証明している。中国は共産主義の国である。民主主義とは相いれない。もし中国を受け入れれば、いずれアメリカも共産主義の罠に落ち、精神を破壊され、国家も崩壊していったはずだ。〕


左翼思想の肝は、世の中を自分の計画通りに動かすことである。だから、左翼計画主義者にとって最大の敵は「自然」である。人間の行動はお金を使ってコントロールできるが、自然はお金では制御できない。ウイルスは賄賂で言うことを聞いてはくれないのである。人間が自然を完全に支配できるという幻想が崩れたとき、左翼計画は機能不全に陥る。

〔自然災害と共生する日本人は、自然を神とする。だから神と交信できる神主を尊ぶ。国の長は神に祈り国民の幸を願う天皇である。世俗の支配者は別に置き、精神の柱として天皇を頂き続けた。共産主義者にこのシステムは倒せない。〕


​左翼計画主義の誤謬​

 左翼はしばしば、自然すらも自分の意図通りに動かせるのではないかという錯覚に取りつかれる。それを象徴するのが気候変動に対する左翼の態度である。人間の活動により排出される温室効果ガスがどの程度気候変動に影響しているかは、諸説あり私にも判断はつかない。ただ、人間が温暖化ガスを大量に排出する前から、地球が温暖化と寒冷化を繰り返してきたことは歴史的に動かぬ事実である。人間が温暖化ガスの排出を止めれば気候は長らく安定するという考えは、人間の思い上がりでしかない。

〔「地球温暖化問題」は、少し知識のあるものならすぐその嘘はバレる。であるのにその嘘はいつの間にか真実であるかのように広まっていった。共産主義者に毒されたマスメディアには、もはやバカとウソつきしかいない。「地球温暖化の嘘」こそがまさに「不都合な真実」のはずだ。〕


新型コロナ問題 中国共産党との戦い方

 中国共産党は現代における左翼のボスと言えるだろう。それゆえ、その行動パターンも左翼の王道を行っている。最たるものは、加害者であるのに被害者のふりをすることである。そもそも、新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、中国政府が加害者であると認識している日本人は果たしてどれだけいるだろうか。
 このウイルスは、たまたま運悪く中国で発生し、不可抗力として世界に広がったわけではない。SARS、鳥インフルエンザなど、中国がしばしば新たな病気の感染源になるのは、衛生管理に問題があるからだ。

 2019年12月の段階で、武漢の医師たちは異常に気付いていた。殉職した李文亮医師は有名だが、その前にSARSとの類似性、ヒト―ヒト感染を確認し警鐘を鳴らしていたアイフェン医師もいた。しかし、彼女はその後行方が判らなくなっている。粛清による隠ぺい工作が行われたと考えられる。

 中国政府は1月23日に武漢を封鎖したが、その後も中国人の外国への渡航を制限せず、むしろ渡航制限を試みようとする諸外国を糾弾した。その結果、春節に大量の中国人が海外に渡航し、ウイルスが世界中にばら撒かれた。中国以外の国が発生源であったならば、まったくありえない対応である。

〔新型コロナウイルスの謎は、永遠に解けないかもしれない。中国とWHOがグルならば、真実の証拠は既に失せているはずだ。この世界的パンデミックが起きたのが、故意か偶然かは不明だが、世界に与えた影響はデータとして残された。それを次の手としてどう扱うかは、独裁者の胸三寸である。〕


​孤立を恐れ、感染拡大を容認か​

 なぜ、ここまで対応が酷かったのか。中国共産党は、中国が世界経済から切り離されて孤立するのを恐れたからだと考えられる。中国内だけで病気が拡大すれば、諸外国は中国抜きのサプライチェーン確立に動く。そうすれば、中国共産党の支配は大きく揺らぐことになる。病気が世界に拡散すれば、他国も疾病対策に追われ、中国だけが不利を被ることはなくなる。中国共産党の過去の蛮行を考えれば、彼らがこのように考えていた蓋然性は高い。

 たとえ、中国共産党にウイルスをばら撒く明確な意図がなかったとしても、右で述べた状況を考えれば、ウイルスが世界にばらまかれても仕方ないという未必の故意が彼らにあったことは間違いない。だから、これが刑事事件であれば、中国共産党の殺人罪は十分成立する。

 中国共産党の唯一の関心ごとは、自らの権力の拡大である。そのためには、どれだけ多くの命を奪うことも厭わない。それは、今回の新型コロナウイルス問題の限った話ではなく、「大躍進」、「文化大革命」、「ウイグルでの核実験」、「天安門事件」、「チベット・ウイグルでの少数民族弾圧」などを見ればわかる通り、中国共産党のDNAに刻み込まれた思想である。

〔中国の目的が世界征服にあるかどうかはわからない。ただわかっているのは次のターゲットが台湾であり、その次が尖閣であり、そのまた次が沖縄だということだ。それは習近平の言葉や、さまざまな記録から確かめられる。であるのにそれが実行に移されるまで、岸田政権は傍観するのか。〕
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​中国共産党の強みと弱み​

 そもそも、中国共産党によるプロパガンダ戦はずっと前から行われてきた。環境団体が先進国の温暖化ガス排出を厳しく批准するのに、世界で最も温暖化ガスを大量に排出している中国を全く非難しなかったのはなぜか。その背後に中国政府の存在があることは既に指摘されているとおりである。その結果、先進国の産業基盤は弱体化し、中国は世界の工場の地位を得ることができた。

 また、先進国、中でも日本と欧州では緊縮財政派が幅を利かせてきた。それで弱体化した先進国経済の隙間を縫って、中国は世界経済への影響力を強めてきた。日本でも、財務省の緊縮政策が中国頼みの経済構造を生んできた。

〔中国(中華人民共和国)が国連に加盟したのが1971年。次の目的は貿易によって経済力を高めること。そのために日本に学び、利用した。と同時に、日本をライバルとして蹴落とす手段も講じてきた。
日本の凋落は1989年の消費税導入以来だが、それも中国の陰謀だったという仮説も成り立つ。中国の謀略に嵌まった与野党議員と財務官僚が、30年に及ぶ日本の停滞没落を企てた。〕


​ナチスの匹敵する「チャイナチ」​

 そもそも、中国共産党がこれまで行ってきた文化大革命、天安門事件、少数民族弾圧などの悪事の数々は、ナチスに匹敵するものである。まさに「チャイナチ」と呼ぶに相応しい。にもかかわらず、その認識が世界に定着しなかったのは、先進国の人々にとって、自分が被害者でなかったからである。残念ながら、人間は自分が被害者にならないと真剣にならない。だから、さすがに今回ばかりは、先進国の市民も黙っていないだろう。

共産主義国家には必ず独裁者が誕生する。しかも独裁者は恐怖で国民を操る。その手口を学ぶには、先例となる独裁者が存在する。習近平の師は毛沢東。覚えておかなければならない「世界史虐殺ランキング」、第3位ヒトラー(1100万人)、第2位スターリン(2000万人)、第1位毛沢東(6000万人)。〕


昨年(2021年)の最大イベントは「2020東京オリンピック」だった。

本来2020年に行われるべきものが、新型コロナ発生で世界中がパニックになり、1年延期という選択をした。

そこはやむを得ないと思ったが、日本共産党・志位委員長が「オリンピック中止」の号令をかけたとたん、新聞テレビがこぞってオリンピック中止を言い出した。

朝日新聞などは、社説で訴えた。

オリンピック中止のデモが起き、なんと「中核派」の活動家が逮捕された。

新型コロナウイルスは時期が来れば収まるが、共産主義ウイルスは社会に蔓延し、定着してしまった。

日本の場合、いわゆる「全共闘世代」が高齢で退場すれば、共産主義ウイルスも弱っていくとも考えられるが、本家の中国は今のところ揺るがずに存在を強くしている。

本当にまずい状態が起きる可能性がある。

真剣に考えた方がいい。

岸田・茂木・林の媚中派に握られた政府は、危険極まりない。






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最終更新日  2022年02月04日 17時46分19秒
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