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朝起きたとき、布団をの上で出来る簡単ヨガメニューです。寒い朝には毛布をかぶったままやってください。(^-^)/正座前屈の姿勢、チャイルドポーズから四つん這いの姿勢で胴体を丸める、反るを繰り返す、ネコのポーズの連続を数回行いからだを暖めましょう。チャイルドポーズでは腰、ネコのポーズでは背骨に意識を持って気持ちよくマイペースで、楽な呼吸をしながらどうぞ。
2019/11/11
「息を吸いながら全身に気づく、息を吐きながら全身に気づく、このように瞑想する。」 ブッダの呼吸による完全な気づきの教え(アーナパーナサティスッタ)の3番目の実践です。 呼吸に意識を持っていき、その動きにともなう体を観察していきます。体のスキャンです。 そうするといつもは気づかない微細な体の動きを発見できます。 息を吸うときは、胸やお腹がふくらみ、吐くときは逆の動きをします。これを全身で見ていくと、背中はどうでしょう。どう動くでしょう。眼球は?顔の皮膚は?これも呼吸と連動し動いています。胸に戻って真ん中の胸骨は、左右の肋骨は、その上と下では動きの方向が違います。 こうして体を呼吸のリズムに乗って、部分ごとまた集合体として感じてみる時間を朝持っています。
2019/11/08
最近朝行っていること。朝トイレを済ましてから呼吸瞑想のテキスト(ティクナットハン著)を読み、それを少しずつ実践しています。仏教系瞑想"アナパーナサティです"。場所や状況に融通のきく瞑想なので皆様におすすめしたいです。自分は布団の中で本を読み、やる気を起こしてから座る姿勢になり呼吸に意識を持っていく瞑想に入ります。ただただ呼吸とそれにともなう体の感覚を観ていくのです。これの効果はマインドフルネスの呼び方で最近紹介されてます。これで30分その後、布団をあげ軽く掃除、部屋の換気、ヨガマットを敷きスーリアナマスカーラ(太陽礼拝)をゆっくりゆっくり3回。毎日、楽に無理せずにこれをしています。
2019/11/06
このブログを書いておりました。nobo∴です。ネット環境もない生活をしていましたので、これが残っていてビックリしました。これを読まれていた方々、またこれを通じてお付き合いいただいていた方々、その後いかがお過ごしだったでしょうか。 私はまた、スマホ中心ですが時々は書き込むことをしようと思っています。無理せずのんびりん”ネット・リハビリ”です。 どうか気が向いたら読みに来ていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 (^_-)-☆
2019/11/03
久しぶりに投稿テストです
2019/11/03
椅子でサギのポーズ・片脚開脚のポーズ (1)イラスト”右”のポーズは椅子で行なう簡単なサギのポーズ(クラウンチャアーサナ)。 最初は膝裏を両手で抱えまっすぐ持ち上げるところから始めます。 膝は軽く曲がっててもいいです。 無理せず徐々に伸ばすようにしてください。 出来るようでしたら、足首を持つ、つま先を持つ、というふうに 脚を持つ箇所を体から遠い所に移していきます。 (2)イラスト左。 まっすぐ片足を持ち上げてから、 同じ側の手で足の甲を持ち、足を高く持ち上げたまま開脚します。 親指を持ち行なうとウッティタパーダングシュタアサナの開脚版になります。この二つのポーズは、上体を立てて正面を向いて行うよう意識しましょう。
2014/08/19
椅子で弓のポーズ・胎児のポーズ (1)椅子ヨガ、弓のポーズ。 (ダヌラーサナ:イラスト左) 注意!![このポーズは椅子の横に片脚を出しておこなうので、倒れないように 充分注意してください。] 片脚を椅子の横に出し、出した側の手で足首~足の甲を持ち後ろに引きます。 バランスを床についている足とお尻でとれるようにしてください。 反対の手は膝を押して上体を軽く反らせましょう。 (2)椅子ヨガ・胎児のポーズ (ピンダアーサナ:イラスト右) 正式なピンダアーサナは蓮華坐を組み、ふとももと膝裏の間に両腕の肘までを差し込み、 膝を顔に引き付け丸まるヨガポーズです。 それの簡略版を椅子に座りやります。 片脚のふくらはぎの下に両腕を入れ、吐く息で顔の近くに引き付けます。 このポーズは背が丸まってもOKです。 その体勢で深い呼吸を繰り返します。
2014/08/19
顔のヨガをしてみましょう。 顔や喉がすっきりするヨガポーズ・ライオンのポーズです。 いつもは使わない顔の筋肉や舌を動かし刺激を与えることで、顔の表情が豊かになります。 目も鼻先(下方)や眉間(上方)を凝視しますので目の体操もしています。 単なる顔の筋肉の体操だと考えないで、神経や内分泌まで通じる刺激効果がある。 そう考えてライオンのポーズをして下さい。 でも、このポーズをやっているところは、人には見せられないかも!(1) 椅子に腰掛け、リラックスして、姿勢を整えます。 アゴを軽く引き、背すじを伸ばしましょう。 背骨をまっすぐ立てます。 両足をそろえ肩幅に開きます。姿勢を整え、深呼吸~ (2) 両膝を大きく開き重心を安定させ、両手を置きましょう。 あごを引き、喉につけるようにします。 お尻(肛門)も締めましょう。 バンダという、ヨガで体の締めるポイントです。 背すじを伸ばし前に体重をかけます。 (3) その姿勢で、口を大きく開け、 うなり声と共に、舌を出しなが~く伸ばします。 これは普段やらない顔の表情ですね。 顔の皮膚&筋肉がストレッチされます。 両目は、鼻の先を凝視。* (* 上目で眉間を凝視するやり方もある) (4) 舌を口の中にしまい、目を閉じ口も閉じましょう。 手のひらは上向きにしてふとももの上に。 全身の力を抜きポーズの余韻を味わいます。 なにか顔や口、喉にすっきりしたものを感じませんか? 血行が良くなっています。神経が目覚めたような感触です。 普段使わない顔の筋肉の使い方、舌の使い方で、 五感の神経、唾液腺が活性化されるからです。 眼や舌はそのまんま脳に直結しているような感覚器官です。
2014/08/19
椅子で牛の顔のポーズ (1) 準備です。 椅子に腰掛け、肩の力を抜き、姿勢を整えます。 足は腰幅に開き、お尻の右と左の体重の掛かり方が同じになるように座りなおしましょう。 両足の向きを前方に向け、おへそも正面を向けましょう。 アゴを引き、背骨をまっすぐ立てます。 背骨の上に頭を、まっすぐ乗せるような気持で首、頭の傾きを整えます。 両肩を結ぶ左右ラインは、水平でしょうか? 体を整え深呼吸です。 (2) 肩をウォーミングアップしましょう。 肩関節、肩甲骨をほぐしていきます。 ・両肩をゆっくりと前回し、後ろ回し、上げ下げをします。 ・肩を中心に腕も前後にゆっくりと回します。 ・腰の後ろに手のひらを当て、両肩、両肘を後ろに引きます。 (3) ここから、ヨガポーズ・牛の顔のポーズ(ゴムカアーサナ)に入ります。 右膝の上に、左足を掛け、交差します。 軽く乗っけるだけで良いです。 左手を天井に向けまっすぐ上げ、一回背伸びして下さい。 肩の気持良いストレッチです。 肩甲骨も、引っ張り上げる感じです。 その左腕を曲げ、左肩の上から背中に回します。 肘は右へ右へと寄せていきます。 (肩の硬い肩はその手にタオルを持ちたらしましょう。) *上にした足側の、腕も上と覚えます。 (4) 右手は下の方から背中に回します。 肘を曲げ、手の甲を背中につけます。 右の肘を左へ左へ寄せていきます。 手の指4本(親指を除く)曲げ、左右それぞれ カギ状に引っ掛け引き合います。 この”後ろタスキ”が出来ない方は 上の手から垂らしたタオルを下の手で掴みます。 (5) 顔は穏やかに、正面を見ます。 顔の筋肉から力を抜きましょう。 軽くアゴを引きましょう。お尻を引き締めましょう。 背すじをまっすぐ伸ばします。 呼吸を、ゆっくりとゆっくりとしていきましょう。 (6) 左足を床に戻し、 つないだ手を離し、もとの姿勢に戻りましょう。 肩に腕に、手の指先に、暖かいものが流れこむのを 感じます。 しばらく休息してから、反対側のポーズも行ないます。
2014/08/19
椅子で舟のポーズ 椅子で行なう舟のポーズ(ナーヴァアーサナ)。 これは両足をあげV字バランスの姿勢をとるヨガポーズで、腰・腹を鍛え下半身を活性化させるヨガポーズです。 床でおこなうときは、両手も水平に挙げ維持しますが、 椅子で手足を浮かし行なうのは危ないので、 椅子の両サイドを持って体を安定させてください。 (1)簡単な舟のポーズです。(左イラスト) 吐く息で曲げたまま両膝を持ち上げましょう。この姿勢で3~5回深呼吸~。 (2)両足を伸ばしたまま上げ(右イラスト)3~5呼吸、舟のポーズを維持しましょう。
2014/08/19
1 椅子ヨガ(椅子のポーズ:ウトカタアーサナ)) ウトカタアーサナは、その姿勢からチェアポーズと呼ばれているので、椅子ヨガの中の椅子のポーズという、 まぎらわしいことになります。 椅子に坐ってやる場合には、しっかり落とした骨盤と頭部・合掌の手を、天地にひっぱり合うイメージで やってみてください。 両手を斜め前に両手を伸ばした姿勢(右イラスト)から、 じょじょに真上に両手を伸ばし、体を立てていきましょう。2 椅子ヨガ(合掌ねじりのチェアポーズ) ウトカタアーサナから、両手を胸前におろし体を前に倒し、 ねじりながら肘を膝の外にひっかけます。 その肘で膝を押すとともに反対肘を外へ開き、上に向いて胴体を強くねじります。 捻ったウトカタアーサナです。 3 椅子ヨガ(三角ねじりのポーズ・ねじって側面伸ばしのポーズ) 合掌ねじりのポーズから、両手を離し上下に開き”三角ねじり”のポーズ(イラスト右:パリブリッタトリコーナアーサナ)になります。 胸と両腕、腹部を中心から天地に開き、エネルギーを開放する気持ちで行ないましょう。 その三角ねじりのポーズから上の腕を体の延長線上、斜めに伸ばすと、 ねじった側面伸ばしのポーズ(イラスト左:パリブリッタパールシュヴァコーナアーサナ)になります。 腰からわき腹、体側を斜めのラインで充分に伸ばしてください。
2014/08/19
椅子で応用ねじりのポーズ4種類1 椅子で合掌ねじりのポーズ イラスト”左”のポーズは、合掌前屈姿勢で外膝に肘をかけてねじるポーズです。 ウトカタアーサナ(チェアポーズ)の変形ねじり、パリブリッタ・ウトカタアーサナです。 合掌して膝に肘をひっかけるのがキツかったら、肘をももの上に乗せるだけでもいいです。 膝に触れた肘を支点にねじりを深めましょう。顔も同じ方へねじり、上を向いていきます。 左右このねじりのポーズを3呼吸から5呼吸行ないましょう。 2半蓮華のねじりのポーズ イラスト”右”のポーズは、半蓮華のねじりのポーズです。(アルダパドマ・ヴァクラーサアナ) 片足をもう一方の脚のももの付け根に乗せる、 半蓮華(アルダパドマ)の姿勢から 曲げた足と反対の手は膝の外をつかみ、 もう一方の手は背中に回し、できたら半蓮華の足先を持ちます。 互いの手を引く力を利用して吐く息でねじってみましょう。3 椅子で足交差のねじりポーズ 2枚目のイラスト左のポーズは、片足をもう一方の脚の膝に掛けて行なう簡単なねじりのポーズ(アルダマッツェンダラーアサーナ)です。 上になった脚と反対の手で膝を抱え、もう一方の手は背中に回しねじります。 →ねじりを強くしていくには、脇の下に膝がくるぐらい抱えた手を深く抱えてねじる。 →脇の後ろが、膝を超えて外へひっかけてねじる。と進めていきます。 4後ろ合掌ねじりのポーズ イラスト右のポーズは、後ろ合掌ねじりのポーズです。 背骨のねじりに加え、肩の部分(肩甲骨、鎖骨)のねじりも強まるヨガポーズになります。
2014/08/19
椅子でねじりのポーズ (1) 椅子に腰掛け、リラックスして、姿勢を整えます。 背すじを伸ばしましょう。 両足をそろえ肩幅に開きます。 おへそは正面を向いていますか? 背骨をまっすぐ立てます。 背骨の上に頭をまっすぐ乗せます。 両肩、左右のラインは水平でしょうか? 首はまっすぐでしょうか? あごを引き首を上へ軽く、引き伸ばしましょう。 姿勢が整ったところで、腰骨から背骨、脳まで体内を見ていきます。 下から上まで軸を確認します。 (2) 左へ上体をねじります。 右手を左ひざの外へ出し、手のひらをつけます。 右肘を曲げ、膝を引き付けるようにして、 腰から上の体を左へねじります。 息をゆっくり吐きながら、ねじります。 両足は正面を維持したままです。 おへそが段々左に向いていきます。 胸を左へねじります。首、顔を左へねじります。 (3) 背骨を意識してください。 背骨は傾かないようにしてください。 左右の肩の高さは一定、同じ高さになります。 まっすぐなまま、背骨をねじります。 左手は背中にまわし、手の甲をあてます。 ねじりが深く出来る方は、右ふとももを背中越しに触れましょう。 ふとももに引っ掛けた指を支点に、ねじりを深く出来ます。 (4) 息を吐きながら、さらに腰から上を捻っていきます。 腰、おなか、胸、首、顔と下から”らせん状”に捻りあげるイメージを使います。 背骨に左回りの力の矢印が、巻きついている感覚です。 顔、頭まで意識したら、視線を左後ろに向けます。 *視線が体を引っ張ってくれるような感じです。 さらにねじりが深まります。 (5) 息を静かに整え、左へねじった背骨を意識、背骨の一本一本に意識を通します。 頭のてっぺんまで、体内観察をします。 ねじりのポーズに沿って体のエネルギーをらせん状に上昇させる感じをもちます。 ヨガポーズ・ねじりのポーズの完成です。 (6) 両手を離し、ぱっと体の力を抜き捻る力を解きます。 息を吸い体を正面に戻します。 (7) 右のねじりのポーズも、同様に行なってください。 左右のねじりを終えたら、手のひらを上向きにして太ももの上に置き、ゆったり呼吸でくつろぎます。 ねじりを解いた感じを味わいましょう。 背骨の中、背中の筋肉の暖かいもの!感じて下さい。 この左右のヨガポーズ、ねじりのポーズを、自分のペースで、2~3回繰り返してください。 !気持ちよい範囲、爽快な範囲!が、ひとりでヨガポーズを行なう時の、自己判断基準です。 以上、簡単やさしいヨガ・椅子に座ってねじりのポーズの イラスト解説でした。
2014/08/19
椅子で三日月のポーズ (1) 椅子に腰掛けたまま、リラックス。 呼吸を整え、姿勢を整えます。 お尻の左右の体重の掛かり方が、 同じになるように、座りなおしてみましょう。 両足は肩幅に開き、足先は正面に向けます おへそが正面を向くようにします。 肩の力を抜き、腰の重心を意識して下さい。 ヨガポーズ中に、ぐらつかないようにしましょう。 腰が安定したら、背骨をまっすぐ立てていきます。 背骨の上に頭をまっすぐ乗せます。 首は傾いていませんか? 両肩を結ぶ左右のラインは水平でしょうか? (2) 姿勢が整ったところで、胸前で合掌します。 左右の肘の高さもそろえます。 手を合わせてゆったり深呼吸! 深呼吸をしながら、ヨガのリズムにもっていきましょう。 体の力を抜いてリラックス。 ゆっくり、息を吐き出します。「体の中の要らないものが出て行きまーす。」 ゆっくり、息を吸います。「体に必要な、酸素、パワーをいただきます。」 もう一回息を吐き出します。「空気にありがとう♪いいものいただきました。」 ゆっくり、息を吸います。「ヨガポーズを始めるエネルギーが入ってきます。」 (3) 息を吐き、そして吸いながらゆっくりと、合掌した手を頭上へと上げていきます。 両上腕で耳を挟むようにしましょう。 あごを引き、背すじを上に引き上げます。 上に腕を上げた分、体重を腰で受けとめるようにイメージして下さい。 そうしてヨガポーズのバランスを取ります。 *上の動作は、下を意識のコツです。* さらにもう一回、深く息を吸いながら背伸びをしましょう。 体の側面も、気持ちよく伸ばされています。 (4) 息を吐きながら、上体を左に倒します。左側屈です。 左脇腹を縮め、右脇腹が伸びます。 普段の生活で伸ばさない(動かさない)角度ですね。 動かさない部分に刺激を与えています。 動かさないところ、そこに脂肪がつきがちです。 体の重さを感じ、さらに側屈を深くします。 左肩の重さを感じます。左肩がリラックス。 頭の重さを感じます。首がリラックス。 重さを感じるということは、 筋肉の無駄な力を抜いていくことです。 重さが体を左へと沈めていきます。 側屈が深くなります。 (5) 左へ曲がった背骨を意識、背骨の一本一本に 意識を通すように、頭の中までインナートリップをします。 息を静かに整えます。 吐く息を繰り返すたび力が抜けていきます。ヨガポーズ・三日月のポーズの完成です。 (6) 一度まっすぐ体を戻し、合掌した手を胸前に、 また息をゆっくりと吸いながら合掌の手を頭上にもっていき背伸び。 こんどは右に側屈しましょう。息を吐きながら側屈です。 (7) 左右の三日月のポーズを終えたら、膝に手をおき休みましょう。 余裕があるようでしたら、ご自分のペースで2~3回ポーズを繰り返してください 気持ちよい範囲が、ヨガポーズを行なう自己判断基準です。 以上、簡単やさしいヨガ・椅子に座って三日月のポーズ(チャンドラーアサナ)の イラスト解説でした。
2014/08/19
椅子で魚のポーズ (1)魚のポーズは後ろに肘を引いたり、頭を後ろに反らせたりしますので、 椅子に浅く腰掛けてください。 もし後ろの壁に頭頂を押し付けられる環境であれば、ポーズを取ったとき壁に頭が触れるように椅子と壁の距離を調整してください。 (2) 予備動作です。息を大きく吐きながら、 背を丸め、両腕はまっすぐ前に伸ばし内ねじり。 背中側をゆったりストレッチ。 肩甲骨の間を左右に大きく離します。 頭の力を抜き前に垂らします。首の後ろが気持良く伸ばされます。 背骨背面が伸びていきます。 (3) 息を吸いながら、こんどは背を反らせていきます。 手は軽く握り、手のひらが上を向くように腕を外旋しながら、 肘を曲げ、ゆっくり腋下に引き付けます。 両肩もちょっと後ろへ引きましょう。 後ろに引いた両肘を背中側で近づけます。 胸を広げます。 心の中も広がるイメージで・・・・ 顔は上に向けます。体前面が、気持良く広がり伸ばされました。 お腹が伸び、胸が伸び、のどが伸びています。 そのまま楽な呼吸で、ポーズを維持。しばらく、体の感覚を味わいます。 (4) ヨガポーズを解きもとへもどりましょう。 背をまっすぐにしリラックス。 両手は手のひら上にしてももの上、目をつぶり魚のポーズの余韻を楽しみます。 (別タイプの魚のポーズ)最後のイラストは、壁に頭頂をつける場合の魚のポーズです。 頭をぶつけないように気をつけて行なって下さい。 あえて手の置き方をお尻の下に入れるタイプの魚のポーズにしています。 この場合肩を後ろに回し背中に寄せ、肘同士も近寄せ胸を開いてください。
2014/08/19
椅子でヨガポーズ、三角のポーズ解説 (1)準備 呼吸を整え、姿勢を整えます。 お尻の左右の体重の掛かり方が同じになるように、座りなおしてみましょう。 両足は肩幅に開き、足先は正面に向けます へそも正面を向くようにします。 肩の力を抜き、腰を落ち着けて、 背骨をまっすぐ立てその上に頭を乗せます。 首は傾いていませんか? 両肩のラインは水平に。 姿勢が整ったところで、ゆったり深呼吸・・ (2)膝を開きます。 三角のポーズで体を倒す方の膝を開きイスの横へ出します。 右膝も正面から少しだけ右へ開きます。 (3)両手を肩の高さで真横に広げ、膝を開いたほうへスライドしましょう。 遠くへ手を伸ばすイメージです。 左右の肩の高さがこの時点では水平になるようにします。 わき腹も左右おなじように伸ばしたままスライドです。 最初の胴体を四角形(左右の肩と左右の股関節の四点を結ぶ)とすると、 ここで平行四辺形に変形します。 アゴは軽く引いて首を長く保ちます。 (3)膝を開いた方へ両脇腹が縮まないように体を倒します。 下の手は開いた膝の後ろへ下ろしていき、 上の手は天井に伸ばすようにし、顔をそちらへ向け目で追いかけます。 (4)背骨が側湾しない程度に胴体を倒します。 天地に両手を伸ばし、 胴体も横から見たら一枚の板のように薄くします。 特に胸が下を向いて縮まないように開いていきましょう。 (5)頭上に上げた手を頂点とし 左右の足を底辺とする三角形が出来あがりです。 ゆったり呼吸を繰り返しヨガポーズをしばらく維持しましょう。 (6)ポーズを解きます。 ゆっくり上体をまっすぐ立て、両手をおろし正面に足をそろえた姿勢にもどります。 *同じ手順で反対側のポーズもおこなってください。 両側側を終えたらポーズの余韻を味わい休憩しましょう。 以上・簡単やさしいヨガ・椅子に座って三角形のポーズ(トリコーナアサナ)の イラスト解説でした。
2014/08/19
体の名前(上肢・ 腕・手) |腕(うで・かいな) |肘・肱・臂・(ひじ) |手・掌(て・てのひら・たなごごろ) |指(ゆび・および) |爪(つめ) ●その他、腕の各部分の呼び方説明 手首・手頸(てくび )=腕とてのひらがつながる部分。(*2) 手腓(たこむら)=腕の内側の肉のふくれた所。たくふら。(*2) 腕(ただむき)=肘(ヒジ)から手首までの間。うで。(*2) 二の腕(にのうで)=肩から肘(ヒジ)までの間の部分。上膊(ジヨウハク)部。(*2) 一の腕(いちのうで)=肩から肘(ヒジ)までの腕。(*2) 手の甲(てのこう)=手首から指のつけ根までの,握った時に外側になる面。(*2) 手筋(てすじ)=てのひらにある筋。(*2) 体の名前(脚・下肢) |爪先(つまさき) |足・脚(あし) |腿・股(もも・また) |膝(ひざ・ひかがみ) |脛(すね・はぎ) |踝(くるぶし) |踵(かかと・きびす) ●その他、下肢の各部分の呼び方説明(*2) 蹠(せき)=足の裏 和名 阿奈宇良(あなうら)(*3) 足背(そくはい)=足の甲。(*2) 足紋(そくもん)=足の裏の細かな線状の紋理。(*2) 脹ら脛(ふくらはぎ)=足の脛(スネ)の後方のふくらんだ部分。こむら。ふくらっぱぎ。(*2) 足の”ゆび”は趾(ゆび)と書く。作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。腕・うで・かいな(英語:arm) 1 腕の読み 音:ワン 訓:うで・かいな 2 腕の意味 (*1) 古くは、肘から手首までを「うで」と言い、 肩から肘までを「かいな」と言った。 (*2) 肩から手首までの部分。古くは,ひじから手首までの部分。 「―を組む」 3 腕の和名 (*3)太太無岐(たたむき)、宇天(うて) 加以奈(かいな)肘・肱・臂・ひじ(英語:elbow) 1 肘・肱・臂の読み 音:チュウ(肘)・コウ(肱)・ヒ(臂) 訓:ひじ 2 肘・肱・臂の意味 (*1) 肱はもと「二の腕」、肩から肘までの部分。 また肘関節の後ろ。 臂はもと「一の腕」肘から手首までの部分。 (*2) 上腕と前腕とをつなぐ関節。 また,その折り曲げたときの外側の部分。「―をつく」 3 肘・肱・臂の和名 (*3)比知(ひち)、比知之里(ひちしり)手・掌・て(英語:hand、arm (腕)) 1 手・掌の読み 音:シュ(手)、ショウ(掌) 訓:て・た(手)、たなごごろ・てのひら(掌) 2 手の意味 (*1) 人の上肢 。肩の関節から指先まで。腕。 また手首から指先まで。 (*2) 人体の肩から先の部分。 手首・てのひら・指先などをさすこともある。また,動物の前足をいうこともある。 掌の意味 (*2) た-な-ごころ 【掌】〔手の心の意〕てのひら。 て-の-ひら 【掌・手のひら】手首から先の, 握った時に内側になる面。 3 手の和名 天(て) 掌の和名 (*3)太奈古古呂(たなこころ)、太奈曾古(たなそこ)指・ゆび(英語:finger) 1 指の読み 音:シ 訓:ゆび 2 指の意味 (*2) 脊椎動物の四肢の端に数本に分かれた部分。 ヒトでは手足の先にそれぞれ五本ずつある。古くは「および」。 足の”ゆび”は趾(ゆび)と区別して表す。 3 指の和名 (*3)由比(ゆひ) (*3)手の指の別名 親指→巨指・大指 人差し指→食指 中指→将指 薬指→無名指・紅粉付指(べにつけゆび) 小指→李指爪・つめ(英語:nail) 1 爪の読み 音:ソウ 訓:つめ・つま 2 爪の意味 (*1) 「つめ」はもと「つま(端)」の意と関係あるという。 (*2) ヒトの手足の指先や爬虫類以上の脊椎動物の指趾の先端をおおう板状の角質の部分。 ヒトの平爪,イヌ・ネコの鉤爪(カギヅメ),ウシ・ウマの蹄(ヒヅメ)など。 「―を切る」「―でひっかく」 3 爪の和名 (*3)豆女(つめ)爪先・つまさき(英語:toe) 1 爪先の読み 訓:つまさき 2 爪先の意味 (*1) 爪の先端。または足や履物の先端の部分。足・脚・あし(英語:foot(足)、leg(脚)) 1 足・脚の読み 音:ソク(足)、キャク(脚) 訓:あし(足・脚) 2 足・脚の意味 (*1) 「足」は広い意味では胴体から分かれたところから下全体、 狭い意味では足首から先を言う。 「脚」は。あしの付け根から足首までをいうのがふつうであるが、 動物のあし、器物の下部にあって支えとなるものを指すこともある。 「脚のうち膝から上の太い部分を「腿(もも)」、 そこから下のまっすぐ伸びている部分を「脛(すね)」という。 あしうら【足裏・蹠(せき)】足の裏。 (*2) 動物の胴に付属していて,歩行や体を支えるのに用いる部分。 特に足首から先の部分をさすこともある。 「―を組んで椅子に座る」「―に合わない靴」 〔哺乳動物には「肢」,昆虫には「脚」を多く用い, ヒトの場合は足首からつま先までを「足」,足首から骨盤までを「脚」と書き分けることもある〕 3 足の和名 (*3)阿之(あし)腿・股・もも・また(英語:groin(また)、thigh (もも)) 1 腿・股の読み 音:タイ(腿)、コ・ク(股) 訓:また・もも 2 腿・股の意味 (*1) 〔また〕両足の付け根の部分。またぐら。 また、「もも」の内側。 例 内股・股間 〔もも〕足の付け根から膝頭までの部分。大腿。 例 太股・股引 (*2) また【股・叉・胯】 胴から足の分かれる所。 両足のつけ根の部分。またぐら。「―を広げて座る」 (*2) もも 【股・腿】 足のひざより上部の腰に連なる部分。大腿(ダイタイ)。 3 腿・股の和名 (*3)毛毛(もも)、俗に末太久良(またくら)膝・ひざ・膕・ひかがみ(英語:knee(膝)) 1 膝の読み 音:シツ 訓:ひざ 2 膝の意味 (*2) (1)脚の,ももとすねをつなぐ関節の前面。ひざがしら。膝車。 (2)ひざがしらの上の,ももの前面部。 「子供を―の上にのせる」「―枕」 ひかがみの意味 (*2) ひかがみ【膕・引屈】 〔「ひきかがみ」の転〕 膝の後ろのくぼんでいる所。 うつあし。よぼろ。ひっかがみ。 3 膝の和名 (*3)比佐(ひさ) 膝蓋骨 (*3)比佐乃加波良(ひさのかはら) ひかがみの和名 (*3)与保呂(よほろ) 脛・すね・はぎ(英語:leg、shin) 1 脛の読み 音:ケイ・ギョウ 訓:すね・はぎ 2 脛の意味 (*1) 「はぎ」は「すね」の古い言い方。 (*2) すね【臑・脛】 足の膝(ヒザ)からくるぶしまでの部分。 特に,その前面をいう。はぎ。 弁慶の泣き所〔弁慶ほどの豪の者でも蹴(ケ)られると痛がって泣く急所の意〕 むこうずねのこと。転じて,ただ一つの弱点。 3 脛の和名 (*3)波岐(はき)踝・くるぶし(英語:ankle) 1 踝の読み 音:カ・エン 訓:くるぶし 2 踝の意味 (*2) 足首の所で左右に骨が盛り上がっている部分。 くろぶし。つぶぶし。 3 踝の和名 (*3)豆布不岐(つふふき)、豆布不之(つふふし) 久留不之(くるふし)踵・かかと・きびす(英語:heel) 1 踵の読み 音:ショウ・シュウ 訓:かかと・かがと・くびす・きびす 2 踵の意味 (*1) 足の裏の後部。足首下のあたり。 (*2) 足の裏の後ろの部分。 中心体は踵骨(シヨウコツ)。この部位の皮膚は全身中で最も厚く固い。 きびす。 3 踵の和名 (*3)久比須(くひす)、俗に木比寸(きひす)という。
2014/08/19
体の名前(胴体) |胴 (どう) |肩(かた) |脇・腋(わき) |胸(むね) |腹・肚(はら) |臍(へそ) |背・脊(せ) |腰(こし) |尻・臀(しり) (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。胴 ・どう(英語:body[trunk])作成資料について。 1 胴の読み 音:ドウ 訓:(訓読みは無い) 2 意味 (*1) 頭や手足を除いた体の中心をなす部分。胴体。 (*2)(1)動物の頭・手足・尾を除いた,体の中心をなす部分。胴体。 (2)特に,腹部のあたり。「―まわり」「―抜き」肩・かた(英語:shoulder) 1 肩の読み 音:ケン 訓:かた 2 肩の意味 (*1) 首の下の両側で、人では腕の付け根までの部分。 (*2) (1)首の付け根から腕の付け根に至るまでの胴体の上側の部分。 「―に担ぐ」「―が張る」「―を寄せ合う」 (2)動物の前肢・翼などが胴体に接続する部分の上側。 3 肩の和名 加太(かた) 肩の端の骨を加太保禰(かたほね)という。 呂(=背骨、形から)の上の角を肩解という。 肩解の下の片をなす骨を肩胛(和名:加伊加禰骨・かいかねほね)という。脇・腋・わき(英語:armpit・腋の下) 1 脇・腋の読み 音:キョウ(脇)・エキ(腋) 訓:わき 2 脇・腋の意味 (*1) 「わき」は動詞「分く」(分けるの古い形)の連用形「分き」の名詞化したもの。 本来の用法では「脇」は横腹、「腋」はわきの下を意味する。 (*2) (1)胸の左右の側面の,腕が体から分かれ出るあたり。 脇の下。「―に体温計をはさむ」 (2)衣服の袖から下の側面部分。「―のほころびをつくろう」 3 脇・腋の和名 和岐(わき)胸・むね(英語:breast、chest) 1 胸の読み 音:ムネ・ムナ 訓:きょう 2 胸の意味 (*1) 語源は「む(身)+ね(根)とする説があり、 また「宗」や「棟」と同源とも言われる。 (*2) (1)体の前面で,首と腹との間の部分。 哺乳類では胴部の頭に続く部分で,肋骨に囲まれ,前肢があり,他方は腹部に続く。 内部も胸腔は横隔膜により腹腔と仕切られ,呼吸器や循環器がおさまっている。「―を張る」 (2)(女性の)乳房。「―を隠す」「―が小さい」 (3)心臓。「―がどきどきする」「―がときめく」 (4)肺。「―を病む」 (5)胃。「―が焼ける」 (6)心。また,心の中。 「―のうちを語る」「―に思い描く」「採否は彼の―ひとつだ」 3 胸の和名 (*3)無禰(むね) 胸骨の和名 (*3)無奈保禰(むなほね) 肋骨の和名 (*3)太須介乃保禰(たすけのほね)・阿婆良保禰(あばらほね)腹・肚・はら(英語:belly・abdomen、bowels (腸)、stomach (胃)) 1 腹の読み 音:フク 訓:はら 2 腹の意味 (*1) 母の胎内というときは「胎」、心のうちや度量の場合は「肚」 はらわたという場合は「腸」の字を当てる。 (*2) (ア)動物の体で,胴の下半部。 哺乳類では胸腔(キヨウコウ)と骨盤の間にあって,胃や腸などの内臓を収めるところ。 背の反対側となる体の表面をもいう。おなか。 「―が痛い」「―をさする」(イ)消化器,ことに胃腸。 「―がすく」「―が減る」「―をこわす」 (ウ)母の胎内。 また,その母の胎内から生まれたこと。「一の御子は右大臣の女御の御―にて/源氏(桐壺)」 (*2)〔腹の中に考えや心の動きが収まっていると考えたことから〕 (ア)(「肚」とも書く)表にあらわさず,心に考えていること。意中。心底。心中。 「―のきれいな人」「課長は私を転勤させる―らしい」「そのことは―にしまっておけ」 (イ)気持ち。感情。意趣。「どうにも―が収まらない」(ウ)(「肚」とも書く)気力。 3 腹の和名 (*3)波良(はら) 「腹は五臓を容れつつむものである。臍の上下を腹という。 臍の下が少腹である。」 少腹の和名 (*3)保加美(ほかみ)臍・へそ(英語:navel) 1 臍の読み 音:セイ・ザイ・サイ 訓:へそ・ほぞ 2 臍の意味 (*1) 古くは「ほそ」、それから「へそ」と「ほぞ」が生まれた。 (*2) 腹部の中央にある,臍の緒のとれたあと。 大人は普通,穴のようにへこんでいる。ほぞ。臍窩(サイカ) 3 臍の和名 (*3)保曾(ほそ)、倍曾(へそ)背・脊・せ(英語:back、spine) 1 背の読み 音:ハイ 訓:せ・せい 2 背の意味 (*1) 「脊(せき)」は背骨を指すが、「せ」と読ませて 背中の骨と肉を合わせて言うこともある。 (*2) 動物の胴体の,背骨のある側で,胸や腹と反対の面。せなか。 「壁に―をもたせかける」「馬の―」 3 背の和名 (*3)世奈加(せなか) 脊 俗に世須知(せすち)という。 腰・こし(英語:waist) 1 腰の読み 音:ヨウ 訓:こし 2 腰の意味 (*1) 「腰」の旁の要は、腰が体を支える重要な部分であることを示している。 (*2) 人体で,脊柱(セキチユウ)の下部から骨盤のあたり。 体の後ろ側で胴のくびれているあたりから,一番張っているあたりまでを漠然とさす。 上体を曲げたり回したりするときの軸になり, 体を動かしたり姿勢を保ったりするときに重要なところ。 人間以外の動物にもこれをあてて言うことがある。「―を下ろす」 3 腰の和名 古之(こし)、 骨盤の和名 (*3)古之保禰(こしほね)尻・臀・しり(英語:the hips;the buttocks) 1 尻・臀の読み 音:コウ(尻)・臀(デン・トン・ドン) 訓:しり・けつ 2 尻・臀の意味 (*1) 「しり」は後(しり)の意から。 「臀(でん)」は「臀部」ぐらいにしか使われない。 古語では「いしき(居敷)」「おいど(御居処)」と言われた。 「けつ」は「尻」の意の俗語。「穴(けつ)」からの連想か。 (*2) 四足動物の胴の後肢の付け根の後方, 肛門のあるあたりで,肉が豊かについているところ。 臀部(デンブ)。けつ。おいど。いしき。 3 (*3)尻の和名 之利(しり) 臀の和名 (*3)伊佐良比(いさらひ)●その他、胴体部の各部分の呼び方説明 胸(むね)=体の前面で,首と腹との間の部分。(*2) 乳(ちち)=ちぶさ。にゅうぼう・母乳 乳頭(にゅうとう=乳房の中心の突出部で,乳腺の開口部があるところ。乳嘴(ニユウシ)。ちくび。(*2) 乳房(ちぶさ)=外分泌腺の一。哺乳類の胸・腹部の左右に対をなしてある。(*2) 雌では乳腺や皮下組織が発達して隆起し,哺乳期には乳汁を分泌する。おっぱい。にゅうぼう。(*2) 鳩尾(みぞおち=〔「みずおち」の転〕胸骨の下,胸の中央にあるくぼんだ所。心窩(シンカ)。(*2) 小腹(こばら)腹。また,腹に関するちょっとしたことにいう。「―がすく」(*2) 下腹部(かふくぶ)=腹の下の部分。したはら。陰部。 鼠蹊部(そけいぶ)=下腹部のうち足に接する部分。恥骨部の両側にある三角形状の部分をいう。下方の境はももの付け根である。(*2) 脇腹(わきばら)=腹の横側。横腹。(*2) 腋下(えきか)=わきのした。わき。(*2) 腋窩(えきか)=わきの下のへこんだところ。えきわ。(*2) 鎖骨(さこつ)=胸骨と肩甲骨とをつなぐ左右一対の骨。ゆるく S 字状に曲がる。(*2) 肩甲骨・肩胛骨(けんこうこつ)=上背部に左右一対ある逆三角形の扁平な板状の骨。上肢と体幹を連結する要(カナメ)で,上肢の運動を補強する。かいがら骨。肩骨。(*2)
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体の名前(頭部・顔・首、その2) |口(くち)口角(こうかく) |唇(くちびる) |歯(は) |舌(した・べろ) |顎(あご・あぎと) |喉・咽(のど) |首・頸・頚(くび) |項(うなじ)盆の窪(ぼんのくぼ) 作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。口・くち(英語:mouth) 口角(こうかく) 1 口の読み 音:コウ・ク 訓:くち 2 口の意味 (*1) 人や動物の下部にあって、飲食物を取り入れ、 声を出す器官。呼吸にも関与する。 (*2)動物が飲食物をとり入れる器官。高等動物では頭部の下方にあって, 唇・歯・舌があり,下あごによって開閉する。 音声や鳴き声を発する器官ともなり,鳥類では嘴(クチバシ)となる。「―でくわえる」 3 口の和名 (*3)久知(くち) 4 その他口の各部 (*2)口角 読み:こうかく 意味:唇の両脇の部分。 (*2)口脇 読み:くちわき 意味:口の両わき。口のはた。 (*2)口尻 読み:くちじり 意味:唇の両端。 (*2)口吻 読み:こうふん 意味:くちさき。くちもと。 (*2)口蓋 読み:こうがい 意味:口腔の上壁。前方の大部分は内部に上顎骨と口蓋骨があり硬く(硬口蓋), 後方の約三分の一は筋肉を含んで軟らかい(軟口蓋)。 唇・くちびる(英語:lip、上(下)唇 the upper (lower) lip) 1 唇の読み 音:シン 訓:くちびる 2 唇の意味 (*1) 「くちびる」は「口縁(くちべり)」(口の縁”ふち”)の意。 現在では「唇」が常用漢字に入っていて、一般に用いられるるが、 もとは「脣」の俗字である。 (*2) 上代は「くちひる」か〕 (1)口のふちの,薄い皮でおおわれた柔らかく感覚の鋭い部分。 飲食や言語を発するときに重要な役目をはたす。 3 唇の和名 (*3)久知比留(くちひる) 吻(フン:くちわき、口唇の辺)の和名 久知佐岐良(くちさきら) 唇の上、鼻の下の溝を人中(じんちゅう)という。歯・は(英語:tooth) 1 歯の読み 音:シ 訓:は 2 歯の意味 (*1) 語源的には「刃」と同源と思われる。 (*2) 鳥類を除く脊椎動物の口の中に上下二列に並んで生えている, 骨のように堅く,白い突起物。食物をかみつぶしたり,敵を攻撃したりするのに用いる。 人間では発音に重要な役割を果たす。歯茎を境に歯冠と歯根に分かれ, その構成主体である象牙質を歯冠部ではエナメル質が,歯根部ではセメント質がおおっている。 象牙質に囲まれた内部の空洞は歯髄が満たし,いわゆる歯の神経といわれる。 人間の場合,初め上下各一〇本の乳歯が生え,のち永久歯に変わる。 永久歯は普通,上下各一六本。「―が生えかわる」「―をみがく」 3 歯の和名 (*3)波(は)舌・した・べろ(英語:tongue) 1 舌の読み 音:ゼツ 訓:した 2 舌の意味 (*1) 俗語では「べろ」という。これは擬態語に発するものか。 (*2) 脊椎動物の口腔底にあって粘膜におおわれた骨格筋性の器官。 魚類は筋肉を欠き粘膜状,一般の動物では筋肉・腺をそなえ,可動性。 ヒトでは唾液腺が開口し,味覚・触覚をつかさどるほか, 咀嚼(ソシヤク)嚥下(エンゲ)を助け,発声器の一部でもある。べろ。 3 舌の和名 (*3)之多(した)顎・あご・あぎと(英語:jaw、chin) 1 顎の読み 音:ガク 訓:あご・あぎと 2 顎の意味 (*2)(1)人や動物の口の上下にある器官。上顎(ジヨウガク)骨と下顎(カガク)骨から成り, 後者が側頭骨と関節をつくることによって,物をかむことができ, また言葉を発するのに役立つ。あぎ。あぎと。 (2)したあご。おとがい。「―をなでる」「―がはずれる」 3 顎の和名(*3) 阿岐(あき)、阿吾(あこ) 4 鰓(えら)=人の下あごの両端。魚の鰓に見立てていう。(*2)喉・咽・のど(英語:throat) 1 喉・咽の読み 音:コウ(喉)、イン・エツ・エチ・エン(咽) 訓:のど 2 喉・咽の意味 (*1) 「のど」は「飲み門(のみと)」の意。 (*2)〔「のんど」の転〕 (1)口の奥の食道・気管に通ずるところ。咽喉。 (2)首の前面。のどくび。「―を締める」 3 (*3) 喉・咽の和名 乃無止(のんと)首・頸・頚・くび(英語:neck) 1 首・頸・頚の読み 音:シュ(首)・ケイ(頸・頚) 訓:くび 2 首・頸の意味 (*1)「首」は狭い意の「くび」だけでなく、それより上の部分全体(頭)を意味することがある。 「頚」は「くび」の部分、特にその前部を指すことが多い。 (*2) 頭と胴とをつなぐ,やや細くなっている部分。頸部。 3 首・頸・頚の和名 (*3)久比(くひ) 4 その他 首の各部 頚部(けいぶ)・首、頸(くび)=頭と胴をつなぐ部分。(*2) 首筋(くびすじ)=首の後ろ側。 首根(くびね)=首の根元、肩寄りの部分。(*2)項・うなじ(英語:nape (首筋)) 1 項の読み 音:コウ 訓:うなじ 2 項の意味 (*2) 首の後ろの部分。えりくび。「―を垂れる」 3 項の和名 (*3)宇奈之(うなし) 盆の窪(ぼんのくぼ) (*2) 後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ所。
2014/08/19
体の名前(頭部・顔・首、その1) |頭(あたま) |額(ひたい)・こめかみ |髪(かみ) |旋毛(つむじ) |脳(のう・なずき) |額(ひたい) |顔・かお |面・おもて・つら |睫毛(まつげ) |眉(まゆ) |髭・鬚・髯(ひげ) |頬(ほお) |目・眼(め・まなこ) |瞳・眸・睛(ひとみ) |瞼(まぶた) |鼻(はな) |耳(みみ) 作成資料について。 (*1)に続く文は、東京堂出版 「からだことば辞典」東郷吉男編 を参照・引用した文。 (*2)に続く文は、三省堂 「大辞林」 ならび「デイリーコンサイス和英辞典」 を参照、引用した文。 (*3)に続く文は、平凡社 東洋文庫456「和漢三才図会〈3〉」 を参照、引用したもの。 漢字の読みに関しては、(*1)と学研 「漢字源」藤堂明保・松本昭・竹田晃編 を参照しています。頭(英語:head) 1 頭の読み 音読み:トウ(ドウ)・ズ(ヅ) 訓読み:あたま・かしら・こうべ・つむり 2 頭の意味 (*1) 人や動物の首から上の部分。特に顔を除いて内部に脳を有する部分。 (*2) (ア)人や動物の首から上の部分。脳や顔のある部分。かしら。こうべ。 「―のてっぺんから爪先まで」「―をふる」 (イ)顔より上の部分。脳天。「―が割れるように痛い」 (ウ)顋門(ヒヨメキ)の古名。[和名抄] (エ)頭の毛。頭髪。また,髪の形。「―を刈る」「妙な―をしている」 3 頭の和名 (*3)加宇倍(こうべ)加之良(かしら) 「頭の骨を髑髏〔和名は比止加之良(ひとかしら)〕という。 頭の中の髄を脳〔和名は奈豆岐(なつき)〕という。」 頭頂(とうちょう)=頭のてっぺん。頭頂骨の範囲。(*2) 前頭部(ぜんとうぶ)=頭の前の部分。 側頭部(そくとうぶ)=頭の側面。 後頭部(こうとうぶ)=頭の後ろの部分。髪・かみ(英語:hair) 1 髪の読み 音:ハツ 訓:かみ 2 髪の意味 (*1) 人の頭部に生えている毛。頭髪。 (*2) 頭に生えている毛。髪の毛。「―をとかす」 3 髪の和名 (*3)加美(かみ)旋毛・つむじ(英語:the whirl of hair on the head.) 1 旋毛の読み 音:センモウ 訓:つむじ 2 旋毛の意味 (*1) 頭頂部にあって髪の毛が集まって渦巻き状に生えているところ。 (*2) 渦巻状に生えている毛。つむじ。 3 旋毛の和名 (*3)俗に豆之(つし)という。思うに旋毛は頭髪のなかにあって旋回しているもので、 ちまたの”つじ”のようなものである。(注:”ちまた”と”つじ”はPCに無い旧漢字)脳・のう・なずき(英語:brain) 1 脳の読み 音:ノウ 訓:なずき 2 脳の意味 (*1) 頭部の中央にあって、頭蓋骨に囲まれ、神経細胞が集中している部分。脳味噌。 (*2) 中枢神経系の主要な部分を占め,多数の神経細胞が集合し, 全身の神経を支配している部分。脊椎動物では発生学的には脊髄の前方が発達して, 大脳・間脳・小脳・中脳・橋・延髄に分化している。原索動物の一部は脊椎動物に似た脳をもつが, より原始的。他の無脊椎動物では頭部神経節をいう。脳髄。 なずき ナヅキ 【脳・髄】 (1)脳・脳髄・脳蓋などの古称。「独鈷(トツコ)をもて―をつきくだき/平家 8」 (2)(転じて)頭。「百二十日の当たりは近年珍しいと,都人も―を下げぬ/浮世草子・新色五巻書」 3 脳の和名 (*3)頭の中の髄を脳〔和名は奈豆岐(なつき)〕という。額・ひたい(英語:forehead) 1 額の読み 音:ガク 訓:ひたい・ぬか 2 額の意味 (*1) ぬかは雅語。俗に「おでこ」という。 顔の上部の、髪の生え際から眉のあたりまで。 (*2) ひたい ヒタヒ 【額】 顔の上部。髪の生え際から眉(マユ)のあたりまでの間。おでこ。ぬか。 3 額の和名 (*3)比太比(ひたひ) 4 こめかみ=食べ物(米)を噛むと動く所から。目尻と耳の上の間にある,物をかむと動く部分。(*2)顔・かお(英語:face) 1 顔の読み 音:ガン 訓:かお・かんばせ 2 顔の意味 (*1) 「かんばせ」は「かほばせ」の転。 「つら(面)」などに対して、本来雅語的なニュアンスで用いられた。 人や動物の首から上で、目・鼻・口などがある前の部分。 (*2) 頭部の前面。目・鼻・口などがある部分。「―を洗う」「―を見合わせる」 3 顔の和名 (*3)加保(かほ) 面・おもて・つら(英語:face) 1 面の読み 音:メン 訓:おもて・おも・つら 2 面の意味 (*1) 「おもて」は「表」と同語源。 「つら」は主として男性が用いる俗語的なことばで、やや乱暴な響きがある。 (*2) おもて 【面】 (1)かお。顔面。「―を伏せる」 (2)ものの表面。「湖の―」 (3)能などの面。仮面。 (4)面目。体面。「いづくを―にてか,又も見え奉らむ/源氏(賢木)」 つら [2] 【面・頬】顔。おもて。「顔」よりもぞんざいな言い方。 「そんなことをいうやつの―が見たい」「おめおめとどの―下げて」「泣きっ―」「ふくれ―」 3 面の和名 (*3)於毛天(おもて)睫毛・まつげ(英語:eyelashes) 1 睫毛の読み 音:ショウ=睫 訓:まつげ 2 睫毛の意味 (*1) 瞼(まぶた)の上に生えている毛。 異物が目に入るのを防ぐ働きをする。 (*2)〔「つ」は「の」の意の上代の格助詞。「目(マ)の毛」の意〕 上下のまぶたのふちに生えている毛。眼球の保護をする。「つけ―」「―の長い娘」 3 睫毛の和名 (*3)末豆介(まつけ)眉・まゆ(英語:eyebrow) 1 眉の読み 音:ビ・ミ 訓:まゆ 2 眉の意味 (*1) 古くは「まよ」といい「目上(まうえ)」が語源か。 「まゆ」はその変化形である。 (*2) まぶたの上部に弓形に生えている毛。眉毛。まよ。 3 眉の和名 (*3)万由介(まゆけ) 4 その他眉の各部 眉宇 (びう)=宇は軒(ノキ)の意。眉(マユ)を目の軒と見立てていう語、まゆのあたり。まゆ。 眉頭(まゆがしら:びとう)=眉の鼻側の端。(*2) 眉根 (まゆね )=眉の,顔の中央の側の端。また,眉。まよね。 眉尻(まゆじり)=眉の外の端。 眉間(みけん)=左右の眉の間、額の真ん中。(*2)髭・ひげ(英語:mustache=口ひげ、beard (あごひげ)、whiskers (ほおひげ)) 1 髭の読み 音:髭=シ、鬚=シュ・ス、髯=ゼン 訓:ひげ 2 髭の意味 (*1) (*2) 【髭・鬚・髯】 人間,特に男子の口の周りやあご・ほおなどに生える毛。「―をはやす」「―を蓄える」 〔「髭」はくちひげ,「鬚」はあごひげ,「髯」はほおひげ,の意で書き分ける〕頬・ほお(英語:cheek) 1 頬の読み 音:キョウ 訓:ほお・ほほ 2 頬の意味 (*1) 歴史的仮名遣いでは「ほほ」と書いて「ほお」と読ませていた。 現代仮名遣いで「ほお」と書くようになったが、今でも「ほほ」と発音する人がいる。 俗に「ほっぺた」というがこれは「頬のあたり」という意から。 (*2) 顔の両側の目の下から耳にかけての柔らかな部分。ほっぺた。 3 頬の和名 保々(ほほ)、豆良(つら)目・眼・め・まなこ(英語:eye) 1 目・眼の読み 音:モク・ボク・ガン・ゲン 訓:め・ま・まなこ 2 目・眼の意味 (*1) 「目」は目を形どった象形文字。 「眼」はもと、ものを見抜く目、呪力をもった目を意味したが、 今では「目」を強調している感じで、とくに「まなこ」の意で用いられる。 (*2) 光の刺激を受けとる感覚器。 脊椎動物では眼球・視神経からなり, 外界から入った光は角膜・瞳孔・水晶体を通り硝子体を経て網膜に達し, その間に屈光体によって屈折されて網膜に像を結ぶ。 頭足類や昆虫も物体の像を認めうる目をもつが,無脊椎動物には, 発達段階に応じて,光の方向のみを認めるもの,明暗のみを認めるものなどがみられる。 まなこ。「―を見開く」「―をつむる」「―を泣きはらす」 →眼球 3 目・眼の和名 (*3)万奈古(まなこ) 4 その他目の各部 (*2) 目頭(めがしら)=目の鼻側の端。涙腺がある。 (*2) 目尻(めじり)=目の耳側の端。 (*2) 目端(めはし)=目の端。また,眼力。 (*2) 眦・目尻(まじり)=(1)めじり。まなじり。(2)目つき。 (*2) 目壺 (めつぼ)=目の穴。眼窩(ガンカ)。 (*2) 目の鞘 (めのさや)=まぶた。 (*2) 眼瞼 (がんけん)=まぶた。 瞳・眸・睛・ひとみ(英語:pupil) 1 瞳の読み 音:トウ・ボウ 訓:ひとみ 2 瞳の意味 (*1) 「瞳」は目の童(子供)の意。 「眸」は押し開いて見る目。 「睛」は青く澄んだ目の意。 (*2) (1)眼球の中心にある黒く丸い部分。瞳孔(ドウコウ)。 (2)目。「つぶらな―」「―を輝かせる」 【瞳孔】 虹彩の中央にある円形の穴。光が眼球後部にはいる時に,この部分を通る。 虹彩の働きにより自律的に大きさが変化して光量や焦点深度の調節を行う。ひとみ。 3 瞳の和名 (*3)比止美(ひとみ)瞼・まぶた(英語:eyelid) 1 瞼の読み 音:ケン 訓:まぶた 2 瞼の意味 (*1) もとは「目蓋」「ま」は目が複合語の上部に位置すときの古い読み方。 (*2) 眼球の表面をおおう薄い皮膚。まなぶた。眼瞼(ガンケン)。 ま-な-ぶた〔目(マ)の蓋(フタ),の意〕 まぶた。「―は黒くて,鼻あざやかに高くて,色少し赤かりけり/今昔 28」 3 瞼の和名 (*3)万奈不太(まなふた) 4 その他瞼 (*2) 眼瞼 (がんけん)=まぶた。 (*2) 一皮目 (ひとかわめ)=一重瞼(ヒトエマブタ)。 鼻・はな(英語:nose) 1 鼻の読み 音:ビ 訓:はな 2 鼻の意味 (*1) 「はな」は「端(はな)」の意からという。 (*2) 哺乳類の顔面中央の隆起。呼吸と嗅覚をつかさどり発声を助ける。 また,広く脊椎動物の体の先端の皮膚が陥入し嗅神経が分布する腔所をさす。 外鼻腔に始まり内鼻腔で口腔につながるが,魚類には内鼻孔がない。 3 鼻の和名 (*3)波奈(はな) 4 その他鼻の各部 鼻梁(びりょう)鼻筋(はなすじ)=眉間から鼻の先までのライン。(*2) 鼻孔(びこう)=鼻の穴。 鼻翼(びよく)=鼻の先の,左右両端にふくれている部分。こばな。(*2) 鼻溝 (はなみぞ)=鼻の下から上唇にかけて,縦にくぼんでいる部分。人中(ニンチユウ)。(*2)耳・みみ(英語:ear) 1 耳の読み 音:ジ 訓:みみ 耳殻(じかく)耳介(じかい)=耳の形が貝殻状になるからいう。(*2) 耳朶(じだ・みみたぶ)=耳の下部の垂れ下がった肉の部分。(*2) 2 耳の意味 (*1) 人や哺乳動物の聴覚をつかさどる器官。 (*2) 脊椎動物の頭部にあって聴覚と平衡覚をつかさどる器官。 左右一対あり,哺乳類と一部の鳥類では外耳・中耳・内耳の三部から成る。 また,外耳のうち外から見える耳殻や外耳道をさす場合がある。 魚類は内耳のみ,両生類・爬虫類は内耳と中耳をもつ。 3 耳の和名 (*3)美美(みみ) 美美太比(みみたひ=みみたぶ)
2014/08/19
日常会話で、また書物に体の名称がよく出てきますが、 うろ覚えや勘違いしてることも多いと思います。現代ではあまり使われなくなった体の名前も多くあります。 二の腕ってどこ? うなじって? ひかがみってなに? そんな疑問について調べていただくWEBページとしてこのページを作成しました。 どうぞご活用ください。体のおおまかな部分分け●頭(あたま):頭部(とうぶ):the head=首から上の部分。 |頭部の各部分呼び方 |●胴(どう):胴体(どうたい):the body=人体の腕、足、頭部以外の部分。 狭い意味では腹部を呼ぶ。 |胴体部の各部分呼び方 |●上肢(じょうし):an upper limb=手と腕の部分 |上肢・腕|●下肢(かし):the lower limbs=脚部(きゃくぶ)ふとももから足までの部分。 |下肢・脚部 |
2014/08/19
坐る姿勢イラスト解説B 9 蹲踞(そんきょ) 相撲や剣道での腰をおろした礼の姿勢。しゃがむ姿勢。10 しゃがんだ両立て膝 一般のしゃがむ姿勢。ヨガではここから踵をつけるカーカアーサナ(カラスのポーズ)や、両膝を開きその間に上体を倒していくマーラアーサナ(花輪のポーズ)などがある。11 両立て膝・体育座り・三角座り 学校体育でコンパクトに集団を座らせる姿勢。12 片立て膝+正坐 片膝を立て、片方は折り正坐の姿勢。昔の日本で坐り仕事などに用いられた姿勢である。 ヨガでは、片方を割り坐にするポーズ、アシュタンガヨガ・アドバンストコースのマリーチアーサナEがある。13 片立て膝+楽座 片足の膝を立て、片方は内に寝かせた楽座の姿勢で、くつろげる座り方。 昔は立て膝の上で書きもの(和歌)などしたと言う。 また足裏を合わせるようにすると仏像・如輪観音の坐法”輪王坐(りんのうざ)”になる。14 交差立て膝 ヨガのアルダ・マッェンドラーアーサナ(ねじりのポーズのひとつ)などで用いられる坐法。 13の座り方から立てた方の足で寝かせた膝をまたぐ。15 片立て膝+長坐 アシュタンガヨガのプライマリーコース、マリーチアーサナAのスタート姿勢。16 半跏坐(はんかざ)+長坐 片方の足を曲げ、足の甲をもう一方の伸ばした腿の上に乗せる。半跏坐(半蓮華坐)と長坐の組み合わせ。 アシュタンガヨガのプライマリーコース、アルダバッダ・パッシモッターナアーサナ(半蓮華の前屈のポーズ)のスタート姿勢。坐る姿勢イラスト解説C 17 胡坐(あぐら) 両ひざを外に開き,足首を重ね組んだ座り方。 この胡座をアイアンガーヨガでは、スカーアーサナ(安楽坐)と呼ぶ。18 半跏趺坐(はんかふざ)・半蓮華坐(はんれんげざ) 安座から片方の足を、反対の腿の付け根近くに乗せる座り方。 結跏趺坐に対し、片方の足だけ乗せるので”半分の”という意味になる。 半跏坐(はんかざ) ヨガでは半蓮華坐(アルダ・パドマアーサナ)という。19 結跏趺坐(けっかふざ)・蓮華坐(れんげざ) 両方の足を交差させ太ももの上に乗せた座り方。座禅瞑想の基本姿勢。 仏教では釈迦の修行になぞらえて、 右足を先に組み左足を後から乗せたものを”降魔坐(ごうまざ=煩悩をしりぞける修行の相)”、 左足を先に組み右足を後から乗せたものを”吉祥坐(きっしょうざ=悟りを得た相)”と呼ぶ。 ヨガでは蓮華坐(パドマ・アーサナ)という。 パッタビジョイスのアシュタンガヨガでは仏教でいう降魔坐のみ用いる。20 結蓮華坐(けつれんげざ・バッダパドマーサナ) ヨガポーズのひとつ、結んだ・縛った蓮華坐。 後ろで交差してまわした手で蓮華坐の足をそれぞれ持つ。21 達人坐(たつじんざ・シッダアーサナ) 膝を開き外曲げ、重ねた踵を会陰部につけるようにするヨガの坐法(アーサナ)。 つまさきをそれぞれ、膝裏に挟み込むと安定する。
2014/08/18
坐るかたち(色々な坐法) 日本では、床に直接座る姿勢や地面にしゃがむ姿勢をよくします。 日常生活の中で畳の部屋に座る、(床坐) 座って活動する・仕事する(坐業)ことが日本文化の大事な体の使い方だったのです。 欧米化する現代日本においても、畳の間で座る落ち着き感、 床に足を伸ばすくつろぎ感は、実感される方も沢山おられると思います。 このページ『坐るかたち(色々な坐法)』では、その座る文化についてのヒントを整理して発表しています。 参考の書から坐ること、日本の起居振る舞いについての文を引用してみましょう。 「正坐は、日本の長い伝統に思われがちだが、十七世紀末から 十七世紀末から十八世紀はじめにかけて行われるようになった比較的新しい坐法である。 だが、正坐は単なる坐法のひとつにとどまらず、他の人に対する礼や、人間関係の凝縮という性格を有するようになった。 謙虚な姿勢、学ぶ姿勢。丁寧に対応する姿勢など、いわば対人関係の礼儀ができてますという表現手段になった。」 「かつての日本では、長く同じ姿勢で坐っている職人仕事は、当たり前のように多かった。 今の人に比べれば、股関節も足首も、柔らかくて強かった。」 坐る力 齋藤 孝(文春新書) より 「『立て膝』はまだしも、『踵坐』や『蹲踞』は現代のわれわれの感覚からすると決して楽な姿勢ではない。しかし画面のなかで、『踵坐』や『蹲踞』をしている人たちのなかには、いかにも楽しげに笑っている者もいる。」 中略 「日本人が古来伝承してきたこうした坐法の数々は、屋外と屋内の別を問わず、自分の居場所しての『坐』を定め、からだと心を落ち着かせることを可能にする高度に洗練された無形の文化遺産であったことである。」 日本人の坐り方 矢田部 英正(集英社新書)より 矢田部氏の著の中世日本の巻物に描かれた人物の姿勢についての分析です。「日本人の坐り方」では伝統の坐り方を”基本十姿”として整理分類しています。 1 端坐(正坐)、2 割り坐(亀居) 、3 横坐り、4 胡坐、安座 5 畳立て膝・楽立て膝、6 歌膝、7 踵坐、、8 蹲踞、9 結跏趺坐、10 半跏趺坐の十種です。 他に貴人坐という合蹠に近い坐り方もでてきます。これは足を前に投げ出し足裏を向かい合わす坐り方で、 貴族や日本神像がこの形をとるようです。足を重ねる結跏趺坐系を仏教(異国)的な坐法とし 貴人坐を和風な坐りとする思想からくるようです。 坐る姿勢イラスト解説A1 正坐(せいざ)・端坐(たんざ)・かしこまる・跪坐(きざ・ひざまずく)。 今は一般に正座(正坐)と呼ばれる坐り方。膝から足を二つに折りたたみ、 下腿部を太ももの下に敷いて、踵の上にお尻を乗せた坐法。 ヨガでは金剛坐(バジュラーサナ)と言う。 ”かしこまる””ひざまずく(跪く)”というのは封建身分社会の下位の者の礼の姿勢から来ている言い方。2 跪坐(きざ)・踵坐(かかとざ) 正坐で踵を立ててお尻を踵に下ろした姿勢。本来の跪坐の意味はひざまずくという意味であるから、 この姿勢も正坐も”跪坐”の範囲に入る。 この姿勢を合気道では跪坐として正坐と区別している。膝行(しっこう・膝歩き)という体捌きの基本姿勢です。 踵坐というのは 日本人の坐り方 矢田部 英正(集英社新書)による分類です。3 割坐(わりざ)・亀居(かめい)・女の子坐り 正坐から足先を広げ、下腿部を太ももの外へ出しお尻を床に下ろした坐る姿勢。 亀居(かめい・ききょ)という日本の公家の正式な坐り方。 アイアンガーヨガではヴィラーアーサナ(英雄坐)と呼ぶ。4 横坐り 正坐からお尻を横に下ろした坐る姿勢。5 投げ足坐り・箕踞(みい) 足を伸ばした楽な坐り方。 箕踞(みい)というのは「和漢三才図会」に出てくるいい方で、穀物をふるう箕に姿勢が似ていることからきている。6 長坐(ちょうざ) 長坐は国語的には長居することだが、体操などでこの足を前に伸ばして坐る姿勢を長坐をいっている。 ヨガではダンダアーサナ(杖のポーズ)と言う。7 楽座(らくざ) 膝を外に広げ、下腿部を内に折って坐る姿勢で、胡坐(あぐら)に似ているが足を交差せず床に置く。 ヨガのスカーアーサナ(安楽坐)。8 合蹠坐(がっせきざ) 足裏を向かい合わせ、膝を外に開いて坐る姿勢。 これの足を離した坐法を日本の神像や貴人像で見られる。 ヨガのバッタコーナアーサナ(締めた角のポーズ)。
2014/08/18
金魚運動 金魚運動は魚が泳ぐように、体を細かく横揺らしする健康体操で、 正式名は”金魚式脊柱整正法”です。 効果は、 1・背骨の左右亜脱臼をなおし、神経の左右差を整える。 2・腸管に刺激を与え、腸の働きを正常化、促進する。 やり方:仰向けに体を真っ直ぐにして寝て、首の後ろに手を組み両肘は開きます。 アキレス腱は伸ばし足首を立てましょう。 腰を左右にゆすり、その振動を頭や足に伝えます。 時間は1~2分。 応用変化としては ・うつ伏せでやる伏臥金魚 ・両膝を立て左右に交互に倒す、膝立金魚 があります。 人にやってあげる時は、足元に立ち、相手の足を持ち上げ左右に揺すります。 また幼児にするときは、足ではなく腰に手を添え行ないます。 人にやるときは相手の具合を聞きながら、様子を見ながら行ないましょう。 (左右の振動の伝わり方で、左右の体の硬さを見る。または足を持ち上げる高さを変化させ どの角度が気持ち良いか聞くなど。)毛管運動 毛管運動は仰向けになり、両手両足を垂直に上げ細かく振動する、 西式健康体操です。 (正式には首の後ろに、青竹踏みのような硬い枕を置きます。) これも1~2分行ないます。 効果は、全身の毛細血管から心臓へと血液を循環させ、血行をよくし、 栄養と酸素を巡らせます。 内臓と循環器の病気によい運動です。 また手足の傷の治りを速くし、足の不調を治します。 応用として手先、足先で丸く円を書くように、手首足首を動かしたり、 股関節と肩を動かし、手足は真っ直ぐのまま”馬”の字を書く運動をします。 西式健康法の一部は現代では、武道の準備運動や、日本ヨガのウォーミングアップやリラクゼーション法として活用されています。資料:原本・西式健康読本 (農文協) 医薬にたよらない健康法 (農文協)
2014/08/18
西式健康法とヨガ 私はかつて(昭和62~63年に掛けて数回)沖ヨガ本部道場で、 東洋の修業法・鍛錬法・健康法の集大成としての、 日本式ヨガ生活を体験をしました。それはインドの生活をベースにしたヨガ生活ではなく、 日本の文化風土を背景にした、日本人の生活法としての総合的ヨガ生活でした。 その体験から、沖ヨガのもとになったさまざまな東洋の修行法、 健康法に興味がでて勉強をしたものです。 食生活は桜沢如一の食養(マクロビオティック)、 生活スタイルとしては、西勝造の西式健康法の影響が見うけられました。 他に中国の気功導引術の操法、 野口整体や均整法などとヨガポーズを組み合わせたヨガ修正法。 橋本敬三の操体法。 精神的なヨガとして中村天風の影響もありました。 それらは沖ヨガの創始者、沖正弘が修養・修業の過程で得たものと、 その道の大家との交流からきたものです。 (敬称は略させて頂いています。) 西式健康法からの影響として、 ・朝食抜き健康法。(沖ヨガ道場ではランニング後の”味噌汁一杯”の朝食) ・温冷交互浴。 ・寒いときにも薄着、裸での鍛錬法。 ・金魚運動や毛管運動などの実行。 等が沖ヨガ道場では、行なわれていました。 他に広池ヨーガ等でも、西式の金魚運動や毛管運動にヨガポーズ名をつけて行なっています。 西式健康法とは 西式健康法は”西勝造”氏(1884~1959)により作られた日本の民間健康法です。 病気の症状は、病気に対する自然の”良能作用”であり その症状を利用することにより治療を助けるという原則に立っています。 「症状即療法」というものです。 風邪の発熱は風邪の菌をやっつけるために体が熱を持っているのであり、 下痢は体に悪いものを排出する作用であるから、その症状をそのまま治療に役立てる考えです。 薬で症状を抑え、悪いところを切り取る対症療法とは違う、ホリスティック医療に共通する考えで、 野口整体や沖ヨガにもみることが出来ます。 それでは、この生物が本来持っている自然良能作用(自然治癒力)の働きを弱めているものは 何かと西勝造氏は考えました。 それは、人間を他の生物と切り離す”人間生活の要素”だとしています。 直立歩行、衣服の着用、火を通したものを食べる文化生活などです。 これらのために心身の弱体化、良能作用が弱まっていると考えに成り立ち、 西式健康法はつくられています。 直立歩行からくる、足や脊椎の無理からくる病気、体の故障に対し 足の運動法(扇形運動や上下運動など)、 衣服の着用からくる皮膚の弱体化に、薄着、裸での皮膚鍛錬、温冷交互浴。 火食からくる弊害に、生のものを食べる健康法。 文化生活から来る弊害に、固い枕の利用や、平らで固い床の上に寝る睡眠を奨めています。 西式健康法を代表する健康体操もこの考えで作られました。 寝て腰を中心に体を揺する、金魚運動。 両手両足を上げゆする毛管運動などです。 ひと昔まえ、金魚運動を自動でしてくれる機械が TV通販で売られていたりしていましたから、 ”西式”は知らなくても、金魚運動の名はご存知の方がいらっしゃると思います。(つづく)
2014/08/18
足の指をさすり動かす 「五更におきて坐し、一手にて、足の五指を握り、 一手にて足の心(うら)をなでさすること、久しくすべし。 如此(このごとく)して足心熱せば、 両手を用ひて、両足の指をうごかすべし。 ・・中略・・ 如此(このごとく)する事久しければ、足の病なし。 上気を下し、足よはく、立ちがたきを治す。 久しくおこたれざれば、 脚のよはきをつよくし、足の立ちかぬるをよくいやす。 甚(はなはだ)しるしある事を古人いへり。 養老寿親書。及東坡が説にも見えたり。」 養生訓 巻五 五官 より 意訳:朝4時に起きて坐り、片手で足の五本の指を握り、 もう片手で足裏をなで擦ることを充分しなさい。(足裏マッサージ。) 足裏が暖かくなってきたら、 こんどは両手で足指を(曲げたり、そらしたり、捻じったり、開閉したり)動かしなさい。 (中略) これは足の病を無くす。 気が上がっているのを下ろし脚を強くし、立ちづらいのを治す。 長く続ければ、とても効果があることと昔の人も言っている。「養老寿親書」や東坡(中国,北宋の文人)も述べている。 →「養生訓」に見る気功導引術
2014/08/18
「導引の法を毎日行へば、気を巡らし、 食を消して、積聚(せきじゅう)を生ぜず。」 養生訓 巻五 五官 より 導引気功を毎日行なえば、気のエネルギーが全身に巡り、 消化もよくなり、 悪いものが滞ったり溜まったりしない。 以下具体的な導引法を述べているので、 それを列挙します。 ・朝、目を覚ましたら、起き上がる前に両足を伸ばし(背伸び)、濁気・体の中の悪い気を吐き出す。 ・その後起きあがり坐り、両手を組んで腕を前方に伸ばし、上を向く。 ・歯を打ち合わせる(叩歯) ・項(後ろ首筋)を左右の手で交互に揉む。 ・両肩を上げ、目を閉じ、力を抜いてストーンと肩を下ろす。 ・顔を両手で撫で下ろす。 ・目を目がしらから、目じりに向かって撫でる。 ・鼻を中指で挟むように撫でる。 ・耳を手の指で挟み、撫で下ろす。 ・耳の中に中指を入れ、動かして耳の中を刺激する。 ・そのまま耳の穴をしばらく塞いでから、指を抜く。 ・両手を組み、腕を伸ばし左右に振るように上体を捻じる。 ・左に捻じるときは顔を右を向き、右に捻じるときは顔は左を向く。 ・両手の甲で、背中の肋骨の最下部のあたり(京門)を斜めに撫で下ろす。 ・両手のひらで、上下に往復しながら腰を押し、軽く叩いて刺激する。 ・脚部を太ももから膝へと撫で下ろす。 ・片膝を立て両手を組んで、膝下・三里のツボのあたりを抱える。 ・そこから脚は伸ばそうとし、手は逆に体へ引きつけようとする。左右数回。 ・下腿部、ふくらはぎの表、後ろを両手で撫で下ろす。 ・足指と手の指を足の甲側から組む。右足は右手、左足は左手で。 ・空いた手で足裏・湧泉のツボあたりを撫でる。 ・足の指を引っ張ったり、捻じったりして刺激する。 →「養生訓」に見る気功導引術
2014/08/18
修養の五宜 「孫真人が曰く『修養の五宜あり。 髪は多くけづるに宣し。 手は面にあるに宣し。 歯はしばしばたたくに宣し。 津は常にのむに宣し。 気は常に練るが宣し。 練るとは、さわがしからずしてしずかなる也』と。」 養生訓 巻二 総論下 より 意訳:中国の有名な名医、孫真人(孫・思ばく)が言う修養五つの良いことがある。 ・髪は頻繁に梳かすのが良い。 ・手で顔を擦るのが良い。 ・歯を打ち鳴らすのが良い。叩歯(こうし) ・津(しん:唾液)は飲むのが良い。 ・気は練るのが良い。 練るというのは、心を興奮させないように静かにすることである →「養生訓」に見る気功導引術
2014/08/18
朝の行事と食後の養生法 「凡(およそ)朝は早くおきて、手と顔を洗ひ、髪を結ひ、事をつとめ、 食後にはまづ腹を多くなで下ろし、食気をめぐらすべし。 又、京門のあたりを手の食指のかたはらにて、 すじかひにしばしばなづべし。 腰をもなで下ろして後、下にてしづかにうつべし。あらくすべからず。」 養生訓 巻二 総論下 より 意訳:朝は早起きして、手や顔を洗い、髪を整えるなどし、 朝食の後には最初、お腹を充分に撫でおろし、 食気=消化のエネルギーを活性化しなさい。 その後、背中側肋骨の一番下の端(京門)を 人差し指の側面で斜めに撫で擦り、 腰も撫でおろし、腰の下のほうを優しく叩きなさい。 *”京門”を左下腹部としている資料もありますが、 京門は東洋医学のツボでいうと、足少陰胆経に属するツボで、 背中側、第12肋骨の先に位置します。 腎の募穴。 主治は腰痛、下痢、肋間神経痛、下腹神経痛。 →「養生訓」に見る気功導引術
2014/08/18
養生の術の第一は心気を養うことである 「養生の術は洗心気を養うべし。 心を和(やわらか)にし、気を平らかにし、 いかりと慾とをおさへ、うれひ、思いをすくなくし、 心をくるしめず、気をそこなはず、是心気を養ふ要道である。」 養生訓 巻一 総論上 より (原文引用は岩波文庫「養生訓・和俗童子」石川謙 校訂より) 意訳:養生術とは、意識して”心”を洗うように清らかに保ち、 気のエネルギーを良い状態に保ち、大切に育てることである。 怒りや欲の感情を抑え、憂い、消極的思考や無駄な思いを少なくし、 心を苦しませたり、気力を損なわいようにする。 これが”心気を養う大事な道”である。 養生とはなにかを、説明した名文です。 繰り返し原文で読み、味わう価値のある文章だと思います。 これにつづき具体的な心得が書いてあります。 養生訓の内容のダイジェストといえる、そこの部分を箇条書きにします。 何々すべし。という”益軒・老先生”の言葉、 あなたの身を心配してくれる優しいご先祖さまの言葉として、心で読み聞いて下さい。 ・眠りすぎはよくない、気が滞ってしまう。食後すぐに寝るのも良くない。 ・酒は軽く酔う程度にたしなむこと。 ・食事は満腹になるまで食べないこと。 ・色欲(セックス)に溺れないこと。 ・風・寒・暑・湿の外邪をおそれ防ぐこと。(生活環境の衛生。) ・起居。ふるまいを正し静かに行なうこと。 ・食後には、導引術でお腹から腰まわりを撫でこすってから、 歩行で手足を動かすこと。 ・一箇所に長く坐り、じっとしていないこと。(体をよく動かしなさい。) ・病気でないときに、生活習慣を省み、節制し気をつけること。 →「養生訓」に見る気功導引術
2014/08/18
真向法第2体操 ”真向法第2体操”は、長坐からの前屈です。 足を揃え伸ばして坐った坐法”長坐”から上体を前屈させます。 ヨガではこの体操を”パスチモッターナアーサナ”とよびます。 では第2体操をしてみましょう。 1、両足を揃え伸ばして座ります。 背すじを伸ばし、足先を立て、アキレス腱を伸ばしましょう。 両手で足先をもちます。 2、息を吐いて、背すじは真っ直ぐのまま、 股関節を支点に骨盤を倒すように前屈します。 ヘソを太腿につけ、胸を膝のあたりにつけ、額を脛につけましょう。 3、息を吸いながら上体を起こします。 真向法、第2体操は股関節と脚部の後ろ側を柔軟にします。 腰回りの血行を良くします。真向法第3体操 ”真向法第3体操”は、開脚坐からの前屈です。 両足を左右に大きく開き上体を前屈させます。 ヨガではこの体操を”ウパビシュタコーナアーサナ”とよびます。 では第3体操をしてみましょう。 1、長坐から足を左右に大きく広げます。 背すじを伸ばし、足先を立て、アキレス腱を伸ばしましょう。 両手は前の床につけましょう。 2、息を吐いて、背すじは真っ直ぐのまま、 股関節を支点に骨盤を倒すように前屈します。 お腹を床に近づけます。両手は遠くに伸ばして、 額が付くところの床に置き肘を左右に開きます。 胸、額を床に下ろします。 3、息を吸いながら上体を起こします。 真向法、第3体操は股関節と脚部の後ろ側を柔軟にします。 腰回りの血行を良くします。 足腰の開く形の修正をします。真向法第4体操 ”真向法第4体操”は、割り坐から上体を後ろへ倒す体操です。 ヨガではこの体操を”スプタ・ヴィーラアーサナ”とよびます。 では第4体操をしてみましょう。 1、正坐から足をお尻の外へ”ハの字”に出し、。 お尻を床へぴったり落とした座り方が割り坐です。 2、息を吐きながら、両手を腰の後ろにつき体を倒していきます。 肘をつき、背中も後ろ床に着けていきます。 膝が浮かないようにふとももの前を伸ばしましょう。 額が付くところの床に置き肘を左右に開きます。 胸、額を床に下ろします。 3、しばらく上体を後ろに倒した姿勢を続けてから、 上体を起こします。 真向法、第4体操は太もも前部を伸ばし、膝と足首を柔軟にします。 腰の締める形の修正をします。 真向法のよい点は、 毎日4つだけのシンプルなメニューの体操を繰り返し、 少しずつ確かな効果を上げていくことです。 いろいろなものを”かじって”、中途半端になるよりは 真向法のようにシンプルなものを日課として、長く続けて行くことが大事だと思います。 以上、「いきいき健康体操 真向法」 加茂 真純・著 祥伝社・刊 を 参考にさせて頂きました。
2014/08/18
真向法とは 真向法(まっこうほう)は長井津(ながいわたる)氏(1889~1963)によって 作り出された健康体操法です。それは、手軽に出来る4つの運動を毎日短時間行なうことにより、 体のゆがみを直し、人間の本来持っている柔軟性と自然治癒力を蘇らせ、 健康になっていくという体操法です。 創始者の長井津氏は自らの脳溢血の後遺症を、真向法を作り実践することにより克服したと言われます。 真向法のもとになったものは、仏教の礼拝の姿勢だと長井氏は言われています。 仏教はお釈迦さまが、ヨガの瞑想修行により作られた宗教ですから、 真向法は、インドから離れた日本の地で生まれた”ヨガの遺伝子を継ぐもの”、日本のヨガ体操であるとも言えます。 4つの体操はすべてヨガアサナ(ポーズ)に含まれるものです。 真向法の第一体操はヨガの”バッタコーナアーサナ”。 第二体操はヨガの”パスチモッターナアーサナ”。 第三体操はヨガの”ウパビシュタコーナアーサナ”。 第四体操はヨガの”スプタ・ヴィラーアーサナ”。 真向法は、礼拝の心構え(メンタル面)からくる自然治癒力の発現。 腰骨、背骨に対する操法が効果の”みなもと”だと私は考えます。 (ヨガでは背骨の最下部に大事な生命エネルギーが眠っているとされます。)真向法第1体操 ”真向法第1体操”は、足裏を合わせ坐った姿勢からの前屈です。 足裏を合わせ両膝を外へ開く坐り方を合蹠(がっせき)坐、または楽坐といいます。 ヨガではこの坐り方と前屈を”バッタコーナアーサナ”といいます。 では第1体操をしてみましょう。 1、足裏の小指側を合わせ坐り、足を両手で包むようにもちましょう。 (ヨガとは違い完全に足裏を合わせなくてよいです。) 股関節を開き、内腿を伸ばして膝が浮かないようにします。 2、背すじを伸ばし、真っ直ぐのまま、 息を吐いて上体を倒します。(口から吐いてお腹を凹ませます。) 体を丸めず、股関節を支点に骨盤を倒すように前屈します。 お腹を踵に近づけ、胸を足先につけ、額を床につけましょう。 両肘は開くように床につけます。 3、息を鼻から吸ってお腹を膨らませながら体を起こします。 この前屈、戻るを腹式呼吸に合わせ10回繰り返します。 真向法、第1体操は股関節と内またを柔軟に伸ばします。 鼠径部のリンパの流れを良くします。腰を開く体操です。 (つづく)
2014/08/18
6、双関轆轤(そうかんろくろ)両方の肩を36回、後ろに回す。 先の”単関轆轤”は片方づつの肩回しでしたが、 これは両肩を同時に後方に回します。 手は体の前に置き、 ボートの櫓を漕ぐような感じで両肩を後ろに回しましょう。 (別法:左右の肩を時間差をつけて交互回しにする方法もあります。) 応用:ヨガをされてる方は、 両手を後ろ合掌で双関轆轤をしてみてください。 またゴムカアーサナ(牛の顔のポーズ)のような ”後ろたすき”の状態での肩回しも大変効果があります。 この導引で、上背部・肩と腕の気血の流れがよくなります。7 托天按頂(たくてんあんちょう) 両足を揃えて伸ばして坐り、 両手を組み、 掌を上向きに返し背伸びをし、 次に掌を下に向け、頭頂部を押さえるを、9回繰り返す。 両足を伸ばし長坐で座ります。 両手を組み手のひらが上に向くように頭上に上げ、 背伸びしましょう。 背すじを伸ばし、背骨に気を入れるイメージです。 次に手のひらを下に向け、 頭頂部に降ろし”百会”を圧迫します。 このとき背骨の下端の仙骨・尾骨まで、 すーっと掌の気が通るイメージです。 仙骨部分と頭蓋骨は呼吸のとき連動し動いています。 また、髄液がこの両端を巡回しています。 その連携をよくする気功導引がこの”托天按頂”です。8、低頭攀足(ていとうはんそく)伸ばした両足を手で持ち前屈、戻るを12回繰り返す。八段錦、最後は足を伸ばした前屈です。(膝を軽く曲げた姿勢でいいです。無理なさらないでください。) 八段錦は、上から下へ気を動かす流れでメニューが組まれています。 この前屈で、7の操法によって仙骨尾骨まで下ろした気を、 足先まで動かしているのです。 そして足をつかむことで、 5~6の導引で流れをよくした手に気を戻す輪を作っています。 *上から下への流れはインドの気の操法である”クンダリニーヨガ”の逆の流れです。 この”低頭攀足”、前屈の導引気功は ・背中、背骨から脚の裏側を伸ばし柔らかくします。 ・腎臓によい動きです。 ・お腹のぜい肉を取ります。 ・消化の働きをよくします *収功 8つの動きを終えたら、楽に坐った姿勢に戻り、呼吸を整え、姿勢を整え、心を整えて下さい。 調息、調身、調心です。
2014/08/18
坐式・八段錦の続き3、赤龍攪水(せきりゅうこうすい)口の中で舌をまんべんなく動かし、 湧いてきた唾液を3回に分け飲む。 口の中で舌を上下左右、また回すなどして動かしていくと 唾が沢山湧いてきます。その唾を3回に分け飲み込みます。 これは口の中の気血の流れをよくし、消化をよくする導引術です。 唾液には消化酵素とともに、若返りのホルモンと言われる”パロチン”が含まれています。 ”赤龍攪水”はこれらの分泌をよくする効果があります。 「パロチン 耳下腺・顎下腺から分泌されるホルモン。 骨成長作用があるとされる。唾液腺ホルモン。」 三省堂 「大辞林」より この”赤龍攪水”は八段錦の別の操法と組み合わせて行なったり、 全部やり終えた後の”収功(納めの気功)”で、締めとして行なうこともあります。4、背摩腎堂(はいまじんどう)掌を擦り暖めてから、腰背部(腎臓のあたり)に当て、上下に擦る。 両手のひらを合わせ、暖かくなるまで擦り、腰に当て、腎臓のあたりを中心に上下にさすりましょう。 手の熱感を背中に伝えます。その後、丹田からヘソのまわりにかけて”火の輪”が燃えているのをイメージし、 熱の感覚を感じる。 息を止め、肛門を締め、お腹に火の輪っかが燃えているようにイメージをしましょう。 このとき、心臓に暖かい気の火をつくり降ろしてきたり、また”赤龍攪水”を行い、その唾液を熱感に変えたりという 前段階のバリエーションがあります。 (*この操法は、ヨガのクンダリニー法を連想させます。) 先天の気、水分代謝を司る”腎”は東洋医学で重要視される概念で、 この”背摩腎堂”はその腎を養生する導引気功法です。5、単関轆轤(たんかんろくろ)片方の肩を後ろに糸車を回すように動かす。 36回×左右。 片手を背にまわして、手の甲を背中に当て、 肩を後ろに回します。 肩先だけでなく、肩甲骨全部を大きく動かしてください。 普段動かさない人は、胴体の各部分が、 癒着して個別に動かしづらくなっています。肩もそうです。 肩甲骨、鎖骨、胸骨、上腕骨の関係をこの導引術でほぐして、 気血の流れを良くしてください。 左右、両方行ないましょう。 (手を後ろに置くのがキツイ方は、体の前の楽な位置に置きましょう。) 応用:肩がほぐれてきたら、腕を背泳ぎのように動かしてみてください。 歳をとると肩が硬くなり、四十肩・五十肩という症状がでてきます。 それの防止とリハビリのため、この”単関轆轤”つぎの”双関轆轤”をお勧めします。(つづく)
2014/08/18
坐式・八段錦 坐式・八段錦(はちだんきん:はちだんにしき)とは、 中国導引術(気功)をまとめた健康法で、 八種の操法から成り立っています。 錦とは織物=集めて織り込み形にしたもの。イコール”集典”の意味で、 インドで”スートラ(横糸)”を経典の意味で使っているのに同じです。 また錦(きん)は”筋”と音が一緒であり、 筋=経絡の筋道というようにも解釈されます。 八段錦には、このページで解説する1、坐ってやるもの 2、立って行なうものがあり、それぞれ内容が違います。 坐式は静的なもので、唾を湧かせ飲み込んだり、 生命のエネルギーに関わる”腎”をさすって働きを高めたりというように 仙術・不老不死の健康法のような感じです。 それに対し”立式”は動的で、動功、動く気功体操です。 それぞれまた、違うやり方のバリエーションがありますが、 あまり堅苦しく考えず、自分の身体感覚、気の感覚を味わいながら、 その違いも楽しんで見てください。1、叩歯鳴鼓(こうしめいこ) 楽な座り方で坐り、八段錦の1番目の操法をしましょう。1-1、「叩歯」上下の歯を、カチカチと音が出るように36回噛みあわせる。 力を抜いて口を開け閉めし、歯を噛み合わせます。 口を動かすこと、また歯の振動は、 口の中の刺激活性化だけでなく、 脳への刺激となります。 1-2、後頭部に指を組んだ掌を当て暖める。 頭の後ろで手を組み、掌で後頭部を温めます。 (別法:手は組まないで、後頭部を指圧し揉みます。) 後頭部は”腎”の関連部位ですから、 この導引操法は東洋医学の複合機能としての”腎” (人体の生命エネルギーや、 体液のフィードバックを司る経絡・臓器。)の働きを高めています。 1-3、「鳴鼓」掌で耳を覆い、人差し指の上に中指を重ね一瞬力を入れてから、 人差し指を外し、指を弾いて後頭部を叩き、その音を頭蓋に響かせる。24回。 掌で耳を覆って外部の音を遮断し、 指を弾いて(指パッチン)後頭部を叩き、音を響かせます。 ヨガ操法に耳を塞いで体内の音を聴く呼吸法や瞑想法がありますが、 これも同じような体内音に意識集中する効果と、 頭蓋骨内部に音を響かせることで、 脳に刺激を与える効果を出します。2、揺動天柱(ようどうてんちゅう)頭をゆっくり左右に傾け肩先を見る。24回。 楽に坐り、手をお腹の前で組み姿勢を整えましょう。 背筋を伸ばし首を真っ直ぐにしてから、 ゆっくりと首を左右に傾け耳を肩に近づけます。 視線は横目づかいに肩を見るようにしましょう。 何回か動かし動きが滑らかになったら、動かす角度を変え、 うつむき気味にしてみたり、 ちょっと上向きにしたりして下さい。 肩は上がらないようにリラックスです。 (別法:振り向くように”横を向く”やり方もあります。) この導引気功は、首の筋を伸ばし、 頚椎を動かして首の気血の巡りを良くします。 首は神経や血管、気道(空気)、 食道(栄養)と大事なものが集中して通る部分です。 デリケートで大事な体の部分ですので、 ゆっくりとほぐして行ってください。 先の”叩歯鳴鼓”で頭部、口の刺激、 そしてこの”揺動天柱”では”首”と刺激部位が移動しました。(つづく)
2014/08/18
ヨガの連続動作として大事なエッセンスが入ってるのが太陽礼拝(スーリヤナマスカーラ)です。動きと呼吸、意識の使い方など深いものがあります。(拙サイトの削除に伴いここに、データを移しておきます。参考になれば幸いです。)1 太陽礼拝基本形(スーリヤナマスカル)2 スーリヤ・ナマスカーラA(太陽礼拝)3 スーリヤ・ナマスカーラB(太陽礼拝)
2014/08/18
ヨガをするにあたり、注意点と心構えをまとめました。 ・1 お腹の状態・体調について ・2 服装について ・3 動き・姿勢について ・4 三密の行をする ・5 陰陽のバランス ・6 生活全体をヨガにする ・7 ヨガ呼吸法の原則詳しくは、こちらのページにまとめてあります。ヨガ実習の手引き
2014/08/18
『スワイショウ交互振り』 これは歩くように前と後ろに手を振るスワイショウです。 腰幅に立つ立ち方1で行ないます。 これも3つのやり方を試してください。 A、スワイショウの前後振りのように前を向いて、 片手は前、片手は後ろに振る。どちらの手も甲を前に向ける。 肩・肩甲骨付近が、ほぐれすっきりする効果。 B、後ろに振った手に顔を向ける。後ろに上げた手の甲は上向き。 腰から振り向くような捻れが生まれる。腹部・胸がすっきりする効果。 C、前に振る手に顔を向ける。後ろに上げた手の甲は上向き。 腰から前に手を伸ばす捻れが生まれる。背中がすっきりする効果。
2014/08/16
6 スワイショウ、横振り 『スワイショウ横振り』 足を広く開いてつま先を外に向けて立ち、(立ち方2) 体の前で左右同方向に両手を振ります。 3種類の頭の動かし方をしてください。 ・方法A 顔は正面を向いたまま行なう。重心の左右移動のゆれで体をほぐす。特に体の側面をほぐす効果がある。 ・方法B 両手を振った方に顔を向ける。順方向のねじりを作り体をほぐす。特に体の前面をほぐす効果がある。 ・方法C 両手と逆の方を向く。ねじりに逆方向の絞りをかける。特に体の背面をほぐす効果がある。
2014/08/16
『ねじりのスワイショウ2』 ねじりのスワイショウ2は立ち方2の、 広く足幅を取りつま先を外に広げた姿勢で手を体に巻きつけるように振ります。 このスワイショウの特徴は、足幅が広いので左右の重心移動が大きい点、 つま先を外へ開いているので腰が開きやすくなる点にあります。 このスワイショウでは、手を振った方に腰が開き、そちらの足に重心がかかり重心軸が移動エネルギーとともに移ります。 反対の足は、重心が移ったため軽くなり踵が浮いてきて全身のねじりとなります。 野球のバッティングやゴルフスィングのような捻りです。 それが手・腕を大きく振ることにつながるのです。 振りを続けていくうちに手が肩まで巻きつくと思います。 肩に心地よく手を打ち当て、刺激マッサージしてください。 *全身をねじることで気血の流れをよくします。 *”重心移動に伴い全身を捻る”という、体各部の連動性を高める要素があるので、スポーツのウォーミングアップによいです。 *このスワイショウは運動量が多いので時間を長く行なえば、ダイエット効果も期待できます。
2014/08/16
4 スワイショウ、捻じり(1)腰を中心とした捻り 『ねじりのスワイショウ1』 立ち方1で立ちます。少し腰幅より広いほうがよいでしょう。 このスワイショウは、両手を横から後ろへ回すように振ります。 振った手につられ、顔・体が同じ方向へ捻れます。 両手を振った方の足へ体重が移動していきます。その移動のリズムも感じてください。 振った手を体に巻きつけてみましょう。 このねじりのスワイショウ1では、お腹から腰に腕が巻きつきます。 手や腕の当たる箇所を気持ち良い強さで叩き、刺激マッサージしてください。 腰や背中下部のツボを刺激できます。 特にへその後ろ第2腰椎と第3腰椎の間にある”命門”という経絡を叩くようにと、 このタイプのスワイショウでは言われます。 以下資料より引用。 「命門〔督脈〕第2腰椎棘突起の直下で、背部正中線にある。 左右の腎臓に関連し。『生命の門』という意味である。 睾丸、乳房、骨盤の状態をコントロールし、 性能力を支配して老化防止に役立つ大切なところである。」 人体ツボの秘法 佐藤久三 ナツメ社より
2014/08/16
3スワイショウ、前後振り 『スワイショウ・前後振り』 立ち方1で、手のひらを後ろに向け、両手を同時に前後に振り始めます。 肩の力を抜いて、手を前に放り出し、重力で後ろに戻す感じです。 緩めた膝や腰が自然に動く様子を感じましょう。 縦の振動が膝から腰、背骨へと伝わる感じも味わってください。 最初は振りを小さく、段々と大きくし、また終りには小さくしていきます。 でも勢いで動かすのではありません。 腕を振れば振るほどリラックスしていくようにします。 体がほぐれた分だけ腕も大きく振れるのです。 回数は50回ぐらいから始め、慣れるに従い多くしていきます。 *体の前側と後ろ側の伸縮のリズムが腕の振りと連動しています。これを感じることで気を循環する円をイメージできます。
2014/08/16
2 スワイショウ、準備姿勢・呼吸 『スワイショウ立ち方1』 左右の足を腰幅ぐらいに開き、つま先を正面に向け立ちます。膝は少し曲げ緩めましょう。 つま先の向きと膝の向きを合わせてください。特に膝が爪先より内に入らないようにします。(膝を痛めないため。) 『スワイショウ立ち方2』 左右の足を腰幅の2倍ぐらいに開いて立ちます。 つま先は外へハの字に開きます。 この二つの立ち姿勢を基本とし、ご自分のやりやすいよう足幅やハの字のつま先の角度は調整してください。 『横から見たスワイショウの姿勢』 横から見たスワイショウの姿勢を整えましょう。 立ち方1・2に共通です。 ・腰は反らないで、でも丸めないで、肛門が下向きになるよう真っ直ぐに骨盤を立てます。 ・背骨・首筋は天から引っ張られているように伸びやかにしましょう。 ・肩の力を抜き腕は自然に垂らします。顔の力を抜きましょう。 ・目は正面に向けリラックス、一点を凝視しないで視野を広げます。 ・口の中もリラックス。舌先は上あごの歯の裏の付け根につけます。 ・上半身はリラックス、下半身は重心を少し落とし充実させていきます。 『呼吸』 スワイショウの呼吸は普通の呼吸で行いましょう。 (吸うときは鼻から、吐くときは口からでも鼻からでも) 楽な呼吸でできる範囲でスワイショウを行なうことが、無理を防ぐコツです。
2014/08/16
1 スワイショウとは 『スワイショウ(せいしゅ)とは』 スワイショウは、中国気功・導引術のひとつで手を投げ出すように振る動功(動く気功、気功体操)です。 スワイショウには、主に・手を前後に振るもの・手を左右に捻じるように振るものがあります。 後者はデンデン太鼓のような動きなので、デンデン太鼓体操と呼ばれることもあります。 『スワイショウの効果・よいところ』 ○スワイショウは、簡単な動きなので誰でもやりやすい。 ○回数や時間を自分の体調・体力に合わせ気軽に取り組めるから気功の入門によい。 ○律動運動のリズムで気功瞑想状態(入静:にゅうせい)に入りやすくなる。 ○体内の気血(きけつ)の流れを良くする。 数多く手を振ることで、邪気(いらないエネルギー)を体の外へ払い、 気血の詰まりを無くしエネルギーの循環を良くする。 ○ねじりのスワイショウはダイエット効果があると言われている。 ○ スワイショウは太極拳をはじめとした武道、武術の準備運動によい。 簡単な動きの繰り返しで体が暖まる。腰・丹田中心の動作で下半身が安定する。 ○腕を振ることで 肩の血行を良くする。 ○ねじりのスワイショウは、手や腕で体を叩くマッサージ・ツボ刺激ができる。 叩ける経絡(ツボ)をあげると、命門・京門・志室・腎兪・気海兪・大腸兪、以上背中下部~腰。 中かん・肓兪 ・天枢・章門・帯脈、以上腹部。肩ぐう・肩井、以上肩のツボなどある。
2014/08/16
カパラバティ呼吸法とは カパーラバティとは”頭蓋の光(輝き)”という意味の呼吸法です。 頭部内の鼻腔を掃除する、鼻腔(動物として大事な原始的感覚、臭覚神経)に対する活性化刺激を与える”ヨガ浄化法(クリア)”のひとつです。 同時に横隔膜を良く動かし、腹部の締め・緩めを繰り返しますので、お腹の神経・内臓によい刺激マッサージをしています。 その結果、頭・脊椎の中枢神経が目覚めてくる呼吸法といえます。 ゆったりカパラバティ・レッスン カパラバティは、吐く時はお腹を締め、鼻から息をシュッと出します。 吸う時はお腹を緩めることで、自然に鼻から空気を吸い込むことを繰り返します。 *吸う時も吐く時も横隔膜を激しく動かすプラーナーヤーマ(ヨガ呼吸法)に”バストリカ(ふいご式呼吸)”がありますが、カパラバティは吸う時はお腹を自然に緩めるだけですから区別して理解してください。 最初にゆったりとしたカパラバティを練習してみましょう。 心でカウントを5つします。その最初の1で吐き、2~5で吸います。 (1)楽に坐り背筋を伸ばしましょう。 顔の力を抜き、胸・お腹・喉をリラックス~。 準備として胸に溜まった空気を吐き出し~、 吸い込める量の50%の空気を入れておきます。 (2)呼気:お腹を急にしぼませ、両鼻から シュッと音を出し息を出します。 カウント・1 (3)吸気:お腹を緩めることで自然に肺に空気が入ってくるようにします。 吸う時を吐くカウントの4倍でゆったり吸い込みましょう。吸い込みすぎると 苦しいですから自然に入ってくる量を観察する感じです。 カウント・2・3・4・5 この(2)~(3)を10回ぐらいから繰り返してみましょう。 リズミカルカパラバディのレッスン ゆったりとしたカパラバディになれたら こんどはそれをリズミカルに行なってみましょう。 カウントは1(ワン)で吐き、2(ツゥー)で吸いますが、 あくまで吸う時はお腹はリラックスです。 * カパラバティを終わるときは吐く息・吸う息を意識して長くしていき 吐いて吐いて吐いて吐いて~ 吸って吸って吸って吸って~と呼吸法が途切れないように して自然呼吸に戻し収めましょう。 15回から30回を1セットにして2~3セット繰り返します。
2014/08/16
片鼻交互呼吸法とは 片鼻交互呼吸法は、左右の鼻の穴を指で交互に押さえて呼吸を切り替える、 ヨガ呼吸法(プラーナーヤーマ)のひとつです。 神経の左右のエネルギーバランスを整え浄化する呼吸法といわれています。 ヨガでは、左鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”イダー”と呼び、 月(チャンドラ)=陰エネルギーの通り道としています。 右鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”ピンガラー”と呼び、 太陽(スーリヤ)=陽エネルギーの通り道としています。 その陰陽バランスの調整という意味もあります。 二つの呼び名 ナーディ・ショーダナと、”アヌローマ・ヴィローマ”は 同じヨガ呼吸法(プラーナーヤーマ)のバリエーションと思われます。 私が経験してきた”沖ヨガ(アイアンガーヨガを含む)”では、 ナーディ・ショーダナと呼び、”シヴァナンダヨーガ”では、 アヌローマ・ヴィローマと呼んでいます。 ヨーガニケタンの創始者”スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ”の著書、 実践ヨーガ大全(たま出版)によれば アヌローマ・ヴィローマは速い片鼻交互呼吸で、 ナーディ・ショーダナはゆっくりとした片鼻交互呼吸と分類しているようです。 どんな呼吸法やヨガポーズでも流派、流儀、先生によって、 やり方が多少変わりますし、 行なう人のレベルによってやり方が進化していきますから、 いろいろなやり方を名前に拘らず、柔軟に対応していったらよいと思います。 ここでは、”片鼻交互呼吸”という概念でレッスンしてみたいと思います。片鼻交互呼吸・レッスン ヨガ呼吸法、片鼻交互呼吸をしてみましょう。 (1)姿勢 安楽坐、蓮華坐、金剛坐など呼吸法に適した坐法で座り、 体の左右のバランスを整え、中心軸を作りましょう。 背筋を伸ばし、骨盤を立て、アゴを引き、頭頂で天を突くように首筋を伸ばします。 (出来る人は、胸骨を持ち上げ胸を広げ、アゴを中央鎖骨間のくぼみに乗せる、 首の圧力コントロール”ジャーランダラバンダ”をします。) 右手で鼻の穴を押さえコントロールします。 そのときの形(ヴィシュヌムドラー)を説明します。 片鼻呼吸のときの右手の形。 右手の親指と薬指・小指を伸ばし、 他の指(人差し指・中指)は曲げます。 曲げた指の背を鼻の頭に置き、 親指は右鼻の穴の開閉に使い、 薬指・小指は左鼻を開閉するのに使います。 左手は、人差し指と親指の先をつけ円を作り他の指は伸ばす” チンムドラー(智慧の印)”を結び左膝の上に置きましょう (2)左で吸って右で吐く 右手の親指で、右鼻を塞ぎ、 左の鼻の穴から、息を吸い込み、 左鼻も薬指・小指で押さえ保息(クンバカ) (息を止めるクンバカは慣れるまでは、省いても良いでしょう。) 親指を離し右の鼻から息を吐きます。 (3)右で吸って左で吐く 次に続けて、 左の薬指・小指で、左鼻を塞ぎ、 右の鼻の穴から、息を吸い込み、 右鼻も親指で押さえ保息(クンバカ)。 左の薬指・小指を離し、左の鼻から息を吐きます。 この片鼻を交互に使ってする呼吸を繰り返します。 (4)呼吸をコントロールする この繰り返しに慣れたら、吸う息、止める、吐く息を心の中でカウントしてみましょう。 1・2で吸って、3・4・5・6で止め、7、8、9、10で吐くなど、 呼吸の長さを無理のない範囲でコントロールしていきます。 呼吸バランスは吸う:止める:吐くを、 1:4:2ぐらいの割合で楽にできるようにしましょう。 (4秒吸ったら、16秒止め、8秒で吐く、等の比率。) 以上、ヨガ呼吸法、 片鼻交互呼吸法のレッスンでした。
2014/08/16
ウジャイとは (1)特徴 ウジャイは、腹部と喉を引き締めて行なう胸式(きょうしき)呼吸で、 胸を大きく広げる姿勢が勝利者に例えられます。 気道(声門)を通る空気の擦過音に特徴があります。 (2)効果など 肺の機能を向上させます。呼吸筋と呼吸のとき働く骨格を 大きく動かすトレーニングができます。 呼吸音に意識集中することで呼吸のリズム、流れを把握しやすいし、 心地よい呼吸瞑想へ入りやすくなります。 また、胸を広げお腹を引き締める呼吸ですから、 プロポーションを良くする効果大です。 「気持ちも姿勢から作れる」と言うように、 積極的・行動的になる呼吸法としても活用できます。 二つのウジャイ (1)古典的ウジャイでは、右鼻の穴を手で抑え、 ”左鼻の穴”から息を出します。 (2)”両鼻で出す呼吸”のウジャイは、アシュタンガヨガや、 パワーヨガなど、活動的なスタイルのヨガで用いられている呼吸です。 動作(ヴィンヤーサ)、ポーズ(アーサナ)をしているときは このウジャイ呼吸を繰り返します。ウジャイ・レッスン ヨガ呼吸法、ウジャイ(ウッジャイー)をしてみましょう。 (1)呼吸音を聞く。 楽な姿勢で坐りましょう。 安楽坐(スカーアーサナ)です。 ”ウジャイ呼吸”は 鼻から空気を吸って胸を膨らませ、 鼻から空気を出し胸をしぼめる、 胸式呼吸をします。 その胸式呼吸をしながら、喉に意識を集中し呼吸音を聞いてみましょう。 ジャーランダラ・バンダ(喉の引き締め)をします。 頭頂を天に吊り上げられているように首を伸ばし、 首を通っている、空気の管”気管”を長く細く引き伸ばします。 そこでアゴを軽く引きます。 気管を圧迫コントロールして、逆に声を出す”声門を開きます”。 細くなった気道を速い流れの空気が通り、 開いた声門を擦って音が大きくなります。 海の波が浜辺に寄せては、引いて行くような音です。 呼吸音が分かりづらい人は、耳を抑え外の音を遮って試してみて下さい。 (2)胸を大きく広げる。 喉を通る音に意識を向けながら、胸式呼吸を繰り返します。 息を吸う時にお尻を締め(ムーラバンダ)、 お腹を凹ませて(ウッディヤーナバンダ)、 内臓を上に持ち上げる事を加えてみて下さい。 お腹を膨らませない分、 吸った空気が胸に充満し胸が大きく広がります。 普段の浅い呼吸のときに比べ、 肺や呼吸筋、胸の骨が大きく働きます。 胸が広がり始めるとき、肺の中の圧力が下がり、 外の気圧に対しマイナスの圧力になります。陰圧です。 そうすると、川の水が低いところに流れていくように、 空気も圧力の低い肺に流れてきます。 さらに多くの空気が肺に入ってきます。 息を出すときも、下腹部の引き締めはコントロールしながら、 鼻から出します。 骨盤底筋群やお腹を引き上げることで、肺の残気を押し出し、 きれいに空気を吐くことが出来ます。 (3)ウジャイ呼吸をカウントする練習。 それでは、ウジャイのコツがわかったところで、 繰り返し練習してみましょう。 心の中で、数をカウントします。 1、2、3、4で息を吸い、 5、6、7、8で息を出します。 最初は一日3~5分、吸息と呼息を同じカウントの長さで、 気持ち良く、楽に出来るように繰り返し練習してみてください。 以上、ヨガ呼吸法、ウジャイのレッスンでした。
2014/08/16
胸式呼吸とは 息を吸う時胸を大きく広げ、吐く時しぼめるのが胸式呼吸です。 意外に胸呼吸型の人でも、胸を大きくは使っていませんからこの訓練で、胸の骨格、呼吸筋といわれる呼吸時に働く筋肉を使えるようにしていきましょう。 胸式呼吸にも大きく2つのやり方があります。 (1)吸う時胸を広げお腹をしぼめ、吐く時胸をしぼめお腹を膨らませるやり方、 ”逆腹式(ぎゃくふくしき)呼吸”お腹の動きに注目した言い方。 (2)お腹はなるべく絞ったまま、その分風船の下を握ったときのように、 肺に強い圧力を掛けるやり方。(パワーヨガ・アシュタンガヨガなどのヴィンヤーサスタイルで用いる) ”ウジャイ”呼吸のやり方があります。 これは喉(気道)を締める調整の擦過音に特徴ある呼吸です。 このページでは(1)の横隔膜を大きく上下させる”逆腹式呼吸”を練習します。始めに基本となる呼吸法の約束から説明します。 本格的に呼吸法を練習するときは、 (1)疲れすぎているとき、体調が悪いときはやめましょう。 (2)食後すぐは避けて下さい。2時間後ぐらいから。 *この息を整える調息的な呼吸法を、クンバカ(止息)無しでするのであれば、1時間後ぐらいからできます。 (3)なるべく空気のきれいな静かなところで、心を落ち着けて行ないましょう。 (4)吸う時は鼻から、吐く時は鼻、または口からです。 *中国の気功導引や禅、日本の密教・修験道修行法から影響を受けている日本のヨガには口からコントロールして吐くやり方もある。 (5)力まず、リラックスして行います。 自然に呼吸が深くなるようにして下さい。無理に呼吸を長くするのは止めましょう。 (6)行なっていて息苦しい、気分がよくない状態になるときはすぐに練習を中止してください。 胸式呼吸・レッスン (2)『胸式呼吸』 楽な姿勢で坐り、背筋を伸ばしあごは軽く引きうなじを伸ばします。 最初軽く息を吐き出してから、お腹を凹ませ息を吸い、 お腹を膨らませながら息を吐くを繰り返してください。 このお腹の動きが腹式呼吸と逆になります。 息を吐く時は、お腹と肛門(骨盤底)を締めます。 それぞれのカウントで逆腹式呼吸(胸式呼吸)を練習してください。 A 『吸う:吐くを同じカウントでしてみましょう。』 1・2・3・4で胸を広げお腹を凹ませ横隔膜を上げ息を吸い、 5・6・7・8で胸をしぼめお腹を膨らませ横隔膜を下げ、息を吐くを繰り返します。 B 『吸う:吐くを1:2の比率にしていきます』 1・2・3・4で吸ったら、 1・2・3・4・5・6・7・8で息を吐きます。 C 『少しづつ止息(クンバク)を入れて行く』 1・2・3・4で吸い、一瞬止め(力まないで) 5・6・7・8で吐く、このカウントからクンバカに慣れていきましょう。
2014/08/16
腹式呼吸とは (1)腹式呼吸の特徴。 腹式呼吸は呼吸の際、大きく腹部を”膨らませる、しぼめる”動きを伴う呼吸の仕方です。 胸部と腹部の境にある横隔膜を大きく動かすことで、普通はあまり使っていない肺の底、下肺に出入りする空気量が大きくなります。 腹式呼吸はリズミカルな腹部収縮により腹部神経叢(太陽神経叢)内臓の働きを整えます。 うわずった気持ちを落ち着け、心を静めます。 動作の中心となる腹腰(丹田)を意識できるようになります。 (2)ヨガと腹式呼吸 腹式呼吸を強調するのは、中国、アジア、日本の東洋修行法や健康法を広く受け継ぎ取り入れている”日本ヨガ”の流派です。 いわば”広義のヨガ”において多く見られます。 また日本のヨガ流派に大きく影響を与えた北インドヨーガでは腹式呼吸を重視します。 シヴァナンダヨーガを欧米に広めたヴィシュヌデヴァナンダ師は、その著書「THE COMPLETE ILLUSTRATED BOOK OF YOGA」 邦訳「ヨーガ大全」山内隆明訳 白揚社刊において、腹式呼吸を深い呼吸のやり方だと重視しています。 ヨーガニケタンのヨーゲシヴァラナンダ師も著書の中で、”尾てい骨から腹の生気を入れる、吐く”と腹式呼吸に通じる表現をしています。 一方、最近の欧米輸入のヨガスタイルでは胸式呼吸でポーズを行い、 腹式呼吸を強調することは少ないように見受けられます。 お腹を膨らませるのは美意識に合わないからでしょうか? パッタビジョイス師のアシュタンガヨガは胸式呼吸ウジャイです、 またアイアンガー師は著書「ヨガ呼吸冥想百科」後藤南海雄・玉木瑞枝訳、沖 正弘監修 白揚社刊で こう書いています。吸気と呼気に関する基本的説明の中です。 「吸気のとき腹をふくらませてはならない。腹をふくらませると肺が完全に拡がらないからである。」 同じヨガでも腹式呼吸に対する、扱いが違うということを頭に入れ広い視野で呼吸法を見て行きたいと思います。 始めに 基本となる呼吸法の約束から説明します。 本格的に呼吸法を練習するときは、 (1)疲れすぎているとき、体調が悪いときはやめましょう。 (2)食後すぐは避けて下さい。2時間後ぐらいから。 *この息を整える調息的な呼吸法を、クンバカ(止息)無しでするのであれば、1時間後ぐらいからできます。 (3)なるべく空気のきれいな静かなところで、心を落ち着けて行ないましょう。 (4)吸う時は鼻から、吐く時は鼻、または口からです。 *中国の気功導引や禅、日本の密教・修験道修行法から影響を受けている日本のヨガには口からコントロールして吐くやり方もある。 (5)力まず、リラックスして行います。 自然に呼吸が深くなるようにして下さい。無理に呼吸を長くするのは止めましょう。 (6)行なっていて息苦しい、気分がよくない状態になるときはすぐに練習を中止してください。 戻る腹式呼吸・レッスン (2)『腹式呼吸』 楽な姿勢で坐り、背筋を伸ばしあごは軽く引きうなじを伸ばします。 最初軽く息を吐き出してから、お腹を膨らませ息を吸い、 お腹を凹ませながら息を吐くを繰り返してください。 息を吐く時は、お腹と肛門(骨盤底)を締めます。 お腹に気のボールがあるようにイメージし、それが膨らみ、縮むのを感じてみて下さい。 腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜をお腹の動きと連動させ大きく動かせています。 そのため肺の底(下肺部)まで空気を出し入れする深い呼吸が出来るのが腹式呼吸です。 ゆったりリズミカルにこれを繰り返していますと心がとても落着いてきます。 内臓や神経をゆったりマッサージしているようなもので、体調を整えます。 以下の練習を無理のない回数や時間を決め行なって下さい。 たとえばAの段階を1週間行い、気持ちよくできる範囲でBに進むなど。 A 『吸う:吐くを同じカウントでしてみましょう。』 1・2・3・4でお腹を膨らませ吸い、 5・6・7・8でお腹を凹ませ吐くのを繰り返します。 B 『吸う:吐くを1:2の比率にしていきます』 1・2・3・4で吸ったら、 1・2・3・4・5・6・7・8で息を吐きます。 C 『少しづつ止息を入れて行く』 1・2・3・4で吸い、一瞬止め(力まないで) 5・6・7・8で吐く、このカウントから慣れていきましょう。
2014/08/16
1 ヨガ呼吸法(プラーナヤーマ)とは ヨガの呼吸法はプラーナーヤーマといい、ヨガの教典ヨーガスートラでは、 ヨガの8支則の第3段階アーサナ(坐法)につづく4番目の段階です。 プラーナとは、宇宙エネルギーであり、かつその分身である個々の命に入りはたらいているエネルギーのことですから、 プラーナーヤーマは、酸素を取り入れる肺呼吸・細胞呼吸だけを扱うのではなく、広い定義の生命エネルギーを扱うもののようです。 そのプラーナーヤーマで”プラーナ(生氣)”を調整コントロールし、 次の段階、プラティアーハーラ(制感)・ダラーナー(凝念)・ディアーナ(静慮)・サーマディ(三昧)という瞑想悟りへの境地につないでいくのです。 古典ヨガの教典、ヨーガスートラの中のプラーナーヤーマ(調気)の文章を見てみましょう。 「[調気法] 二・四九 さて、坐りがととのったところで、調気を行ずる。調気とはあらい呼吸の流れを断ち切ってしまうことである。 二・五〇 調気は出息と入息と保息からなり、空間と時間と数とによって測定され、そして長くかつ細い。 二・五一 第四の調気は、外部及び内部の測定対象を充分に見極めた後になされる止息である。 二・五二 調気を行ずることによって、心のかがやきを覆いかくしていた煩悩が消え去る。 二・五三 その外、意(マナス)がいろいろな凝念に堪えられるようになる。」 解説ヨーガスートラ 佐保田鶴治 平河出版社より2 ヨガ呼吸法の基礎レッスン ヨガ呼吸法の原則 (1)原則としてヨガは鼻から息を吸い、鼻から息を吐きます。 (2)ゆったり、ゆっくりとした呼吸を心がけ、呼吸と内部に意識を向けましょう。 (3)準備段階で姿勢を整え、息を吐いてからレッスンを始めます。 (4)吸息:保留息:呼息の理想とする割合は、”1:4:2”ですが、 始めは息を止める止息(クンバカ)は抜いて、 苦しくない無理のない割合で、呼吸して下さい。 (5)入門的なヨガ呼吸法レッスン。 入門的段階は口から息をコントロールして出す方法も取り入れていますが、 このときも鼻から息を吸います。3 ヨガ呼吸法用語 「吸う・吐く」 吸息:吸うことを「プーラカ」、 呼息:息を吐くことを「レーチャカ」、 止息:息を止める保留することを「クンバカ」といいます。 「人体にあるプラーナ」 プラーナは、人体の中で働くとき狭義の5つの働きに分類されます。 1”プラーナ”鼻から喉・心臓の部位。 頚椎神経ではたらく。言語、呼吸をつかさどる。 2”アパーナ”へそから下半身の部位。 腰椎、仙骨神経ではたらく。生殖、排泄をつかさどる。 3”サマ-ナ”心臓からへその部位。 胸の神経ではたらく。消化をつかさどる。 4”ウダーナ”鼻から頭の部位。 頭部の神経ではたらく。魂の上昇をつかさどる。 5”ヴィアーナ”全身に分布。 筋肉と動きをつかさどる。
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