ミハイロフスキースワン・レイク

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2010年01月09日

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レニングラード国立バレエ
―ミハイロフスキー劇場―
「白鳥の湖」
―全3幕4場―
2010年1月9日(土)　東京厚生年金会館

オデット/オディールエカテリーナ・ボルチェンコ
ジークフリートマラト・シェミウノフ
ロットバルトウラジーミル・ツァル
王妃ズヴェズダナ・マルチナ

パ・ド・トロワ
　　アナスタシア・ロマチェンコワ
　　サビーナ・ヤパーロワ
　　アンドレイ・ヤフニューク

小さい白鳥
　　アンナ・クリギナ
　ユリア・チーカ
　ナタリア・クズメンコ
　マリーナ・ニコラエワ

大きい白鳥
　ダリア・エリマコワ

　ユリア・カミロワ
　エカテリーナ・クラシューク

2羽の白鳥
　ヴィクトリア・ザリポワ
　ユリア・カミロワ

　アンナ・ノヴォショーロワ
　オリガ・セミョーノワ
　アンドレイ・カシャネンコ
　デニス・モロゾフ

イタリア（ナポリ）
　タチアナ・ゴルディエンコ
　ニキータ・クリギン

ハンガリー(チャルダッシュ)
　ニーナ・オスマノワ
　マクシム・ポドショーノフ
ほか

指揮: アナトーリー・リバルコ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団

きょうのＭＶＰはロットバルトのツァルかなぁ～
ダイナミックで技を見せてましたよ。
あとはオケ！
美しいヴァイオリン。
指揮者は「若くて安い」かどうかはわからないけど
若くてコロコロした指揮者でした。
飛ばす～
大胆にスピーディーなオケ。いいです。
音楽が気持ち良かったです。

主役の2人に関しては背が高く手足が長く優雅なので、
伝統版で言うところの2幕と4幕は非常に良かったですが、
2人ともスーパーテクニシャンではないので3幕の盛り上がりには欠けました。

全体的には簡略版というか道化が出てこない省エネ版。
4幕はマリインスキーのスワンレイクの構成に非常に似ていました。
4幕の幕切れはあっさり～で消化不良で終わる感じです。

第1幕

序曲
速い！
コールドの踊り
家庭教師が王子を迎える
女王様がやってくるが
クロスボウを渡すシーンはなかったと思う。
女王様とともにパドトロワが出てくる。
パドトロワのヤフニュークは悪くないが
ピルエットは3回転どまりだった。

道化がパドトロワの一人の女性に花を渡すシーンを家庭教師が代行していた。
乾杯の踊りが終わったあとの道化の踊りは2人の女性の踊りになっていた。

舞台の中央に幕が下りて第2幕への間奏曲（情景）が奏でられる。
そこで王子のソロがある。
シェミウノフはアラベスクの時に後ろの足がまっすぐ伸びない癖がある。

背景の森の中を通り過ぎる白鳥たちとロットバルト。

第2幕
湖の中のシーン
一人で踊るロットバルト。

王子が現れてはける
オデットが出てくる。

大きくて手足が長いボルチェンコはこのシーンは非常にすばらしかった。
王子様との相性も抜群だった。

マイムはいっさいない。
出会いのシーンはマリインスキーもマイム皆無だった。

白鳥たちが出てきて
美しいハープの音色。

二列に並んだスワンたちの真ん中を王子が歩いてくる
小さい4羽と大きい4羽の白鳥がかみてに並ぶ
オデットが中央に出てくる
ここの「殺さないで」のマイムもまったくない
（ロパトキナはやってましたけど）

ここで群舞になる
（マリインスキーと同じ）
小さい白鳥のうち2羽が組んで踊る。

オデットが出てくる
王子とのアダージョ
前半の最重要シーンだ。
ここはなかなか見せた。
ゆっくり優雅に動くのがこの2人には合っている。

4番からホールド付きのピルエット

一列に並んだコールドの前を王子がオデットをリフトしていくシーン
頭がまっさかさまになるまで完璧に2回上げた。

最後の1回転、2回転、3回転と増やしていくホールド付きのピルエットもやった。

拍手

小さい白鳥

大きい白鳥

オデットのソロ
グランバットマン
シソンヌ
アントルシャとパッセ

コーダ
4羽がアテールでフォンデュのまま前に進んでいく

オデットのソロ
終わり

第3幕
宮殿の舞踏会

遠近法で奥行きがあるように見えるように描かれている背景
シャンデリアも高さをずらして吊るしてある

道化がいなくてさびしいんですけど…

各国の踊り

スペイン
黒と白
黒の男性がハンサム

ナポリ
ニキータ・クリギン、カワユイ。

ハンガリー

ポーランド

花嫁候補たちの踊り
王子様は気に入らない

そこにファンファーレ
ロットバルトと黒鳥がやってくる。

目力～
ボルチェンコは黒鳥としては表情はすごくはまっていた。

黒鳥のパドドゥ
いつもの音楽

王子のソロ
シェミウノフ
高さはあるが、スピードやキレがあまり感じられない。
最後の中央から前に進み出てくるトゥール・サンレール、最初の２回がアン・オー
あとの２回は手を下ろしていた。
とにかく終わってほっとする

黒鳥のソロ
ストウニュからダブルのピルエット、
そのまま足を後ろにアチチュードで１回転、
グラン・バットマン＆パッセのコンビネーション。

舞台を横切るダブルのピルエット。

コーダ
王子のソロ

オディールの32回転は多分全部シングル。

誓いは破れて走り去る王子
倒れそうになる王妃をあおぐ女性たち

第4幕
湖
最初にロットバルトがいる。
白鳥たちが踊る
ここもマリインスキーと構成が似ている
2羽の白鳥のそれぞれのソロがある。
最初の人は良かった。

オデットが帰ってくる
オデットを守るように隠すスワンたち
ロットバルトが荒々しくスワンたちをいたぶる
ロットバルトがいなくなると
王子がやってくる
王子とオデットの悲しみのパドドゥ
ここも音楽も構成もマリインスキーに似ている

つまりこの版は第4幕も主役の2人が踊るシーンがちゃんとあるということ。

ロットバルトが現れる
2人は戦わない
2人はいっしょに湖に身を投げる（のかな？）
スワンたちの悲しみで全幕了。

おつかれさまでした～
オケのみなさまもありがとうございました～

***

Prince Siegfried : Marat Shemiunov
　Born in Leningrad in 1983

Rothbart: Vladimir Tsal
　Born in 1978 in Leningrad

Pas de Trois : Andrey Yakhnyuk

Spain : Andrey Kasyanenko

Italy : Nikita Kuligin

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