2019年06月07日
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カテゴリ: OPERA


In his first performance in Tokyo, he has made his role debut.
Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist

2018/2019シーズン
オペラ「蝶々夫人」/ジャコモ・プッチーニ
Madama Butterfly / Giacomo PUCCINI
全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
オペラパレス

2019年6月7日(金)14:00 オペラパレス


演出 栗山民也
美術 島 次郎
衣裳 前田文子
照明 勝柴次朗
再演演出 澤田康子
舞台監督 髙橋尚史

蝶々夫人 佐藤康子
ピンカートン:スティーヴン・コステロ
シャープレス須藤慎吾
スズキ山下牧子
ゴロー晴 雅彦

ヤマドリ星野 淳
ケート佐藤路子
合唱指揮 冨平恭平

新国立劇場合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団



今日も新国立劇場の蝶々夫人に参りました。

初日はやや不調ぎみだったスティーヴン・コステロ
見違えるように美声を聴かせてくれました。
本当に良かったです。
ありがとうございます!
輝けるような美声のリリコで愛のシーンが説得力をもって展開されました。

高音は全て出しました。

心理劇を見るような精緻な演出も堪能!

蝶々さんのまるで喋っているかのようなイタリア語がやはりすばらしかった。
真っ直ぐに美しく伸びる美声のリリコ・スピントを堪能。
ありとあらゆるいろんな声を駆使し
万華鏡のような声の引き出し。

シャープレス須藤さんも安心してマックス歌唱してたようです。
彼も七色の声でいろんな声で声に感情を載せて歌っていました。
すばらしい!

牧子さんもやはり超美声を聞かせてくれました。

お疲れ様でした。

***
はためく星条旗
これはエイブラハム・リンカーン号が長崎港に入港しているという合図だ。

ピンカートン 白い海軍の将校の制服

階段の上で両手を広げる

階段の中部で歌い出す

スズキら使用人を紹介するゴロー
ピンカートンはチップの札を数えている。

スズキだけ前に出てきて縁側に正座し喋り出す。

ピンカートンはお喋りを止めようとチップを渡すがスズキのお喋りは止まらない。ゴローが連れて行く。

シャープレスが来る
ピンカートンは敬礼する
シャープレスは民間人なのでしない

シャープレスにも日本人妻を紹介しようとするゴロー
シャープレスは断る。

ピンカートンはゴローを迎えに行かせる
ゴローは足袋のままユーモラスに上って行くが
上まで登って誰も見ていないと草履を履きドカドカ歩きに変わる。
ゴローの演技の細かさは瞠目です。

シャープレスと二人

昨日領事館で彼女の声を聞いた。
彼女は真剣だよ。
弄んではいけない。

アメリカ フォーエバー

グラスを合わさないシャープレス

ピンカートンはいぶかしげに彼を見る。

ギクシャクしたまま杯を飲み干す二人。

蝶々さん一行のお輿入れ
なんという美しい蝶々さんの歌唱だ
このシーンは全く同じシーンを
蝶々さんは3幕の冒頭で行う。
3幕はいわば回想シーン。

打ち掛けを両手に持って歌いながら階段を降りる。

ピンカートンが見ている。

階段を降り切った蝶々さん
ピンカートンにお辞儀

ピンカートンはお辞儀を返さない。

ピンカートンはすぐに顔に触れようとするが蝶々さんは逃げる

シャープレスと話す。父親の話はピンカートンに聞かれたくない。

お年は

15歳

もうお婆ちゃんよ!

無邪気に女友達のところで笑う。

あまりにもがやがやしゃべるのでゴローは静かにさせる

蝶々は母親を紹介し皆でまたお辞儀する
ピンカートンはリアクションに困っている。
ちらとシャープレスを見る。

蝶々は自分の小物をピンカートンに見せる。

お歯黒を放り投げ、
宝剣は隠す

Ieri son salita tutta sola in segreto alla Missione

クルスを取り出し改宗したと告げる。
座り込む蝶々さん
ピンカートンは手を差し出して立ち上がらせる

親戚一同が来る
関係ないやつまでチップ目当てで来ているのではとピンカートンは思う。

結婚式

終わると蝶々さんは女友達に取り囲まれる
ピンカートンはすぐに蝶々に近づこうとするが女友達の壁で近づけず、親戚たちにチップを振る舞う。

マダマ・ピンケルトンよ
リア充見せつけのシーン

神官にチップを渡す。

神官とシャープレスが帰る。

乾杯!

おー神

ボンゾの声

皆帰っていく

母親も。

ピンカートンは怒る

Ehi, dico: basta, basta!

俺の家には坊主はいらん!

蝶々さんはうずくまっている。

泣かないで。

ピンカートンは蝶々さんの傍らに座り手を取り慰める
蝶々さんは手にキス
ピンカートンは蝶々さんの頬に手をやり顔を近づける
邪魔するようなスズキのお祈りに驚いて立ち上がる

夜になった

親戚に見捨てられても私は幸せです。

手を叩き下男を呼ぶ

閉めてくれ

蝶々さんは
脱がせて
と奥の間に入っていく

ピンカートンも急いで続こうとするがスズキに止められる

仕方なく庭でタバコを吸い始める

mia moglie! mia moglie!

感激でいっぱいになりながら待つ

蝶々が夜着になって出てくる

Bimba dagli occhi pieni di malìa

ピンカートンは蝶々に近づき肩を触る

愛してるってまだ言ってくれないの?

死んでしまいそうで怖いの

ばかだな
愛は殺さない
愛は命を与えるものだよ

蝶々はまたもや近づくピンカートンをかわす

蝶々は縁側に三つ指をつく。

Vogliatemi bene,
un ben piccolino

Dammi ch'io baci le tue mani care

蝶々はピンで刺されて止められてしまうのでしょう

怖ろしそうに言う

ピンカートンは広げた蝶々の両腕を後ろ手にするようにして

もう逃がさないためさ。

Sei mia

Vieni, vieni!

すばらしい二重唱!
感動に震える

蝶々はようやくピンカートンの胸に飛び込む

蝶々は半回転してピンカートンと両手をつなぎ
あとじさるようにして母屋の中へ

母屋からの明かりが漏れる中
静かに障子が閉まる

なんて美しいのだ!
音楽も、何もかもが美しい!
これぞプッチーニの蝶々さんの神秘的な美しさだ!

1幕了

第2幕

同じセット

小さな棚の上には十字架と嫁入りの時に頭に飾っていた赤い花がある

スズキのお経

蝶々さん

お金の残額を確認する

帰ってくるわ

口論になる

言いなさい
お帰りになるって

お帰りに…

わっと泣き出すスズキ

どうして泣くの?
信じてないのね

ある晴れた日に
船が入港するの
号砲を轟かせて

すると小さな人影が丘を登ってくるの
私は隠れるの
死んでしまわないように
e un po' per non morire

io consicura fede l'aspetto
信じて待ってるのよ!

大拍手

ゴローの案内で蝶々の家を再訪するシャープレス

気の重い役目だ
ピンカートンからの三行半を伝えなくてはいけないのだ。

マダマ・バタフライ

マダマ・ピンケルトンよ

振り向く

領事を認め喜ぶ

駒鳥はいつ巣を作るの

唐突な質問

ゴローが笑う

笑ってるわ、いやな奴
あたしに勧めるのよ

そのヤマドリが人力車に乗ってやってくる
ヤマドリはさきほどまでシャープレスが座っていた座布団をずらして自分が座る

蝶々はその脇で皮肉の一打

まだあきらめてくださらないの

離婚した、女関係を清算した
おまえのために

お茶を

蝶々は奥に入る

ヤマドリはシャープレスとひそひそ話

ピンカートンと会うのか

いや、向こうはそのつもりがないんだ

蝶々は妻を離縁しようとした不実な男がアメリカでどんな目にあうのかを実演してみせる

可哀相に…

ゴローは帰ろうとする山鳥にもうプッシュするよう促す

気が変わったら

変わりませんわ

ヤマドリはプライドを傷つけられ扇子でゴローをはたくと人力車に乗り込む

騒々しく帰っていく

やれやれ

ようやく私たちだけですね

階段の方に腰かけさせる

手紙を読む

ピンカートンは手紙をきちんと聞かずに早合点してはしゃぐ蝶々が気の毒でたまらなくなる。
手紙を読むのをやめてしまう。

もうピンカートンが帰ってこなかったらどうするんですか?

ショックを受ける蝶々

死ぬか、
芸者か…

ヤマドリと結婚しなさい

あなたまでそんなことをおっしゃるの

蝶々の態度が豹変する
氷のように冷たくなる

スズキ、お客様がお帰りよ

ひどいわ!ひどい人だわ!

あの人が私を忘れたって言うの…?

奥に入る蝶々

元気良く走ってくる子供

抱きとめる蝶々

これでも忘れられるって言うの?

シャープレスの驚き

ピンカートンは知っているんですか?

知らないわ

このおじちゃまがひどいことを言うのよ

おまえの手を引いて街に出るのよ

もういやだわ 恥ずかしいわ

死ぬわ

泣き崩れる

子供は母親のそばに行き背をさすってなぐさめる

シャープレスは感動してすっかり動揺してしまい

すみませんでした。私は帰ります。

蝶々はシャープレスを許すように手を取る

子供を呼び子供の手をシャープレスに握らせる

シャープレスは子供を抱き上げる

お名前は

悲しみよ
でもあの人が帰ってきたら喜びになるの

約束する
お父さんに伝えるよ

帰るシャープレスを三つ指ついて見送る蝶々と子供

スズキがゴローを追いかけてくる

子供の悪口を言いふらされているんです

蝶々はゴローを追いかける

ゴローは階段の上まで走るとそこでヤクザもののように肩をそびやかして
ふん!と歩いていく

港の号砲

スズキが出てくる

舞台の先端まで行って

港をみつめる蝶々

スズキが望遠鏡を渡す

Il nome

ei torna e m'ama!

帰ってきたわ
あの人は私を愛しているの!

涙涙

どのくらいでいらしゃるかしら

1時間

2時間ぐらいでしょう

スズキに花嫁衣裳を出すように言う

庭の花を摘んで花びらを座敷に撒き散らす

花の二重唱

子供にもお化粧をして障子を閉めその背後で待っている

影絵の演出もすごいですよね
子供が寝てしまい
スズキもじきに寝てしまう
蝶々は奥から出てくる

蝶々は白無垢の打ち掛け姿で、棚の上に大切に飾っていた赤い花を髪に挿す
これはもしかしたらピンカートンが可愛いねって言ってくれた花なのかもしれない。

階段の上に上がっていく蝶々

ハミングコーラス

ここで2幕が終わり幕がいったん下ります

音楽は間奏曲(第3幕の序曲)を演奏し

また幕が上がります

蝶々は同じところに立っています

そして下りてくる

嫁入りの時と同じ衣裳同じしぐさ同じような幸せな表情で
たった一人で歩いてくるのです
これは蝶々の過去のフラッシュバックなのかもしれません。
蝶々は下まで降りてくると現実に戻ります。
広げていた両手を下ろします

朝になりました
スズキが出てくる

蝶々が奥へ行く

黒い制服のピンカートンが。
昇進したのか

現れ高台に佇む
追い越すようにシャープレスが下りてくる

そして!
洋装の女性が現れる

喜んで奥様に伝えようとするが

静かに!

おまえに頼みがあるのだ

何が何ができるっていうんです

子供を引き取りたい

ピンカートンはあがりかまちにある花びらを見て感慨に囚われる。
無邪気な蝶々の喜びと自分への愛を感じて哀しくなる
ピンカートンは座敷に上がり
(いつものように靴は脱がない)
階段の途中に立ったままの本妻、ケイトを見やる。
見つめ合う二人。
ケイトは無言の圧力をピンカートンにかけている。

三重唱絶品です

スズキが奥にケイトと共に入る

ピンカートンは自分の写真立てを見つけてバタンと音を立てて伏せる
小さな棚の上には十字架がある

もうここにはいられない

途中で待っているよ

Sorda ai consigli,
sorda ai dubbi, vilipesa
nell'ostinata attesa
raccolse il cor

Sì, tutto in un istante
io vedo il fallo mio

ピンカートンは自分の罪の重さに耐え切れず出て行こうとする

シャープレスははっきりと言う

行きたまえ

Addio fiorito asil

ah! son vil, ah! son vil!

ピンカートンは走って階段を上がり、文字通り逃げていく

ピンカートンよりも強い意志で行動するケイト

Perdonatele

奥さんの存在を知って動揺するが

E sia!
A lui devo obbedir!

蝶々は急に態度を変え、
武士の娘然とした決然とした態度を取るようになる

Sotto il gran ponte del cielo
non v'è donna di voi più felice

子供は?

と性急に迫るケイトに
まずい!という表情のシャープレス

ますます能面になった蝶々は半時後にピンカートンに来るように言う

そそくさと帰る二人

泣き出す蝶々

スズキはもうたまらない

蝶々は打ち掛けを落とすように脱ぎ、
赤い花をその上に捨てる。
もういらないのだ。
彼の愛は蝶々にはない、
それを確信した瞬間
彼女は石になった。

蝶々は棚のところに行き十字架を倒す。
もうクリスチャンでもない。
自殺はキリスト教では大きな罪で天国に行けなくなる。
蝶々は日本の武士の娘に戻ったのだ。
オテロがデズデモーナを殺す前の心境に似ているよね

蝶々さんの決意を感じていた
スズキは子供を母親のところにやらせる

ここで『ママ!』と叫ばせる演出もあるがこれはそうではない。

スズキは柱の影に隠れて立っている
もしかしたら気を変えてくれないかと
しかしそれは虚しい願いだった。
武士が腹を切ると決めたら覆らない。

piccolo Iddio! Amore, amore mio

Va, gioca, gioca!

スズキは承知していたように子供を連れて行く

蝶々さんの最期

子供は母親の自害の瞬間を見てしまう。

Butterfly! Butterfly! Butterfly!

このピンカートンの叫びが、本日はとても悲痛に大きく響いて悲しみを誘いました。

蝶々の耳には届いたのか?
それともピンカートンが蝶々の死を聞かされた時のこえだったのか。

本当に悲しい
悲劇です。

お疲れ様でした!

※蝶々夫人DAY 1は こちら を参照ください。





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最終更新日  2019年06月09日 09時06分38秒


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