全4件 (4件中 1-4件目)
1
名古屋の小学校1年生の時から一緒だった連中と新宿で会った。といっても小6までとか中3までとかは一緒だった人達で。一人マメな友人カメラマンがいて、つなげてくれた。男二人。女三人。東京にいるのは私と男カメラマンのみ。まず行ったら、「おぼえてなーい」と言われる。えへへ。その子は小2の時に転向してきた子でまあ、たぶん小2を数ヶ月ともに過ごしたはずの子。千葉から来て、千葉へ戻ったらしい。私は彼女に関するいくつか覚えていた。よかった。彼女はシャネルのスカーフを巻いてカルチェのリングをして一児の母で、主婦でそこは西武新宿駅なのにJR新宿駅までタクシーに乗ろうか思案していた。もう一人は数ヶ月前にあったニューヨーカーで、今度マルセイユでイギリス人と結婚しきあげるの、という人でヒーティックが売れてるよって、ヒートテックの事いって、皮パンはいてたよね、黒の。そんな二人にノーメーク、言えばビニルの「ズタ袋」を持った私、33歳。何より先にかわいそうな目で見られる。えへへ。ごめんね、気使わせて。そこへ男子登場。先のシャネル、「覚えテナーイ」と再び。バカだったから、と連発してる彼女だが、あ、そうだ、彼女勉強苦手だったっけ、とほんのり思い出す。そして覚えてないことをそんなに明るく言うこの人は善人だな、と思う。その男子はものすごい赤ら顔、つうか酒やけ風でずんぐりむっくりで毛が濃く、一気に女子のテンションが下がるを感じる。しかし、彼は医者である。その後、新聞社カメラマンの友人も加わり、会が始まる。その中でもっとも印象深かった話。当然昔話をするのだが、その中でなぜ、あの子とあの子がもてたのか、という話になる。私とカメラマンで「ボインだからに決まっている」と盛り上がる。女の子達は「えーそんなの見テナーイ」となる。私はハタとなった。その子はアホだから覚えてないのか私が女が好きだから覚えているのか。そんな軽いショック症状の中。ボインの話で盛り上がっていると医者が言う。「でも、その時俺はベキリンソンが好きだったけどね」空気が凍る。おい、医者よ。何せ、ノーメークかわいそうなズタ袋女を不細工なおっさんが好きだったと言っているのだ盛り下がらないわけがない。ボインの話の中で「でも」から始まることでわかるように私は小学6年生で130センチしかなかったような、胸って何?というような状態だった。(今は平均身長)私はもちろんその事を知っていた。直接言われたこともあったし彼の母がうちの母に「うちの子がベンソンちゃんを好きで好きでねえ」と言ったらしい事もあった。でもって「小6のとき、覚えたての英語使って一度ILIKEYOUってメッセージに書いたんだけど後にLOVEって言葉がある事を知ってすごくショックだった。そう書けなったことが」という。更に盛り下がるよね。「なんで好きだったかって理由なんかなくて、見てるだけでいいって言うか」ニューヨーカー、テンション下がりきった声で言うよね「ストーカー…」で、なんとなくトークを切り抜けていってバレンタインの話で花が咲いてニューヨーカーが「私のチョコへたくそって超バカにされてサー」なんてあはは、なんてやっていたら医者が「俺はベキリンソンにもらえなかったことを覚えているけどね」……再び一同豪雪地帯だよね。そんな医者も二児のパパかつ、今度双子が生まれるって言うし、家族連れでアメリカの病院へ留学もするっていうし、えらいと思う。帰りの電車、出張で東京に来てた彼となぜか電車がしばらく一緒で。しんみり少し話しをした。家に帰ってきて私が考えたこと。ありがとうっていえなかったなって。人生で一番後悔することってこれだって、気がついた。勇気を出さなかったことや頑張らなかったことだまされたことたいしたことない。悲しいのは「偽った」こと。愛は小さなときから存在すると私は知っているからあえて躊躇なく使わせてもらうと彼は人生の前半で、たぶん、一番私を愛してくれた人である。私は愛した人達の事ばかり考えていて愛した人たちからの影響ばかり見つめていたんだけどそれはとても横柄で傲慢なことだな。小学生ながら彼がずっと私を見ていたことを知っていた。彼が私を理由もなく認めてくれて小学校卒業してからも電話をくれたりして私は彼を誠実な人だろうと思っていたし、好きだったんだと思うけどただ、彼のいかにも男女っぽい「つきあいたい」という気持ちにはまったく応える気にはならなかっただけだ。ただそれだけの事だった。私は彼に対して常に鼻くそほじってるような態度だった。余計な気を持たせるのは悪だと思っていたしそれでいんだと思ってた。深く話したこともない人間をそこまで愛する事ができるのかなんてまったく信じられないと思ってたし。ほら、よくあるじゃないの。私の何を知ってるんだよって、さ。若気のなんとかで。私、間違えてたな。鼻くそほじってる態度は悪だった。私は誠実に想いを説明するべきだったしそしてあんなにいつも好きだ好きだといってくれたことは私の情緒をどんなに安心させてくれてたんろうってやっと気がついた。家族がクソだった時代。学校で友達だけが救いだった時代。あなたがいたから私はたぶん、ずっと安心して生きていられたと思う。未来を楽観することさえ、助けてくれただろう。「相応」な態度が取れなかったことその時その瞬間に故意に誤答を返し続けたことこれは現行の痛みで、傷そのものだ。偽ったことはこの世で一番後悔すべき事で嫌悪されるべきことで、疑いのない悪だ。自分をふくむ世界のすべてを裏切る行為だ。大げさに聞こえる?ほんじゃあ、君はまだ気がついていないのだ。あんときまでの私のようにね。ごめんなさい。私を認めてくれてありがとうね。いつも見ていてくれてありがとうね。あなたが好きでいてくれて怖いことは何もなかったし自分勝手なことも何一つしなかった。ただ、好きだと伝え続けてくれた。どんなにそれがすばらしいことだったかどんなにそれが貴重なことだったのかおろかな私は20年もたってやっと気がついた。ありがとうって。目を見て言うわ。そして詫びるわ。次に会えたならね。今の幸せな君には迷惑かもしれないけど私は今、長らくの証明を経て、やっと君に正答を返すことができる。
2012.03.25
昨日はなんとなくいろんな人に連絡してみたくなる日だった。妊娠中の友人やら家族サービス中であろう兄やら二つ駅が隣の大学時代の友人やらごうかんみすい起こして起訴された元後輩やら一酸化炭素中毒で死んだ古い友人やら……このうち二つは変なのだから特筆の必要があるだろう。ごうかんみすい野郎は、私の後輩だった。いつかの日記にも出てくるだろう。ずっと前、会社を辞める日、荷物を車で運んでくれた、そいつだ。色々書くと大変だから書かないけど皆、私より仲のよかった人たちが、もういいよ、あいつは、って言うけどそれは仲良かったからってのもあるだろうが、未だ気になって仕方がない。だって聞いてみたいじゃない。あいつに3年はやめるなよ、って言ったんだよ。自分がやめるとき、えらそうに。不器用で、出世も遅くて、おわらない徹夜を5年以上やってやっとディレクターになりかけてたのに。お前、なんであんなことしたの?なんでずっと好きだった子に変装して怖い思いさせたの?メアドはなくなってないようだが、返信はこない。起訴された人間てどうなってんだろうなあ。そもそも牢屋にいるのか、外にいるのか。携帯はなぜ生きているのか。基本的なことが何もわからない。でも、お前がメアドを変えてないことはわかったし。誰かがお前の携帯の料金をなんとかしていることもわかった。もう一人。2年前の正月間近、原宿の片隅、火事で死んだ。その名も今泉。変態の友達。仲直りしたばっかで、でももうかれこれ13年も友達だった。今でも思うけど、あんたを理解してた人間のランキングで俺相当上位だぜ。センチメンタルな俺の知らないあんたの友人があんたの学生写真みたいのwebにのっけて手島葵のyoutube貼ってて笑った。だって、ジャマイカ人になりたかった金髪ちゃんねー好きのヒッピーもどきだったのに。友達、やさしいな。もう、つながらないはずの電話なのに、昨日は呼び出し音が聞こえてびっくりこいた。すぐにやべって切ったけど。なぜかすぐにコールバック。液晶に「今泉」callingなんか、やっぱ、生きてんじゃね?って思って。死んだの新聞で知っただけだから。でも、出たらやっぱり全然違う人でおばさんかおじさんか分からないような声だった。「もしもし?」「……あ、すいません、あの、間違えました」と俺。「あ……ごめんね」そう言って電話は切られた。ごめんね、か。今泉が言ってくれたのかもな、って電話切った後、胸がドキドキした。今泉死んでごめんねって言ってくれた?電話出れなくてごめんね、ってこと?なんてな。この先死んだ人の番号、知らずに使うことになる人が増えるんだろうなってどんなかしらない誰かの番号もらった人がまたもやセンチメンタルな友人が死んだやつをコールするのを受け取ったりするんだろうか。俺もやっぱり今泉を理解してなかったか。♪センチメンタルコーーリング♪byイヨちゃーん
2012.03.05
私なりの人生評価定規。一つはいかに死んだら泣く人間が作れるか、だと思うている。いかに泣かれるかではない。一般的には死んで泣かれる方がエラそうだが。死んだ本人が満足したかどうかはわからぬ。もし、死んでなかれる事を大事だと、世の中のためだと生きようとする人がいるなら求められてなんぼだと、そう思う人がいるならそれまじっすか、と問いたい。簡単な方に流れていやしませんか、と。よく悪いことを「人のせい」にしてるというけれどいいことを「人のせい」にとはいわんが。そういう人たくさんいるよ。自分の求めるものを面倒くさいから考えずに「人のせい」にして答えを出す。あんまり好きじゃない。
2012.03.04
ふとねぼんやりだけど確かに思うことあって。さんまってすげえな。と思いました。あのヒトがいじる人たちって世間じゃ完全アウトだろうって思うんですよもうすぐ小学生だっけ?とかダイヤモンドユカイとか話聞いてない女優とかとんでもギャル達とかたぶん、絶対友達になりたくない人々ね。でもさんまさんね笑いながら彼らとかかわるよね。かかわり方をね。おもしろがりかたをね。どこまで言っていいかをね。政府がくそまじめにいじめをなくそうなんてやってもつうてもいじめたいもんはいじめたいでしょう。でもいじめという事象に対して一番でかい大きな声が出ているのは、現実の結果、彼な気がする。しかも、それとは絶対わからない遣り方で。日本全国のおちゃの間の飯食ってパーフェクトにリラックスしたひとたちのふところにそっとどっかと。
2012.03.01
全4件 (4件中 1-4件目)
1