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ふぅ。やっと、机の整理と勉強部屋の掃除がひと段落した。ついさっき、「片付けのコツ」を発見した。 それは・・・:「方向の選択・決定」ですね。まず、「どれ」を片付けるか。これを決めないと始まらない。そうでないと、部屋のいたるところに雑然と散らばっている、本やらCDやらファイルやら意味不明な物体やら「あらゆる情報」が、脳みそを思考停止状態に追いやる。こんな感じに・・・の頭の中:ツー、ツー--、ツー---....そんな場合、ターシャは自分が思考停止状態に陥っていることすらしばらく気づかず、呆然とものを眺め続ける・・・(汗) そんな状態から脱するために、まず何を片付けるのか、あらゆる物の中で「方向」を定めるべし。「これ!」とか「あれ!」とか。次に、「これ」は「どこ」にいれ、「それ」は「どこ」にしまうか。その際、使用する可能性が高い「この種類」は「どこ」に置いたら使いやすいか。:このような感じで、「片付け」の過程のいたるレベルで「方向性」が支配している・・っぽい。この「方向の選択・決定」には、「優先順位」や「焦点」の設定がおのずと為されている。:・・・なんか最近、変なところで、理屈っぽい?合間に、William Somerset Maugham の自伝、The Summing Up を読んでいる。 Maugham の英語は美しいと、Mr. gentleman の師匠の先生が言われていたため、大学時代に彼の本を何冊か買って読んでいた。ところで、Maugham の顔はなんとなくこの師匠に似ている気がする。。 Maughan は「書くこと」をものすごく訓練した人なのだそうだ。そういえば、フィリピン大学のMr. Genius が言われていた。哲学は、「何を言うか」が大事だ。文学は、「どう言うか」が大事なんだ。英語で言えば、"what to say"と"how to say". :さて、最後の詰めをするなり、片付けの・・・。
2008.04.30
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今日の夕方、疲労のために隣で横たわっている papa の大きなイビキを聞きながらchant中、ここ数年ほったらかしにしていた自分の机で勉強することを思い立った。それまでは、1階にある小さなテーブルが、一時帰国中のターシャの机だった。2階にある本物の机は、大学4年間と留学時代にたまった書物とノートのために、ほぼ物置状態だった。けれど、これから始める論文の準備のためには、今の小テーブルでは間に合わない。早速、整理整頓の開始。数時間後・・・:疲れた・・・色々な情報が書かれた紙、紙、紙。「過去の私」がいる。小学生、中学生、高校生、受験生時代、大学時代、留学前、留学時代・・・それぞれの時代の自分が書いた決意や誓いの文もあった。切り抜きや書き抜きもたくさんあった。:何も知らなかった。知らないまま、一生懸命、心を燃やして、まっすぐな言葉を書いて話して、挑戦していた。大学時代でさえ、まだまだそうだった。その時は知らなかったことをようやく知るようになった今、自分が育てられたこの場所を批判的に見るようになっている。この場所からやって来た人たちのために嫌な思いをすることが増えた。彼らをそういう人間に育ててしまったこの場所に、疑問と批判を持たずにはいられない。それでも、この場所に自分は恩があることを再確認した。:そうだ・・・自分はこうやって、来たんだよね・・・自分が立っているこの「今」という地点に、どれだけの人の優しさと陰の支えが沈殿しているだろう。どれだけの祈りを送ってもらっただろう。自分だって、最初からすべてを知っていたわけではない。今だって、見えない部分の方が多いだろう。でも、批判的になると、往々にして、自分が見える部分だけを「全体」とみなしがちだ。恩を知ること。恩を忘れないこと。謙虚であるために、決して正しい道から外れないために、後輩を育てるために。自分のルーツを再確認できて良かった。それは「恩」という大地。大きすぎる。そこに自分は立っている。:・・・それを知ったら、怒りと呆れと悲嘆のみで、彼らを切り捨てて終わることはできないんだな。
2008.04.28
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一昨日、Pagasa の授業料を、駅前の銀行に納めに行く mama に付き添って外出した。最近のうすら寒い曇り空から一転して、天気の良い温かな午後である。我が家は子どもが4人。1人にかかる授業料だけでも大変なのに・・・ お金も労力も本当にかかるだろう。授業料を納めて2人、自転車に乗って帰る道すがら、思わずターシャはつぶやいた。:子育てって、大変だなぁ・・・自分もまだ育ててもらっているくせに・・・(汗):ufufu, そうね。隣で自転車をこいでいるmama。:やっぱり、「おひとりさま」の方が気楽でいいのかな。(注:「おひとりさま」は、ターシャが最近覚えた単語)あぁ、こんなことを考える私の心は随分、老けてしまったのだろうか?!(泣) 以前よりほんの少し現実的な負担を考えるようになったことそれ自体が老けているのではない。「楽をしたい」「大変なことは避けたい」という思いがあることが老けているんだ(泣):うぅ~ん。家族がいると、大変さも倍、楽しさも倍ね。大変さに見合う価値のある楽しさも味わえるなら、それもいいんじゃないかしら。:そぅだねぇえ。あんまり共感していない相づち。やっぱり「大変さ」の方に天秤が下がる・・・。大変さと楽しさは表裏一体、離れられない。今に知ったことではないけれど、改めて考えると、なんとなく気が重くなる。:楽だけど何もない人生って、つまらないと思うな。:そうだねえ。それは確かにそうだね。線路沿いの道を走る mama と Tarsha.:生きるって、自分の生に対する「挑戦」・・・あ、mama、今良いこと言った。:えっ? 何なに? もう一度言って!すでにもうこのことを日記に書こうと考えている Tarsha.:ん? 「生きる」とは自分の生に対する「挑戦」だって。・・・mama は本当にそう思うよ・・・だから、挑戦がない人生は「死」なのよ。:・・・・そっか・・・!何であれ、自分にとっての「大変さ」に「挑戦」していることが、生きていることなんだ・・・その「挑戦」に、ひとりだから、家庭があるから、という環境条件は問われないんだ。これまで重たい心を伴って眺め、担いできた「大変さ」が一回転して、まったく違った様相を見せた。:一生、挑戦なのよ。立ちこぎしながら広い坂道をのぼり、線路を渡る。:良い話を聞いた このこと、日記に書こう!タイトルは「mama と Tarsha の・・・mama の声が左から聞こえた。:「生きるとは何か」ちょうど後ろから、自転車に乗った中年の女性が私たちの間を通り過ぎようとしていた。私は見知らぬその人に、mama の言ったタイトルが聞かれるのが少し恥ずかしかった・・・ その人は、線路を越えた坂の下りで、私たちをしゅーっと通り越していった。あぁ、そうか。何も知らないまま、生きることに対して明るくあるよりも、色々なことを知った上で、なおかつそれでも明るくいられることの方がすごいんだ。イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクは、"Songs of Innocence"と"Songs of Experience"というタイトルの詩集を編んでいたなあ。「無垢」と「経験」・・・色々な経験をして、自分のイノセンスが失われた=「老けた」と嘆いていたのが、最近のターシャの一部分であったかもしれない。でも、嘆くことはないんだな・・・今はまだ、明るさに向かっている途上なんだ。
2008.04.25
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:そ、そろそろ、焦ってきたぞ・・・(汗)しかし、焦っている時ほど、何も手につかないものだ。ターシャの心の中、もしくは意識の流れ。文献、なかなか見つからない・・・もう夕方だよ! 1日過ぎるの早いよ! もうすぐ mama が帰ってくる。食器洗わなきゃ。今晩の味噌汁の具、冷蔵庫にあるかな。今日のchant、目標達成に足りないからもっとあげなきゃ。計画表しっかり立てないと。目標もがっつり決めてご祈念帳に「きれいな文字」で書かないと。フィリピンから持ってきた資料、毎日どのくらい読もう?英語も練習しないと。運動してないのにプリン2個も食べちゃった。まずい!このままじゃ太る。・・・川の土手を走ってこようか?でもその間に mama が帰ってきちゃったらまずい。だって夕飯の準備しないと。味噌汁作らなきゃ。雨戸はそろそろ閉めてもOK? ・・・あぁ~あ(あくび)ターシャの分析:「~しなきゃ」という語尾が多い。やるべきことが複数ある中で、優先順位がきちんとつけられず、且つやるべきことを終える時間を決定していない無計画性の故に、いずれも中途半端に陥っている。しかし「やらなければならない」「終わらせなければならない」という危機意識は絶えずあるために、現状とのギャップに本人はプレッシャーを感じ、焦り始めている。本人を焦らせるもう一つの理由は、mama が本日、深夜の夜勤であるゆえに、何にもましてmama を休ませる環境を作らなければいけないということ。一方で、自分のやるべきこともまだ終わる見通しが立たないために焦っていると思われる。さらにもう一方で、夕暮れ時となり周囲の暗さに誘われて眠気が襲いはじめ、とりあえず眠りたいという生理的欲求が高まっている。つまりターシャは2つの葛藤を同時に体験している。1.自分のやるべきこと(文献探し)vs. 家のこと2.睡魔 vs. やるべきこと(自分のこと+家のこと)予測される結果:今、睡魔に負ければ、どれも中途半端に陥り、波任せの行き当たりばったりの結果に。今日1日、不満足に終わるであろう。:いや、すでに不満足・・・推薦される行動:頭を整理するために、まずは夜の祈りから始めるべし。その中で、今の優先事項を見極めろ。もしくは目を覚ますために、食器洗いから始めるも良し。単純作業で手を動かすからね。どうしても眠ければ、5分だけ寝ましょう。雨戸も今、閉めちゃいましょう。もう5時半よ。推薦される心がけ:なるべく楽しむようにしましょう!
2008.04.25
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結局、ご飯もターシャが炊いた。夜の12時半。papa は明日のお弁当のために料理を作っている。マカロニサラダ、それに、お肉とブロッコリーとこんにゃく入りの豪華な煮物・・・:しゅごい・・・Talino はそばで、お風呂上りにストレッチをしている。:運動してるよ・・・珍しい。ターシャが食器洗いとご飯炊きをしている間に(←しつこい)、仮眠を取ったためだろう。元気になっている。ふぅむ。色々書きたいのですが・・・:昨日、mama と自転車に乗りながら話した会話・・・「おひとりさま or 家族?」:TBSの連続ドラマ「砂時計」をめぐるmamaとの今朝の会話・・・「結婚ってむずかしい」:さっきお風呂の中で話したTalinoとの会話・・・「ザ・玉ねぎ」:ついさっき、papaとTalinoと話した幽霊の話・・・「現実界と幽界の狭間」それから、14日のディフェンスの話。:まぁ!書くこといっぱいだわ!ちなみに、帰りが遅いpapaとmamaのために、今日の夕飯はターシャが作った。アジの干物を焼き、野菜サラダを作り、味噌汁を作り、わかめの酢の物を作った。仕事から帰ってきたpapaが、残っている鶏肉とエリンゲと玉ねぎと卵で親子丼を作った。papaは料理がとても上手である。 :mamaも料理を作り終わったpapaが言った。:ターシャ、明日はmama、日勤、深夜なんだよ。注:Tarsha's mama は看護師。深夜とは、深夜の勤務のこと。:おぉ、日勤、深夜・・・:だから明日、mamaが帰ったら、すぐ食べさせて寝させて。で、この前みたいに11時半頃起こして、おにぎりか何か作ってあげて。:はぁ~い。では、おやすみぽ。
2008.04.24
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:Talino に食器洗いとご飯炊き頼んだのに、まだやってない・・・このままだと、もうすぐお風呂からあがってくるpapa か もうすぐchantが終わるmama が仕方なくやってしまいそうなので、私がやる。ターシャは、仕事から帰ったpapa、mamaにはゆっくり休んでほしいのである。Talinoも仕事から帰って疲れているに違いないが、しかぁし、彼女は何もやらないで済むというわけにはいかない。:ったく、Talino のやつ・・・ご飯は炊いてもらうぞ。papaが今、お風呂からあがってきた。:ターシャ、Talino はさっき、食器は洗ったんだよ。その後に、mama が後から食器を出したんだ。だから、mama が一番悪いんだよ。:・・・・・・:大丈夫。ターシャがやるよ。食器くらいでグダグダ言わないさ。早く書きたい日記があるのだけど。
2008.04.24
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さて、ディフェンスの際には、そこに来てくださる先生方に、「ミリエンダ」と呼ばれる、ちょっとしたドリンクとお菓子を用意しなければいけない。人が集まれば食べる―それがフィリピン文化だそうだ。そして、先生方のお時間をいただく学生がそれを用意するという論理らしい。正直、「超」よけいな負担、「超」よけいな出費である。このようなものがあると知った私たち日本人留学生は、本当に驚きあきれた。「軽い賄賂じゃない?」と危惧する友達もいた。:なんで学生が、こんなのに気を遣わなければいけないんだ?・・・気だけじゃなくて、時間とお金を? しかし、準備しないわけにはいかないのだ。ディフェンスの前日、キャンパス内のショッピングセンターに良いお菓子は売っていなかったので、ジープに乗ってフィルコアというごちゃごちゃした商店街まで足を運んだのだった。あまり不味そうなミリエンダは出せないし。前日に買っておいたジュースと菓子パンを大きな袋に入れて、寮を出発した。家族や車があれば、ディフェンスの前にこういう心配やこういう思いをすることもないんだろうな、とふと思った。:ふぅ、結構、重いよ、これ。何しろ、4人分のジュースとお菓子だから。プラス、一人ひとりに配るポケットティッシュも。食べ終わった後に手やお口をふくために。そして、会場に到着。学部長室の奥にある会議室が、ディフェンスが行われる場所。不思議と、これまで長い間感じていた恐怖心や不安や緊張はなかった。長時間のchantをする中で、そういった気持ちは消え、代わりに、来るものにしかと対する心構えができていた。ma'am Serene はすでに学部長室の中の椅子に座っていらした。ターシャは先に会議室に入り、そのテーブルに、先生方のミリエンダを個々に並べて待つことに。先生方はまだいらしていない。持ってきたメモを取り出し、ざっと見ていく。でも、もうじっくり考えることはできない。頭の中に入ってもこない。これまで消化してきたもの、自分の言葉になっているものしか、自分にはない。足音が聞こえ、ma'am Serene が会議室に入ってきた。ターシャの腕時計はちょうど5時を指していた。
2008.04.22
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3日間で20時間のchantをしようと思ったのは、土曜日だった。過去の日記の記録によれば、それは、ディフェンスの遂行が確実となった日。その前日は泣きまくっていたのだった。起きたその日は、ウェン先生からの返信を受け取るまで、ゴロゴロと時間を過ごしていた。どうするというあても気持ちも起こらなかった。先生から返信がくるかも本当は分からなかった。:もしかしたら、結局、ディフェンスもできずに日本に帰国かもしれない。そう思った。期待と希望の反対。でも、それはそれで良いという気持ちも起こった。そうなれば、「恐怖」を「恐怖」ではなく、完璧に「安全」にするための準備を万全にするための時間稼ぎができることを知っていたから。そして、そのための準備はもうここではできないから。でもその理由の底には、恐怖の対象に今だ面と向かえない「逃げ」の気持ちがあったのだ。先生からの返信を受け取ったのは、午後1時過ぎ。:no worries. see you on Monday 5pm.:・・・ハハッ自分の気持ちの重さに比して、その返信のあまりの短さと軽さに、拍子抜けした。見た瞬間、思わず笑いが出た。:みじかっ・・・!でも、この様子だと大丈夫そうだ。no worries・・・何も心配いらないということだものね。ノートパソコンの前を立って、部屋のドアに向かった。曇り空だった。:結局、やるそうだ。どんなに不完全でも、このままやるそうだ。見るともなく、目の前のヤシの木とその向こうの空を見て思った。:やるんだ。このままで出発だ。ディフェンスが先の方が良かったのかもしれない―怖気づいてすくみそうな気持ち、逃げ腰の気持ちも内に感じていた。それでも「やれ」という流れになった。実は、もうこの先どうなるか分からなくて、その日の午前中は、「自分にとって一番良い方向に行くように」と祈ったのだった。それで出た結果だから「やれ」ということだ。それから4時間のchantをした。心を浄化して整えるような思いであげた。daimokuが心に染み渡るような思いだった。日曜日は5時間。月曜日は2時間と少し。20時間、いや、あげられるだけあげたかったけれど、ディフェンスでの質問にそなえ、第1章をもう一度読み、自分の頭の中を再度、整理する必要もあった。そういう準備には、意外と時間がかかる。結局、chantの方は11時間だった。もう、あれこれ考える必要はない。向かうべき目標は目前に、はっきりとして在る。それはこんなにも人の気持ちを引き締め、その一念を定めるものなのだ。これまで思わなかった「勝利」という言葉が自然に心に浮かんだ。:4月14日のディフェンス、絶対勝利。ご祈念帳にそう書き込んだ。
2008.04.22
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周囲が「結婚」の話題を話すようになった。:お前たちはみんな晩婚だろうね。家庭が居心地良いから。:うん。でもターシャは結婚できないと思う。:私も無理。:なんで? できるよ。お前たち、しなきゃだめだよ。なんとなく視線を下げて、ごにょごにょ言う papa。:でも、30過ぎても家にいるのは、パラサイトみたいで嫌だねって、Pagasa と話したんだ。だから、30過ぎたら家は出るよ。私は家族が大好きだ。自分で言うのもおかしいけれど、我が家は本当に幸せだと思う。いつまでも、こんな居心地の良い家族と一緒に過ごせたら、それだけで満たされる。まさに、:時よ止まれ!お前は美しい。両手を広げてこんな風に叫ぶ「ファウスト」ターシャになってしまう。けれど、一面的にはそうはいかないのも現実。いつまでもみんなで固まっていられはしない。げんに、Halim も Pagasa も私もほとんど家にはいられない。それに、一生パートナーがいなかったら、やっぱり寂しいし何か足りないと思う。私の理想は、マリー・キュリーにとってのピエール・キュリーのような男性、もしくは Mr. Genius。:よほど福運と知性をつけないと出会えませんね。mama の体力が落ちて、深夜の夜勤など本当にきつそうだ。昨夜11時半。日勤から帰ってきて仮眠を取っているmama を起こしに行く。:これがあるから・・・ いったん寝ちゃうとね・・・きついんだよね。体力が本当に落ちた・・・だから、お給料が少し下がってもね、職場を変えるんだよ。:・・・できるところまでやれば、それでいいんだよ。:そうだね。こんな風にしてお金を稼いで、親は私たちを支えてくれているのだ・・・心に深く感じ入った夜であった。mama のほっぺがだんだん、たるみ始めた。:もう歳だからいいの。:(思わずmama の頬を重力に逆らってマッサージするTarsha) リフトアップリフトアップpapa はトイレから出てくるなり、いすに座るなり、Tarsha がそばにいれば、論文について聞きたがる。:ターシャ、「仏教的自己放棄」って具体的になんだ?:うぅ~(思わず手で眼を覆う) その話は後にしてぇ。:papa はそういう話が好きなのね。Pagasa が家にいれば、2人で延々と夜中の2時、3時まで話しているのよ。:おぉ、そういえば、Mr. Gentleman もPagasa を見て、「お父さんが喜びそうな娘さんですねえ」と言われていたよ。Talino の化粧品がまた増えている。:これはダブルクレンジングした後に、化粧水の前につけるんだよ。粒子が一番細かいから。これで肌に保湿のための受け皿を作るの。:へえ・・・!(ちょっと科学的な説明に心打たれる) また新しい本・雑誌が増えている。:もう置き場所がないほどだ。そして・・・:なかなか、1週間前の出来事、ブログにアップできないぞぉ~!そのうち、しますpo.
2008.04.22
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今日は天気が良いので、家族みんなのお布団を干した。mama は今朝10時半頃、深夜の夜勤から帰ってきて、今、横になってテレビを観ている。今日で帰国から1週間経った。帰国するのはおよそ半年ぶり。半年ぶりの我が家、日本に戻って気づいたこと。建設は死闘。破壊は「一瞬」だ。:建設とは、一瞬の気の緩み、油断との「死闘」なのよ。日本に帰国したという深い感慨が「ない」。:いつもあるんだけど。これまでより、心身の疲労回復が早い。:良いことである。意外でもある。いつも大抵、戻るのに2週間はかかったのだけど。今日から少しずつ動き出しましょう。Halimyak の新しい写真が、小さい頃の写真と共に飾られている。(Halim の写真を見て感嘆するTarsha.):ほっんとうにカワイイ! (力士の中で)一番ハンサムだよ!我が家に新しい健康器具が増えている。その名も"Leg magic"。:笑papa はTarsha のブログの愛読者だった。日記に寄せられるコメントも丁寧に読んでいる。:ドラゴン先生も、Skyさんも、Shinちゃんも、みんな本当に良い人だねえ。有難いねえ。:papaね、携帯から読んでいるから、通信料が半端じゃないのよぉ。Talino の料理のレパートリーは一向に増えていない。:・・・・・・・Tarsha は帰国したその日から家事をしている。&:Tarsha が帰ってくると、本当に楽だよ。:でしょ、でしょ!?
2008.04.22
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我が家には、たくさんの本がある。Tarsha's papa が職場でもう読まれなくなった本を持ってくることもある。そんな本の中に、村上春樹の『羊をめぐる冒険』があった。ターシャは日本文学でも、現代作家のものはほとんど読まない。けれど、この作家の名前はフィリピンの学生や教授からよく聞かれた。時間もあったので、気分転換に、彼の本を読んでみることにした。:・・・つまらない。十数ページ読んで、読むのをやめた。裏表紙を見てみると、ターシャが生まれた年に書かれた作品だ。:まぁ、案外、昔なのね。読みながら、外国人作家の誰かが書いたようなスタイルだと思った。この文章から受ける感じを、どこかでも受けたと思った。登場人物の間で、ちょっと哲学めいた会話が交換されている。でも、これ、全部、「そんなふり」しているだけだ。言ってしまえば、「リアリティー」がない。作者の頭の中でこねくり回されて作られた構造物。外見はよくできていても、その密度は薄い。ぱきっと折れてしまいそうだ。途中でいらついてきた。最後のページに飛んだ。主人公は、自分で、「2時間泣いた」と言っていた。こんなに泣いたのは生まれて初めてだと言っていた。主人公は最後に、ズボンについた砂を払って歩き出していた。本気で泣いていたら、時間の経過など気にしていられない。泣いている只中はもちろん、泣き終わった後も。「~時間泣いた」なんて、振り返らないものだ。まして、次に向かって歩き出しているのなら。papa いわく、:「羊」とは、女のことなんだよ。だから、「女をめぐる冒険」なんだ。だそうだ。ターシャは最後まで読んでいないので、シンボルの意味はまだ分からない。そういうpapa も、この作品を最後まで読んではいなさそうだ。:もうちょっと我慢して読んだら、この印象も変わるのかしら。でも、本当に面白い作品って、最初から読者を惹きつけるものじゃないかしら。院の授業で批評を書かなければいけない作品なら、我慢して最後まで読む。けれど、そうでないなら、つまらないと感じたものに時間をかけたりはしない。:『ベルセルク』の方がよっぽど面白い!『ベルセルク』とは、Pagasa、Talino、 papa がはまっている漫画で、キリスト教的な世界観と、それに抗う主人公の闘いの物語。中世ヨーロッパで行われた魔女狩りなど、史実も織り交ぜている。その描き方は、かなり「おどろおどろしい」。しかし、人間の内面、特に、他者も己れも喰ってしまう欲望やエゴイズムといった暗い部分や、人間自身も知れない無意識層、人間の感覚では捉えられない世界の別のあり方といったものをよく掘り下げて描いている。:下手な文学作品より、人気漫画の方が優れているという場合が「かなり」あると思いまする。
2008.04.21
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一昨日、昨日と、爆睡したターシャ。目覚めたのは、それぞれ午後12時過ぎと午前10時過ぎ。帰国の翌日、起きたのが12時過ぎと分かったときは、あまりの意外さに驚き笑ってしまった。この2日間は日記を更新する気力も体力もなかったが、今朝は午前8時前に起床できた。こうやって日記が打てるということは、だいぶ疲れが取れてきたということかな。日本はなんて寒いんだ!:・・・ふ、ふゆ?この寒空。台風なみの激しい風。これまで経験したことのない春の様相。異様である。自転車で通勤するmama や Talino が風でなぎ倒されないか心配だ。今朝起きたら、のどがとても痛かった。papa はすでに出社。mama も出勤の準備。Talino は、ターシャよりも遅く起きてきた。いつも家を出る30分前まで寝ているらしい・・・ぎりぎりまで睡眠時間を確保している。実は内心、もう一度、お布団に戻って寝ようか考えているターシャ。しかしmamaを見送らねば。テーブルの周りでウロウロ・・・:では、戦いに行ってまいります。:いってらっしゃいませ。顔も洗わず、ひどい寝ぐせのついたまま、茶をすすりながらmamaを見送る。と思ったら、mamaが玄関先で叫ぶ。:おぉ、いけない!「今日のほっしん」!「今日のほっしん」!:「わがとも」でしょ? 新聞を持っていく。mama はいつも出勤前にあれだけは見ていくのが習慣。:「必勝の手」ね!・・・よし! じゃ、行ってきます!:行ってらっしゃい!風が強いから気をつけてね。キッチンへ戻ると、顔を洗っているTalinoに遭遇。彼女は出勤までの30分間のうち、その半分は化粧に費やす。鏡の前で眉を描いているTalino.その隣でじっと覗き込むTarsha.:ぷぅ!結構、難しいんだぞ。:大丈夫だよ。 (ちょっと眉尻、ぶれてる?) タリノちゃん、ほっぺ、赤いよ?:これはチーク。これをやらないと血色が悪く見えるの。特に夕方、化粧が落ちてきた時に。化粧も終わり、ようやく朝の祈りを始めるTalinoが、いとも無邪気に言い放った.:あ、朝ごはん、食べてないや。ターシャの翻訳:「朝ごはん、準備してね」:・・・パン、食べる?:(ニカッと笑う)・・・うん!:な~んて優しいお姉ちゃんなんでしょ!オーブンでパンを焼く。しかし、コンセントにプラグを差し込むのを忘れたまま時間経過。:おぉ、しまった! Talino の短い祈りが終わっちゃうよ!そそくさと席につくTalino. なんとなく人に準備してもらえるのが嬉しそうである。:タリノ、何時に出なきゃいけないの?:8時半。:(時計を見て)げっ!もうないじゃん。:大丈夫だよ。それ、4分進んでるもん。:・・・・・・・(一瞬、今が何時だか計算できないターシャ):どうせ私が一番早く着くんだもの。Yさんなんか、8時45分に着くんだよ。:へ、へぇ・・・でも店長は?:店長も早いけど、私の方が早い。パンに、mama が作ったブルーベリージャムをつけて差し出す。まるで小動物のような手つきでハムハムと食べている。:おいしいよ。4分の1くらいの大きさのパン切れを恵む Talino. 思わず受け取る Tarsha.:おいしいね!出勤するTalino がつぶやく。:ふぅ、今日もどうせ、5千円くらいなんだろうなぁ。:なに?売り上げが?:いや、稼ぎ。9時間、いや、10時間働いて。きついな~。・・・じゃぁ、行って来るょ。:いってらっしゃい。気をつけてね!キッチンに戻る。家にひとり。こうやって今は家族を見送っているターシャ。ここ数日の強風と雨のために、洗濯物が大いにたまっている。これからゆっくり、家事でもしますか。:にゃ~!
2008.04.19
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皆様、長らく日記を更新せず、大変に心配をおかけしました。いただいた真心のコメントにも、いまだ返信をできず、本当に申し訳ありません。今は取り急ぎ、簡単な近況報告だけさせてください。14日:無事、ディフェンスが終わりました!15日:6月からはじめるバイトの面接。入国管理局に行って出国と再入国のための支払い、etc.その他、帰国の準備。 16日:午前5時起床。午前9時のJALで帰国。午後6時実家に到着。家のパソコンでこれをタイプしています。皆様の暖かな応援と祈りのおかげで、14日のディフェンスを無事に、また実り多く乗り越えることができました。ウェン先生との関係もまったく問題ありませんでした。むしろ、私のやろうとすることの意味や意義を、私以上に理解して下さっておりました。皆様へのコメントに返事を返せなかったのですが、本当に有難く拝読しておりました。本当に、どんなに勇気づけられ、慰められたか分かりません。本当に本当にありがとうございました。ディフェンスが終わってからすぐに帰国の準備だったため、本当に忙しく、ブログを更新する暇もありませんでした。睡眠時間も足りず、今は疲労のために、しっかり更新するエネルギーが不足しています。数日内に更新できればと思います。一番にお伝えしたいこと:ディフェンスは成功しました!そして、皆様へ、心の底から感謝を込めて・・・本当に本当に有難うございました。ターシャは元気でおります!
2008.04.16
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「昨日の出来事」という先の日記ですが、読んで下さる皆様を、一体何と言ったらいいのか悩ませてしまうような、一種救いようのない内容だったのではないかと恐縮しています。多大なるご心配をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。ウェン先生から今日の午後、新しい時間帯を了承する返信をいただき、無事、月曜日の午後5時からディフェンスを行えることになりました。離れていても、真心の励ましと応援を寄せて下さる皆様に、心から感謝しております。心の底から未来を貫き通すほど祈り抜いて、ディフェンスに望みたいと思います。From Tarsha
2008.04.12
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昨日から、泣きまくって、今朝は、顔がお岩さんだ・・・・私は泣くとすぐ目が脹れて、二重が分厚い一重になり、鼻が真っ赤なトナカイになってしまうので、泣いたとすぐばれる(涙) でもルームメイトの Kay は何も聞かずに、いつも通り、今朝、週末の習慣で実家に帰っていった。昨夜、私がバスタオルで涙をぬぐっているのを、ちょうど部屋に帰ってきた彼女に目撃され、泣いていると思われるのが嫌で、私は顔を向けて挨拶もできなかったんだ。本当は声を出して嗚咽しそうだったけれど、彼女がいたので、出そうな声をこらえたら息が止まりそうだった。昨夜はそうやって寝た。昨日、ディフェンスの時間帯についての連絡の行き違いで、ウェン先生に誤解されてしまった。多忙な先生や他の学生のことを考えず、自分のことしか考えていない、配慮の足りない自己中心的な人間だと思われた。「僕が見ているのは君だけじゃない。ほかの学生も何人も受け持っているんだ」「~委員会と、副学部長と、教授と、○○委員会と、~と、いくつもやっているんだ。僕のスケジュールはクレイジーなんだ」「あぁ、説明するのが難しいのだが・・・君は不注意だ」「思いやりをもってください。でなければ私以外の教授を探してください」・・・and so on and on...でも、ウェン先生からすればそう思われても仕方がない。確かに私に非はあるのだ。先生から一方的に、興奮ぎみに非難されたので、こちらの言い分や話の食い違いを説明することも難しかった。何も言わず、全部の非を認めて謝った。電話でのやりとりだったので、詳しい説明はなおさら難しかった。先生は今、会議で別の州にいるので、直接会えないのだ。携帯メールで、パソコンのメールで、先生のオフィスの机においてきたハードコピーの第1章につけたメモで、3回、謝ったけれど、メールが届いていないのか、届いていてももう返信したくないのか、ディフェンスの新しい時間帯を了承する返事は来ていない。先生がここに帰ってくるのは日曜日。月曜日の当日の朝、先生のところへ行って直接、もう一度謝りに行き、改めてお願いしに行こうと思う。先生は、1日弱では私の第1章を読み切れないと言っている。「僕は水曜日までここにいたんだよ」。なんでもっと早くできなかったのか、もっと早く出すこともできただろうという意味にとれた。けれど、私が指導教官のma'am Serene からコメントをいただいたのは、火曜日だった。それからまた手直しして書き足して、昨日、金曜日の午前中に持っていったら、また新たに書き足し、手直しする箇所を指摘され、それをその日のうちに終わらして、ハードコピーを3人の先生方に渡すように言われたのだった。だから私もギリギリまで、考えて書いて動いていた。ディフェンス用の第1章ができたのは、昨日の午後5時過ぎだった。学生の立場は弱い。ここではなおさら。教授たちの都合で予定が決まりもすれば、ずっと決まらなかったりするから。第1章も、もうこれがここで出来る限界だ。これ以上、できない。もうこれで論文が書けるのかも分からない。ここに来たのは間違いだったかもしれないという思いも浮かぶ。修士のレベルで、こんな思いをするなんて。こんなシステムで。ここで私のテーマについて具体的に助けてくれる人はいない。何ヶ月もずっと1人でやってきた。日本語が読めるというだけで、専門外の日本文学を。加えて、まったく新しい試みを。あらゆる意味での不安と恐怖と戦ってきた。もしも、ウェン先生が無理だと言われれば、ディフェンスは諦めるしかない。やったとしても、認めてもらえるか分からない。私の人格の評価に傷がついているから。ほかの学生の都合や先生の都合をないがしろにする気など、毛頭ないのに。かえって、学生がどんなに大変かを知っているから、彼らを犠牲にしようという気など、まったくないのに。自分も大変な思いをしてきたのだから。それをそう思われるのは、本当につらい。弁解もできず。もしも、論文も完成できず、卒業もできず、もうここを去ることになったら、この3年間は一体何だったのだろうと思うと、昨日は涙が止まらなかった。もういやだ。もういやだ。昨夜は自分の心がそう叫んでいた。これが、昨日の記録。
2008.04.12
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この、もっとも忙しいときに、心煩わせる新たな問題がおきる。煩雑な手続きの大変さはフィリピンへ来て、いや、フィリピンへ来る準備段階から、もう嫌というほど味わった。まただよ。この「超」非効率的でいいかげんなシステムよ!!海外にいる学生が、たった一つの正式な書類を母国から用意するのに、どれだけ大変な思いをするか、ちゃんと考慮してるのか!? 時間とお金と負担がかかるんだよ!It's so unfair!!!! しかも本人だけじゃない。母国にいる家族だってそれを用意するのに大変な思いをするんだ。この馬鹿たれがぁ!! お前を中心に世界は回っていないんだよ!! お前の決定で、何百人もの学生の予定と未来が左右されるんだ。ほっんとうに、クソバカババアめ。 しかも・・・ディフェンスを控えたこの忙しい直前に。:・・・魔か? 魔なのか? そんなことなら、煩わされないぞ! うん、絶対に。
2008.04.10
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キャンパスの中にある旅行会社で、一時帰国の航空券を買った。いつもターシャはフィリピン航空(PAL)を利用している。しかし、帰国予定の来週のPAL便はすでに、来週から再来週にかけ、すべて(!!)埋まっていた。唯一JALに空いている席が1日だけあった。PALよりUS$46高かったが、PALチケットのために再来週末まで待つなんて・・・ 初めてJALを利用することに。:JALデビュー? 機内食はおいしいかしら?(PALの機内食は結構おいしいのだ)午前9時発。国際線は3時間前に空港に到着しないといけない。ということは6時。ということは、寮を5時発? 起きれるのか?・・・徹夜するか? いや、でも日本を発つときはいつも午前4時起きだったな・・・しかしフィリピンでそんな朝早く、どこでタクシーつかまえる・・・? そんなこと考えている前に、14日のディフェンスをサヴァイヴしなきゃ。 今日の午後、Ma’am Serene より、第1章の訂正事項についての連絡がくる。金曜日までに直して先生に持っていかなければいけない。いつも、新しく、また新しく。本当は切れそうな気持ちをつなぎ止めるというよりは、そのたびに気持ちを新しく奮い起こすのだ。投げるな、この一歩が大事なんだから。一歩進んだら、気持ちが変わる。見える景色が変わるときがある。ほかのどこに目をやれても、この第1章に目を向けるのがこわいのは、むき出しの自分がそこにあるのを知っているからだろう。そしてそこに意義がないと言われるのは、想像するだけでも恐ろしく残酷だから。何より自分がそう思うだけでこわいから、見れないんだ。でも、また目を向けざるを得なくなる。こんなに自分の書いたものがこわいなんて、初めてだ・・・ おかしいのかな。:でも、小さな石でいいじゃないか。自分の役割を知り、それを果たし抜くなら。そのとき、その役割は尊い意義を持つんだ。いい気になっちゃいけない。見えるところからだけ判断したらいけない。過去に尊敬を、今に感謝と勇気を。
2008.04.08
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卒業したらやりたいこと:1.お料理インターネットには、色々な簡単&おいしいレシピが紹介されている。 こんなに手料理に惹かれるのは、たぶん、こっちでシンプルな「野菜たっぷり麺」ばかり作っている反動であると思われる(苦笑) レシピを見ると、ちょっとした工夫でヴァリエーションがこんなに増えるんだなあと感心。日本に帰ったら、健康的でおいしい料理をたくさん作ってみたいですね 食は生活の基本ですからね。きっとこれは、「たとえ家計は苦しい時があっても、食事だけはひもじい思いはさせたくない」という深い愛情で私たちを育ててくれた mama、そして結婚してから料理を習い始め今は見事なる腕前のpapa のおかげだ。さて、家にいる Talino も少しは料理を覚えたのかしら? いつまでも茄子の味噌汁と目玉焼きだけではダメですよ~ 2.絵を習うターシャの告白:実は読書より、絵を描いたり鑑賞したりする方が好き。時間が経つのを忘れるほど。一時帰国するたびに、papa がもらってきてくれる招待券で、美術館の絵の展覧会を観に行くのがターシャの悦び 美しいものは喜びではないでしょうか? 桜も、赤ちゃんも、真珠の指輪も、青空も、夕暮れの一時も、みんな違う木々の緑も、素敵な挿絵も。また美術館巡りしたいなあ。3.陶芸いつか、Tarsha's mama と一緒に陶芸をやりたいねと言っている。ターシャは陶器も好きだ。マグカップとか作ってみたい。mama はほかにも定年後、自分の果樹園を持って、自分で育てたフルーツで手作りジャムを作りたいと言っている。その果樹園をmamaに買ってあげるのは・・・Halim かな??(笑) 4.絵本作りのワークショップに参加あるらしい、絵本を作りたい一般の人々のために開かれている講習が。ターシャもぜひ参加したい。5.ブックマーケットで漫画立ち読み(笑)6.温泉に行く温泉に行ってラーメン食べたい。7.Pagasa & Talino とビッグパフェをつつきながらダベり。くぅ!楽しそう!8.Halim を両国の国技館へ応援しに行く!!:たまにはこうやって、未来を空想&モチベーションUP あぁ、勉強が進まない・・・ しかし私は誓ったのではなかったか? Halim の誇れる素敵なお姉さんになると? ほかにもいっぱいあった。Remember, remember...:熱は下がったり上がったり・・・
2008.04.07
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昨夜、ディフェンスの日程が決定した。14日の午後1時半。最近は、先生方の都合でどうしても今月にディフェンスを行うのが無理ならば諦めて、個別に第1章のコメントをいただいて一時帰国し、またこちらに戻ってくる6月にディフェンスをするというオプションも考えていた。むしろそちらに考えが偏っていた。そんな最中での急遽決定だった。昨日の夕方、アルテミス先生より携帯にメールをいただいた。お互いの近況報告をしあった。ターシャのディフェンスがまだであることを伝えると、:そう、みんな忙しいのよね。あなたの気持ち、よく分かるわ。私たちは教官のスケジュールをコントロールできないのよ。ストレスがたまるでしょう。:はい、ちょっと・・・でも(みんな忙しいのは)分かっています。ただ、第1章を提出してからすでに2ヶ月経ってもディフェンスの予定が立たないんです。もう今月できる見通しが立たないなら、帰国して、とにかく先を書き進めようと思ってます。先生は?:まぁ、私の場合なんか、教官に博士論文を見てもらうのに4ヶ月かかったわよ!haha. ショッキングでしょう。私たちの境遇は一緒ね。:げげっ 4ヶ月 それはひどすぎる・・・ でもアルテミス先生の論文、軽く300ページ超えていそう。修士論文で300ページ近かったからな・・・ 読む教官も大変に違いない。でもターシャの場合、まだproposal defense だよ。ファイナルじゃないよ。第1章だって20ページちょいだよ・・・でも、忙しいときはそれさえできないのだ。アルテミス先生は、ターシャの教官である ma'am Serene にディフェンスのはっきりした日程を尋ね、日本に帰国してまた戻ってくるのはお金がかかることも伝えるよう仰った。先生にお時間があれば、ターシャが帰国する前にお会いすることも約束して下さった。有難し・・・ターシャがma'am Serene に再度連絡したのは、その後だった。それから比較的スイスイと予定が進んだのだった。:物事はタイミング。アルテミス先生のおかげだ・・・昨夜から今朝にかけて、37度の微熱が続いている。さっき一度下がったのだけど、また上がり出した。フィリピンに来てから、心身の疲れで熱が出るようになった。日本じゃこんなことなかったのに!デング熱じゃないといい。起き上がっていられるからたぶん大丈夫。ビタミンCと水分を補給・・・休み休み、祈り、勉強しよう。セミがジージー鳴いている。青い空と真っ白な入道雲が見える。木々の緑が照り輝いている。:夏だ・・・
2008.04.07
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漱石『明暗』を読了。今日は、とりわけ暑い日だった。そのくせ風が強く、木々の葉はまるで、強風に吹かれた人間の髪の毛のように激しく舞っていた。1日中、部屋にいた。この暑い最中、部屋にいるのはきつかった。しかし、ほかにいく場所も思いつかない。机に座り続けるのも飽きて、仕方なくベッドの上で腹ばいになって『明暗』を読み続けた。今は、来週末から5月下旬まで行われるサマークラス(夏学期)に入るまでの休暇期間みたいだ。こんな時期にここにいるのは実際、鬱憤がたまる。ディフェンスの予定も、先生方の都合でまだ立たない。先生方がご多忙なのは分かっている。特に今の時期は、その上に「超」がつくことも知っている。しかし、予定が立たないというのはつらい。たぶん、精神的に時々落ち込むのは、あまりにも長いこと先生方からの反応がないから、そしてその状態で一人、同じことを、他の関連分野に目を向けることこそすれ、ずっと長いことやっているからだと思う。平日・休日関係なく。こういうシステムは、日本の大学ではありえない。でも、ここは日本じゃない。「教授は学生の都合に合わせられない」。私の後輩にここは勧められない。払うリスクの可能性が大きすぎるから。ここは、どんなに先生方は優秀であっても、学生のためのシステムにはほど遠いのが現状だ。特に外国人留学生は本当に苦労する。それは、ここで苦労した人しか分からない。ここに院生として来た当初、毎晩、ベッドに横たわると自然に涙が流れた。不合理なシステムに泣かされた。勉強についていけなくて泣いた。学部時代に自分がしてきたことは遊びだと思った。日本を発つ前に抱いていた、あらゆる壮大な決意など吹っ飛んだ。逃げたくて逃げたくてたまらなかった。安易な生活の中で大願を祈るのは簡単なことなのだと思い知った。逃げたいという気持ちを抑えたのは唯一、交換留学時代にお世話になった、組織の日本人リーダーの方々の存在だった。ここを乗り越えた人たちはみんな強くなる、あらゆる意味で。そのかわり、負けたらお金も時間も無駄になって帰国だ。もちろん学位もなし。自分を支えてくれる人々のために、負けることなどできない。一見、どんなに不利で時間がかかる道を歩んでいようと。いや、だからこそ、それに見合うだけの十分な実力をつけなければ。:あぁ、Mr. Gentleman...!! 今は、日本にいた時からは想像もできないこんな無残でのろい状態に私はいます。先生がご覧になったら、さぞ吃驚され呆れてしまうに違いありません。でも、絶対に勝ちます。ここで出来ることを、可能な限りすべて成し遂げて、必ず勝ちます。(注) Mr. Gentleman はターシャの学部時代の恩師。「あきらめたら、そこで試合終了だよ」これ、私がまだ中学・高校生だった頃(?)、日本中を席巻した大人気のバスケ漫画「スラムダンク」に登場する安西先生の言葉だ。いい言葉だなあ。:日本に帰ったらまた読みたいなあ、スラムダンク。ターシャは仙道さんに一目惚れだった。「超」格好良かったなあ。ミッチーも木暮さんも良い!Pagasa は藤真くんに夢中だったね(笑) mama は「やっぱり花道!」と言ってた気がする。スーパー面食いのTalino は・・・牧だったかな!?
2008.04.04
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努力は――幸福を手に入れる手段ではなく、努力そのものが幸福を与えてくれるのである。苦しみのなかに、汝の精神的成長にとっての意義を求めよ。―トルストイ報恩こそ人間の道。「恩に報いよう」「誓いを果たそう」その心に成長がある!不滅の勝利がある!:The mentor in life がいることの有難さをおもう。心が鼓舞される。一歩、一歩、常に一歩!
2008.04.03
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時々、とても疲れるときがある。最近、それが数日おきにくる気がする。数日前に、心燃え立つような、強さと明るさに満ちた思いを書いた時とこの落差は、一体、なんだ?こんな時は、文学とは何かという問いも、自分が今していることも、本当は自分に関係ないように思われてくる。そんな思いは、漱石の批評家たちの、訳が分からぬ論考を読んでいて一層強まる。なんでこんなつまらないもの書いているんだ?つまらないのは私の方かな。別に誰を責めるのではない。けれど、自分に自信がなくなると、自分のしていることに自信がなくなると、そしてほかにこういう方法もあったのではないか(でもそうなると、もう一度はじめからすべて考え直さなければいけない)と思うと―今日は1日、そんな思いと格闘していた。でもどこかで区切りをつけなきゃいけないんだ、と。「あの観点」を用いなければ、こんなに色々な意味で苦しむこともなかったろうと思う。誰もやったことがない。反発も起こるかもしれない。日本の専門関係からは特に。帰国しても、相手にされないかもしれない。うまくいくかどうかも、本当は分からない。あのとき、Mr. Gentleman のアドバイスに従ったほうが良かったのかもしれない。それはとても「文学的」な視点で、その専門関係になんの反発もなく受け入れられそうなやり方だった。でもそうすると、自分の考えるアプローチがとりつくしまが無くなってしまう気がしたから、あえて取らなかったのだった・・・私がやりたいのは、それが書かれた時代は「過去」であっても、「現在」に生きる私たちに意味を持つものを、作品から抽出することだ。ただ「文学のための」文学研究、ただ単に新しい読みを展開することではなくて。抽出された意味が私たちにとって「価値」を持つのは、それが、私たちの「当たり前」を、既成の意識をぐらつかせ、新しい視野を拓く時。それが提示する物の見方が、文学の枠にとどまらず、生きている私たちの人間観、人生観、世界観にまで影響し、意識の変革を促す時。つまり、この私自身の生活に肉薄する実感をもつ時―そう私は考えている。それを少しも感じられない批評・研究はつまらない。あぁ、強くなりましょう。たった、それだけ。
2008.04.02
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今日はどうしても、勉強用のノートを数冊、買いに行かなければならなかった。そんな、ノートなんてどこでも売ってるでしょう?と思うなかれ。キャンパス内にあるショッピングセンターの中に文房具セクションはあるが、日本で使い慣れたサイズの妥当なノートはなかなか売っていない。そこで、ジープニーで10~15分ほどのところにある大きな本屋まで行かなければいけない。外に出かける準備をし、日差しが強いので傘を差しながらジープニー乗り場までてくてく歩き、それから車内が人で満杯になるまで待ち・・・ それだけで時間がかかり、おっくうである。どうせ準備して行くなら、今日はその本屋の隣にあるスターバックスでフラッペチーノでも飲みながら勉強しよう、それでついでに、そこから歩いて10分ほどのところにあるスーパーマーケットで野菜を買って帰ろう、と思い立つ。本屋でノートを買う。しかし、ターシャの求めていたノートはなかった。サイズは良くても、文字が書きやすい細い罫線のノートがなかった。一番大事な論文のためのノートだから、本当は一番使いやすいのが良い(細部にこだわり過ぎ?)。でも仕方ない。その後、スターバックスで勉強。フラッペチーノは、キャラメルをオーダー。フィリピンのスターバックスでは、注文の際、名前を聞かれる。日本でもそうなのかな?注文の品ができたら、店員が客の名前を呼ぶためだ。ターシャは、「ターシャ」というとお思いか? ノー。:Your name, please?:Aiko. はっとお思いか。 はい。ターシャの本名は決して言わない。なぜ? フィリピノ語で最悪な意味だから。なんで、そううまく当てはまるか?というくらい見事に「その」意味なのだ。もうこれは悲劇である。ジョークを通り越している。しかし、「その」意味が何なのか、ここでは言いましぇ-ん。だから、フィリピン人の前で自己紹介するときは、いつもドキドキする。特に、その名前を書くときは!(泣) :Aiko の理由=ターシャのオリジナルネームに似ているので、偽っている感じがしない。また、フィリピンの女性の名前にも Aiko はある。日本人とフィリピン人のハーフで、この名前を持つ人がいる。故に、ちょっとフィリピン人に似ている私が使っても不自然ではない。ただし、フィリピノ語でひどい意味を持つ日本人名は別に私のだけではない。たとえば、Makoto は「虱(しらみ)」、Ayako は「嫌だ、嫌いだ」である。しかしそれでも、私のに比べたら天地雲泥の差である。ならば、韓国人のように、English name をつけたらどうかというのもあるが、それもなんだか嫌だ。だって、顔と名前の雰囲気が明らかに一致しない。たとえば、いきなり私が、:My name is Sarah.とか、:I am Melanie. とか言ったら、絶対変だ。そういえば、ここの日本人はみんな、固有名詞で通しますね。私も、どんなに悲劇的な意味を持っていても、オリジナルで通す。スターバックス以外は。滑稽というか、お馬鹿ちゃんというか。名前から話がずれてしまった!スターバックスでは午後いっぱい、漱石の『こころ』を読み進め、別の関連分野の本も読む。周囲にも勉強している学生が沢山いた。おそらく、この店の向かいにたつ私立大学のところの学生たちだろう。『こころ』読了。今回はノートにメモを取らず通読。早く読めたはいい。が、しかし、:正直、『こころ』、ちょっと飽きちゃったかもしれない・・・????改めて丁寧に読み直していけば、新たに気づく面、面白い発見もあるだろう。まして、まだ私の分析視点から検討していないのだし。忍耐して考えろ・・・!!今日の夕ご飯:野菜たっぷり麺材料:麺「揖保の糸」、かぼちゃ 少々、キャベツ 1/4、小玉ねぎ 1個、小トマト 2個、おくら 3本日本から持ってきた日本のつゆは、賞味期限が切れてすでに数ヶ月。しかし、味にはなんら支障ない(と思われる)。:スターバックスの帰りに寄ったスーパーで仕入れた野菜たち。野菜がいっぱいあると幸せ
2008.04.01
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