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香水の匂いとかが嫌いな自分に合わせて付けることを控えてくれていた。彼女の髪や身体の自然な香りが大好きで、触れる度に優しく包まれるその香りが心地よかった。そんな素敵な香りに気付かない彼女は、いい匂いだねって言うと逆にいつも気にしていた。 普段のなんて事ないふとした瞬間偶然のいたずらか、彼女と同じ香りを感じるときがある。香りと共に運ばれてくる彼女との記憶。記憶と共に思い起こされる甘い香り。 今でも体が覚えてる。 happy day 22.
2008.07.22
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学生の頃、まわりは就職活動や卒論に追われている中、自分は就職活動も卒論にも追われる事なくのんびりと過ごしていた。周りがそういう状況だから誰も遊んでくれる事なく、暇な時間を過ごしていた。そんな時は大学の図書館のLDルームに行ってはよく大好きな映画を見ていた。暇な時は彼女は自分がここでLDを見ているのを知っていたから、こっそりとやって来ては話しかけてきた。静まり返っている部屋の中で、周りで個々に観ている人達が一斉に振り返る。途中で邪魔された事と、他の人に注目を浴びて恥ずかしかった事でイヤイヤそうに席を立つ自分。図書館を出て怒っても彼女は嬉しそうな顔をしている。ホントは自分に会いに来てくれてうれしかったのに。 彼女はいつもそうだった。会う前にどんなに会う事を拒んだ時も、自分の会いたいと思う気持ちに正直だった。絶対怒られるとわかっていても会いたい気持ちの彼女の心には、怒られる辛さよりも会えた時の嬉しさの方が勝っていたのだろう。なんの約束もないままただ待つだけしかできない状況でも彼女は会いに来てくれていた。そんな一途な彼女の気持ちが全く理解する事が出来なくて、逆に反発するかのようにわかってあげようともしなかった。きっと好きだからとかだけじゃなく、不安で一杯だったんだろうな。気持ちが途切れてしまう事が怖かったんだろうな。会えない時間が距離つくってしまうことが我慢できなかったんだろうな。 彼女が会社の近くで仕事が終わるのを待っていた時があった。勝手な行動にただ迷惑そうに怒るだけの自分がいた。なんであの時どれだけ待っていてくれたのか、どんな気持ちで待っていたのか聞いてあげる事が出来なかったのだろう。彼女は全部わかっていたはずなのに。怒られる事も、嫌そうな顔されるのも。それなのに待っていてくれた彼女の気持ちを理解できなかった事が今でも心を苦しめる。 何年経っても変わらないままの彼女の思いと行動力。何年経っても変わらなかった思いやりのない自分。変わらずにいられた彼女の気持ちは、どうしてこんな自分に向けられていたのだろうか。 離れてしまった今でも、彼女が立っていた交差点の角を毎日毎日いるはずなどない彼女の姿を探してしまうのはどうして。。。。 http://jp.youtube.com/watch?v=GUz8_NrMSCM
2008.07.18
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今日は平塚の七夕祭りだった。何年前になるんだろう。彼女と偶然通りかかったこの七夕祭り。箱根か茅ヶ崎の方に遊びに行ってたまたま通りかかった。七夕近くになるといつも思い出す。覚えてるか覚えてないかでいつも言い合いになっていたけど。あいまいになってきた記憶をもう笑いながらなぞることはできない。青色のワンピースか何か着てたかな。車中でお祭りを見る君の目は周りの誰の目にも負けないくらいに輝いていた。 今ではその車の中での会話なんて思い出せないけど、きっとケンカばかりしてたんだと思う。お祭りに行く約束は守れないままで、離れてしまう前に最後に行こうとしたお祭りも結局はだめになってしまった。守れなかったいくつもの約束に未練を残しているのは僕だけなのだろうか。今となってはもうどうでもよく思っているのだろうか。もし守れなかった約束が守れていたなら、今の形になってただろうとしてもお互いの心をもっともっと幸せにできていたのかもしれない。きっと幸せっていうのは一つの出来事から感じるだけじゃなくて、長い時間の中での小さな幸せの積み重ねだと思うから。辛い思いをさせるばかりの中で、その小さな幸せを与える事もできなかった気がする。逆に彼女から与えられた大きな幸せに気付きもしないで、掴む事にまで至らなかった自分は、人生の分岐点で自ら不幸を掴み取った馬鹿だと思う。 あの日、あの時に感じた、空気の匂い、周りのざわめき、君の横顔、笑い声、怒った顔。年に一度の天の川を渡るように、大切な七夕の思い出の一つ。
2008.07.04
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